2007/05/03 - 2007/05/03
399位(同エリア1830件中)
96さん
行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って・・・
行くのだ、おまえは山に丘に憩いを求め・・・
そこでは、暖かく柔らかい
祖国の大地の甘いそよ風が薫っているのだ!
Nabucco 第3幕 第2場より
歌劇「ナブッコ」をボリショイ劇場で観劇しました!
アビガイッレは良かったなぁ。
旧約聖書時代のヘブライ人の苦難「バビロン捕囚」をテーマにした「愛国」オペラ
「ナブッコ」はヴェルディが生涯で27曲作曲したオペラの第3作目で、彼の名声をイタリアはおろか、ヨーロッパ中に広めた出世作です。
原作は、旧約聖書で、ナブッコ王は紀元前586年にエルサレムに侵攻して、王宮やソロモン神殿を破壊し、約5万人の人々を首都バビロンへと強制連行しますが、史実に基づいているのはここまでで、それ以降のストーリーはオペラ上の創作部分となっています。
そしてこのオペラの主役は、ソプラノとテノールではなく、主役ナブッコを、バリトンが歌います。
<登場人物>
ナブッコ(バリトン):バビロニアの王、史実上のネブカドネザル2世。
イズマエーレ(テノール):エルサレム王ゼデキヤの甥。
ザッカーリア(バス):ヘブライ人の大祭司。
アビガイッレ(ソプラノ):ナブッコと女奴隷の間に生まれた子。
フェネーナ(ソプラノ):ナブッコと正妻との間に生まれた子。アビガイッレの妹とされている。
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モスクワで一番の娯楽といったらバレエやオペラ。
ボリショイ劇場はいわゆる「シューボックス型」で、
どの席でも音はよく聞こえる反面、場所によっては見ずらい席もあり、席によって見え方にかなりの差があります。
最も良さそうな席なのがпартер(パルテール:1階席)いわゆるストール席
今回の購入はせこくボリショイのサイトから。
パルテールの中央5列目が・・・
800ルーブル。安いなぁ!
このボックスオフィスでチケットを交換。
ダフ屋がいっぱいたむろしてました。 -
一旦ホテルへ着替えに戻ります・・・
プレスに出してたスーツが部屋のクローゼットに届いているのを確認。 -
Bolshoi Theatre
劇場に入ると、まず広いメインエントランスがあり、左手にはクロークのスペースが広く取られています。
次に簡単な荷物検査。
左右には螺旋階段があり、その階段を二階へ上がったところがパルテール、そこがこの写真のところ -
天井にはギリシャ風の絵が描かれています。
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19:00開演
途中休憩が3度入ります。
終了は22:00でした。 -
第1幕 「エルサレム」ソロモン神殿の内部
第2幕 「不信心者」
第1場 バビロンの宮殿の一室
第2場 宮殿の大広間
第3幕 「予言」
第1場 バビロンの空中庭園
第2場 ユーフラテス河畔
第4幕 「壊れた偶像」
第1場 宮殿の一室
第2場 空中庭園 -
第1幕
バビロニア国王ナブッコと、勇猛なその王女アビガイッレに率いられたバビロニアの軍勢がエルサレムを総攻撃しようとしている。ヘブライ人たちは周章狼狽の態だが、大祭司ザッカーリアは「当方はナブッコの娘フェネーナを人質としているので安心」と人々を静める。
そのフェネーナとエルサレム王の甥、イズマエーレは相思相愛の仲であるが、アビガイッレもまたイズマエーレに想いを寄せている。アビガイッレは神殿を制圧し、イズマエーレに「自分の愛を受け入れれば民衆を助けよう」と取引を提案するが、イズマエーレはそれを拒絶する。
やがてナブッコも神殿に現れる。ザッカーリアは人質フェネーナに剣を突きつけて軍勢の退去を促すが、イズマエーレがフェネーナを救おうとしたためその試みは失敗する。ヘブライの民衆はイズマエーレの裏切りを非難、勝利を収めたナブッコは町と神殿の完全な破壊を命ずる。 -
第2幕
第1場
アビガイッレは自分の出自の秘密を記した文書を発見、ナブッコ王は王女フェネーナに王位を譲るつもりであることを知り激しく嫉妬する。バビロニアの神官たちは「フェネーナはヘブライ人の囚人たちを解放しようとしている。自分たちはナブッコ王が死亡したとの虚報を流布するので、この隙に王位を奪ってほしい」とアビガイッレを焚きつける。
第2場
ザッカーリアは破壊された神殿と祖国、そして人々の心の中の信仰心の復活を祈る。ヘブライ人たちはイズマエーレの裏切りを問責するが、ザッカーリアは人々に「今やフェネーナもユダヤ教に改宗した」と告げ、若い二人をかばう。
アビガイッレとバビロニアの神官たちが現れ、フェネーナから王冠を奪おうとする。そこに死んだはずのナブッコ王が登場、「自分はただの王ではない。今や神だ」と誇る。その驕慢は神の怒りに触れ、ナブッコの頭上に落雷、彼は精神錯乱状態となり、力を失う。こうして王冠はアビガイッレが手に入れる。 -
第3幕
