2010/05/25 - 2010/06/03
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wanibeさん
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会社を辞めたら、旅行に行こうと決めていた。
旅の同行者はMちゃん。高校の同級生で元バックパッカー。
旅行の相談を持ちかけたら、Mちゃんが「今、ポーランドに友達が住んでいるんだ」とつぶやいた。
「ポーランドのどこ?」「よく知らないけど南の方」
この旅は、まず「その街はどこにあるのか」を捜すことからがはじまった。
日本からの直行便は、もちろんない。
航空券を捜していたら、旅行代理店から「チャイナ・エアで、台北乗り換えでウィーン、ウィーンから列車でポーランド入り」というルートを提案された。
チケット代は格安の7.5万円(サーチャージ等除く)。
「地球の歩き方」の地図にも載っていない街に、ハードそうな日程。
不安がないといったら嘘になるけれど、こんな旅は今しかできない。思い切って旅立った。
まずは名古屋から台北へ。台北では11時間のトランジットがある。
<旅の全日程>・・・この旅行記は■部分です。
■5/25(火)機内泊
CI151 名古屋 10:00->台北 12:00
CI063 台北 23:00->ウィーン 06:30(5/26)
□5/26(水)ウィーン泊(オペラ鑑賞)
□5/27(木)ウィーン泊
□5/28(金)国際列車ユーロシティでポーランドへ
□5/29(土)グリヴィーチェ泊
□5/30(日)日帰りでアウシュビッツとクラクフへ
□5/31(月)国際列車ユーロシティでウィーンへ
□6/01(火)ウィーン泊(コンサート鑑賞)
□6/02(水)機内泊 CI064 ウィーン11:35->台北06:05(6/03)
□6/03(木)台北でトランジット後、帰国
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- チャイナエアライン
-
出発の地は、中部国際空港・セントレア。
出国審査をパスすると「白い恋人」の販売ブースが目に飛び込んできた。
近年、名古屋でよく目にするようになった、韓国や台湾からの観光客を相手にしているらしい。名古屋も国際化したなぁと感慨深くなる。 -
しばらく進むと「世界のやまちゃん」のワゴンがあって、温かい手羽先を売っていた。
「セントレア、商魂たくましい。頑張っているなぁ」と感心するが、こんなに匂う食べ物を売って、機内でトラブルにならないのかとちょっと心配になる。
名古屋の国際化もまだまだか・・・・? -
今回のチケットは旅行代理店経由で買ったのだけれど、事前にWebで座席指定が可能だった。
24時間前からWebチェックインも可能。
前方の並び席が確保できてうれしい。
出発が少し遅れるとアナウンスが入り、何人かの人が呼び出されている。事前指定の席を見る限りほぼ満席だったので、アップグレードかも?と期待したのですが、案の定私たちは呼ばれませんでした。 -
機内食は「チキンライス」を選択。
ピラフなのかも?と思いながら蓋をあけてみると八角の香りがうれしいオイスターソース味でした。さすが中華航空です。
・果物が新鮮
・デザートにクイーンアリスのプティフール
が2大嬉しいポイント。
食後のウーロン茶も美味しかったです。
Mちゃんが飲んだコーヒーはイマイチだったみたい。 -
パーソナルテレビで「映画のだめカンタービレ最終楽章・前編」をやっていました。
この映画の冒頭はウィーンが舞台になっているので、思いがけずウィーン観光の予習を。
「のだめ」は「野田妹」、「センパイ」は「先生」と訳されていました。
3時間弱で、桃園国際空港に到着。
日本からの飛行機はターミナル2に到着しますが、ウィーンへのフライトはターミナル1から。
そこで、ターミナル1へ移動してから入国手続きを行い、入国出口を出て右手奥にある「PINOY EXPRESS」に手荷物を預けました。
桃園国際空港にコインロッカーはないようです。手荷物預かり所は何カ所かあるのですが、ここは23:00まで営業しているので夜遅くのフライトの私たちでも安心です。 -
さて、身軽になったところで、台北市内観光にLet's go!
