バルセロナ（Barcelona）

2009/01/15 - 2009/01/17

急な決定でしたが、2009年1月5日に燃油サーチャージが下がったＫＬＭのエアーチケットを買って、1月10日(土)から1月18日(日)までの9日間の日程で、スペインとポルトガルに出かけました。マドリッド1泊→タラベラ・デ・ラ・レイナ1泊→メリダ1泊→リスボン1泊→ポルト1泊→バルセロナ2泊の7泊9日です。
1月15日(木)夕方、TAPポルトガル航空にてバルセロナに向かいました。

エリア バルセロナ(スペイン)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: KLMオランダ航空

Barcelo Hotel Santsの客室です。ツィン1泊86.2ユーロ（朝食は10ユーロ／人）で2泊しました。

Barcelo Hotel Sants
Plaza Paisos Catalans, s/n, Barcelona, 08014, Espana
Telefono: [phone]
Fax: [phone]
E-mail: [e-mail]

Barcelo Hotel Santsの朝食です。とても美味しかったです。

ガウディの代表作の１つ、サグラダ・ファミリアに9時前に着きました。「永遠に未完」と言われたこの巨大建築も、2006年には250万人の観光客が訪れ、観光収入と寄進のお蔭で着実に工事が進み、2008年末には屋根が完成する見込みとのことです。ここに来るのは7年間で5回目ぐらいで、明らかに外観が拡張しているのがわかりました。入場料もどんどん値上げして11.5ユーロに。

ガウディの作品、カサ・ミラ（Casa Mila）です。別名「ラ・ペドレラ」（石切り場）とも呼ばれるこの建物は、直線部分がなく、壮麗で非常に印象的な建造物で、あたかも砂丘か溶岩の波のような雰囲気があり、一般的な建築様式とは隔絶した建築です。個人住宅として使われていますが、最上階は博物館になっており、屋上も見学できます。

カサ・ミラ（Casa Mila）の入場料は9.5ユーロでした。2年に１回は旅行の過程でバルセロナに立ち寄っていますが、7ユーロ→8ユーロ→9ユーロと訪問する度に値上げしていますね。

6階建ての集合住宅で、1階と中2階が店舗と事務所になっています。バルコニーの手すりやエントランスの門にもガウディのアイデンティがあふれ、素晴らしい細工が見られました。

3〜6階は各階4世帯（１世帯当たり約300?）のマンションになっていて、6階部分のお部屋が2004年から見学できるようになりました。

ミシンとアイロン台がある素敵な主婦の部屋。

7階の屋根裏の部分に置いてあるカサ・ミラの模型です。

ファザードに沿って、階段のある塔が6ケ所ありました。

遠方にサグラダ・ファミリアが見える回廊。一番感じのいい場所でした。

右奥の遠景に見える教会はサグラダ・ファミリアです。

中庭を上から覗いてみました。

ここが出口。お名残は尽きず、外に出るのはもったいなかったのですが、最終日でしたし、晴天に恵まれたので、元気良く、次の観光スポットである、サン・ジュセップ市場に向かうことにしました。

中庭を下から見上げたら青空が・・・。

ちなみにカサ・ミラのメトロ最寄り駅はDiagonalです。
メトロは大規模な拡張工事がされていて、Diagonalで乗り換え可能なLinea 3とLinea 5の地下通路が通れず、一旦地上に出てかなり歩く必要がありました。

サン・ジュセップ市場（Marcat de Sant Josep）を訪れました。旧市街の中心、ランブラス通りに面し、広大な売り場は、鮮魚、肉、野菜、果物などの区画に分かれ、バルセロナ市民の台所として別名「ボケリアの市場(La Boqueria)」と呼ばれています。観光客もフルーツなど気軽に食すことができるので、午前中の観光の休憩がてらに立ち寄られると良いですよ。

