2013/01/28 - 2013/01/28
869位(同エリア1627件中)
まみさん
今年2013年の東京国際キルトフェスティバルでは、全展示作品のカタログ(公式ガイドブック)が販売されていました。
いままでそんなカタログがあったか忘れましたが、あったならば、今回みたいに会場でさんざん宣伝していたと思うから、あるのに気づかなかったということはないでしょう。
カタログは会場限定販売で、とてもきれいなカラー写真ぞろい。
キルティングをやる人にとっては、パターンや図柄の参考になるでしょう。
私にとっても、カタログを買ってしまえば、写真を撮る必要はないのでは、と思えたりしました。
価格も1,750円と、カタログにしてはリーズナブルでした。
もう一種類あって、「2013年「日本キルト大賞」作品集」は1,950円でした。
でも、やはり、自分の手で撮る楽しみは捨てがたいです。
写真が上手な人は世間にはたくさんいますから、美しい写真、きれいな写真が見たいだけなら、わざわざキルトフェスティバルの会場に足を運ばなくて、きっとネットで見つかるでしょう。
私自身は、キルティングどころか、裁縫すら、必要最低限しかやらないのですから。
それにカタログ写真は、糸が見えるほど近くで撮ったり、部分に注目したり、一部だけ切り取ることで印象を変えたり、といった遊びはやっていません。
さすがにそれは、カタログの役割ではないでしょう。
撮っていて楽しいのは、そういう作品の一部写真の方だったりします。
ただし、全体との対比が分かった方が楽しいので、できるだけ全体と部分と両方撮るようにしました。
というか、全体像も撮っておかないと、時間がたつにつれて、私自身ももとの作品の記憶が薄れちゃうから(苦笑)。
<2013年の東京国際キルトフェスティバルの旅行記のシリーズ構成>
□(1)会場大混雑に、まずはコンパクトな中にも夢と手間が込められた額絵キルトから
□(2)創作キルトのさまざまな世界に惹かれて
■(3)キルト作家による「旅」と「いのち」をテーマとした新作キルト&日本キルト大賞作品
□(4)古布を活かした「和のキルト」と新作キルト「マルと遊ぼう」&パートナーシップキルト
□(5)のびのびと可愛らしいジュニア部門のありがとう作品とコンテスト作品
東京国際キルトフェスティバル〜布と針と糸の祭典2013公式サイト
http://www.tokyo-dome.co.jp/quilt/
※2011年と2012年の東京国際キルトフェスティバルの旅行記のURL集はこちら。
「博物館・展示会・フェスティバル・テーマパーク紀行(国内)〜花の展示会を含む〜 目次」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10744682/
今回の2013年度の旅行記5本分のURL集もこちらの目次に加えました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
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-
新作キルトの競演「旅」
コンテストではなく、いわばプロ級のキルト作家たちの競演コーナーです。
会場の真ん中にあり、入ってすぐに目につくところにありました。
だから入場したばかりの午後2時頃はとっても混んでいました。
3時すぎになってやっと混雑も収まり、空いてきたので、少しは落ち着いて撮影チャレンジできました。
今回、新作キルトの競演は、3つのテーマに分かれていました。
「旅」と「いのち」と「マルと遊ぼう」。
まずは「旅」です。
分かりやすいテーマであり、人生を旅にたとえたりなど、解釈に広がりがあるテーマです。
また、旅好きの私にはとりわけ惹かれるテーマでもあります。 -
会場に入って真っ先に目につき、その見事さで惹きつけられた作品
作品の大きさも分かるように、鑑賞している人の後ろ姿も一緒に入れて撮ってしまいました。 -
「旅ノススメ─プロローグ─」by 関田陽子
全体像です。
新作キルトの中には、まるでブリューゲルの絵のように、たくさんのドラマがちりばめられた作品があります。
そういうのは時間を忘れて鑑賞してしまいます。