市内へは、空港バス(国光客運-国光号NT$ 125)を利用しました。
3番の国賓大飯店(アンバサダー)で降りて、暑さにびっくり。
まずは何はともあれコンビニでお茶をゲットです。
爽健美茶のキャンペーンをやっていました。
■空港バス情報:桃園国際空港の公式サイト(日本語)
http://www.taoyuanairport.gov.tw/japanese/Publish.jsp?cnid=253 -
まっすぐ迪化街へ向かう予定だったのですが、にぎやかな雙連の市場に2ふらふらと吸い込まれました。
もう13時くらいだったので生鮮食品は店じまいしつつありましたが、果物や軽食のお店はまだやってました。
ピーナツ油餅の屋台を自転車でひいたおじいさんがチリンチリンと通り過ぎます。
「台湾にやって来た!」という感じ。 -
「台湾に来たらマンゴ!」と2人の意見が一致して、果物屋さんでマンゴを購入。
店主のおじさまにはバナナやパイナップルを何度も勧められましたが、2人で口をそろえて「マンゴー」と主張。ようやく剥いてもらえました(1つNT$150)。
しかし甘みがイマイチ。もう旬は終わってしまったのか?
帰りにこのお店の前を通ったら、再びバナナを勧められました。「うーん。バナナは日本でも食べられるしねぇ」とMちゃん。「きっとウィーンにもあるよ」と私。 -
民生西路に戻って迪化街を目指していると、路地裏に何かのお店を発見しました。
近づいてみると、豆花(NT$30)のお店。居合わせた日本語のできるお客さんが通訳してくださって注文することができました。
台湾ではこのように不意に日本語ができる人が現れて、私たち日本人旅行者を助けてくださいます。
今回のこの方は妹さんが鹿児島に住んでいるとか。
台湾の方の親切に触れる度に「私も日本で困っている旅行者を見かけたら助けよう」と思うのですが、あまり機会に恵まれません。 -
豆花の上に、ピーナツやタピオカが乗って、緑豆の甘いスープがかかっていて、絶妙のバランス。
私もMちゃんも台湾は3回目ですが、こんなに美味しい豆花ははじめて。
路地で「これは美味しい」と騒ぎながら食べていると、先ほど通訳してくれたお客さんが「おいしいでしょ」と自慢げに声をかけてくれました。
そうこうしているうちにも、地元のお客さんが次々に買いにやってきます。スクーターで乗り付けている人もいて、地元では評判のお店のよう。
なんだか幸先の良い旅のスタートです。 -
霞海城隍廟でお参りをしてから、永楽市場へ。
お目当ては2Fの布市場です。
今回のトランジットは12時間。
チェックインは名古屋でウィーンまでの便も済んでしまっているので、「空き時間に勝手に台湾に入国する」という位置づけです。
入出国手続きで2時間、空港から台北市内への移動が往復2時間、なのでちょっとした観光かお買い物と、食事ぐらいしか出来ません。
私たちは、台湾はそれぞれ3回目なので観光はパス。
共通の趣味が「手芸」なので、永楽市場でのお買い物を選びました。
この市場は、布が安いのです。普通の木綿や麻も安いのですが、台湾ならではの中華模様の布が日本ではあり得ない値段で買うことができます。
布の安さに興奮しながらも、これからはじまる「台湾->ウィーン->ポーランド->ウィーン->台湾->日本」という旅程を考えるとあまり大物は買えません。
ジレンマと闘いつつ、小物を中心に購入しました。 -
戦利品の一部です。
・青地に中華柄の端切れNT$100(約330円)-2Fの中央のお店
・お花のリボン(大・NT$180/1m、中・NT$160/1m、小・NT$120/1m)-1Fの北東角の「温帯舞台材料」にて
リボンをつぶさないように持ち運ぶのに苦労しましたが、帰国後日本で同じ物(中)が1200円/1mで売られているのを発見。苦労して運んだ甲斐があった!と密かにほくそえみました。 -
市場を出てすぐに屋台街がありました。
とてもよい匂いにつられて、葱餅1/2枚を30元で購入。
