2006/08/06 - 2006/08/10
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sagamiさん
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青春18きっぷを使った夏休み旅行の後半です。
高知を出発し、中国地方をまわった後、徳島まで行きました。
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旅行3日目。
前夜、宿泊した高知のホテルで見た天気予報では、この日に台風7号が日本に接近・上陸するということでした。上陸地点は、紀伊半島が想定されていましたが、西にずれることも、東にずれることもありとのこと。四国、特に東側は午後から荒れ模様という予報でした。
実はこの日は、室戸岬の方をまわろうと思っていたのですが、台風が近づくと旅行どころではなくなるかもしれないと思って、急きょ予定を変更し、四国を出ることにしました。
結局、台風7号は東にずれたため、四国にほとんど影響なく、後から考えると別にこんなことはしなくて良かったわけです。 -
土讃線、瀬戸大橋線、吉備線、伯備線をまわり、午前中には新見駅に到着しました。
ずっと晴れていて暑いのですが、昨日までに比べると少し風が強い気がして、あ〜、台風が近づいているのかな、と思ったのですけど、でも、結局はほとんど影響なかったです。今から考えると、この日の朝、あるいは、途中で天気予報・台風情報を確認すればよかったのでしょうけど、その時には全くそういうことが頭に思い浮かびませんでした。 -
新見駅で2時間強の待ち合わせの後、米子に向かう電車に乗りました。
岡山から米子まで伯備線で、中国地方を横断というか、縦断というか、をしたわけです。
伯備線は川沿いを走る路線です。岡山から北に向かって行く間しばらくは、川は南方向・瀬戸内海をめざして流れ、それがある地点から川が北方向・日本海をめざして流れているのに気がつきます。いわゆる分水嶺を越えた、ということです。考えてみれば、そうなるのは当たり前なのですけど、気がついた時には、なるほどね、と思いました。 -
米子駅で、山陰本線に乗り換え、出雲市駅を目指します。
米子駅を出てしばらくすると、中海・宍道湖が見えてきます。台風の影響は全くなく、今日も天気が良く暑いです。 -
実際、旅行中の5日間、ずっと良い天気でずっと暑かったです。前週、ヨーロッパに行くために東京を出発した時には、少なくとも東京地方はまだ梅雨もあけていなかったのですけど、この1週間で梅雨もあけ、まさに夏本番という天気になっていました。
翌日宿泊することになる高松では37度を超えていて、高松での観測史上2番目の気温だったそうです。どの日も、最高気温は35度前後、どの場所も暑かったです。
が、なんだか久しぶりに夏を満喫したような気がしました。 -
出雲市駅から、さらに西に向かう山陰本線に乗り換えます。
しばらくすると、海岸線に出ます。夕陽がまさに沈もうとしています。陽が沈んでも、しばらくは空にはあかね色の雲が浮かんでいます。時間が経つにつれて、徐々に空は暗くなり、海の色も濃くなっていきます。空の反対側には、満月に近い月が出ていました。
旅行中の車窓から見た風景の中で、最も印象に残っている風景のひとつでした。 -
この日、3日目は、結局、江津駅まで行きました。
3日目の旅程は以下の通りです。○印は青春18きっぷを使っての移動です。
○ 高知0527⇒土佐山田0553
特急 土佐山田0612⇒琴平0732 南風2号
○ 琴平0737⇒坂出0812
○ 坂出0837⇒岡山0916 マリンライナー14号
○ 岡山0929⇒総社1005
○ 総社1037⇒新見1136
○ 新見1338⇒米子1544
○ 米子1603⇒出雲市1727
○ 出雲市1841⇒江津2016
出雲で食べたそばがうまかったです。
江津泊(駅前にビジネスホテルとかなくて大変でした) -