「暇があってもめんどくさい。おまけに方向オンチで雨女。そんな私でもとっておきの旅が。いつでもどこでも自由自在。タイムスリップもへっちゃら。用意するのは本一冊。本の扉を開いた時、発車のベルが鳴り響きます。空想旅行のはじまりです。」
(作家のメッセージより) -
「旅ノススメ─プロローグ─」の一部
駅構内には有名なキャラクターがたくさん! -
「旅ノススメ─プロローグ─」の一部
お弁当を食べるメーテルと鉄郎に、マシューを待つ赤毛のアンのアン・シャーリー。 -
「旅ノススメ─プロローグ─」の一部
画面の下の方にはさまざまなグッズの中で遊ぶ小人たち。 -
「旅ノススメ─プロローグ─」の一部
駅構内にまた有名人を見つけました。
ホームズとワトソン、ムーミン谷のスナフキン、そしてオオカミを抱っこした赤ずきんちゃん。 -
「旅ノススメ─プロローグ─」の一部
すってんころりんのアリスと白ウサギ@ -
「旅ノススメ─プロローグ─」の一部
この蒸気機関車は、銀河鉄道999というよりは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のイメージかも。 -
「旅ノススメ─プロローグ─」の一部
修学旅行の学生たち。
慌てている女の子2人はどうしたのかしら。忘れ物かな。 -
「イギリスで一番美しい村」by 小林敏子
コッツウォルズ。
ずっと昔にイギリス旅行をしたときに、バスツアーでさらっと寄ってお茶だけしたことがあります。
いつかゆっくり旅行したいと思いつつ、他の地によそ見ばかりしていて、なかなか。
超人気の観光地でもあるので、ある意味、年取ってもゆっくりと旅行できる場所だろうと思うから、つい後回しに。
だけど私がもっと年をとっても、美しい村はきっと変わらずに残っていてくれるでしょう。
「世界一美しい村に憧れ、訪れたコッツウォルズ。なだらかな緑の丘に点在する小さな村々。300年以上変わらない建物と自然が現代に調和した不思議な、何か懐かしい感覚。いつかキルトにしたいという思いがやっと実現しました。再び旅した気分で楽しく制作できました。」
(作家のメッセージより) -
「イギリスで一番美しい村」の一部
川のせせらぎに癒されそうなエリア。
イギリスらしい木組みの家も。 -
「イギリスで一番美しい村」の一部
可愛らしい集合住宅。屋根の煙突と煉瓦の壁がチャームポイント@ -
「イギリスで一番美しい村」の一部
白鳥の看板のある集合住宅と、二世帯住宅と丘。 -
「ノスタルジア」by 上田葉子
左右が若干切れていますが、あしからず。
白い家の影が川の流れのように美しく並んでいます。
夢の中か童話で見たことがありそうな世界。
「いつかどこかで見た風景。いつかどこかで聞いた言葉。旅先で車窓に故郷のイメージを探す。一昨年、去年とロシアを旅した。母の産まれた国、祖父母の暮らした国。戦争や政治で本人の意思とは反した人生を送らざるを得ない人々。領土問題がとりざたされる昨今、ロシア人映画監督タルコフスキーの『Nostalghia』という映画の主人公の「国境をなくせばいい」というセリフを思い出した。」
(作家のメッセージより) -
「ノスタルジア」の一部
そっと去り行くヨット。 -
「旅の日記」by 阪本あかね(一部)
たて3コマよこ3コマ合計9コマあった作品を、左右2回に分けて撮影しました。
こちらの6コマは世界のさまざまな人々。
「ネットサーフィンで色んな情報は手に入るけれど、実際に見る世界はずっとおもしろい。行ってみたいところ、会いたい人、見てみたいモノ、まだまだ世界は知らないことだらけ。そんな願望を切り取ってみました。」
(作家のメッセージより) -
「旅の日記」の一部
ん? タコ?
それと、犬を散歩させる女性がいいる町並み。 -
「茜雲」by 姫野順子
まだ建築中の建物が並ぶエリアか工場地帯?
雲を四角くデフォルメしたパッチワークの家がとてもステキです。
「旅先で茜色に染まった夕映えに遭遇しました。今も忘れられない美しい風景のひとこまです。ふと沈みゆく夕陽を眺めていると、その時の風景にも似た感動で胸が一杯になります。茜色の古布との出会いで、又旅を楽しみたいな!!と思いつつ、針を持つことが出来ました。」
(作家のメッセージより) -
「桜」by 柴田輝子
えっ、この作品のテーマが「旅」?
