キバナコスモスめざして浜離宮公園へ@（前編）

2008/09/01 - 2008/09/01

一度は行ってみたいと思っていた浜離宮公園。
10万本のキバナコスモスが見頃を迎えたというニュースが出たのは８月中頃です。
ヒガンバナやコスモスがやって来るまで、めぼしい花の名所に飢えていた矢先のことでした。
９月の連休のために検索していて得た情報なのに、花の命は短し、そう思うといてもたってもいられなくなりました。

浜離宮のキバナコスモスの見頃は例年９月いっぱいで、そのあとコスモスが引き継いで10月中頃まで楽しめるそうです。
でもそれは例年の話。
今年は２週間ほど開花時期が早まったと聞き、連休を待つのをやめました。
それでも１度は雨のため予定を延期したのです。
週末、近所のキバナコスモスがまだ咲いているのを見て、まだ大丈夫と自分に言い聞かせながら待ちました。

そして天候の安定しないここ数日、やっと太陽が顔を出した月曜の午後。
キバナコスモスが満開の浜離宮に晴れて出かけることができました。
行くなら行くで、花のタイミングに合わせられてよかった@

ところが、それほど焦がれてやって来たせいか。
いざ、キバナコスモスの花畑を目の前にしたとき。
これはわざわざ午後、仕事を休んで来たのは失敗だったか、と一瞬、思いました。
10万本の迫力は確かにありました。
まだまだ満開で、一つ一つの花を見ると、ほとんどがきれいな状態で咲いています。
ただ、連日の豪雨のせいか、それとももともとなのか、花の向きがバラバラで、まるで雑草のような奔放な咲き方！
哀しくも、豪雨のせいでなぎ倒されたところもありました。
これは写真を撮りにくい！───と早々に音を上げそうになりました。

しかし、うーん、こんな写真にしかならないか……と不満に思いつつも、何枚も撮り重ねていくうちに、だんだんと自分の撮りたい写真といまの花の状態とコンデジと自分のテクの限界にうまく折り合いがついてきました。
実をいうと、花の名所での撮影は、たいていそのパターンです。
肉眼での感動に写真が追いつかないから。
でも、今の自分なら満足できる写真を撮るコツが、だんだんとつかめてくます。
今回もそれを期待しました。
もちろん、それまでにはいろいろトライしました。

そして、これならまあいいかな、と思える写真をなんとか撮れるようになったときの衝撃の事実！
なんと、カメラのサイズ設定が、いつものM1（2272*1704）ではなく、M2（1600*1200）になっていたではないですか。
オーッ、マイガーッ！
私の汗だくだくの一時間を返せ！
と文句を言いたくても、ののしる相手は自分しかいません（泣）。

一瞬、全部消去して撮り直したい衝動にかられましたが、さすがに同じものを撮り直せる気力はなく。
だいたい、光の加減や微妙なアングルなど、全く同じものが撮れるはずがありません。
写真の用途を考えたら、M2サイズでも十分なはずだと自分を慰め、日陰の藤棚の下の席で少し気分を落ち着けた後、さらにもう30分、撮影に励みました。
一度コツがつかめたせいか、M2サイズで撮った後半の写真とは、よくかんじが似たのを撮り直すことができました。

前編のキバナコスモスの写真は、M2サイズで撮った写真からです。
キバナコスモスを目にして、写真を撮りにくい、と音を上げそうになったときの写真ですが、意外に素直な写真で悪くないと思ったものですから。
ただし、そう思ったのは後で落ち着いて眺めたときだったので、M1サイズで似たような写真を撮り直すことはできませんでした。

浜離宮公園公式サイト（東京公園協会の浜離宮公園のページ）
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html

エリア 汐留(東京)

都営地下鉄大江戸線汐留駅に到着！

めったに利用しない大江戸線。
こんなステキなものを見てしまったら、記念写真を撮らずにはいられません@
ひょっとしたらこの先、ご縁ができるかもしれませんね。

中の御門から入園

汐留の高層ビル群を抜けるまで、ちょっと迷っちゃいました、えへへ。
高架道路の陰の下で、浜離宮公園の看板を見つけるまで、田舎のねずみの気分だったおいら@

中の御門から公園内を見渡す

むむむっ。なんかずいぶん、殺風景ですな。
いや、緑はたくさんあるけれど。
思っていたのと違う……。

気を取り直して松を眺める

盆栽みたい@

キバナコスモス畑に行くには……。

左に曲がるのよね。

時代劇に使えるロケーション！？

徳川将軍家の別邸だった雰囲気が垣間見えます。
案内図を見ると、「芳梅亭」とありました。

後ろを振り返ると……。

中の御門のあたり。
うっひゃーっ、高層ビルのオンパレード！

鮮やかな赤い実に惹かれて

サンゴみたいな赤い実！
サンゴといっても海に生息している状態や淡いピンクのボケサンゴでなく、宝石として加工された赤いサンゴのことです。
調べてみたら、どうもサンゴジュ（珊瑚樹）のようです。
うむ、考えることはみな同じでありましたか（笑）。