旅行4日目。江津を出発し、米子に向かいました。本当は、三江線を利用して三次まで行くつもりだったのですけど、三江線が少し前の大雨の影響で不通、バスによる振替輸送になっていたため、山陰本線を戻ることにしました。これくらい事前に調べておけよ、っていう感じですが、まぁ、不通なものは仕方ない。
米子駅の階段にねずみ男の絵が書いてありました。
若い方はご存知ないのかもしれませんけど、その昔、ゲゲゲの鬼太郎という漫画があり、ねずみ男はその漫画の主要キャラクターだったのです。作者の水木しげるが、このあたりの出身だったような気がします。 -
少し、ねずみ男の話を続けます。
米子駅には、ねずみ男駅という別称がつけられていました。ばかりではなく、米子から境港を結ぶ境線という路線があるのですが、その境線の各駅には、駅毎に妖怪の名前・別称がつけられているのです。鬼太郎駅、子泣きじじい駅など。
米子駅には、ねずみ男売店があり、そこでは、鬼太郎ゆかりの土産物が売られています。鬼太郎チーズケーキ、ねずみ男まんじゅう、目玉餅など。あんまりおいしそうな名前ではないですけど。(砂かけばばぁをもじった、ふりかけばばぁ、は笑ってしまいました。思わず買ってしまいましたが) -
ねずみ男ばなしの続きです。
僕が今回旅行をした四国・中国(それも山間部と山陰地方)地方は、いくつかの都市、松山とか高松とか、を除けば、どちらかと言えば、過疎地帯にあたるのではないか、と思います。
僕の乗ったローカル線は1日に何本かしか電車の通らない線がけっこうありました。廃止の話が持ち上がっているのか存続を訴えるポスターが貼ってある路線があったり、工夫をしてコスト節減のためワンマン運転をしたり、あるいは、トロッコ列車のようなものを走らせたり、というような努力をあちこちで見かけることが出来ました。米子駅や境線の工夫も、この延長線で考えることが出来るものなのだと思います。 -
さらに、ねずみ男ばなしの続きです。
でも、ねずみ男駅の場合、成功しているような気がしないし、成功するような気もしません。ゲゲゲの鬼太郎は好きでしたけど、そのために、再び米子に、あるいは、境港に足を運ぼうという気にはなりませんし、ねずみ男まんじゅうを買う気にはならないのです。
何が言いたいのかというと、町おこしというか、観光客誘致というか、にも方法論とある種のセンスが要求されるのではないだろうか、ということです。全国を見ると、こういうことで成功していて、観光地あるいは名産としてのブランドを確立したものは、いくつもある気がします。例えば、湯布院・喜多方ラーメン等は全国ブランドです。逆に、熱海のように凋落した観光地もあります。
僕自身は米子とは関係ないですし、ねずみ男戦略が成功しないとも限らないので、あんまり熱くなって語るべきことでもないのですが、でも、こういう見当はずれの(と僕には見える)努力を見ていると、少し悲しくなるのです。 -
山陰本線を鳥取まで乗り、その後、因美線、津山線、瀬戸大橋線、予讃線と乗り継ぎ、4日目は高松まで戻ってきました。4日目の旅程です。
○ 江津0615⇒米子0908
特急 米子0957⇒鳥取1100 スーパーまつかぜ6号
○ 鳥取1205⇒智頭1249
○ 智頭1253⇒津山1401
○ 津山1434⇒岡山1556
○ 岡山1613⇒高松1708 マリンライナー45号
高松泊
高松は飲み屋の多い大きな街でした。
オシムの初戦を見て、やすらかに就寝。
再び、さぬきうどんを食べ、おいしかったです。 -
旅行5日目、最終日です。
今日は高松から徳島に移動して、夕方の便で徳島から羽田に帰るだけですから、朝もこれまでに比べるとゆっくりです。
朝ごはんは、宿泊していたビジネスホテルでとりました。面白いビジネスホテルで、朝食から暖かいさぬきうどんを出してくれるのです。朝からおいしい、さぬきうどんを食べて、ことでんという香川県内を走る私鉄に乗って、高松駅に向かいました。 -
5日間の旅行中、ほとんど移動に時間を費やしました。移動以外に時間をとれるのは宿泊した都市と、電車の待ち合わせのためにとどまった駅周辺だけでした。
