ジェットコースターの絶叫をBGMに、東京ドームシティ・イルミネーション散策（1）クリスタル・アベニューetc.編

2009/12/15 - 2009/12/15

ここまで本格的なクリスマス・イルミネーションを見たのは初めて！
デジカメを手にして４年目。
でも今年は初めてがいっぱい@
まだ今年（2009年）は終わっていないけど、その初めてのトリを飾るのは、やっぱりクリスマス・イルミネーションでしょう。

本日は半蔵門にある国立劇場で文楽のマチネー公演を見たので、その帰り道、水道橋駅に出て、東京ドームシティに寄ってみました。
ライトアップが開始してまもない17時すぎに到着しました。
「仮名手本忠臣蔵」でお人形さんの切腹シーンと、お家断絶・城明け渡しに悄然とする人形さんたちを見て私までしんみりした後で、一転して華やかなクリスマス・イルミネーション三昧です。

お気に入りのトラベラーさんの旅行記で毎年チェックしていた東京ドームシティのイルミネーション。
実際に自分の足で回って自分の目で見る感動は期待以上でした。
イルミネーションの写真はお気に入りのトラベラーさんとは天と地ほどの差があるでしょうから、１つのオブジェをいろんな角度で撮った写真で攻めてみることにしました。
撮らずにはいられなかっただけともいえます@

２時間以上かけて散策し、思った以上に写真がゲットできたので、旅行記は（1）クリスタル・アベニューetc.編と（2）ラクーア編の２つに分けることにしました。
前座として、先週、撮るには撮ったけれど枚数を撮れなかった今年の上野公園・西洋美術館中庭のイルミネーションから始めたいと思います。
本当は公園内には、京成上野公園口をはじめ、もう少しあちこちにイルミネーションが点在しているはずなのですが、東京文化会館での観劇前だったので、そこまでカバーできませんでした、あしからず。

東京ドームシティ公式サイト
http://www.tokyo-dome.co.jp/
2009〜2010年度イルミネーション情報
「Winter Ilumination 2009（2009.11.11Wed〜2010.2.14Sun／Light up 17:00〜25:00）」
http://www.tokyo-dome.co.jp/event/illumi/

いやぁ、しかしホント、ここまで本格的なイルミネーションを見たのは初めて！
かといって、その後、近所のささやかなイルミネーションが色あせて見えるというわけでもないのが、夜のイルミネーションのいいところですね。
それを飾った人々の生活を少しでも楽しもう、それを通りがかりの人にも分け与えようとする温かい心が伝わるような、寒空の闇に出現するオアシスです@

エリア 水道橋(東京)

去る12月９日の観劇のときに撮影した上野公園・東京文化会館、ヨコから見たイルミネーション

この日はマリンスキー・バレエの「イワンと仔馬（せむしの仔馬）」を見に行きました。
有吉京子さんのコミック「白鳥（SWAN）」にこの演目が紹介されていたとき、まだろくにものを知らない初々しい乙女だった私（！？）は、てっきり有吉さんの創作かと思っていました。
ヒロインがこのバレエでせむしの仔馬を踊ることで、また一つ成長するというエピソードのための。
マリンスキー・バレエ来日公演のチラシをはじめて見て、この演目が実際に存在すると知って、これはぜひ見なくちゃ、と思いました@

バレエは、童話を下敷きにしているわりには、舞台装置も衣装もとても現代的（ロシア・アバンギャルド風？）でした。
振付は、クラシックに比べればずっとずっと現代的でしたが、私には難しいコンテンポラリーというほどではなかったです。
制作が1950年代、ソ連時代ですもの。モダン・クラッシックってかんじ？
とてもコミカルなバレエですが、悪役であるはずの王さまがとても可愛らしかったです。わがままで甘やかされた小僧というかんじで。
だから、その王さまが原作の童話と同じく最後に熱湯の中で溺れ死んだときは、とてもかわいそうになりました。

地獄門を背景に、クールな今年のツリー

地獄門が中途半端なのはあしからずぅ。
上に黒い部分がはみ出ないようにしたら、彫刻の頭が欠けていました（泣）。

クリスマスツリーの色は、去年はグリーンでした。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15044932/
関連の旅行記
「上野公園のクリスマス・イルミネーションで遊ぶ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10294280/

一昨年は金色でした。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13038387/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13038388/
関連の旅行記
「ひさびさの美術展はしご＆クリスマス・イルミネーション」（2007年11月24日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10199844/

