2007/04 - 2007/04
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Weiwojingさん
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鞆の浦には日本で唯一と言われる天然の円形港湾があります。江戸時代に寄港した朝鮮通信使は「日本一の美しい景色」と讃えました。
江戸時代の港湾遺跡が残っています。石造りの灯台「常夜灯」、岸壁の石段「雁木」、船を修理する砂浜の「焚場」などがいまでも残っています。山を背にした市街地には江戸、明治に出来た木造の町屋が並んでいます。興味のある方はぜひ訪れることをお勧めします。
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港のそばには「いろは丸展示館」があります(中央の建物)。いろは丸というのは、慶応3年(1867)に坂本竜馬と土佐海援隊が乗り込んだ蒸気船で、紀州藩の軍艦と鞆沖で衝突し、沈没。海底から引き上げられた遺品や沈没船の状況等が展示されています。この展示館の先に、「常夜燈」が立っています。
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鞆の浦のシンボル的存在である「常夜燈」です(地元では「とうろうどう」と呼ばれているそうです)。江戸時代に作られ、海中の基礎の上から宝珠まで11メートルの高さがあります。
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今でも「常夜燈」は夜になると、灯が点されるのです。遠くからでも見えるそうです。
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この日は満月に近い晩でした。月をバックに夜の港を撮ってみました。
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江戸時代に作られた「雁木」(がんぎ)です。雁木とは船着場の石段のことで、満潮、干潮にかかわらず、船荷の積み下ろしが出来ます。今なお現役で使われています。
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夕日が港を覆い、美しい風景が広がっています。暗くなるまで見続けていても見飽きないほどです。
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港にはたくさんの漁船が停泊していています。
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宿泊したホテルの窓から瀬戸内海のすばらしい夕日を撮ってみました。手前の島は弁天島で、後方の小きな島が皇后島、左側の大きな島が仙酔島です。ずうっと見ていても、見飽きない風景です。
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鞆の夜の街を歩いてみました。暗くなると、人通りもなくなり、本当に静かな街並みです。
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鞆といえば、筝曲家の故宮城道雄が知られています。彼の「春の海」は鞆の浦あたりの瀬戸内海をイメ−ジして作られたと言われています。鞆の浦の海を見ていると、「春の海」のメロディが自然と浮かんできました。
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鞆の浦歴史民俗資料館前から鞆の街並みを見ることが出来ます。眼下に広がる瓦屋根の家々が美しく輝いています。
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宮城道雄が作曲局した『春の海』は鞆の海をイメージしたものだと言われており、このような長閑な海を見ていると、そのメロディが浮かんできました。
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江戸時代の豪商・大坂屋の遺構の一部で、頼山陽が「対仙酔楼」と命名しました。
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ここは「竜馬宿泊跡」として知られる場所です。江戸時代の回船問屋・枡屋清右衛門宅で、彼はいろは丸事件の際、坂本竜馬たち土佐海援隊を支援して、宿舎として提供しました。
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道の両側に古い商家が並び、江戸時代にタイムスリップしたような感じです。
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朝早く街を歩いていると、道路がこのようにきれいに掃き清められ、水がまかれていました。地元の人々の心遣いが感じられます。
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民芸品を売る店があったので、店内を覗いてみました。
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興味深く店内を見ていると、店主が「よろしければ2階もご覧ください」と言うので、見せていただきました。2階はプラィべ−トで、ご家族の生活空間の場ですが、着物等をうまく利用して、日本的な雰囲気を 上手に演出しているのには驚きました。
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こちらも2階のプライべートな場所ですが、何とも言えない落ち着いた空間です。
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民芸品店の窓の飾りですが、何とも言えない美しさです。
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鞆の街では玄関先にこのように花をたくさんきれいに飾っている家が、数多くあります。
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街を歩いていてふと気が付きました。それは寺や寺院の屋根に飾られている鬼瓦がそれぞれ全く違うことです。動物といっても実在の動物ではなく、空想上の動物で、龍であったり、天狗であったり、今までこのようなバラィティに富んだのを見たことがありませんでした。
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鞆の街で見つけた鬼がわらのいくつかを紹介してみましょう。これは天狗のような顔をしています。
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どの鬼がわらも怖そうな顔つきですが、この鬼がわらが一番不気味で、怖い感じがしました。
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ちょっとユーモラスな感じの鬼がわらです。
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後山の中腹にある「医王寺」で、弘法大師が開いたと伝えられている鞆で2番目に古い寺です。境内からは港町ならではのすばらしい風景を見下ろすことが出来ます。
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「医王寺」の境内から見た鞆のすばらしい風景です。
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鞆の渡船場からこの船で仙酔島へ渡りました。ほんの5分ほどで着くことが出来ます。ここには海水浴場や温泉もあり、一日のんびりと過ごすことが出来ます。釣りをする人も多いです。島の中央には野生のサルが生息しています。
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この島には国民宿舎もあります。その前には美しいビーチが広がり、夏には多くの人々で賑わうことでしょう。
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福山へ戻るバス停の前の海岸では、釣り上げた魚を干物にするために天日干しされていました。
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こちらもタコが天日干しされていますが、何だか異様な形をしていますね。
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この旅行記へのコメント (4)
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- kylalaさん 2010/05/02 21:28:56
- きれいな街並みの写真で感動です!
