2012/07/21 - 2012/07/21
574位(同エリア1178件中)
まみさん
昇仙峡で、影絵の森美術館はもともと楽しみにしていました。
滝上から昇仙峡口へ下るコースをとる私にとって、この美術館がコースの最初にあることと、撮影不可なことは玉にキズでしたが(笑)、それでも寄ってみて良かったとしみじみ思った、心温まるステキな絵がたくさんの美術館でした。
でも、水晶宝石博物館やパワーストーンを売る店に寄り道することは考えていませんでした。
いくら甲府が、あのドイツのイダー・オーバーシュタインと並ぶ宝石産業の町とはいえ。
ああ、なつかしや、イダー・オーバーシュタイン! またいつか行きたいな。
実をいうと、こういうところで見たり買ったりできる宝石・宝飾は、私の場合、毎年12月に池袋のサンシャインで開催され、もう10回近く出かけている東京ミネラルフェアに行けばすむのです。
そして最近はご無沙汰ですが、これまでの海外旅行先では、宝石の原石や美しい結晶が見られる鉱物博物館やその手のコレクションにある博物館には、あちこちでせっせと通ったものです。
でも、水晶宝石博物館のクリスタルサウンドに寄ってみてよかったです。
まあ、寄るつもりになったきっかけは、本日無料とあったのと、撮影自由だったからですけどネ。
これまでの博物館めぐりでなかなか撮れなかった飾り石や宝石のルースの写真が撮れて万々歳です。
ちなみに、売店には、やっぱり入らないようにしました。
じゃないと、すぐに購買欲がそそられてしまうから。
昇仙峡も、最も良い季節は紅葉で、その次は新緑。
だからこの時期はビミョーにシーズンオフなのか、開いている店舗も少なかったです。
というか、私が通りかかったときには、もう営業時間が過ぎていただけかもしれません(苦笑)。
この旅行記の写真は、一眼レフで撮ったものがほとんどですが、コンデジやスマフォで撮ったものも一部あります。
<石和温泉&昇仙峡の旅行記のシリーズ構成>
□(1)母と母のお友達と一緒に薬石の湯「塊泉」へ
□(2)富士山眺望にまたしても恵まれず(泣)〜甲府からバスで昇仙峡滝上のロープウェイでパノラマ台へ
■(3)昇仙峡の2つのミュージーアム:水晶宝石博物館クリスタルサウンドと影絵の森美術館
□(4)仙娥滝・覚円峰・石門〜ハイライトがつまった散策道
□(5)思った以上に絶景続きだった天神森エリアの渓谷道路沿い約3km
<タイムメモ>
08:35 石和温泉駅発の普通列車に乗る
09:00 甲府駅発・敷島竜王線のバスに乗る
10:00頃 ロープウェイ駅でバスを下りる
10:20発 ロープウェイでパノラマ台駅へ上る
11:00発 ロープウェイで仙娥滝駅へ下りる
11:15〜11:50 水晶宝石博物館クリスタルサウンド
12:00〜12:40 影絵の森美術館&ティータイム
12:45〜14:30 仙娥滝〜覚円峰〜石門
14:30〜15:00 岩魚塩焼き休憩タイム
15:00〜17:15 天神森エリアの渓谷道路沿い約3km
17:20頃 昇仙峡口バス停到着
17:51発 甲府駅方面のバスに乗る
甲府市観光協会公式サイト
http://e-kofu.com/
昇仙峡公式サイト
http://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/b/index.html
水晶宝石博物館クリスタルサウンド公式サイト
http://crystal-sound.net/
影絵の森美術館公式サイト
http://www.kageenomori.jp/
PR
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ロープウェイのふもとの駅のすぐそばにあった影絵の森美術館の宣伝看板
さっさと昇仙峡口に向かわないと、いつ雨が降ってくるか分からない、という天候でしたが……やっぱりこの美術館は見学したいです。 -
山梨ワイン王国&ローズガーデン
バラは一年咲きではあるけれど、関東ではもうこんなにきれいに咲いていません。
うっとり@ -
入場・入館無料とあって、ちょっと惹かれた山梨ワイン王国
試飲コーナーもあるようです。
でも、ゆっくりしてはいられないから……。
山梨ワイン王国の公式サイト
http://y-wineclub.com/winekingdom.html?PHPSESSID=5883f3c7dae8207842444f524fb0a5e0 -
山梨ワイン王国にはこちらから入るらしい
ローズガーデンも見たかったです。
でも、天候が心配だったので、惜しかったけれどスルーしました。 -
水晶宝石博物館は、こちらも本日入館無料!?
むむむ。ワインはあきらめられたけれど、宝石好きの私、これをスルーするのは惜しい! -
ええい、入ってしまおう!