と驚きましたが、旅先の思い出ということで、納得。
かくいう私だって、年一回の海外旅行はともかく、国内旅行(日帰り)の大半は花紀行です。
「旅先で出会った思い出に残る情景があります。桜の花が満開に咲き誇り、風に吹かれ、空に舞い、水辺に散って流されていく。それがとても美しく、はかなく、でも愛おしくてそんな桜をキルトで表現してみました。私にとって忘れられない旅の桜です。」
(作家のメッセージより) -
「桜」の一部
うっすらふくれているキルトの桜がキュート@ -
「旅のかおり」by 湯本晴枝
旅の思い出に直結するのがゆりの花と香りなのでしょう。
「花好きな私は、初夏の山奥をドライブするのが恒例になっております。そそり立った断崖から「今年も咲いたよー」とアピールしている様な、まっ白なゆりの花を見つけるとうれしくて幸せな気分になれます。そんな思いを今年は「旅のかおり」と題して作ってみました。」
(作家のメッセージより) -
「旅のかおり」の一部
ゆりの一本一本が美しいです。 -
「大空からの手紙」by 沢田淳子
左右が若干切れていますが、そんなにたくさんではないです。
敢えてどの街、というのではなく、いくつかの街を組合せたのでしょうか。
「大空を自由に飛び回る鳥たちの日常はいつもあこがれです。海を渡り、野山を越え、各地を旅する鳥はいくつもの美しい風景に目を奪われている事でしょう。私も鳥たちと一緒にゆっくりと旅をしている気分で制作しました。」
(作家のメッセージより) -
「大空からの手紙」の一部
こういう絵地図をもらったからか、バルト3国のリトアニアのカウナスを思い出してしまいました。
レンタルサイクルして街中と郊外を入った思い出があります。 -
「大空からの手紙」の一部
鐘楼のある建物の上に、幸せの青い鳥が渡る……。 -
「私の大切な思い出」by 高橋恵子
汐留カレッタや東京駅のイルミネーションを思い出してしまいました@
「世界を旅した尊い時間。ある時は、世界遺産を見て感動したり、おしゃれな街角を散歩したり。またある時は、初めてのダンスに挑戦したり。言葉は通じなくても、心で交流できる楽しいひと時。旅は私の栄養剤。そんな大切な思い出をおとぎの国の館に詰め込みました。」
(作家のメッセージより) -
「私の大切な思い出」の一部
フラメンコ・ダンサー。スペインの思い出かな。 -
「私の大切な思い出」の一部
このシルエットはきっとイスタンブールのアヤ・ソフィアかブルー・モスクかな。 -
「私の大切な思い出」の一部
エジプトのピラミッドとラクダ。 -
「私の大切な思い出」の一部
摩天楼のニューヨーク。
自由の女神の像はこんなに背が高かったかしら@ -
「グレートバリアリーフ」by 村上美樹
ぱあっと目の前が開けたような明るい世界。
「以前に出したオーストラリアのグレートバリアリーフの海の美しさは、あまりにも素晴らしくて、生きている喜びを改めて感じさせてくれました。旅からは、異文化に触れたり、現地の方との交流、新たな体験を通して、キルトのデザインのアイデアとなる刺激を受けています。」
(作家のメッセージより) -
「グレートバリアリーフ」の一部
可愛い魚の行列。 -
「グレートバリアリーフ」の一部
クマノミだけ名前が分かります@ -
「グレートバリアリーフ」の一部
細部を1つ1つ見ても、夢がふくらむ世界@ -
「マカロン色のパリ」by 遠藤亜希子
これもちょっと遊び心(?)で、写真を撮ろうとしている人の腕と一緒に撮ってみました。
「パリの街はカラフルなマカロンであふれています。マカロンタワーがお菓子屋さんのショーウインドーを彩る様に思わずうっとりと見とれてしまうのです。花や緑であふれる春のパリは、まるでマカロン色に包まれているよう。そんなパリの街を歩く時、私の心もまぁるくなるのです。」
(作家のメッセージより) -
「マカロン色のパリ」の一部
マカロンって最近食べたけれど、ほんとふわっとしていて美味しいですね! -
「思い出の湖水地方(英国)」by 深山実枝子
写真だとキルトの大きさの迫力が薄れてしまうのが残念で、またこんな風に、見学者の後ろ姿と一緒に撮ってみました。
「イギリスの湖水地方は、旅が好きで海外をあちこち訪れた私の好きな風景の一つです。静かなたたずまいの湖と野の花が咲く丘と緑の森の競演です。その美しさをピーシング、アップリケ、刺しゅうで表現しました。」
