2004/03/02 - 2004/03/04
4491位(同エリア4639件中)
PIROさん
大学生活最後の合宿。俺の今までの集大成と行きたかったものの、やっぱりいつも通りのいっぱいいっぱいだった。
千葉より暖かいところへと思っていたのに、いきなり雪に降られた…
3/2 輪行(稲毛→)
3/3 輪行(→大歩危)
3/4 大歩危→観音寺
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またいつも通り出発前日に髪切ったり、準備やら、プレのしおりを作ったりでやっぱり徹夜。
昼からゼミがあるので早く出なくてはならず、しおりのプリントアウトできずに出発。自転車はもう学校にあるので、自転車以外のフル装備をママチャリで運ぶ。かなりつらい。駐輪場から駅まではさらにつらい。西千葉からも大変だ。
ゼミには遅刻して到着。ゼミのあと、部室でメンテ、準備をする。
こんな直前に、シフトのアウターが割れてるのに気付いたりして大変だった。
研究室に渡すワークショップの写真のデータを焼いたり、しおりのプリントアウトを平岡の家でやらせてもらった。
しおりを研究室ですりおわったら時間はもうギリギリ。ほんとあわただしかった。
俺はまわりから見てもわかりやすすぎるくらいいっぱいいっぱいだったそうだ。恥ずかしい。
稲毛駅に到着し輪行準備開始。この時間の稲毛はけっこう人が多い。 -
見送りにすごいたくさんの人が来てくれた。ここまで大勢が来たのは初めて。
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みんなに見送られて出発♪
みんなフラッシュたいて写真撮りまくりで、一般人から見たら俺ら何者だよって感じだろうね。
品川駅で乗り換えて夜行のムーンライトながらに乗る。小田原から俺の隣のあいてる席に乗ってきたおっさんが、足ぶつけるわ、競馬新聞読みながらブツブツうるせーわで腹が立った。おかげであんまり寝れなかった。 -
3月3日(水)
早朝に岐阜県の大垣駅に到着。
大垣→米原
ムーンライトからほとんどの人がこの電車に乗り換えるため、混んでいて当然座れない。
輪行袋を持ってる人がたくさんいた。同じ車両にいた人は早稲田の人で、九州に行くんだそうだ。
米原→姫路
姫路駅で降りて朝ご飯を買い、電車を待ちながら朝ご飯。
今までは順調に乗り換えてきたけど、ここで初めてのピンチ。発車直前になってもともちゃんが戻ってこない。
とりあえず自転車と荷物は全部積んだ。まだ戻ってこない。
安藤に俺が残って後から追いかけると伝えた。発車のベルが鳴る。すると向こうからともちゃんが現れた。
「走れ走れ〜」 超ギリギリセーフ。
姫路→岡山
電車は混みまくり。次の岡山駅は終点じゃないので、時間があまりない。俺らは自転車を乗せてる場所から離れたところにいるので、人をかきわけ、途中の駅でおりてホームを移動して、みんなのところへ。 -
岡山→琴平
乗り換える電車は、こんぴら号というまっ黄色な電車。ベリーキュート。
本州最後の駅、児島駅で20分位停車。その間ワクワクドキドキ、テンションも高まってきます。 -
しかし、フツーに寒い。
安藤 「海を越えればパラダイス!四国は南の島!」
この電車がパラダイスへ連れてってくれるはず・・・ -
いよいよ出発。トンネルを抜け、ついに瀬戸大橋へ。
瀬戸大橋に入ると、窓を開けて、写真を撮ったり、顔出したり、きゃあきゃあ騒ぎっぱなし。
「トンガリ島だーー!!」
「ヤシの木だーー!!」 -
ついに四国に突入。やっぱりフツーに寒い。
四国に入ると接続が異常に悪いので、ものすごい待ち時間がある。待ち時間でこんぴら参り。
有名だから町も栄えていると思いきや、けっこう寂れてる。平日で人が少ないから余計そうなのかも。
こんぴらさんといえば長い階段。その始まり。 -
大門まで365段。
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大門の前。
ずっと電車に乗っててなまった身体にはきつい。 -
のら犬を拉致。
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大門をくぐったところ。
境内で営業をゆるされている由緒ある飴やさんだそうだ。 -
40分くらいかかって本堂に到着。
展望台からの眺めはすばらしい。平野が一望できる。晴れてればもっと良かったんだけど。
右に写ってる変わった格好をした人がとっても気になった。 -
