安治川トンネルと阪神西大阪線延伸工事を訪ねて

2004/05/02 - 2004/05/02

延伸にはいろいろと問題もあるのよね，の巻

エリア 大阪

阪神電車西大阪線をなんばまで延ばそうと工事が始まっている．多分西九条からはこの赤線に近い感じで作られて行くような感じ．ちょっとこのあたりの状況を見ておくのとちょうど川のところでぶったぎられているところはトンネルがあるので，そこの探索も，ということで出発．

安治川を行きかう船のために橋梁をかけずにトンネルをつくりました．
大阪には他にもこの様な理由から渡し舟を設置しているところがあります．橋梁ができてもその高さゆえ，お年寄りなどの体力を考えて残されているところもあります．
トンネルへはエレベータで．夜中はエレベータが停止するので，階段で上り下り．これ，やったことあるのですが結構大変なのと，怖い(雰囲気が)のです....．

トンネル内の通路はこんな感じ．
昔はこの横にある車用トンネルも使われていましたが，現在は廃止．
夏涼しく，冬暖かい?!のでなかなかいいところです．

西九条から九条側へトンネルをくぐったところの建物の広い隙間．
ここに線路がとおるのでしょう．

上の写真を反対側から覗いたところ．

この写真中央付近から右手方向に線路がやってくるはずです．

建物と道路の間にスペースがあります．
この区間から地下に突っ込んだり，いろいろな構造物がつくられるものと思われます．

スペースのところにある看板．
阪神電鉄の所有です．

先の安治川の話で，船の運行支障しないように橋をかけない，と書きましたが，河口にはきちんと橋ができています．ただし，かなり高さがあります．
阪神電車西九条駅もかなりの高さにあり，環状線西九条を越え，そのままの高さを保ったまま安治川を橋梁で越えて地下にもぐります．
で，この看板．もぐるのになんで?!

実は先の高い橋梁から地下に入れるための急勾配で街が分断されるためだからです．
その先から地下にもぐらせればいいのでは，という意味で「もぐれ」だったのです．

確かに，出来島の高架をおりたところから地下にいれれば，淀川の防潮対策もスムーズにいくし，千鳥橋の待避線計画地の建物をずらすこともなく，よさげな気もしないではないですが.....．

地下化する工費と高架の工費，どっちがいいんやろ，とかいろいろ悩みます，っておいらが悩まなくてもいいかもしれない(笑)．
ちなみにこの合成写真は阪急天六が地下化したときのイメージから，そこ付近の写真を合成したものとか．
よくできてます．

この延伸工事，以前も同様の理由で工事が中断，西九条まで電車はきたけれど，状態でした．やはり歴史はくりかえす.....?!

あちこちでみられる反対看板．

西九条付近にも実はありました．
なんかうまいこといかんのでしょうかねぇ．
とりあえず，工事は続いています....．