ガイランゲルフィヨルド～オーレスン（ノルウェー）～2012夏北欧旅行⑤

2012/08/09 - 2012/08/10

*ROUTE*
1日目　アエロフロートにてヘルシンキ着
2日～4日目　ヘルシンキ滞在（うち1日タリンへ日帰り旅行）
5日目夕刻　タリンクシリヤライン（船便）でストックホルムへ
6日目～7日目　ストックホルム滞在
8日目　オスロへ鉄道で移動
9日目　オンダルスネスへ鉄道で移動後（ラウマ鉄道）、バスでガイランゲルへ（トロルスティーゲン）
10日目　ガイランゲルからフェリーでヘレシルトへ（ガイランゲルフィヨルド）、バスでオーレスンへ
11日目　深夜発の沿岸急行船でベルゲンへ
12日目　鉄道でヴォス、バスでグドヴァンゲン、フェリーでフロム（ソグネフィヨルド）、鉄道にてオスロへ
13日目　アエロフロートで帰国


*RATE*
1ユーロ＝約98円
1スウェーデンクローネ（SEK)=約11円
1ノルウェークローネ(NOK)=約13円

エリア ガイランゲルフィヨルド周辺(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

９日目：一路ガイランゲルへ
ガイランゲルをめざし、オスロから列車でオンダルスネスまで行く。

前日のオスロ編は下記参照↓
http://4travel.jp/traveler/sachi_travel/album/10698745/

まずはオスロ中央駅発9：37発リレハンメル行きの列車に乗る。

チケットはノルウェー国鉄のＨＰ(https://www.nsb.no/frontpage/)から事前に予約・クレジットカードで支払いをし（webで購入すると路線や時期によってMiniprisという割引価格が設定されており、かなり割引率が高い物もあった）駅でチケットを受け取る仕組み。
駅に設置されている機械に予約番号を入れても受け取ることができるし、もちろん有人窓口で予約番号の入ったComfirmationをみせても大丈夫。
ちなみに、３日後に乗車するフロム〜ミュールダール〜オスロ区間のチケットもオスロで受け取ることができた。

チケット価格は大人・学生ともオスロ〜オンダルスネスまでMinipris価格で１人398NOK

このリレハンメルまでの列車はローカル線なので座席予約はできないものの、車両は新しく快適だった。
途中、オスロ・ガーデエモン空港にも停車するため、帰りの日もこの列車を利用した。

発車してまもなく、リレストローム駅で車内の電気が落ちて電車が止まってしまった。
点検やらなんやらで、20分くらい経ってやっと出発。

リレハンメルで乗り換え時間６分しかないスケジュールだったので、これは間に合わない！とかなり焦ったが、車掌さん曰く乗継できるようにしますとのこと。
でもちょっと不安。

出発して１時間もすると、だんだん水辺の風景になってくる

天気が良くなってきて空がキレイ

山が川の水面に反射して、鏡のように左右対称になってる！

11:54到着予定のところ５分くらいの遅れでリレハンメルに到着。
お向かいのホームに停車している、ラウマ鉄道に乗り換え。

リレハンメル〜オンダルスネス区間は、予約するともれなく座席指定されてくるシステムだった。

たった２両だけど、新しく、設備の整った列車。

なんだか、雲行きが怪しくなってきた

この日の昼食は、朝駅のセブンイレブンで買ったパンとジュースを列車内で食べて済ました（2人で90NOKくらい）

ドンボス駅を過ぎたあたりから、英語とノルウェー語でガイドのアナウンスが入る。

３回くらい、見どころでフォトストップがあった。

水が緑色になってきて、フィヨルド地方に近づいたことを実感。

小雨がちらつく。

滝！
雨脚が強まってきた。

山間にところどころ雪が…

15：37のほぼ定刻通りにオンダルスネスに到着。フィヨルドの支流か、駅前に水辺が広がる。
駅にコインロッカーがあったので荷物を預けるか迷ったが、生憎の天気で、結局街歩きはせずカフェで休憩することにしたので、預けずそのままゴロゴロ引きずって行った。
カフェでワッフルとサンドイッチを注文。北欧ではお茶の時間の定番はワッフルなんだろうか。

17：15発のバスでガイランゲルへ向かう。
バスの本数は１日２〜３本しかないので、事前の下調べが重要。
バス停は、駅の真ん前。

バスの時刻表
http://www.fjord1.no/eng/bus
上記サイトのSerch Routeのタブから検索可。

料金は、事前にバス会社のカスタマーセンターにメールで問い合わせたところガイランゲルまで大人１人247NOK（学割なし）とのことだったが、２人以上のチケットを一度に支払うと割引になるらしく、結局２人で382NOKだった。乗車時に運転手さんから直接買う方式のみで、事前予約はできなかった。

ちなみにこのバスにはカードリーダーがなく、現金のみの支払いだった。私たちはオスロ駅で換金しておいたので問題なかったが、多くの旅行者が現金がなくＡＴＭを求めてウロウロしていた。