(作家のメッセージより) -
「思い出の湖水地方(英国)」の一部
真ん中部分が、湖水地方のイメージかな。 -
「思い出の湖水地方(英国)」の一部
周囲にはたくさんの鳥が@ -
「思い出の湖水地方(英国)」の一部
私が鳥に詳しくないのが残念です。
鳥の種類が分からない……。 -
「しあわせの扉」by 若山雅子
旅の思い出につながるたくさんの扉。なかなかステキなコラージュ風@
「旅を通した多くの出逢いは、キルトで出来た扉を一つ一つ開けていく様でした。少し開いた扉から中を覗いてみたり、友だちが次の扉を開けてくれたり、時には勇気を出して大きな扉にチャレンジしたこともありました。次はどんな扉が待っているか楽しみです。」
(作家のメッセージより) -
「しあわせの扉」の一部
取っ手に鍵がついていたり、ふんわり浮いている扉があったり。
右の扉は浮いているのですが、この写真ではちょっと分かりにくくなってしまいました。
取っ手をつまんで開けたくなってしまいました。作品保護のためにさわっちゃいけないのが残念。 -
新作キルトの競演「いのち輝く」
まさしく「いのちの輝き」をテーマとしているため、眺めているこちらまでエネルギーをもらえるような壮大なイメージの作品が多かったです。
キルトのパターンはそういうイメージを生み出すのに合っているかもしれません。
「いのちの輝き」を植物から感じ取る作品が多かったです。
一方で、世代や生活のイメージで、ファンタジックで可愛らしい作品もありました。 -
「優しい未来へ」by 林のり子
鶴ではないのですが、千羽鶴を連想しました。
千羽鶴に寄せるような願いがこもっているように見えて。
「不安な心を持てあます時代になってしまいました。世界中が果てしない欲望に心を奪われ、大切なものを忘れている様に思えてなりません。優しい心を取り戻しましょう。「生命を大切にする」「お互いを思いやる」「感謝の気持ちを忘れない」世の中が変わっても普通の心があれば大丈夫。心穏やかな未来が来ることをこの作品に込めて。」
(作家のメッセージより) -
「優しい未来へ」の一部
1つ1つのアップリケを見ると鳥に見えるような見えないような。
でもやっぱり鳥に見えるのはすばらしいです。
真ん中の葉っぱは平和の象徴のオリーブの葉かな。 -
「再起動」by 細川智代
模様のように見えますが……模様ですね。
波のイメージかな。
「とまどった記憶は、次のステップへと導いてくれるだろう。昨日よりは少しゆっくりとしたテンポでリスタート。新しい閃きがわいてきたよ。私は後ろからやってきた風にそっと乗って、サーフボードで駆け抜けて行く。景色は変わった。ひと呼吸。あの波を超えて行こう。」
(作家のメッセージより) -
「再起動」の一部
眺めれば眺めるほど、具体的な何かの形に見えてきそうです。 -
「梅雨の晴れ間」by 河田明子
やさしいうねりが癒しのエネルギーを感じさせます。
梅雨というと、あじさいかな。
「6月の雨の滴をいっぱい浴びたみずみずしい葉っぱやあじさいの花が、梅雨の晴れ間、青空の下で輝いています。これから始まる夏を楽しむように。やさしい雨や太陽の光を受けて成長する木々のエネルギーはすごいと思います。この地球上で、たくさんの緑の命がいつまでも輝くことを願っています。」
(作家のメッセージより) -
「美しい世界」by 矢沢順子
こういう世界をじっくり間近で眺めるのはとても楽しいです。
「地球上に生あるものたちが楽しく幸せに暮らせる希望に満ちた美しい世界を思い描いて、美しい色で表現しました。いつか必ずそんな時がやってくることを信じて。」
(作家のメッセージより) -
「美しい世界」の一部
ヒツジが飛び回る牧場のある家をチョウチョが渡り、白い道を年老いた夫婦が互いをいたわりながら進む……。
それとも年老いた母親と息子かな。 -
「美しい世界」の一部
美しい虹が浮かぶ空に、パラシュートの人が下り立つ大地に花が満ちる……。 -
「美しい世界」の一部
たくさんリンゴが命をつなぎ、子供達が安心して暮らせる世界……。 -
「光を浴びて」by 岡部美咲
茶色い部分が大木の幹に見えてしまいました。
その左隣の緑の葉っぱは、巨大な蛙!?
