美しい街並みと悲しい記憶の国

2008/08/07 - 2008/08/19

９日間のポーランドツアー。ポーランドというと寒々とした東欧のイメージだが、夏のポーランドは緑豊かで、街並みはパステル調で美しい！　ヨハネ・パウロ２世を生んだ、カトリックの国であり、第二次大戦の悲惨な記憶が残る国でもある。

エリア ポーランド

• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

８月８日
フランクフルトからルフトハンザでワルシャワへ。ホテルで団体ツアーに合流。

８月９日
チェンストホーバーのヤスナ・グラ修道院で「黒い聖母」を拝観する。様々な奇跡を起こしたこのイコンを見るために世界中から巡礼者が訪れる…　特に８月１５日の聖母被昇天祭の日は町中信者で埋め尽くされるらしい。この日も既に混んでいた。
夕方ブロツワフ到着

ポーランドはスープの種類が豊富。写真は赤カブのスープ、「バルシチ」（真っ赤！）。少し酸味があり美味。これ以外にもきゅうりのピクルスのスープや、ライ麦を発酵させたスープ「ジューレック」等々。みそ汁を飲む日本人の口に合う。
スーパーではこれらのスープのインスタントカップスープが売られているので、お土産に最適。

８月１０日
それほど馴染みのないブロツワフという町だが、見所多し。教会地区とうも言うべきオストルフ・ツムスキや、ブロツワフ大学がある一角、旧市場広場周辺等々。写真はブロツワフ大学のレオポルディアム講堂。

市庁舎がある旧市場広場周辺は、パステル調の建物がびっしりと並び、どこを見ても絵になる。
夕方クラクフ着

８月１１日
クラクフ郊外のアウシュビッツ強制収容所跡見学。ポーランドへ来たら、やはりここは外せない。

煉瓦造りの各建物は資料展示室となっている。メガネの山、髪の毛の束の山、靴の山、鞄の山…これらの品々が、どれだけ多くの人がここで殺されたかを雄弁に物語っている…
コルベ神父が餓死させられた牢獄には、ローマ法王が贈った蝋燭が立てられていた。

第二アウシュビッツとも言うべきビルケナウ収容所跡。大量虐殺的な色彩は、むしろこちらの方が強い。粗末なバラック小屋が数棟残されている。
旅行記表紙の写真はルブリン郊外のマイダネク収容所跡の記念碑。

午後はヴィエリチカ岩塩採掘場の観光。地下の岩塩坑には岩塩で出来た礼拝堂まである。壁も祭壇もシャンデリアもすべて岩塩！
食塩やバスソルト等、お土産にいいが、塩は重い…
夜はクラクフのユダヤ人地区（シンドラーのリストのロケ地）にあるレストランでユダヤ音楽を聴く。

８月１２日
午前中はクラクフ市内観光。写真のヴァヴェル城から旧市街へ入っていき、ポーランド最大の市場広場周辺を観光。ヨハネ・パウロ２世はクラクフの司教だった。

クラクフの市場広場
この広場に面して建つ聖マリア教会のステンドグラスと祭壇は素晴らしい！　祭壇が観音開きに開かれる時は美しい音楽付き！！
午後はひたすら東に向かい、ウクライナとの国境に近いザモシチ泊

８月１３日
ザモシチ市内観光。旧市街は小さいので徒歩でＯＫ。イタリア風の美しい街並み。
昼食をとったルブリンは、ルブリン城内の聖三位一体礼拝堂が見所。壁中がビザンチン様式のフレスコ画！
夕方ワルシャワ着。

８月１４日
午前中は郊外のジェラゾバボーラへ。ポーランドと言えばショパン！

午後はワルシャワ市内観光＆プライベートコンサート。ワルシャワの旧市街は第二次大戦で破壊され尽くしたが、それを元の通りに復元しており、世界遺産となっている。市場広場も美しいが、ワルシャワ大学がある通りや、新世界通り等もお洒落〜
グルジア問題のせいで、戦闘機がやたら飛んでいた。

８月１５日
団体ツアーから離れて、チューリッヒへ。
写真はクラクフで見かけた新婚カップル。