バスはヘアピンカーブで有名なトロルスティーゲンに上るまえに５分、トロルスティーゲンの頂上で２０分のフォト・ストップがある。

バスからみたヘアピンカーブの道

トロルスティーゲンに到着。
遊歩道をつたって、展望台へ

積み上げられた謎の石・・

すごい水量！
ちなみに山頂の気温は７℃で、ほぼ冬だった。しかも雨・・
セーターの上に、さらに裏地のあるウインドブレーカーが必要。

展望台は、なかなかスゴイところにある

展望台から見たヘアピンカーブ

途中の街Lingeでバスを荷物ごと降り、フェリーで対岸の街Eisdalへ。

フェリーの展望デッキに上ってみた。
車も乗れる。

展望デッキからみた眺め
雨脚が弱まったかな。

フェリーの中からのフィヨルド

Eisdalでは別のバスが待っている。（チケットはオンダルスネスで買ったものを提示する）
乗り換えたバスからみえたガイランゲルフィヨルド。

今晩の宿泊先
Grande Fjould Hotel
1泊1090NOK

バスでガイランゲルの中心部に到着する、２キロほど手前にある。
終点付近ではバスがホテルごとに停車してくれるので、ホテル名を運転手さんに告げておくといいかも。

フィヨルドビューの部屋を予約したわけではなかったが（アップグレードしてくれた？）、部屋からのフィヨルドの眺めが素晴らしい！

ホテルの部屋から

到着したのが２０時過ぎで、お天気もイマイチだったので、この日の夕食は外出せずホテルのビュッフェにした。予約なしでも大丈夫だが、レストランが21時なので時間には要注意。煮込み料理もあってなかなか美味しかった。(１人275NOK)

10日目：この日はガイランゲルからオーレスンに、フェリーとバスで向かい、オーレスンから深夜発ベルゲン行の沿岸急行船に乗る。

ホテルでの朝食〜レストランからの眺めもよかった！

レストランから見えた、大型客船

ホテルをチェックアウトし、ガイランゲルの中心部にあるツーリストインフォメーションで荷物を預かってもらう。（ロッカーはないので、インフォの空いている場所に適当に置くだけ）
ホテルから約2キロの道のりはちょっと遠かった。タクシーを使ってもよかったかな。

ダルスニッパ展望台へできれば行きたかったけど、時間がなくて諦めた。

ボートやクルーザーが沢山停泊していた。

14時発ヘレシルト行のフェリーまで時間があったので、中心部を散策して過ごすことに。

ちょっと裏道にはいると清流が。

大型客船が雄大な山に映える

山側には滝が・・

こんなところでキャンプしたら気持ち良いに違いない。

カフェでバケットサンドとコーヒーの昼食を済ませ、14時発のガイランゲル発ヘレシルト行フェリーに乗る。
チケットは大人1人150NOK(学割なし)、船の前にいる船会社の人から現金で購入。（カードは恐らく不可）

観光バイキング船！
衣装まであって本格的。

昨日泊まったホテルが見える。

昨日と打って変わって、天気がいい。

滝が至る所に

船上はこんな感じ

急峻な地形の連続

山には雪

セブン・シスターズという、名物の滝

身を乗り出して見物する人も

絶景の連続で写真を撮りまくりだった。

陽のあたり方によって、水面がグリーンに見えてできれい。

フェリーの旅もそろそろ終わりに近づく。

15：00頃、ヘレシルトに到着。
去りゆくフェリー

フェリー乗り場からすぐのところに、滝があった
海に少し近づいた(？)のか、海の香りがする。

オーレスン行のバスが来るまで、フィヨルドのほとりのベンチでぼーっと過ごす。

ガソリンスタンドの前にある、これがバス停。
目立たないので、場所はフェリーを降りてすぐに何件かある、お土産屋さんにきいておくとよいでしょう。

16：20発のバスでオーレスンへ向かう。
（本数は少ないのでバス時刻表→http://www.fjord1.no/eng/bus　で事前に検索）
バス代は大人2人で204NOK。このバスにはカードリーダーがあり、カードで支払っている人もいたが、私たちは運転手さんに現金支払い。

途中、フェリーから見えた山々が見えたりと、全く退屈しなかった。

途中、アウルスネスからバスごとフェリーに乗り込む。

フェリーから見た眺め

太陽が水面に反射してきれい。

フェリーで対岸について、少し走って18：40にオーレスンへ到着。
ガイドブックでよくみる、オーレスン港を望む橋からの眺め。

今晩、夜12：40発の沿岸急行船に乗ってベルゲンへ向かうので、荷物は出発する港のターミナルに預けられるかな、と期待していたところ、ロッカーはおろか、旅客の待合室すらなかった・・・
仕方ないので近所のホテルに頼んで、宿泊もしていないのに預かってもらうことに。

夕食はファーストフードのスタンドでフィッシュ＆チップス（99クローネ）を食べ、あとは疲れたので深夜までやっているバーでビールを飲んで出航時間を待つ。
ノルウェーのビールはおいしいけど高い（店によるだろうが）。そこのバーは小ビールで1杯75NOK

バーの近くでかっこいい車を発見。

魚売りの少女？？

沿岸急行船の出発する港。
ほんと、ふきっさらしで、何もない！
乗り場はココですよ的な表示もなかったように思うので、時間に余裕をもって場所を確認しておいた方がいい。
8月とはいえ日が沈んだら寒いので、防寒着が必要。

港からの夜景は幻想的だった。

深夜01：00、予定出航時刻（00：45）より少し遅れて船が到着。
ヘルシンキから乗船したタリンクシリヤラインのシンフォニー号と比べると、なかなかシックな船体だ。

船から自動でタラップがでてくるのが面白かった。

沿岸急行船の船室。窓から見えるのは救命ボート。
窓なし部屋を予約していたから窓があるだけマシだと思った。
船室の料金+朝食2人分で約400ユーロ。ＨＰから事前に予約。
早期予約で割引ありだが、今回は正規料金。
一番安い船室だったが、シャワールームにはタオルとボディーソープ（兼シャンプー）もあり、不自由はなかった。

オーレスンからベルゲンまでの飛行機代プラスホテル代と考えれば、安いかも。

夜遅かったので、部屋に入って即寝入る。

ベルゲン編につづく
http://4travel.jp/traveler/sachi_travel/album/10699533/