メルボルン2004-3　グランピアンズ国立公園-絶景ハイキング　☆ザ-バルコニー/マッケンジー滝

2004/12/27 - 2004/12/27

グランピアンズ国立公園（The Grampians）は、オーストラリア連邦ビクトリア州の砂岩の山脈国立公園である。州都メルボルンから235km西に位置する。
探検家のは、故郷スコットランドの3大山脈の１つ、グランピアン山脈に因んで名付けた
アトラクション：春の野草、ロッククライミング、キャンピング、山歩きなど。近くの町・ホールズギャップ(Halls Gap)に宿泊施設など がある
（フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』より引用）

グランピアンズ国立公園　については・・
https://www.visitvictoria.com/Regions/Grampians
https://www.veltra.com/jp/oceania/australia/melbourne/a/122417
https://tripnote.jp/australia/grampians-national-park-osusume
https://activities.his-j.com/TourLeaf/MEL0251/

メルボルンから北西に約３００Ｋｍ．【グランピアンズ国立公園大自然体験ツアー】に参加しました。バルコニー岩からの雄大な眺望とマッケンジー滝の爽快さが味わえる日帰りコースです。
野生生物の楽園といわれる１７万Ｈａの広大な国立公園の一端ですが、見所いっぱいでアウトドア派にはお勧めです。
昼食後はまず往時の石切場跡を訪れます。そして約１時間のハイキングが２回。映画もののけ姫のモチーフにされたというバルコニールックアウトまでは１Ｋｍの平坦路。突端の展望台からの眺めは壮大で正に絶景です。次のマッケンジー滝は滝壺まで降り往復します。水量も豊かで爽快感あふれる滝に魅せられました。
夫婦２人だけでしたが、サービス精神旺盛な運転手兼ガイドさんのお陰で充実した１日でした。ＧｏＧｏツアーの上田さん（代表取締役）に改めて感謝しています。

エリア メルボルン(オーストラリア)

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登山口の街　ホールズギャップ。メルボルンから約３時間。ほぼ直線路で時速１００Ｋｍで駆け抜けた。あの山に登る期待が高まる。ランチをとり記念品を買った。

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アウトバックの道を行く。わき道は当然ながら未舗装だ。広い内陸部はこんな道が続くという。そして緑の消えた砂漠地帯へ・・。

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ジープの砂埃が舞い上がり視界も遮られる。往復２０分のアウトバック体験だが、開拓者の労苦が偲ばれてくる。乾燥した赤土地帯では山火事も自然に起きると聞く。

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目指すグランピアンが間近に見えた。花崗岩質で石切場があった場所に案内された。

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石切職人の住居跡。石を積み上げた３戸が残されている。ゴーストタウンとの説明だが、林に包み込まれて町の面影は薄い。

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石切場の跡。蒸気機関式のクレーンが使われていたがその残骸が残っている。ただ石の切り出し、整形の技術はピラミッド建築の頃と大差がないという。よくぞこんな遠隔の地から運んでいったものだ。

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バルコニールックアウトまで１Ｋｍ．車をおり尾根状のルートを歩く。ほぼ平坦で舗装もされた遊歩道なので公園散策のような足取りだ。

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林が切れると、視界が開けた。溶岩帯・樹林帯の向こうに湖が見える。地図を見るとべリフィールド湖のようだ。

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ハイカーが溶岩の上に立っていた。その先は絶壁なのだろうか。この大自然を１人占めした気分かも・・。

グランピアンズ国立公園 国立公園

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ユーカリの大木があり見上げると雲が消えてきた。晴男の運を喜びながら歩みを速めた。

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突端の展望台についたら壮大な眺望が開けた。怪獣が噛み付くような岩の造形は強烈な迫力がある。遠景の山並みは対照的に穏やかな風情だ。

バルコニー展望台 自然･景勝地

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怪獣の口部分をバルコニーというのだろうか。血走った目もみえていかにも動きだしそうな気配もした。
映画もののけ姫もモチーフとされたことも納得がいく。