本宮横の展望台。清水寺みたいな舞台造り。土が敷いてあるのでわからなかった。
奥社に行こうと本宮からさらに階段をのぼっていったものの、人はほとんどいなくなり、階段はどこまでも続く。
電車に遅れたらまずいので、時間に余裕を持って引き返すことにした。 -
本宮前の階段。すごく急。
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来た道を引き返して琴平駅へ。
駅周辺にスーパーでもあれば、今日の夕ご飯を買おうと思ったけどどうやらなさそう。
アーケードの商店街は真っ暗で、まだ5時なのにシャッター降りてる店ばっかりだった。
駅の売店で、参道にやけに看板が出ていた「灸まん」を買って食べて電車を待つ。こんぴら名物だそうだ。 -
琴平→阿波池田
ワンマン電車だった。ワンマンは入り口が後に一つだけ。
五人の自転車と荷物を載せるのは大変。置く場所もない。
最初は立っていたが途中から座れた。
電車はどんどん田舎へ進んでいく。段々畑と、夕陽がきれいだった。
高校生が乗っていた。ここから比べると柏育ちの俺も都会っ子だなあと感じた。そのうちみんなうとうと。
琴平にスーパーが無かったから、池田が夕ご飯を買う最後のチャンス。停車時間はそんなになかったが、幸い駅前に商店があり、そこで買いだし。
阿波池田→大歩危
電車はますます田舎へ。日も落ちたので真っ暗。
そして、長い長い輪行が終わりついに大歩危駅に到着。
駅の近くにテントを発見。先客がいるようだ。
輪行解除するといろんなものが出てくる。
ゴルゴ13、ハゲヅラ、落花生(1kg)… -
ホテル大歩危峡まんなかが外来入浴できるのでそこへ行く。
露天風呂が内湯からちょっと離れてて、階段をおりるんだけど、すごい寒い。露天風呂から吉野川が見えてすごい良かった。でも男風呂は場所によっては道から丸見え!
同じ電車で大歩危駅で降りた人がいてしゃべった。
川から来た大学四年生で、バスでまわって、和歌山のほうに行くらしい。
ロビーでもゆっくりしてから駅に戻る。ずいぶん寒くなってきた。 -
大歩危駅で夕ご飯を食べて、終電が行くのを待つ。
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終電の時間が過ぎると、北條がささっと銀マをひいて寝た。は、早い。
始発前に起きなきゃならないので明日は早起き。
朝が弱いから早起きしなきゃならない駅寝は俺には辛い。 -
3月4日(木)
朝五時くらいに目が覚めた。いやな気配を感じたからだ。
でも、俺がそれを確認するのがいやだったからまた寝た。
やはり予感はあたった。雪が降っている。
夜中に寒くて何度か目を覚ましたがそれもそのはずだ。
雪かー、あー、3年前の悪夢が再び。
景色が白い。ここは四国なのか? -
寒さのあまりハゲる安藤。
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始発が来る前に撤収しようと思ってたけど、雪の中出るのがいやだー。
高校生が親の車に送られてぞくぞくと駅に集まってくる。
そんな中朝ご飯をつくるわけにも行かないので、
雪がやむのを待って、とりあえず大歩危に向かって出発。 -
昨日の温泉の近くのドライブイン。山が白い。
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ドライブインの軒下。微妙なところで朝ご飯。
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風が強く、谷に沿って上流に向かって雪が真横に吹いていた。いったい今日はどうなるんだろうと考えながら、ドライブインの建物の中から大歩危を見る。
それにしても建物ってスゲー。あったかいってすばらしい。
しばらくして雪がやんだら谷の下まで降りる。
谷底。川の流れはけっこう速い。
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水切りを始める安藤。
水切り大好きイケガミと中高野球部の北條も加わって石を投げまくる。 -
雪は降ったりやんだりしている。風は強く、気温も低い。
最初の予定では、別子銅山のあたりに泊まる予定だったが、こんな天候なので、コース変更して平地に降りることにした。
川沿いを走るので景色が良くて気持ちいい。
相変わらず寒いけど、このときは雪が降ってなかったからまだまし。しばらく走ると、吊り橋を見つけたので休憩する事にした。
吊り橋の向こうは山道みたいな未舗装路でいい感じ。林業用の吊り橋なのかな?
