2007/03/21 - 2007/03/21
172位(同エリア243件中)
まみさん
カタクリの花めあてに訪れた小川町。
でも、本命のカタクリがやや時期尚早ゆえ、どのくらい咲いているか危ぶまれたので、カタクリに限らず気になった花はせっせと写真を撮りました。
ちなみにデジカメを初めて買ってちょうど1年。
(もっとも初めて撮影したのは、その後の週末です。)
花の撮影にハマってしまい、花だけでシャッターを切った回数は、おそらく5,000回は下らないはずの現在でも、いわゆる野山のハイキングで草花の写真を撮る機会は、今までほとんどありませんでした。
もっとも野山のハイキングというには、本日のカタクリを求めての散策は、仙元山(標高289m)の麓といってもあまりに麓すぎましたし、それほど上り下りをしたわけではありませんが。
小川町のカタクリの群生地の1つは、「カタクリとニリンソウの里」と別名がついていました。
ニリンソウがどんな花か、行くまで全く知らなかったのですが、同じく群生地を散策していた人から、ニリンソウの葉を教えてもらいました。
おかげで、ニリンソウも1〜2分咲きくらいでしたが、花を見つけることができました。
他にも、名前が分からなくても、いいなと思った花の写真を何種類か撮りました。
家に帰った後、手持ちの花の本13冊(本日、一冊増えました。山と渓谷社のヤマケイポケットガイド・シリーズの「山の花」です@)で名前が分かったのもあれば、分からずじまいの名無しのごんべぇもあります。
それにしても、野山で自生している花の写真を撮るのは、近所のお宅の庭先や道端や畑で撮るのとは違って、思ったより難しいものなのですね。
足場の悪さはもとより、なによりもたくさん周りに草が生えている中で、花にスポットライトを当てた接写の背景をうるくならようにすることの、困難だったこと!
もっともそれが一番大変だったのはカタクリの花でした。
ここに集めたカタクリ以外の花は、カタクリの花の接写のときほど困難には思いませんでした(写真の出来映えは別として@)。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄
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-
カタクリとニリンソウの里へ向かう途上の竹林の道
-
カタクリとニリンソウの里へ向かう途中で見つけた名無しのごんべぇの野草
見るからに雑草っぽかったのですが(失礼!)、なんとなく気になったのです@ -
カタクリとニリンソウの里へ向かう途中で見つけた野草のアップ
ヒモがたくさん垂れ下がっているような……花?
花の接写の楽しさの1つに、オートフォーカスのコンパクトカメラでも、背景がしっかりボケてくれるところがあります@
※もう少し調べてみたところ、分かりました@
ヒメカンスゲ(姫寒菅)ではないかと思います。
http://hos0.big.ous.ac.jp/~hoshino/Labo/colorzukan/sugezk/hagyo/himeka32/himek32p.htm
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/monocotyledoneae/cyperaceae/himekansuge/himekansuge.htm
http://ele-middleman.at.webry.info/200703/article_77.html -
槻川にかかる板の橋
天気が良いので水の色がくっきりとコバルトブルーに美しく撮れました@
川を渡らず、このまま右手に進みます。
手前に、「カタクリとニリンソウの里まで○m」という木の立て看板がありました。
(何メートルかは、メモしなかったので忘れました@) -
梅林のそばの道
小さな梅林でしたけれど、まだ梅の花がしっかり咲いていました。
そういえば越生の梅祭りは、今日までなんですよね。
このあたりの地域は、梅はまだ、ぎりぎり見頃なようです。 -
梅林の向こうに続く竹林の道
奥に写る人影は……先に行ってしまった母かしら@ -
カタクリとニリンソウの里で見つけた、小さくて白い、ちょんちょんの花
小さな花です。手持ちの花の本で調べても、ここまで接写した写真はありません。
タネツケバナ(アブラナ科)でしょうか?
あるいはマツカゼソウ(松風草)(ミカン科)でしょうか?
あるいはヤブミョウガ(ツユクサ科)でしょうか?