- ついこの間鞆の浦としまなみ海道行ったのですが忙しくて鞆の浦は全く散策できませんでした。でもTamegaiさんのコントラストの効いたきれいな古めかしいきれいな街並みを見て是非今度はじっくり行って見たいと思いました。
本当にいい写真ありがとうございます。また覗かせていただきます。
- Weiwojingさん からの返信 2010/05/02 22:32:26
- RE: きれいな街並みの写真で感動です!
- kylalaさん、こんにちは。
書き込みをありがとうございます。鞆の浦は本当にきれいな港町ですね。江戸時代の街並みがそのまま残り、しかも、ひっそりとあまり知られずに存在しているといった風です。
でも、港を横切るような形で道路が作られる計画があるそうです。町議会では賛成派が多数を占め、いずれ建設が始まるかもしれないという状況です。せっかくの景観を台無しにする計画には部外者としても賛成できませんね。
kylalaさんもまた鞆の浦を訪れて、よく見学されるとよいでしょう。kylalaさんの撮られた写真の中で、朝日の昇る写真がすばらしかったです。私も見ましたが、本当にあの景色の中で見る朝日だからこそ素晴らしいのでしょう。
またご訪問ください。私もまたこれから時々見させていただきますので、もっと旅行記を載せてください。では、今日はこれで。
ありがとうございました。
Tamegai
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- なつ0905さん 2007/05/06 12:48:21
- 素敵な写真ですね。
- tamegaiさま
はじめまして。突然申し訳ございません。
鞆の浦の写真があんまりにも素敵でしたので思わずメールさせていただきました。2年前私も鞆の浦に行き、ふらふらと風情あるまちを歩いたことを思い出されました。
どうしたらあんな雰囲気のある写真を撮ることが出来るのですか?写真撮影が苦手な私ですが、工夫次第であのような写真が撮影できるのでしたらポイントを是非お教えいただきたいです。
また、旅行記拝見させていただきます。突然のメール失礼いたしました。
- Weiwojingさん からの返信 2007/05/06 17:46:00
- RE: 素敵な写真ですね。
- なつ0905様
初めまして。書き込みをありがとうございます。2年前に同じように鞆の浦へ行かれたそうですが、本当にすばらしい所ですね。大きな観光地ではありませんが、天然の美しい港と静かな落ち着いた街並みが気に入りました。この港を破壊するバイパス道路の建設計画があるそうです。残念です。また行ってみたいと思っています。写真の技術に関しては、特別何もありませんが、ただ、ご覧頂いた夕日の写っている何枚かの写真は、夕日を強調するフィルターを使っています。他には、レンズを使い分けていますが、広角レンズと望遠レンズを使用しています。撮る対象によって広角レンズだったり、望遠レンズだったりします。この程度の工夫しかしていません。なつ0905さんは最近この4travel.jpに参加されているようですが、これからたくさんの写真と旅行記を期待していますので、どんどん投稿してください。今後ともよろしくお願いします。
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