こういう旅行が楽しいのかな、って、帰ってきた今になれば、自分でも思います。でも、旅行の間中、僕自身は充分に楽しんでいました。なぜ楽しかったか、はうまく説明出来ないと思いますし、実際のところ自分でもよく分かりません。
日常の煩わしさから抜け出ることが出来た。仕事のプレッシャーから解放され、リラックス出来た。とか、色んな説明は出来ると思いますし、それはそれで正しいのでしょうけど、でも、今ひとつピンとこない説明です。
なぜだかは分かりませんが、移動すること自体、1ケ所にとどまらないこと自体が楽しかったような気がするのです。そういう意味では、場所はどこでも良かったような気がします。四国だろうが九州だろうが、あるいは外国だろうが。名所と呼ばれる場所には、ほとんど足を踏み入れなかった旅行ですが、そんなことはどうでも良かった、ただ来た電車に乗りどこかに行き、ということを繰り返すこと自体が楽しかったという意味です。 -
旅行中、電車の車窓から見える、田舎の田園風景は、それはきれいなものでした。
真夏の強い日差しの中、山や森の濃い緑が映えます。全景に、田の稲の明るい緑とのコントラストがとても鮮やかです。きれいな川が流れ、海岸線から見える海の青さも見事です。夕刻には夕陽が沈むのを見ることも出来ました。
実際、5日間、飽きることがありませんでした。でも、これが10日間になるとどうなるのだろう、1ケ月続くとどうなのだろう、と考えました。きっと飽きるだろうし、都会が懐かしくなるだろうな、とも。そういう意味では、この旅で感じた楽しさって、そこで生活する必要のない者が感じる、無責任さの裏返しなのかもしれないな、とも思いました。 -
徳島到着です。
これから青春18きっぷを使って旅行される方に、実際的なアドバイスを1つだけ。
電車の中が寒いので、上にはおることが出来る長袖の上着を持参されると良いと思います。外が暑かったので、冷房が効いている電車の中は、基本的に快適なのですが、僕のように、1日に何時間も電車に乗っていると、快適どころではなく、体がほんとうに冷えてきます。実際、電車が離合のために駅に停車する時など、体を暖めに、頻繁に外に出ていました。特に冷房に弱いわけではない僕でもこういう感じですから、冷房が苦手な方や、女性はつらいかもしれません。 -
徳島駅を出ると隣に高層ビルが建っているのに気がつきました。ホテルクレモントというホテルでした。最上階にレストランがあったので、ゆっくりランチでもとろうかと思い、登ってみました。
7月30日の朝、新宿から成田エクスプレスに乗ってから今日が12日目です。パリ、イギリス、帰国してから電車旅行をしてきましたが、それも今日で終わりかと思うと、とても残念な気がする一方で、休みの間ほったらかしにしていた仕事のことも気になり始めました。日ごろ精一杯仕事をしているから、休暇や旅行って楽しいのかもしれません。僕は海外出張が多く海外に出かけるチャンスが多いですし、出張の仕事の合間には、外国の都市を散策することも時には出来ます。でも、そういった時の(出張)旅行と今回のような旅行では、全く楽しさが違います。ということろまで、考えたところで、あ〜やっぱり少し物足りないな、ってあらためて思いました。でも、物足りないくらいがちょうど良いのでしょうか、旅行って。
旅行記とは関係ありませんが、このホテルクレモントのランチはお勧めです。ビュッフェスタイルのサラダやパンやデザートのほか、パスタとメインをそれぞれチョイス出来て、1,500円。写真の通り、眺望も良いですし、徳島の方、あるいは、徳島に行かれた方に、お勧めしたいです。 -
5日目の旅程です。
琴電 瓦町⇒高松築港
高松1003⇒徳島1158
バス 徳島駅⇒徳島空港
飛行機 JL1440徳島1630⇒羽田
この日のJRでの移動は、高松⇒徳島間だけでした。料金も1,400円くらいだったので、この日は青春18きっぷは使いませんでした。きっぷは5日(回)有効、使ったのは4日ですから、あと1日分が余っています。
有効期間は9月10日まで。帰宅早々、さて、いつ、どこに行こうか、とアイデアを練り始めています。
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