2009/08/24 - 2009/08/26
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TRAVAIRさん
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中国・山陰地区でまだ乗った事の無い、福塩線、木次線、因美線、津山線に乗る為に出かけてきました。
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- 一人旅
- 交通手段
- ANAグループ JRローカル
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今回は、寝台特急「サンライズ瀬戸」で出発します。10日程前に休みが決まり、「ながら」の指定券が取れず、偶々1席空いていた瀬戸のノビノビ座席を GETできたので、当初の計画(紀勢線乗り通し)を変更して山陰地区へ
-
座席は6Cで上段でした。ノビノビ座席は初めての利用だったのですが、なる程、上手く出来ているなぁと関心します。
横になれるしこれなら「ながら」に乗るより何十倍も楽です。ただ枕が無いので上手く工夫して寝る必要があります。
列車は定刻に東京駅を発車しました。明朝が早いので早めに寝ることにします。
寝て気づいたのですが、意外と列車の振動があるものです。客車と違って発車時の連結器ショックが無いのですが、小刻みな揺れが寝そべった体に伝わってきま
す。これが寝台車だとベットが吸収するのでそんなでも無いかも知れません。 -
朝5時過ぎに起床して、昨晩、検札ついでにシャワー券(300円)を購入しておいた
ので、シャワーを浴びに3号車のシャワー室に向かうのですが、生憎「使用中」。「出雲」編成のシャワーに行ってみようと、10号車へ向かうとこちらは空
いていたので、シャワーを券を機械に入れてシャワーを浴びます。
列車でシャワーを浴びるのはCNL以来かなお湯が出る時間が6分なので、上手く時間配分をしながら備え付けのシャンプーとボディーソープを使って体を洗います。 -
岡山には定刻6:27に到着します。ここで「瀬戸」と「出雲」が切り離しとなりま
す。機関車のような派手さはありませんが、10人位の乗客が切り離し作業を見守ります。高松行きの瀬戸を見送り、自分も新幹線ホームに急ぎます。 -
6:37発のこだま527号で福山まで向かいます。これに乗らないと福塩線に間に合わないのです。さらに岡山で新幹線に乗り継ぐことで「サンライズ」が乗継割引
になるのです。お陰で新幹線分が浮いた計算になります。
それにしても4両編成の新幹線ってまるで模型みたいです。 -
福山から青春18切符を使用するので改札で日付を入れて貰い、福塩線のホームで待っていると115系3両編成やってきました。福塩線と言うとロングシートの105
系と言うイメージだったのすが・・・
平日の朝と言うことで車内は通勤通学客で結構混んでます。下りの結構需要があ
るんでちょっとびっくりです。 -
府中を発車すると今まで住宅などが点在する近郊都市に風情だったのが、一気に山間に進んだ感じです。川の水も透き通り渓流になっています。
途中駅での乗り降りも殆ど無く、駅に停車しても静かなものです。
それにしてもJR西日本のローカル線への保守は最低限しかされていないので、線路脇の木々が
生い茂って車体で擦れる箇所が多いこと。それに危険箇所での25km/h制限も多く、距離の割りには時間が掛かります。 -
塩町で芸備線と合流して、終点三次に定刻9:55に到着です。