去年と同じだけどこの光の海にはうっとり@

去年はこんなに広範囲に撮ることはできなったので、看板のまわりだけ残して、思い切ってカットしました。
でも今年はPowerShot SX 200 ISのフィルム換算広角28mmの威力をたっぷり堪能@

関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15044934/
関連の旅行記
「上野公園のクリスマス・イルミネーションで遊ぶ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10294280/

緑の炎がうごめくようなイルミネーション@

12月９日に撮影した上野公園のイルミネーションはここでおわり。

上野公園にはほかにもイルミネーションが点在しているようですが、なにしろ観劇前の短い時間（15分ほど）しか撮影していられなかったし、観劇後の22時すぎはもう明かりがついていなかったので、一つの旅行記ができるほどの写真枚数にはなりませんでした。
それに西洋美術館前に限って言えば、ツリーを除き、去年とイルミネーションはあまり変わっていなかったですし、去年、ここのイルミネーションだけで一つの旅行記が作成できたのは、ひとえにボケとブレ写真のおかげでしたから。
同じことを今年ももう一度やるというのも芸がないですしね。

関連の旅行記
「上野公園のクリスマス・イルミネーションで遊ぶ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10294280/

そして本日の文楽マチネー公演のチラシと鑑賞教室のときにはもらえる無料パンフレット

もう文楽公演は10回以上見ているので、文楽鑑賞教室「解説・文楽の魅力」は見なくてもいいんですが、同時上演の「仮名手本忠臣蔵」が魅力的でしたから。
お殿様が切腹するまでの冒頭は、文楽ではまだ見たことがなかったのです。
ただ、今回、社会人向けの夜公演はチケットがとれなくて、マチネーになりました。

白装束の人形は塩冶判官高貞、殿中で吉良上野介に斬りかかったために切腹させられた、赤穂藩主浅野内匠頭長矩がモデルです。
切腹前のシーンですね。
左下は、塩冶判官が信頼する筆頭家老の大星由良之助、モデルは赤穂藩・筆頭家老の大石内蔵助、お殿様の仇を討とうと固く決意する赤穂浪士の中心人物です。
塩冶判官は大星由良之助に「仇を討ってくれ」と言って息をひきとります。

そしてここから、東京シティドームのイルミネーション！

……といきたいのですが。

水道橋駅の２番出口からミーツポートへ

まずはミーツポートのペガサスがいるカリヨンを見たいと思ったのだけど、うーん、どこ？
そもそも東京ドームシティのイルミネーションはどこ？
まさか、これじゃないですよね？
イルミネーション・ポイントの地図を置いててくれぇ〜。現在位置はここ、と示してくれぇ〜。

うろうろしていたら、入口らしきものを見つける

ひょっとしてイルミネーションって入場料を取るの？
まあ、いいですけどね。
そのために来たんですもの、入場料くらいでやめたりしません。

トンネルをぬけると、そこは夢の世界でした……。

あれは、古代ギリシャ語で「希望」という意味の光の帆船「エルピス号」でしょう。
あれがあるってことは、ここはクリスタル・アベニューですね。
ミーツポートから開始したかったけど、まっ、いっか。
早速、ハイライトにたどりついて、テンション急上昇@

ちなみに、イルミネーション・エリアはお金をとりません。アトラクション・エリアではなく、無料エリアです@

水の上のクリスマスツリーや結晶にもうっとり@

光の帆船「エルピス号」

公式サイトによると、全長17ｍ、高さ12ｍ。
空の青い光の筋が灯って、かつ船体が虹色に照らされるまで待ちました@

エルピス号をもう１枚とりたいけど、ちょっと待つのに疲れたので、ウルトラマンに癒しを求める

（※コクリコさんから、「パンツがずり落ちそうなのでひっぱりあげているみたいなウルトラマン」とナイスなコメントを頂きました。私もそうとしか見えなくなっちゃった@）

ウルトラマンの後ろのイルミネーションを、ちょっと覗きに行ってみましょう。

両側に緑に光る木々@

ガラスの映り込み

もうちょっときれいに見えたんですけどナ。
腕不足で残念！

その本物

光の帆船「エルピス号」、もう少し船体に注目したアングル

そのせいで右の時計が切れちゃった、と言い訳@

光の海の底に沈んでいるよう

この青い光の筋は点滅し、その光の軌跡は、まるで波のようでした。
一番豪華に点灯されたときを狙いました。
もっともその時間は案外長いので、タイミングを測れれば、シャッターチャンスをつかむのは難しくありません。

