2005/02/29 - 2005/03/08
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SUOMITAさん
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3/2は縁あって,ラヌア郡の健康センターを見学した.健康センターはこの地域の人々の保健所,外来診療所,一次入院施設,歯科診療所,母子センターを兼ね備えたような医療,保健,介護の中心施設,建物はやや古いが,わずか4500人の村の施設としては素晴らしいの一語に尽きた,さすが社会保障の国フィンランドである.午後に「日本の家」行くが,先輩の運転で脱輪!!途方に暮れるが人々の援助に感謝する.またラップランドで携帯電話を忘れた時の恐ろしさを身をもって体験した.このときはフィンランド語が話せるのが本当に役立った.夜は恒例の日本食パーティ.
翌3/3はクロスカントリースキーと釣りで楽しく過ごす.
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3/2,ラヌア本村の健康センターを見学した.健康センターはラヌア郡3695平方kmに4463人(人口密度1平方キロあたり1.21人!の過疎の村)の第一次医療を担う.医師4人,外来,保健所的役割,入院設備,歯科などがある.2006年に詳細に見学しているが,このときは,はじめて見学することができた
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待合室のオーバーかけがしゃれている.
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設備の案内
上より,案内受付,理学療法,在宅看護介護,糖尿病,検査室,職業健康室,事務室とかいてある. -
上はラヌア村(郡といったらよいか,最少行政単位,Ranuan Kunta)の紋章(Vaakuna).きこりののこぎりと湖の波を示している.
下はこの年のフィンランド糖尿病協会の標語.足の指を良い状態に(きれいに)と書いてある. -
胎児をあらわす木の彫り物
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日本からのお土産を渡す
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話をうかがう.このカンファレンスルームとRovaniemi
の病院とが回線で結ばれ,テレビカンファレンスなどができるという. -
医者のハンドブックと書いてある.日本での「今日の治療指針」のような本だろう.
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診察室,当然電子カルテ,Rovaniemiの病院などとの共通カルテ,患者のカルテを共有している.
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診察室の表札,医長とかいてある.
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レントゲン室
カーテンが愛らしい,日本のレントゲン室ではこのようなカーテンはしないだろう. -
待合室のテレビとパンフレット,雑誌
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待合室兼図書室
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待合室の絵とポスター,ポスターは糖尿病患者用.
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ここより先は母子保健指導室,兼小児科.小さな柵がある.
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母子保健指導室
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産科用超音波,妊娠時の管理のみ行い,分娩は80kmはなれたRovaniemiの病院で行う.
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50年も使われている赤ちゃんの模型
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母子保健室らしい絵
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リハビリテーション,理学療法室.
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生理検査室
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在宅看護用の倉庫,いろいろな在宅用品が置いてあった.
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糖尿病療養指導室,フードピラミッドのポスター,視力表が張ってある.
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さまざまなインスリン注射の針などがおいてある.日本の病院よりも種類が多いくらい.
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血糖測定器
1型糖尿病はRovaniemiの病院で診察,ここでは一般医が2型糖尿病を中心に診察している. -
良い昼食にしましょう,低血糖や高血糖など糖尿病の症状についてのポスター.全体にパステルカラーできれい.
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あなたが選ぶ....食品のカロリー表
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メタボリックシンドローム!
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もう一度カンファレンスルームに,日本の人形が置いてあるのに気が付く,ラヌア村は青森県岩崎村(現深浦町)と姉妹都市であり,日本の家がある,フィンランド一「日本びいき」の村である.
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過疎の村にも関わらず高水準の医療と保健,介護事業がおこなわれていた.さすが社会保障の国である.
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ラヌアの本村にある友人の祖母の家を訪ねる.もう80歳を越えるが,矍鑠として元気.毎日そりつき歩行器を使い,雪の中を運動している.一人暮らしで高齢者用の長屋風住宅に住んでいる.2DKでとてもきれい.
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この木は「家族の木」といって家系図となっている.大本の曾祖母,曽祖父からはじまって,孫までを木の葉のほうに書いてある.
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フィンランド人のほとんどがそうだが,皆非常にこぎれいに住んでいる.私の部屋とは比べ物にならない.またひとつひとつのものを長く大切にする.80歳台の老人の部屋とは思えない.
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この後,ラヌア動物園,ムルムル城に買物に行く.(ここについては2006年ラップランドラヌア村のスキー休暇に写真を載せたので省略)その後ガソリンスタンドでガソリンを入れ,クレジットで払う.ここはラヌア村に2つあるガソリンスタンドのひとつ.ここから一番近い他のガソリンスタンドまで約50km.
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午後ラヌア村で8ユーロの昼食(lounas)を食べる.カフェのような小さい店である.フィンランドでは昼食を出すレストラン,ドライブイン,ホテルなどでは大体昼食はバイキングスタイルでとる形である.ジュース,コーヒー,パン,スープ,肉料理,(魚料理ないこともある),サラダでやすいところで8ユーロ,ドライブインで10ユーロ,ホテルやレストランだと12-18ユーロくらいである.その後スーパーで買物.