ここで約50分も待ち合わせで備後落合行きに乗換えです。時間まで駅の周辺を歩いてみますが、何も無く駅に戻ってきて、木次線八川駅と亀高駅の蕎麦出前を頼もうと電話をしてみますが、どちらも電話に出ません。もしやと思い、携帯で検索すると両方とも「火曜日定休」であることが判明。
がっくりして備後落合行きに乗込みます。 -
備後落合には12:05に到着します。芸備線は以前キハ58の急行「みよし」が現役
の時に乗車しており、備後落合には3年ぶりの再訪になります。
12:13に木次からの「奥出雲おろち」号が到着します。下りは客車が先頭ですが、これから乗る上り列車は機関車が先頭になるので、トロッコ列車らしく感じられます。 -
お昼は蕎麦の食べ比べの予定だったのですが、念願叶わずで、お昼が食べれないかと心配したのですが、車内販売で「仁多牛べんとう」(1000円)があり、これを
すかざす購入しました。
ちゃんと保温バックに入っていたので、弁当を受取った時にはまだ暖かい状態でした。
煮込んだやわらかい牛肉がご飯の上にのっかている牛丼風の弁当でとても美味しかったです。 -
木次線は数あるローカル線でも風景明媚な路線の一つでもあり、ローカル線で観光を呼ぶために全額、沿線自治体の分担と県の補助金で「トロッコ」列車として
平成10年から運転されていて、休日となると満席になる日も多いようです。
備後落合を定刻に発車して、広島と島根県県境を抜けていきます。トンネル内ではトロッコ車両の天井に設けられたヤマタノオロチが光る仕掛けになっています。 -
JR西日本の最高標高地点を通過すると、木次線の観光名所である「奥/出雲おろちループ橋」の眺める場所で徐行運転をしてトラストアーチ橋としては日本一
の「三井野原大橋」を眺めます。
ここから奥深い谷を降りていくわけで、道路はループ状にらせんに降りていきますが、鉄道は山肌を縫うように走って時折ループ橋などを見ながら木次線のメインイベント?である三段式スイッチバックになります。 -
林の隙間から次に停車する「出雲坂根」駅が見えてきました。
2月にも豊肥本線でスイッチバックを体験していますが、これで日本にある三段式スイッチバックは制覇?したことになります。
これから降りていく線路が寄ってきてポイントを雪から守るスノージェットを潜り停車します。1分程停車の
後、ポイントが切り替わり注意信号が表示され、短い汽笛合図を鳴らして坂を下りていきます。 -
「出雲坂根」駅はホームに湧き出る「延命水」で有名です。ココではスイッチバックと対向列車待ち合わせで9分の停車時間があり、ペットボトルに名水を汲
む時間もあります。
備後落合行きと交換して発車した列車は、徐々に山間部から降りていくよな感じで列車は進みます。 -
「八川」駅では目の前のお蕎麦屋が休みなのを見て、「亀高」駅でも蕎麦屋は休みで、代わりに爺さんの団体が駅見物にやってきていました。
列車は「日登駅」を発車すると次は終点の木次です。この列車が着くと直ぐに下りの備後落合行きがあるので、これに乗り継ぐ人が居ないか車掌が確認します。 -
木次から宍道行のキハ120に乗換えます。「奥出雲おろち」号の乗客のうち半分位が乗込みます。残りの半分はどうやら駐車場へ・・・なるほど車で来てトロッコ
に乗って帰るって訳ね
宍道で直ぐに接続する快速「アクアライナー」米子行に乗り宍道湖を見ながら米子へ向かいます。
そうそう松江は高架駅舎なんですが、昔、初めて山陰を旅した時に、なんで米子が地平で松江が高架なんだろう・・・と不思議に思ったものです。(松江は県庁所在地でしたね。米子の方が大都市だと思っていた学生時代・・・) -
米子では乗換え時間があるので、ATMを探しに駅を出ると郵便局が見えたので向かうと、なんと「銀河鉄道999」が走っているではありませんか!