ちょうど中から外に出てきた館員さんが、中では写真は撮り放題ですよ、と教えてくれたので。 -
うっとりするような水晶の結晶
山梨は水晶が採れることで有名です。
それも、2本の水晶の柱が90度くらいに根元で交差して、ハートのように見える日本式双晶が有名です。
残念ながら、展示されていた、いかにも双晶と呼ぶにふさわしい水晶は、上手く写真に撮れませんでした。 -
氷のような原石@
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原石をカットしたルースの展示も
これらのアメジストのカットはすばらしいです。 -
世界に数個しかない水晶ドクロ
「水晶髑髏ドクロ「クリスタルスカル」伝説
誰が言い出したのかは分からないが、「水晶ドロクは全部で13個あり、全てが再び一ヶ所に集結した時、宇宙の謎が暴かれる」「2012年までに一箇所に集めないと世界は滅びる」などの迷信や俗説がある。2008年現在は10個ほど「発見」されています。ちなみにこの「クリスタルスカル」は弊社の工場で作った出来たてほやほやの「14個目?」です。」
(展示の説明より) -
宝石で再現された川中島の合戦の一騎打ち
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カメラスタンドから撮った川中島の合戦
カメラスタンドがあったので、そこにカメラをおいて、このアングルの写真が撮れるようになっていました。
確かに記念撮影にも良さそうなアングルです。 -
天然石のモザイクが一枚一枚丁寧に貼りつけられた上杉謙信像
すごーい、白馬の白はオパールです。
緑はマラカイト(孔雀石)で、青はきっとラピスラズリ。
茶色の筋模様のタイガーズアイ(虎目石)も甲冑模様などに使われていました。
準貴石や貴石クラスの石が使われています!!
特にオパールは、感想すると細かいひびわれが入り、光沢が失われるので、扱い注意の宝石なのに、余計すごーい!! -
ふんぞり返った武田信玄像
使用された宝石の説明がありました。
トルコ石(青)、オニキス(黒)、ヒスイ(緑)、メノウ(緑系)、水晶(透明)、ジャスパー(赤)、ヘマタイト(黒)、孔雀石(緑)、ラピスラズリ(青)、そして白いオパールと貴重なブラックオパール。すごーい!
職人6人がかりで2年半かけて製作したそうです。すごーい! -
美しいタイガーズアイの千手観音
寅年の去年2011年はタイガーズアイの流行年でした。
でも、この美しい石は寅年に関係なく、私の大好きな石の1つです。 -
水晶の不動明王
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ラピスラズリの吉祥天の花鳥模様の香炉
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伝統工芸作品の貴石画
使われている石は、ざっとみて、白いオパール、ラピスラズリ、マラカイト、オニキス、トルマリンなど、川中島の合戦の一騎打ちの像と同様に、なかなか貴重な石ばかりのようです。 -
ウグイスメノウは初めてみたかも@
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きれいな色の結晶メノウ
市場に出回っている結晶メノウは人工彩色のものが多いので、こんなにきれいに色がついていると疑ってしまうのですが、ここは博物館ですし、天然石しか飾っていない、と館員さんが説明していたので、この色は天然なのでしょう。 -
貴石を使った置物の装飾
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原石とルースと首飾り:フローライト
いろんな石が展示されていましたが、特に好きな石の写真を撮りました。
フローライトは和名では蛍石と言われています。
暗くすると蛍光するものがあります。
石の色は内部の不純物によるのですが(純粋なものは透明)、緑や青や黄色や紫などを帯びた美しい石が多いので、私にとって虹色の石というイメージがあってお気に入りです。 -
原石とルースと首飾り:針入水晶
金の糸のようにみえるルチル(金鉱石)を内包した美しい水晶です。
同じものひ1つとして存在しません。
水晶の中のルチルの模様を眺めていると、吸い込まれそうな気がします。 -
原石とルースと首飾り:タイガーズアイ
淡く光を放つ美しい筋模様は、キャッツアイなどと同じシャトヤンシー(猫目)効果と呼ばれています。
キャッツアイのシャトヤンシーもステキですが、シャトヤンシーがはっきりした本家本元のキャッツアイ(クリソベリル)はかなり高価です。
その点、タイガーズアイはシャトヤンシーが美しく値段も手頃なので、大粒のものが手に入りやすいですし、なんといっても色と模様がいいです。 -
原石とルースと首飾り:インカローズ
ロードクロサイトともいいます。
名前の由来はどちらもバラが関係しています。ロードはギリシャ語のバラ。
これもとてもお気に入りの石です。
このバラ色のすばらしいこと!!