ネットで調べたら、どれも違っていました。
セリ(芹)の仲間っぽいなぁと思ったのですが……どうやらセリそのものが一番有力です。
参照したURL
「大和市内で見られる山野草」
(セリ科、野草、白のキーワードで検索してヒットしました。)
http://www.ne.jp/asahi/yamato/sanyasou/sub/05siro.html
フリー百科事典ウィキペディアの芹の花のアップ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:W_seri4081.jpg -
たくさん咲いていたアズマイチゲ
そのうちの1つを接写@
これは、本日買ったばかりの「ヤマケイポケットガイド 山の花」(山と渓谷社)をひっくり返して名前を見つけました。
似た花がいろいろあったのですが(ミスミソウなど)、葉の形で区別がつきました。
写真もたくさん撮ったので、葉が見やすい写真も何枚も撮れていました。
なにしろ、カタクリもニリンソウも見つからなくて、本日の一番の収穫はこれになるかなぁ、と思いながら撮ってしたものですから。 -
可憐なアズマイチゲの花
アズマイチゲ(東一華)
「白い花を茎の先に一輪つけ、早春の林下に咲く。イチゲは1茎に1花をつける意。おもに東日本に多く分布することからアズマの名があるが、関東地方以外にも分布する。花弁はなく、がく片が花びら状となるのはイチリンソウ属に共通する特徴。花は日が当たると開き、曇りや雨天または夕方になると閉じる。」
(「ヤマケイポケットガイド 山の花」(山と渓谷社)より)
ということは、やや日陰だったので、花弁が開きかけみたいな花が多かったのかしら。 -
アズマイチゲの花を見るたっくん
岡本太郎の「太陽の塔」の模型、名付けて「たっくん」。
今日、持参してきたことをすっかり忘れていましたよ! -
アズマイチゲの花とたっくん
たっくん、ちょっとそっぽ向いちゃったかな@ -
たっくんアズマイチゲの花の向こうにたっくんが……
背景に甘んじるたっくん。
だって、たっくんもアズマイチゲも白いから、色が重なると分かりにくくて。
なので、思い切ってアズマイチゲの方にだけピントをあわせる撮り方をしてみたのです。 -
たぶんヤマエンゴサク
ヤマエンゴサク(山延胡索)
「早春の山野に咲く花で、淡紅紫色の小花をつける。別名をヤブエンゴサクともいう。エンゴサクとは漢方薬の矢で、日本の野生種ではなく中国に原産するが、日本では地下に塊茎がある仲間の数種のものにこの名を付している。花色は変化があり、青みがかるものもある。小花は線形〜卵円形で個体差がある。」
(「ヤマケイポケットガイド 山の花」(山と渓谷社)より) -
最初はホトケノザかと思ったヤマエンゴサク
こちらはだいぶ白っぽいです。
飛び立つ飛行機に見えませんか? -
これも可憐なヤマエンゴサク
アングルによって、ずいぶん見え方が変わります@ -
やっと見つけたニリンソウ
「東武沿線花物語スタンプラリー」のチラシに出ていたニリンソウの花は、むしろオオイヌノフグリっぽく見えました。
こういう花だったのですね!
ニリンソウ(別名ガショウソウ(鷲掌草))
「草原や林の中、小川の縁などに生え、林の下では群落をつくっています。一茎に花が二個寄り添って咲く姿から二輪草(にりんそう)といいますが、一個や三個咲かせるものもあります。白い花弁に見えるのは顎片で、ふつう五枚あります。おひたしやあえ物など、若芽を山菜として利用しますが、花の咲く前の姿が猛毒のトリカブトに似ているので、花を付けたものを確認して摘み取ります。」
(「花のいろいろ」(実業之日本社)より) -
葉や花がどこかイチゴに似ているニリンソウ
この白い花びらのようなものが、花びらではなく、顎だったなって……愕然@
じゃあ、花びらは、一体どれ? -
ニリンソウらしく2つ並んだニリンソウの花
-
ニリンソウの花を見るたっくん
また撮影に霧中になって、たっくんのことを忘れるところでした@ -
再び横からニリンソウの花を2つ
-
ニリンソウのつぼみ
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この旅行記へのコメント (2)
-
- いっちゃんさん 2007/03/24 13:54:24
- 本当にデジカメ一年・・・
- まみさん こんにちわ 今日続けて訪問させていただきました
まみさん本当にデジカメ一年目ですか!
素晴しい山野草の写真に・・・参った!!!
私も山野草が好きでたくさん撮りますが・・・
なかなか思うように撮れません・・年数だけは先輩ですが(笑)
旅行記に戻り・・・
「せり」だとすると・・・「もう」と言う感じ!
アズマイチゲは・・・そろそろですね!
ヤマエンゴサク・・・この手の花は撮り方が難しいですよね!
ニリンソウ・・・愛らしく
これからは春の花が沢山・・・楽しみですね。
いっちゃん
- まみさん からの返信 2007/03/27 20:21:08
- RE: 本当にデジカメ一年・・・
- いっちゃんさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
はい、デジカメはなかなか手を出しませんでした。
理由。パソコンが介在したから臆病になっていたのです@
しかし、本当にこの一年、デジカメのおかげで楽しい時間がとれました。
たくさん旅行記を作成できたのもそうですし、出不精の私が花の写真を撮りたいがために、名所を訪れる機会が増えました。
そして幸いうちの近所はわりと花が多いので、春先はほんとうに楽しみです。
去年と同じところに同じ時期に同じ花が咲くとは限らず、あるいは全く同じ時期に咲くかもしれず、それを確認するのも楽しみです。
それにしても山野草の撮ることの難しいこと。
なりふり構ってはいられませんね。
やはり対象の花によっては、満足できる写真が撮れるまで何度も何度もシャッターを切っています。
それができるのもデジカメですね!
フィルムカメラのときに、多少、花の写真にトライしたことがあるんです。
でも、現像したものを見て、いつもがっかりしてましたっけ。
ついにデジカメを買って一年たち、今年はどんな花を被写体にするか、自分でも自分の気持ちはわからず、なるようになれってかんじ。
去年と同じところで全く同じような写真を撮るかも知れないですし、同じ花なら違う風に撮れないか工夫するかもしれません。
もうすぐ桜が見頃!
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