メガロポリス駅は米子だったのか・・・ -
次に乗る18時発の快速「とっとりライナー」まで時間があるので、境線で後藤まで行って戻ってくることにします。
境線は、霊(0)番線ホームからの発車です。
停まっていたのは、普通のキハ47の2両編成でした。
ホームに居る「ねずみ男」を撮影していたら、車庫から「ねこ娘」車両が入換えしていました。 -
後藤まで乗車する予定が、遅れていた特急の接続待ちをしたので、後藤での交換は危ないと言うことで、一つ手前の富士見町駅(ざしきわらし駅)で下車して、米子行を待っていると、今度は「ねずみ男」列車がやってきました。
ちなみに2両目は目玉親父でした。 -
米子18時発の快速「とっとりライナー」は新型気動車で山陰線を快調に飛ばしていきます。
エンジンの音とレールのジョイント音がとっても心地よく感じられます。
高校1年夏休みに山陰地区を旅した時の記憶を辿りながら、あそこの駅で駅寝したんだよなぁー
山陰地区は昔ながらの駅舎が残されているのでノスタルジックな感じで好きです -
鳥取には定刻より6分遅れで到着しました。今晩の宿は駅から程近い、温泉旅館「丸茂」です。
まずはチェックインを済まして、夕食を食べに行きます。
女将さんに聞いたところ、近くにある居酒屋「かば」がおススメと言うので入ってみると、賑わってます。
刺身盛り合わせ(並・一人前、1050円)を注文したら結構豪華な盛り合わせが出てきました。
さすが日本海の海の幸。美味しかったです。
ビールに刺身のほか2品位頼んで最後に雑炊で〆て約3000円と値段もリーズナブルでした。 -
夕食の後、宿に戻って温泉で今日の汗を流します。
鳥取駅周辺には何軒か温泉宿や温泉大浴場を持ったホテルがありますが、調べた中で、ココが唯一の循環なし、加水なしの純然たる掛け流し宿だったのです。
素泊まりで7000円とビジネスホテルに比べて気持ち高いですが、こんな大都市の駅前で源泉掛け流しの温泉宿に泊まれるのですから嬉しいです。
温泉はちょっと熱めですが、浴槽の底から湧き出る新鮮な温泉を堪能いたしました。 -
朝7時にチェックアウトをすると、ちょうど駅まで他のお客さんを送るところだったらしく、歩いても5,6分なんですが車で駅まで乗せて貰いました。
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7時過ぎの鳥取駅は高校生で溢れていました。夏休みが終わって二学期が始まったばかりのようです。
7時24分発の智頭行きに乗車します。発車時間が近づくにつれ学生がどんどん乗り込んできました。
途中の駅で学生が一挙に下車したりして、終点智頭に着く際はガラガラになっていました。 -
智頭で津山行きに乗換えます。こちらはキハ120の1両です。
佐用での大雨による影響で岡山へ向かう特急が運休しているので、岡山へ向かうビジネスマンも見かけます。
智頭駅を発車するとずんずんと山に登っていきます。
すると、案の定あちこちで25km/hの速度制限箇所があり、減速して制限箇所をゆっくり通過します。 -
津山に定刻9:31に2番線に到着します。津山線は4番線からの発車なので、地下通路で4番線に向かうと、そこそこの乗客が待っています。
暫くすると、岡山発の列車が到着します。折り返し9:49発の快速「ことぶき」岡山行になります。
津山を5割くらいの乗車率で発車します。快速と言うだけあって、軽快に駅を通過していきます。 -
津山を発車して最初の停車駅は「亀甲」駅です。
駅舎を見てびっくり!
まるで亀。
駅名が「亀甲」だから駅舎も亀とは随分面白いですねぇ -
快速「ことぶき」は定刻10:59に到着。
昨日の朝から約30時間ぶり?の再訪です。ここからは山陽本線に乗り換えです。
お腹が減ったので、駅弁「蜂蜜牛肉弁当」(1100円)を買って相生行きの普通列車に乗り込みます。
列車が発車したところで、ちょっと早い昼食です。 -
相生で新快速に乗り換えて、三ノ宮へ向かいます。
三ノ宮で各駅停車に乗りかえて、六甲道で下車します。
駅から歩いて10分程にある「六甲おとめ塚温泉」に立ち寄ります。
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉の温泉が消毒なしの源泉掛流しになっていてます。
露天もあって、こちらで温泉に浸かってゆっくりしてから、再び、JRで大阪へ向かいます。 -
大阪から関空快速で関西空港へ。ANAの東京行き最終便で帰るのですが、時間まで「関空展望ホールスカイビュー」(展望デッキ)に行って夜景撮影をします。
8月中は17時以降は、バス運賃(100円)が無料になるキャンペーンを行っていました。
1時間程夜景撮影をしてターミナルに戻り551で有名な「蓬莱」で夕食をとった後、ANA150便に乗り込みます。
機体はJA615Aで国際線のB767-300ERです。座席は8Gでビジネスクラスのシートです。でも飛行時間が50分と短いのでありがたみは薄いですけどね。
羽田からはモノレール経由で帰宅。
あっと言う間の2日間でした。
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