松にも後姿があるのネ@

松とサルスベリとお隣さん

傘みたいにきれーに広がるサルスベリ

この公園はステキな樹形の木が多いですねぇ。

人見知りな石灯篭

わお、カッコいい松だぁ@

三百年の松だそうです。
「およそ300年前の宝永６年（1709）６代将軍徳川家宣が、この庭園を大改修した（その時から「浜御殿」と改称された）ときに植えられたと伝えられており、その偉業を表現するような雄姿は昔時をしのばせるもので、都内では最大級の黒松であります。」
（説明看板より）

内堀にかかる橋

あの向こうにキバナコスモス畑があるはずです@

10万本のキバナコスモス！
さすがです@

花畑の中を歩く。

春にはナノハナ畑になるそうです。

全体の写真はこのくらいにして。
さて、どんな風に撮りましょうか。

かなーり奔放に咲いています。
きれいな「花畑」写真を撮るのはむずかしそうですな。

キバナコスモスというよりアカバナコスモス@

なにはともあれ、せっかくの青空を背景に@

きれいな花畑ぶりを撮るのって、むずかしい……。

「あんなところで式を挙げたいわね」
「んーっ、そうか？」

「緑虫くん、くすぐったいよ」

晴れてよかったです@

そしてここで衝撃の事実に気付きました。
カメラのサイズ設定がM2だぁぁ〜〜っ！

つづく。

この旅行記へのコメント （4）

• sportcrossさん 2008/09/07 14:32:27

  こすもす

  まみさん、こんにちは。
  コスモスきれいですね！
  私も実は先月、浜離宮いきました。
  同じコスモスをみたと思います♪
  当日は天気が悪かったので、
  まみさんの撮られた写真でまた楽しむことができて
  うれしいです！

  まみさん からの返信 2008/09/08 23:13:39

  RE: こすもす

  sportcrossさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  
  私の写真で楽しんでいただけた嬉しいです@
  先月は天気の悪い日が多く、タイミングを計るのがむずかしかったですね。
  私も一度、この日に行こうと決めた日が雨で、予定を延期しました。
  その日を逃すとあとは予定が当分つきそうになかったので、その場合は雨でも決行！と思いましたが、やっぱり晴れてよかったです。
  sportcrossさんがお出かけになったときは、くもりでした？　ひょっとして雨に降られてしまいましたか。
  強烈すぎる光は花を撮るには難しいけれど、でも雨はカメラが濡れるし、自由に撮れないからヤですね。
  
  この先、コスモスの候補はいくつもあるけれど、そんなにたくさんあちこちにいけないので、どこにしようか思案中です。
  浜離宮のカラフルなコスモス畑も魅惑的ですね。

• jyugonさん 2008/09/06 00:41:53

  キバナコスモス

  まみさん　こんばんは〜
  お久しぶりです。
  
  浜離宮はいつ訪れてもいいところですよね〜
  でもキバナコスモスのことは知りませんでした。
  
  ちょうどいい時にお出かけ出来たようで
  青空に映えて美しいですね。
  コンデジでこれだけ撮れれば拍手です！！
  
  タイムスリップしたような写真も面白いですね。
  私はタイムスリーップの次の写真がとっても好きです。
  松の木の横に時代衣装を着けた町民に佇んでもらえば
  タイムマシーンに乗って400年ほどすっ飛んで来ちゃったみたいでしょう…
  
  空に浮かぶ筋雲もいい感じで
  川を隔てて江戸と平成が共存しているような不思議な感覚になりました。
  
  jyugon

  まみさん からの返信 2008/09/07 02:55:26

  RE: キバナコスモス

  jyugonさん、こんにちは。遊びにきて下さってありがとうございます。
  
  これから浜離宮も花めぐり＆庭園めぐりのターゲットになりそうです。
  桜や菜の花の季節もすばらしいでしょうね。
  キバナコスモスよりそちらの方が有名なのかしら。
  花の写真は青空と一緒がやっぱりうれしく、ここのところの天気の悪さになかなかタイミングがはかれないでいました。
  残暑のきびしさはまだあったものの、だいぶおさまり、よいタイミングで行けてほんとに良かったです。
  
  気に入った写真の名指しもうれしいです。
  筋雲さんもいいところにいてくれて、シャッターをきらないわけにはいきませんでした@
  
  あの光景に、江戸時代くらいの衣装を着た人がいたら、とってもいい雰囲気でしょうね！
  浜離宮があそこまで江戸時代の雰囲気が感じられる公園とは知りませんでした。
  日本情緒たっぷり。
  昼間、花畑のほうは花の撮影にいそしむのは日本人ばかりでしたが、奥の庭園にはちらほら外国人の観光客もいました。