2005/04/13 - 2005/04/15
642位(同エリア873件中)
花花さん
ローマに着たらヴァチカンに行かないわけにはいかない!なんせヴァチカンにこそ小さい頃から憧れたものがあるのだから☆
ローマに囲まれた世界一小さい国、ヴァチカン市国。そこはキリスト教、カトリックの総本山☆
ローマの2日目と3日目やったかな。ローマの2線しかない地下鉄に乗ってヴァチカン市国に入国?って言ってもローマの中にあるし入国審査とかもいらんから正直ローマの一部やと思う。
まずはヴァチカン博物館を訪れた。
歴代法王による世界有数の美術・博物館☆
朝一に出かけたのに、博物館の前は長蛇の列やった。
それでもワクワクしながら並んでるとすぐに時間がたった。セキュリティーチェックを済ませて、いざ見学スタート♪
世界的な美術・博物館に入るのはここが初めて。中は想像を絶する世界やった!なんせ広い!広大な宮殿には法王庁や法王の部屋もあるがそのほとんどが20もの博物館・美術館・絵画館・図書館で占められている。
普通に見てたら1週間あってもたりへんぐらい広い!ほとんどの作品は流しながら見学した。それでも立ち止まってしまう絵画・彫刻・歴史品がいっぱいあった☆
博物館自体が宮殿で通路1つにしても歴史的価値があると思うと興奮しっぱなしやった。
目的の1つでもあるラファエロの「アテネの学童」を目の当たりにした時は衝撃やった!教科書でしかみたことのなかった名画が自分の目の前に!!!15分くらいボーっと眺めてた。
そしてヴァチカン博物館の1番の目的、いや、この旅での最大の目的が「システィーナ礼拝堂」☆そこのミケランジェロ「最後の審判」が見たくてここまで来たのです!!!
が!しかし!!!
ちょうど俺がローマに行く1週間前にローマ法王が亡くなったのです。これは世界的にも衝撃なこと。だってキリスト教で1番偉い人が亡くなったんやから。
そして次の法王を選挙で選ばないといけない。その選挙は俺がローマに到着してからはじまった。
その名も「コンクラーベ」。世界中の法王候補がヴァチカンのシスティーナ礼拝堂に集まって、選挙をするというもの。
俺は出発前から不安やった。もしコンクラーベが始まったら、ヴァチカンは世界中から人々が集まる。しかしもっと心配なのはシスティーナ礼拝堂を見学することが出来ないのでは?と。
そんなことは考えないようにしてた。
でも実際は・・・
地図でシスティーナ礼拝堂への道を探してそっちに歩いていった。でもそこは行き止まり。看板が掛かっててそこにはイタリア語でなにか書かれてた。
うそや!!!やっぱりそうなん??呆然と立ちすくんだ・・・
そうです。やっぱりコンクラーベ中はシスティーナ礼拝堂へは入れないのです。
俺の長年の夢が!!!最後の審判を見るために来たのに!!!と本気で泣きそうになった。いや、ちょっと泣いた・・・嘆いた。
でもいつまでもそうしてられへんので今回は諦めることにした。
「また絶対来てやるッ!!!」って思ってヴァチカン博物館をあとにした。たしか朝から5時間ほど博物館におった。
次の日はサンタンジェロ城、サン・ピエトロ大聖堂を訪れた。
法王が亡くなったってことで世界中からキリスト教の信者たちが参拝に来てた。それはものすごい人が!
大聖堂内に入るのにも長蛇の列。こんな時期に来なければもっとゆっくり見学できたのにと思った。でもこんな時期に来れるのは逆に言えば運がいいのかも☆だってコンクラーベなんて25年に一回あるかないかのことやから。
サン・ピエトロ大聖堂は凄かった!!!開いた口が塞がらないとはまさにあのこと。見るもの全てが凄すぎる!!!感動のしっぱなしの見学やった。
神聖な雰囲気に満ちてるといった感じ。あそこになら神が存在してもおかしくないと思う。そんな気持ちにさせる場所やった。
サン・ピエトロ広場にはこれから始まるコンクラーベをみようと世界中から信者が集まってきてた。それは国、人種関係なくキリスト教の信者たちだった。
世界的にも大きなニュースなのでテレビの取材陣がいっぱいきてた。それを見てると改めて大変な時期に来てしまったなと思った。
選挙と言ってもシスティーナ礼拝堂内の様子は分からないので結果をひたすら待つしかない。しかも、すぐには決まらないようなしくみらしく(詳しくは知らん)1日では決まらんかった。
たしかコンクラーベは4日ほど続いたような気がする。1回の選挙で決まらないと礼拝堂の煙突から黒い煙が上げられる。
一応俺がローマ滞在中に法王は決まった☆
煙突から白い煙があがり、人々は歓喜を声を上げていた。泣いてる人たちもいたな。
そんなヴァチカン市国でした。
ホンマに貴重な時期に滞在できたと思う。結果システィーナに入られへんかったけど・・・
でもまた絶対いく!!!