その道沿いの瀧。 -
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車が通らないし、人もあんまり通らないから吊り橋大好き。
三年前の合宿でも別の川だけど吊り橋がたくさんかかってたなあ。 -
有名な見どころもいいけど、こういったなんでもないところこそ自転車の旅の醍醐味だと思う。
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吊り橋から国道32号を北へ20kmほど走り、阿波池田駅に到着。近くのスーパーでお昼ご飯を買い、駅前のへそっこ公園で食べた。
公園の隣の観光案内所には保育園のちびっこがたくさんいてかわいかった。
右手前は郷土料理っぽい鮨。魚まるごと!
たらの芽の天ぷらと苺大福は春への憧れ。 -
お昼ご飯を食べていたら、再び雪が降ってきた。
最初は降ったりやんだり。
山のほうが白くかすんできて、しばらくするとここにも降ってくる。そのうち、本格的に降り始めたので駅に逃げ込む。
ちなみに池田町は四国のまんなかにあるので四国のへそだそうだ。だから、なにかとへそっこ。へそっこ公園、トロッコへそっこ号、へそっここんにゃく・・・ -
雪がやんだら、うだつの町並み資料館へ行った。
うだつと言えば、脇町や貞光が有名で、池田にもあるとは知らなかった。
修復されてない家や、改築されたままの家も多いけど、あまり観光地化されてなくて、うるさくないのがいい。
資料館の入場料はタダなのに、おじさんが詳しく説明してくれてとてもよかった。
脇町や貞光は藍で栄えたところだけど、ここはタバコだそうだ。俺はタバコが大嫌いなのでそこはちょっと微妙だった。庭もきれいだったし、離れ座敷の作りも豪華。栄えた商家だったにちがいない。
北條が駅にデジカメを忘れたのに気付いて取りに行った。北條は意外と忘れんぼなのだ。
町並みをぶらぶらしてから出発。もう少し修復や、復元すればもっと町並みは良くなるんだろうけどそうすると観光地化されちゃうんだろうなあ。 -
観音寺に向かい国道192号を走る。
ゆるやかなアップダウン、向い風、そして途中で雪が強く降り出し最悪。
吹雪かよ。 -
川沿い。風が強い。進まない。寒い。
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農作業中のおばあちゃん。
天候さえ良ければ、のどかでいい道なんだろうけど、今はそれどころではない。 -
県道8号に入る前には雪がやんだ。ここからは県越えの曼陀峠だ。
峠を越えたら後はひたすらくだり。始めの標高が高いのでくだりのほうが長い。普段だったらとってもうれしい下りだけど、今日は別。寒すぎ。しかも風が強く、後のほうの緩やかなくだりではこがないと速度が落ちてしまう。 -
夕陽がきれいだった。
日が落ちるにつれどんどん寒くなる。 -
途中のスーパーで買出しを済ませ、話し掛けてきたおじさんに銭湯の場所を教えてもらって銭湯へ。
ここは、いかにも銭湯な銭湯だった。みんなこういうところは入ったことがないらしい。新入生ばかりだから。夏行った東北は温泉が多いしね。考えてみたら俺は100箇所以上のお風呂に入っているんだなあ。
やっぱりこういう銭湯なので来る人たちも、常連が多いらしく、いかにも旅人な俺らは話し掛けられまくり。
で、やっぱり人情に厚く、泊まるのにいい場所を教えてくれた上に、車で案内までしてくれた。
銭湯のおばちゃんは全員にカイロをくれた。まだこういういい人たちもいるもんなんだな。
案内してくれた場所は野外音楽堂で、屋根、壁つきで風雨がしのげて最高のテン場だった。 -
夕ご飯は鍋。寒いから湯気がすごい。
池上 -
北條
この二人は、ほんとによく食べる。
俺も一年生の時はそうだった。
最近どんどん食べる量が減っていて、寂しい。
今日はたいして走ってないけど、寒さのせいで疲れた。
銭湯にいたおじさんの話によると、最低気温は-2℃になるそうで。
今日予定通り山のほうにいたらやばかっただろう。
-2℃でも充分やばいけど。
2004年 春合宿プレ その2 ヘ続く。
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