右隣の青い渦は、かたつむり@
実はこの作品はリバーシブルです。
「大地に根をおろし色づく花々。逞しく枝葉をめぐらし生い茂る木々。きらきらと揺れ動く水面。光彩陸離たる自然の中、自分の場所で自分の色で精一杯生きるものたちの姿を、自分なりの視線で捉え、力強く色彩豊かに表現してみました。」
(作家のメッセージより) -
「光を浴びて」の一部
さっきの作品の反対側です。
こっちはずいぶんすっきりとしています。 -
「アンクルトム」by 小幡幸子
ファンタジックで可愛い作品です。
えっ、アンクルトム!?
「両手を一杯に広げ「皆仲良くしましょう」と言っているかの様なこのパターンに紛争やテロのない世界平和を重ねました。私には大きな事は出来ませんが、自分の身のまわりを見つめ、小さな事でもいいから少しでも人の役にたてる人生を送っていきたいと考えています。」
(作家のメッセージより) -
「アンクルトム」の一部
たくさんのアンクルトム。
ベルギーのプリュッセルの小便小僧みたいにたくさんの服持ちです@ -
「輝いているよ!」by 湊啓子
吸い込まれそうな素敵なパターンです。
ふだん着の着物からこんなすばらしい作品ができるなんて@
「遠距離介護期間も含めて、丸5年間みっちりつき合った母を亡くしました。東日本大震災翌年の3.11が葬儀でした。生涯忘れられない日になりました。母が残した布団地や、ふだん着の着物の布をつなぎながら「お母さん、輝いているよ、みんな輝いているよ!」と。命の軌跡をたどり、残された者の使命を考える日々です。」
(作家のメッセージより) -
「輝いているよ!」をななめから
真ん中はポチっとボタンが使われています。
壮大なパターンも、ちゃんとキルトです。 -
「春のおとずれ」by 原田清子
和のキルトという雰囲気です。
あ、確かに山の輪郭が……。
「私が住む山口県秋吉台は春を呼ぶ風物詩「山焼き」が行われます。毎年2月下旬には草原の周囲に火が放たれ、カルスト台地は赤い炎の帯になり、その規模の大きさから「人と自然が織りなす日本の風景百選」に選定されています。この新芽のように私も一生懸命生きたいと思います。」
(作家のメッセージより) -
「春のおとずれ」の一部
これ可愛い@ -
「アクアリウム↓&↑」by 宮本由子
泳ぐ金魚は確かに命の輝きのイメージです。
2枚に分かれて、暖簾っぽかったです。
「日本の襖絵をヒントに、水槽の中で生き生きと泳ぐ金魚を表現しました。美しいヒレの動きは、それを動かしている筋肉を意識して制作しました。一生懸命泳いでいる姿に愛しさを感じ、私達人間も地球という大きなアクアリウムの中で生かされている「命」である事に気付かされます。」
(作家のメッセージより) -
「アクアリウム↓&↑」の一部
確かに上下の力強い動きを感じます。 -
「白藤」by 吉田恵子
キルト作家が見に行ったフラワーパークは、足利フラワーパークでしょうか。
足利フラワーパークなら大藤が満開のちょうど良いときに訪れたことはあるのですが、遠いのでライトアップの時間まではいられませんでした。
いやはやぜひ見てみたいです。
「樹齢何百年もの藤棚のあるフラワーパークに出掛け、ライトアップされた武士を見た時の感動は忘れられない思い出です。夜の闇に紛れ強い香りを放つその姿は、昼間の柔らかな花々と違う命を繋ぐ力強い生命力を感じ、圧倒されました。白藤の幻想的な美しさは何年経ても脳裏を離れません。」
(作家のメッセージより) -
「白藤」の一部
藤の下を、2羽の蝶が遊ぶ……。 -
「白藤」の一部
花びらの中心にはきちんと刺繍が施されていました。 -
「舞」by 石飛悦子
蝶は確かに「舞」のイメージがあります。
そして再生のイメージがあるのは、さなぎから孵ったときの芋虫からの鮮やかな転身ぶりのせいでしょう。
この作品は正方形に近く、左右が少し切れていますが、あしからず。
「還暦を過ぎ、第二の人生スタート。これからも夢、希望、目標をもって舞いたいと……。生きているかぎり、いつも輝きを失わないようにと願いつつ制作しました。」
(作家のメッセージより) -
「舞」の一部
大きな蝶の細部。 -