この石も、ルビーやサファイヤほどではないですが石の質によって値段の差がべらぼうで、不透明で白っぽい方はお安く手に入りますし、ある意味その模様がインカローズの魅力ともいえます。
半透明のピンク色一色の石は高嶺の花です。 -
原石とルースと首飾り:アクアマリン
水の妖精をイメージさせるような淡い涼しげなアクアマリン@
貴石と呼ばれるレベルの中でもジュエリーとしては比較的手頃な値段で手に入れやすい貴石の1つでもあることもあって、気に入っています。 -
原石とルースと首飾り:クンツァイト
比較的新しく発見され、流行りだした石でてす。
この淡いピンクの色合いがすばらしい宝石です。
正式名はスポデューメンなのですが、クンツァィトというのはかの有名な宝石店ティフィニーが宝石の権威者のクンツ博士にちなんで命名したコマーシャルネームです。
見た目がよく似た石にモルガナイトがありますが、なんとなく暖かみが感じられるのはモルガナイトで、クンツァイトはツンとした孤高の冷たさがあって、全般的にモルガナイトより色が薄いものが市場に出回っているような気がします。
他にも好きな石はたくさんあるのですが、単に展示されていなかっただけ。
展示の説明はパワーストーンとしての効果が中心でしたが、私の興味はそこにあまりなかったので、一切触れませんでした、あしからず。 -
微水晶を内包したアゲート
外側はゴツゴツとした岩なのですが、開けてびっくり玉手箱!! -
昇仙峡の満月
と名づけました@
実際は、大きな水晶の玉です。
こんな風に、台を隠すように撮ると満月のように見えるよ、と館員さんに教えてもらいました。
ただし、携帯で撮った場合。
カメラで撮ってしまうと、クラックがきれいに撮れすぎて月に見えなくなってしまうからです。
これはスマフォで撮りました。
次の写真と比べてみてください。 -
昇仙峡の満月も、カメラで撮ると大きな水晶玉へ
スイカほどの大きさの水晶玉自体は、とっても貴重です。 -
主役はフラワーアメジストなんですが
アメジストのクラスターが放射状に母岩に生成した様子が花びらのようだということで、フラワーアメジスト。
なのに私は、ムーミン谷のニョロのような母岩の方に注目して写真を撮ってしまいました@ -
淡いエメラルドグリーンのスタラグマイト(石筍)の青の結晶
スタラグマイト(石筍)は、鍾乳石の石です。
もう少し正確にいうと「鍾乳洞の天井からしたたり落ちた水滴中の炭酸カルシウムが沈殿・堆積して床上から上方に向かって成長した筍(たけのこ)状の突起物」(Weblio辞書の説明を借用)。
でも、こんな風に青いものはとても珍しいそうです。 -
カルサイト(方解石)の結晶もだーいすき!
カルサイトは身近な石です。鉱石としては石灰石ですから。
貝殻などもも、カルサイトでできています。 -
砂漠に咲く「砂漠のバラ」
説明書きを引用します。
「砂漠の地下で、地下水が蒸発の際に塩類が結晶化しバラの花状に成長したものです。そのため、砂漠のバラが産出される場所はかつて水が存在したということになります。(中略)バラの花状に形成される原因は未だに不明で、神秘性を秘めた天然石として人気です。」
水晶宝石博物館の写真は以上です。
きりがないくらい撮りたい展示物がたくさんありました@
水晶宝石博物館の見学はとても楽しかったのですが、外に出たら、雨が降り出していました(泣)。 -
楽しみにしていた影絵の森美術館へ
入場料は800円。
ネットの割引券をプリントアウトしていけば700円になったのに。
無料ドリンク券と食事10%引券は、800円払っても700円でももらえたろうと思います。
影絵の森美術館公式サイト
http://www.kageenomori.jp/
常設展は、藤城清治のファンタジックな影絵です。やはりこれが圧巻でした。
企画展ギャラリーには山下清の貼り絵と竹下夢二の絵画。
でもブログなどで予習したときに、影絵の森美術館でこの2人の作品を見たとあったので、ほぼ常設に近いのではないでしょうか。
期間限定の特別展として、世界のキティ展がありました。好きな人にはたまらないでしょう。
キティちゃんのいろんなポスターや大きなキティ像がありました。
ポスターでは、昇仙峡の覚円峰キティには絶句。
スカイツリーの宣伝のキティ・ポスターもありました。
でも、なかなかすごいと感心してしまったのは、東アジアと日本全土の名産物キティのストラップ・コレクションでした。 -
無料ドリンク券でもらったアイスコーヒーと10%割引券で買った巨峰ソフトクリーム
巨峰ソフトクリームは、山梨の名産にちなんで、ぜひ食べてみたいと思っていました@
ロープウェイのパノラマ台駅の売店で買おうかと思ったのですが、時間がなかったのでやめました。
でも、ここで1割引で買えて、かえってよかったです。
ドリンクには、試食として美術館オリジナルのサンドクッキーがついてきました。
これでランチ代わりです。
(石和温泉の「塊泉」で朝食バイキングをがっつり食べてきてしまったので、もともとランチ抜きにするつもりでしたから。) -
影絵の森美術館の半券と買ったポストカードセット(各850円)
藤城清治さんの影絵作品集のポストカードは4種類もあって、どれを買うか、とても迷いました。 -
影絵の森美術館で買ったクリアフォルダ(A4サイズ)とポストカードの一部
クリアフォルダは650円と、ちょっとお高かったけですけどネ。
影絵の森美術館を出たあと、ますます雨が強くなってしまい、閉口しました。
でも、昇仙峡のハイライトはこれからです。
めげずに雨の中を散策することにしました。
「石和温泉郷に泊まって昇仙峡へ行こう!(4)仙娥滝・覚円峰・石門〜ハイライトがつまった散策道」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10691374
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