半ば光の海に沈みながら立ち去るエルピス号

シンデレラが駆け下りそうなあの階段を、私は上りたい！

その前に、水面の映り込みを撮らなくちゃ！

こんなところでショッピングするのも楽しそう。
イルミネーション効果でおしゃれ気分がアップ@

撮影のため、おとなりの階段から上りました。

私はシンデレラじゃなくってもいいのさっ！

ふりむくと、私がいるのは銀河の上……！？

光の中の幻のようなエルピス号

光に包まれたエルピス号

ああ、光の波が去っていく……。

光の波が彼方に……。

突然ですが、東京ドームでございますっ！

人が集まっている気がしたので、向かってみると

階段沿いの植え込みのイルミネーションだから、上に向かって広がっていて、撮りやすかったです。

階段を上ったところで、植え込みの木々の光と東京ドーム

ペガサスのカリオンを求めて、ミーツポートの方に向かう途中

ミーツポートがこっちの方向かよく分からないけど、とりあえず行ってみましょ。

おやぁ、出口？

仕方がないのでいったん出てこの写真を撮ったあと、来た道を戻りました。

再び、エルピス号がハイライトのクリスタル・アベニューを見渡して

ラクーアは目の前に見えるけど、ミーツポートはひょっとしてあんなに遠く！？
すでにイルミネーション撮影に興じて１時間以上たっていたので、あんな方まで行く気がしなくなり、分かりやすいラクーアの方に向かうことにしました。

結局、見つからなかったミーツポートの、ペガサスのカリヨンとは

見つける根性がなくて、もうラクーアの方へ行っちゃえ、とあきらめたせいですけどね。

「ジェットコースターの絶叫をBGMに、東京ドームシティ・イルミネーション散策（2）ラクーア編」へと続く。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10410115/

この旅行記へのコメント （2）

• まもちんさん 2009/12/20 01:06:41

  東京ドームシティ〜

  まみさん、こんばんわ。
  
  わたしもきょう、こちらにいってきたんですが、ペガサスはカリヨン号のちょうど2F部分にありましたよ。ペガサスだけポツンとしてましたんで、ちょっとわかりずらいかもしれないですね。
  
  東京ドームシティって、無料で楽しめる部分って結構多いですね。有料部分に入らないと楽しめないところなのかとおもっていました♪　出がけにまみさんの旅行記をみてからいったのですが、いろいろ参考になりました。ありがとうございました。
  
  まもちん
  
  

  まみさん からの返信 2009/12/20 20:54:45

  RE: 東京ドームシティ〜

  まもちんさん、こんにちは。コメントありがとうございます@
  
  > わたしもきょう、こちらにいってきたんですが、
  
  土曜ですねっ！
  土曜は私は昭和記念公園のイルミネーションを見てきましたよー。お初@
  
  >ペガサスはカリヨン号のちょうど2F部分にありましたよ。ペガサスだけポツンとしてましたんで、ちょっとわかりずらいかもしれないですね。
  
  えーーっ、あのへんうろうろしたのにー。
  東京ドームシティのイルミネーションは一月すぎまでやっているので、ひょっとしたらリベンジする機会があるかも。
  まもちんさんも撮影された、あの巨大なツリー、ラクーアに向かう歩道橋の上から見えたんですが、引き返すにはすでに疲れていたもので。
  
  > 東京ドームシティって、無料で楽しめる部分って結構多いですね。有料部分に入らないと楽しめないところなのかとおもっていました♪　
  
  そう、私も無料で楽しめるのかどうか、直前までよく分からなかったですよ。
  有料なら公式サイトにそうはっきり書いてあるだろーなと思ったですけどね。
  
  >出がけにまみさんの旅行記をみてからいったのですが、いろいろ参考になりました。ありがとうございました。
  
  いやぁ、参考になってよかったです。
  まもちんさんの旅行記さきほど拝見しにいきましたけど、船のイルミネーションが特に豪華にとれてますねー。
  あれは撮影するスポットが決まるので個人差はでないかと思ったのですが、とんでもないですね。
  
  ちなみに私はもろずみさんの旅行記を参考にして出かけたんです@
  公式サイトよりも、チェックポイントが分かりやすかったから@