→次はフィレンツェへ♪
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サンタンジェロ城
135年にハドリアヌス帝が自分の廟として建造したもの。その後、ローマ歴代皇帝の墓となった。中世以降は、要塞や法王の住まい、牢獄などさまざまに使われた。
現在、内部は国立博物館になっている。
前方のサンタンジェロ橋にはベルニーニによる天使(コピーらしい)が並んでいる。
ナイスアングルで写真が撮れた♪ -
サンタンジェロ城のてっぺんの天使像
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サン・ピエトロ広場とサン・ピエトロ大聖堂
法王が亡くなったので追悼に来た人達でいっぱいやった。そしてもうすぐはじまるコンクラーベの準備が始まっていた。 -
サン・ピエトロ大聖堂
聖ペテロの墓の上に建てられた4世紀のバジリカが始まり。1452年に発せられたニコラウス5世の再建の命のあと、1506年にブラマンテにより着工された。以後、サンガッロ、ラファエロ、ミケランジェロらが再建に取り組み、完成を見たのは1626年のこと。
堂々としたその姿に圧倒された。屋根のとこには天使が・・・ -
サン・ピエトロ広場
ベルニーニのデザインにより1667年に完成したもの。広場を取り囲む半円形の回廊には4列にドーリア式円柱284本が並び、その上部には140人の聖人像で飾られている。広場の中央には40年にエジプトから運ばれた巨大なオベリスクが建っている。
とにかく広い広場やった。1本の柱がデカイデカイ!
ある角度から見ると柱が重なって1本に見えるらしい。 -
サン・ピエトロ広場のオベリスク
エジプトから運ばれたもの -
サン・ピエトロ大聖堂内部
入った瞬間に空気が変わった。神聖な雰囲気があった。本当にここになら神が住んでいそう・・・ -
たしか
ミケランジェロの「ピエタ」
どういう作品かはわからないが、見てると何か感じる。 -
スイス人衛兵
ユリウス2世が1505年にスイス人の私的衛兵隊を設置。1525年に起きた「ローマ略奪」で、最後まで教皇を護衛したのがスイス人衛兵だったことから、現在に至るまでスイス人が従事している。
衛兵隊が着ているカラフルな制服はミケランジェロのデザイン。
派手な衣装でおもろかった。。。 -
ヴァチカン博物館の中央広場にあったでっかい球体
これがなんであるのかは謎。いったいなんやったんやろ -
バチカン美術館の中庭 (Cortile della Pigna)。Pignaとは写真中央に見える松ぼっくりの意味。
たしかに松ぼっくりみたいやった。 -
廊下の壁や通路がすでに歴史的に価値のあるもの。
どこを見てもそんな感じやからホント飽きないです。 -
天井が輝いてる!
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蛇に襲われるラオコオンと2人の息子
1506年、トラヤヌス浴場付近の地中から発見されたもので、発掘の様子を見学に来たミケランジェロに、大きな感銘を与えた。
筋肉の感じがリアルすぎる!!! -
ラファエッロの間『アテネの学堂』
ヴァティカーノ宮殿に4部屋ある「ラファエロの間」のうちの「署名の間」を飾る壁画。当時の教皇ユリウス2世の委嘱を受けて制作したもので、当時ラファエロは20歳代半ばの若さであった。古代ギリシアの哲学者、科学者などを描いた『アテナイの学堂』の画面の中央に位置するのはプラトンとアリストテレスで、それぞれレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロがモデルとされている。また画面にはラファエロ自身も描き込まれているが、彼の視線の先には彼の恋人であったラ・フォルナリーナの姿が確認できる。
この壁画を見るのを幼い頃から夢見てた☆本物は凄い!
感動してしまった!!! -
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ブラマンテの螺旋階段
ヴァチカン博物館の出入り口付近にある螺旋階段。
すっごい綺麗な階段です。この写真が1番のお気に入り☆ -
サン・ピエトロ広場を見渡す
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この旅行記へのコメント (2)
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- しょうこやんさん 2007/04/01 20:22:48
- ユーロ
- バチカンとってもきれいだよねー!!!
ヨーロッパはユーロ?だったっけ?なんかそんなんになったので、イギリスに行ってもフランスに行ってもスペインに行っても入国とかのハンコなしでした。
なのでバチカンも今はないのかな?
昔は入国審査があったと思うよ。
なんか審査めんどうでも、ハンコもらえる方がいいよね!!
パスポート見てもユーロのハンコだけでヨーロッパのどこ行ったかわからないのさみしぃー!!!
- 花花さん からの返信 2007/04/01 20:31:14
- RE: ユーロ
- しょうこやんさん☆
へぇー昔は審査あったんですかぁ(゜д゜)なんかいつのまにかヴァチカンに入ってました。ローマに行ったら絶対ヴァチカンに行かないとですね☆
ヴァチカンはすごいとこでしたよー!てかコンクラーベ中に行くなんてなかなか出来ない体験でした☆でもやっぱりシスティーナ礼拝堂に入りたかったノд-。)
でも絶対また行きます!!!
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