第1場
アビガイッレは今や玉座に座っている。彼女は異教徒たちを死刑とする命令を作成、力を失ったナブッコに玉璽を押すように強いる。押印したナブッコは、改宗した実の娘フェネーナも死刑となることを知りアビガイッレに取り消しを懇願するが、彼女は聞かない。
第2場
ユーフラテス河畔で、ヘブライ人たちが祖国への想いを歌う。ザッカーリアは祖国の最終的な勝利とバビロニアの滅亡を予言、人々を勇気付けようとする。 -
第4幕
第1場
監禁されているナブッコはエホバの神に許しを請う。遂に忠臣たちが彼を解放する。ナブッコはフェネーナを救い、王位を回復することを誓う。
第2場
ヘブライ人たちがまさに処刑されようとする刹那、ナブッコが登場、彼はバビロニアの神々を祀った祭壇の偶像の破壊を命ずる。偶像はひとりでに崩壊する。ナブッコはこれを奇蹟であるとし、エホバの神を讃え、ヘブライ人たちの釈放と祖国への帰還を宣言する。群衆はエホバ神賛美を唱和する。形勢不利であると悟ったアビガイッレは服毒し、ナブッコとフェネーナに許しを乞いつつ絶命、ザッカーリアはナブッコを「王の中の王」と讃えて、幕。 -
ヘブライ人役の人々
第3幕のユーフラテス川の岸辺の場面で、鎖につながれたヘブライの民によって祖国への想いを歌う。
〜感動的なシーン〜
ここで歌われるのが有名な合唱曲
「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」Va, pensiero, sull'ali dorateである。
この歌(嬰ヘ長調と複雑)、ワルツにも似た3拍子のメロディはとても印象的です。 -
秘密戦隊十レンジャー!!
バビロニア軍、本当にゴレンジャー×2のようだった。(笑) -
イズマエーレ(テノール):エルサレム王ゼデキヤの甥。
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フェネーナ(ソプラノ):ナブッコと正妻との間に生まれた子。アビガイッレの妹
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ザッカーリア(バス):ヘブライ人の大祭司。
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アビガイッレ(ソプラノ):ナブッコと女奴隷の間に生まれた子。
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ナブッコ(バリトン):バビロニアの王、史実上のネブカドネザル2世。
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最後は、オペラ指揮者
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後ろのセットは、
バビロンの空中庭園を模したもの -
オペラ観劇の後は、余韻に浸りたくて、ぶらぶら街を彷徨う・・・
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聖ワシリー聖堂とスパスカヤ塔
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いいなぁ。。
広場をバックに愛を語る二人・・・
くそー羨ましい(笑) -
モスクワ川
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ベクレミシェフスカヤ党とクレムリンの城壁
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クレムリンの夜景
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スパスカヤ塔
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聖ワシリー聖堂
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赤の広場 グム百貨店がひときわまぶしい
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国立歴史博物館
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マネージ広場
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ホテルに帰ります・・・
マールイ劇場 -
ツム百貨店
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Ararat Park Hyatt Moscow
マールイ劇場の裏、というか、パークハイアット側。
肖像画がずら?り。
夜のモスクワ・・・とっても素敵です♪ -
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