胡椒餅も美味しそうなのですが、これから夕食なのでそうは食べられません。
ちなみにこのお姉さんは葱餅を5枚、胡椒餅を10個以上と大量購入していました。ちょっとうらやましい。
台湾は胃袋がいくつあっても足りません。 -
永楽市場の周囲にあるビーズや手芸用品のお店を覗きながら散策。
台湾は布は安い(日暮里には負けるけれど、大塚屋のセールよりは安い)のですが、ビーズは比較的高いと感じました。
ちなみにこの飾り、中央左の鯛はNT$300。
なんだか妙に惹かれたのですが、Mちゃんの「どこに飾るの?」という冷静なツッコミで我に返り、無事断念。
あやうくこの鯛をさげてポーランドまで行くところでした。 -
外はまだ明るいけれど、フライトの時間を考えるとそろそろ夕食の時間です。
Mちゃんが「台湾に来たら必ず行く」という「明月湯包」の本店へタクシーで移動。
迪化街の南からお店までNT$230でした。
「明月湯包」は17:00開店との情報だったけれど、16:40には入店可能でした。
台湾ビールはさっぱりした味わい。
汗をかいた体に染み渡ります。 -
小籠包が来ました!
皮が薄くてあっさりしていて、スープがしつこくなくて美味しい。
最後の1つまで美味しく食べられます。
個人的には某有名店のものより好みかも。 -
Mちゃんおすすめの焼き餃子。
皮がパリパリでボリュームたっぷり。
ビールによく合います。
アジア飯の食べ納めとばかりに「泡菜、鶏のスープ、青菜炒め、小龍包、蟹味噌入り小龍包、焼き餃子、ビール」を注文して食べまくりました。
結論:これは女性2人にはかなり多い量です。
お会計は全部でNT$800。 -
食後、臨江街の夜市へ。
思いの他汗をかいてしまったので、機内用の着替えとしてカットソーを購入。2枚でNT$300。韓国製でした。
夜市では、ライスペーパーの上に、ヌガーの固まりみたいなものを削って乗せアイスと香草(?)を巻いて完成という謎のお菓子が人気でした。
仕事帰りのOLさんが一人で楽しそうに買い物をしているのが目に付きました。落ち着いた雰囲気で安心して歩ける夜市です。
遠東国際大飯店まで歩いて空港バスを待っていると、高級車に乗ったサラリーマン風の男性が「空港まで1人NT$100でどうだ?」と英語で声をかけてきました。
旅慣れたMちゃんが「ううん、バスで行く」ときっぱり笑顔で断って、お兄さんがっかり。
20分ぐらい待って、大有のリムジンバスがやってきました。この路線は1人NT$145と少しお高め。 -
手荷物を受け取って(NT$100)、着替えて、出国審査を受けたらもう搭乗時間でした。
ターミナル1にはシャワールームがあると聞き、使いたかったのですが、時間不足のため断念。
ちなみに空港内の免税品店エリアにはお湯と水の無料ベンダーマシーンがあり、地元の皆さんは水筒に水やお湯を入れていました。
機内では、23:00の出発だというのに夕食が出ました。
「チキンパスタ」を選んだら、ソフト麺が出てきました。見た目は確かに「パスタ」ですが、味は紛れもなくソフト麺です。
(つづく)・・・続きはこちらへ(もう1回機内食が)
http://4travel.jp/traveler/wanibe/album/10481659/
<おまけ:台湾でのトランジット注意点>
・入国カードの宿泊地は「Just Transit」でOK。
・到着後、台湾用の軽装に着替えて手荷物を預けると、身軽に観光ができる。ただし手荷物預かり所の営業時間に注意。
・空港バスには英語のアナウンスはない。降りる場所に注意。渋滞する場合もあるので時間に余裕を持って。車内はエアコンが効いていているので上着を忘れずに。
・ターミナル2の4Fにあるエバーグリーントランジットホテルはデイユースも可能(利用条件あり)。
http://www.evergreen-hotels.com/branch/content/about/about01.aspx
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