グランピアンズ国立公園 国立公園

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先端の展望台。その先の遥かな世界・・あの山までは何十Ｋｍもあるのだろう。この遠近感は写真では表せないものだ。あの女性も義足でここまで歩かれてきた。

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展望台からは怪獣のあごが突き出して見える。バルコニーは10畳敷き位だろうか。そこに人が立っている写真があったが立入はムリと思えた。

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突端まで来ると強風が吹き手すりを握り締めた。黒雲が天を覆い始め、大粒の雨が・・。正面を見据えて退却する。

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右手をみる。広大な樹林の果てに山脈が連なる。靄か霞か薄いベールがかかっているが壮大なパノラマが展開する。無限大を表現するとこんな感じだろうか。

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バンクシアの果穂。山火事になるとはじけて発芽するという。黒こげの中で驚きの再生力を発揮しこの森が存続してきた。

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マッケンジー滝へのスタート。地図と標識がある。アボリジニ壁画風の絵文字があり、判りやすい。また青空が戻ってきた。

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滝壺に下る岩肌に咲く花。黄色の小花が円形に集まり花を形づくっている。可憐な姿に魅かれ足を止めた。

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20分ほど下ると滝の上部が望めた。滝つぼまではもう一下りだ。しぶきに濡れてシダも鮮やかな緑色をしている。

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轟音を響かせ水が流れ下る。メルボルンは水資源が不足し節水令がきついとのことだが、この森では雨が多いとのこと。

グランピアンズ国立公園 国立公園

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マッケンジー滝の正面。滝つぼから見上げると幅広く迫力がある。出発時には前日死亡事故があり立入禁止になっていると聞いたが、解除されここまで来れた。

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木橋を渡り対岸に来ると滝の全景が見える。滝壷に落ちた水流は急に折れ曲がって下り始める。爽やかな青空が戻り陽光がまぶしい。

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滝の周囲にはマイナスイオンが多いとのこと。木陰に身を寄せて休憩していると心から癒させる感じがする。そろそろ引き返そう。

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ブロッケンフォールズまで200ｍ。案内板に導かれて行くことにした。案内表示やハイキングルートはよく整備されており気軽に大自然と向き合える。

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近くの木に止まった野鳥。見送りをするようにしばらく見つめていた。

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展望台からのブロッケン滝。木々の間の水を集めて滝に集中してくる様がよくわかる。上からの高低差は優に100ｍは超えるだろう。

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原生林の間を滑るように下る優美な流れ。この一帯は野生動物とワイルドフラワーの宝庫といわれる。

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坂道を登り展望台から滝の流れを確認。グランドキャニオンのような渓谷の底に一筋の線が輝いてみえる。
約1時間が過ぎ車に向かう。

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ノンストップで帰路を急ぐ。暗雲が立ち込め強烈なスコールを浴びた。その後には大きな虹がかかった。
「一日に四季がある」といわれるようだが、天候の変化が激しい。でも運の良い変わりようだった。充実した日帰りツアーができたことに感謝したい。

ビクトリアストリート (メルボルン) 散歩・街歩き

この旅行記へのコメント （2）

• mom_momさん 2005/01/10 21:00:24

  はじめまして

  さすがに、自然がとてもきれいですねぇ。
  ため息が出てしまいます。とても良い旅をされたようですね。
  旅先で出会った人のやさしさ、忘れられないですね。
  景色は写真に残り、人の思いは心に残りますね。

  マキタンさん からの返信 2005/01/11 23:28:40

  RE: 人の思いを大切に・・

  mom_momさん メッセージありがとうございます。
  
  写真は撮るのですが自己満足で終わっています。
  感想をお聞かせいただけるのは、嬉しいです。
  
  「景色は写真に残り、人の思いは心に残りますね。」
  とてもよい「言葉」です。思いを大切にしたいです。
  
  旅行記を書くことで、旅の味わいも深まります。
  プーケットの写真も拝見しました。貴重な記録です。
  
  被災状況を見聞すると特別な感慨があるでしょうね。
  旅先で受けた好意に少しでも応えたい気がします。