入ってすぐのお店で喉が渇いていたので、生ジュース（ココナッツとバナナ味）を1.5ユーロでいただきました。　なお、奥のお店に行けば、同様のフルーツジュースを1ユーロで買えます。

ちょっと観光客ずれしてしまった印象がいなめません。
約7年前に初めて訪れた際は、まだまだ観光客も少なく、通路も汚れていて、屋台が並ぶ台北の夜市と変わらないぐらいの、熱気ムンムンで泥臭い感じが嬉しい市場でしたが、入口で地図は配っているし、見栄えを気にしたパッケージ、陳列、美しいカウンターの屋台と、置いている商品や飲食店のメニューも変わっていました。
生簀があって、お安く魚介料理を食べることができ、サングリアも美味しい、コーナーに見つけたお気に入りのレストランも残念ながらお店が変わっていました。

サン・ジュセップ市場で見た、パエリアに入れたいような海老。

市場を出て、Ramblas通り添いに見つけた“Sukaldari”で昼食をいただくことにした。Menu Paella(サラダ＆パエリア)のランチは１人11.9ユーロ。
バルセロナの大半のお店では14時以降でない昼食が食べられないのですが、居酒屋チェーン風のこのお店は、12時36分の入店ですでにランチの注文ができました。本当にありがたかったです。

Address:Rambla 87, 08002 Barcelona
Telephone: [phone]

“Sukaldari”のMenu Paella(サラダ＆パエリア)で出てきたパエリア2人分。新鮮な魚介類と鶏肉がいっぱい入っていて、とても美味しかったです。
ただし、二人でがんばりましたが、全部は食べきれませんでした。
お料理と一緒に注文した生ビール（CAMPEON Cerveza)
は7ユーロでした。

サン・ジュセップ市場から歩いて約7分のカテドラルを訪れました。光溢れる内庭の回廊は、椰子の木や泰山木が茂り、地中海らしい明るく開放的な空間を醸し出していて、白いアヒルが羽を休めていました。

カテドラルの左手奥にある王の広場は、ひっそりとしていて人気もなく、見つけにくかったです。コロンブスがイサベル女王にアメリカ大陸を発見したことを報告した場所として有名です。

ランブラス通りの終点は空高くそびえ立つコロンブスの像と港になります。この記念像にはリフトで上ることができます。

バルセロナ・オリンピックを機に再オープンした、フランサ駅 (Estacion de Francia) はコロンブスの塔から歩いて約20分のところにあり、旅客も少なく、さびれた感じがいなめませんでした。

かつては国際列車と国内主要都市への中距離列車及び長距離列車の発着駅としてバルセロナ第二の主要駅でしたが、スペイン国鉄（RENFE）の誇る高速度鉄道、AVE(Alta Velocidad Espanola)のサンツ駅乗り入れなどで、今ではすっかりサンツ駅に中心の座を譲った感があります。

建設中のサグレラ駅(Estacion de la Sagrera)の完成によって、マドリッドやフランスへの旅客を奪われ、近隣の都市計画に浮上する、オフィス圏住宅なども次々完成する頃にはこの駅は無くなってしまうのではないかと思えてしまいます。

Barcelo Hotel Sants（客室数: 377）はバルセロナ市内のサンツ駅の真上に立地していて、駅の中から直接ホテルに入ることはできないので、一旦、タクシー乗り場のほうに出て、写真の表示を目印に進み、エレベーターでロビーに上がります。
バルセロナ・エル・プラット国際空港からは国鉄で15分、コングレスセンター(500m)、見本市会場(Fira de Barcelona)から至近となっており、近くのモンジュイック山も見えます。

Barcelo Hotel Santsの2階ロビー。奥に朝食のレストランがあります。

サンツ駅から空港まで片道2.8ユーロ。乗車時間約20分。

アムステルダム発、KLMオランダ航空KL0867にて帰国の途に。復路も通路側から2席（Seats:27G /27H）を指定し、往路同様、窓側は空席に恵まれ、楽々帰って来ることができました。