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スーパーで買物.日本と違い,たとえばジャガイモ1個でも買うことが出来,ビニール袋に入れて,はかりに載せて,該当番号を押すと,価格が書いてあるシールが出てくるので,それを袋の上に張る.番号はフィンランド語で書いてあり,絵が乗っている場合が多く,外国人でも,わかりやすい場合が多い.(ちなみにcitymarketはわかりやすいが,一般にPlismaはわかりにくく外国人に不向き).わからなければ概ね40歳以下の人は英語が得意なので,聞くと良い.親切に教えてくれる.
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午後になり、友人にとってはじめてのラヌアであり、日本の家(2007年ラヌアのスキー休暇に写真は載せた)にいった。そのあとで悲劇が待っていた.
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なんとか引っ張り出してもらう。お礼を言ったら「北の国ではみんな助け合わないと生きていけないよ」といわれた。その後友人になり2006年6月にはケサモッキ(夏の小別荘)に泊まらせてもらった。このときほどうれしかったことはない。そのままSimojarviの集落まで歩いていたら日が暮れてもつかなかったろう。後で友人に「ラップランドでは何があるかわからないから携帯電話は絶対忘れないこと」としかられた。そういえばフィンランドが携帯電話社会になったのも特にラップランドでの遭難を防ぐためのものであったことを思い出す。冬のLappiでは携帯は必携である。場所によっては命にかかわる。
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日本の家の帰りに友人が運転していたところ、慣れぬ右側通行で(非常に狭い道で先には日本の家以外はカウコマーというコテージしかない)脱輪してしまう。まず車が来る道でない。この日に携帯電話を近いところにいくということでコテージに忘れてくる。午後3時、気温マイナス16度。一番近いSimojarviの集落まで10km。どうしよう。。。
確か木材集積場と人家が日本の家の方向にあると考え、戻ることにする。落とした友人は完全に落ち込む。その集積場にはまったく人がいず、放し飼いの大きな犬2匹とトナカイの頭蓋骨の骨、大たい骨の骨が転がっている。ドアをたたくけど音なし。犬が近寄って恐怖。そっとその場を離れる。4人でいたので、何とか襲われるのは免れた???
その後逆方向に歩いていくと約2.5kmで少し広い道にでるところに一軒家があった。フィンランド語で「アウタメイタ(私たちを助けて)」から事情を話す。寒いので中に入れといわれコーヒーとおやつ用のパン(sampyla)をご馳走になり、心から温まる。
救援用の車を電話で頼んでくれた。本村(40km離れている)からくるので約30分かかるとのこと。それまでおしゃべりをしていたら私たちの友人のいとこにあたるというのでびっくり。 -
助けてくれたご夫婦と,この家がなかったら大変だった.奥さんはフィンランド人らしくシャイでこのときはにこりともしなかった(友人のお母さんもおなじ)その後仲良くなる.とてもまじめでいい人,クッキーや料理が上手.夫とともに年2回くらい海外旅行を楽しむ.クレタ島やルーマニアの話をしてくれた.フロリダにも行ったことがあると.
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今日の失敗談に花が咲いてお開き.そとは凍てつく寒さ.-23度.
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夜は友人の家族を呼び,日本食を中心に食べてもらうパーティ,お母さんは日本食は苦手,先輩(歌がうまい)の独壇場の歌を聞いて,
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3/3の夜明け,スノーモービルの伴走車が何とも言えない雰囲気を作る
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トイレの流れが悪くなったので、言ったら、なんと自家用バキュームカーがきた。浄化槽から吸い上げて、処理場に捨てに行くのだそうだ。この車は、友人の長男のものだそうである。フィンランドの過疎地は何でも自給自足、そのなかで清潔で豊かな暮らしをしている。
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我々は森の中に,クロスカントリースキーをしてきた帰り,先輩が慣れないのでいつもは7km程度を往復するのだが,この日は2.5kmくらいのところで引き返してきた.
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小魚(ムイックではない。ムイックのフライや燻製はフィンランド名物)を釣りに,スノーモービルへ.
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魚の名前は忘れた。ムイックは冬は底のほうにいるのでつれない。80cmくらいある厚い氷に穴を開ける。
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とても小さな釣竿でとる。ほんのちいさな「引き」を感じるのがコツといわれたが、2時間で1匹しかつれなかった。零下15度以下の夕方にじっとして釣竿をたらしていると寒さが身にしみる。鼻毛も凍る寒さ。フィンランドの友人がデモンストレーションをしているところ。
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昨日のパーティの際に,もってきてくれたおかあさんがつくったクリスマス用のジンジャークッキー(Piperkakku)とジャガイモ(peruna).季節はずれだが頼んで作ってもらった。お母さんのクッキーはいつも大変おいしい。
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