「生─LIFE」by 片桐好子
マルがテーマの方の新作キルトかと思ったのですが、渦巻きと吸い込まれそうなエネルギーは、確かに命のイメージです。
「私たちの日々の活動はまるで点のようなものが動いているにすぎないかもしれません。ただ一つ一つがきらきらしていて、美しく輝いていて、とても愛おしく思います。」
(作家のメッセージより) -
「生─LIFE」の一部
1つ1つの丸が楽しいです。
元の布の図柄が生きています。 -
「新大」by 田中福子
キルト作家のメッセージを読んでから作品を見直してみると、新しい意味が見えてきます。
「2012年9月、我が家に待望のスター(初孫)が誕生しました。地震、台風など思いがけない出来事が起こり続ける中、新大の誕生はとても新鮮でした。これからの未来に向けて、元気にたくましく成長していって欲しいと願いを込め、星の輪を表現してみました。」
(作家のメッセージより) -
「新大」の一部をななめから
キルトの質感を感じたくて@ -
「ファミリーツリー・命の意味」by 五戸修美
これも細部をじっくり眺めるのが楽しい作品@
「今回のテーマは、命を受け継ぎ、どこまでも大きく伸びる家族の木です。生まれてきたこと、育ててもらえたこと、巡り会えた奇跡に感謝し、みなさんにとって良い出逢いが永遠に続くように、ボーダーに再生の祈りを込めてイースターのモチーフを縫い込みました。」
(作家のメッセージより) -
「ファミリーツリー・命の意味」の一部
ファミリー・ツリーを賑やかに彩るのは未来輝かしい子供たち@ -
「ファミリーツリー・命の意味」の一部
ツリーの根元には子供も、家族の元となった祖父母も、それから新婚夫妻も。
新作キルトの競演はここまで。
もう一つのテーマ「マルと遊ぼう」は、次の旅行記「東京国際キルトフェスティバル2013(4)古布を活かした「和のキルト」と新作キルト「マルと遊ぼう」&パートナーシップキルト」にて。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10746530/ -
「Heart of Mine」by 南久美子(フレンドシップ賞)
こちらは新作キルトではなく、コンテストの受賞作品のようです。
出展部門は分からないです。「創作キルト部門」かな?
「不安な事や暗い話が多い今、思わず笑が出るような楽しいキルトを作ろうと思いました。音楽は万国共通。誰もが楽しげな音を感じられるように、と心を込めました。私には最後まで楽しいキルト作りになりました。」
(作家のメッセージより) -
「Heart of Mine」の一部
高らかに鳴らすラッパの音色はハート@
音量はボーダーの細かなピースワークで表現されているらしく、そこも審査員に好評のようです。
ボーダーのパターンも中央のデザインとマッチしていると好評でした。 -
「シャイニング ツリー」by 森田圭子(日本キルト大賞)
左右が少し切れていますが、あしからず。
構図はもとより、幹や枝の色使いもすばらしいです。
作品はもともと大きいので、その迫力もありました。
審査評を読むと、図柄や表現のすばらしさだけでなく、ミシンテクニックも素晴らしいと褒めていました。
「丸裸だった広葉樹が、春になり次第に若葉を身に着け大空に向かって逞しく生きる姿に深い感動を抱き制作しました。光や風によって、様々な表情を見せてくれる木を、心で感じ取った色彩で描きました。」
(作家のメッセージより) -
「シャイニング ツリー」の一部
木漏れ日の輝きを中心に。
葉っぱもきちんと描かれています。
新作キルトの競演「命」はここまで。
新作キルトの競演のテーマのうち3つ目は次の旅行記にて。
「東京国際キルトフェスティバル2013(4)古布を活かした「和のキルト」と新作キルト「マルと遊ぼう」&パートナーシップキルト」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10746530/
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