2007/11 - 2007/11
1267位(同エリア1522件中)
ニーコさん
「芸術の秋」!!!
ということで、今月は自分の中で、美術鑑賞強化月間といたしました。
・『フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展』@国立新美術館
・Design Tide in Tokyo@国立競技場体育館
・『パッション・コンプレックス オルブライト=ノックス美術館コレクションより』@金沢21世紀美術館
・『鳥獣戯画がやってきた!−国宝「鳥獣人物戯画絵巻」の全貌』@サントリー美術館
統一性のない鑑賞記録です…
が、どれも楽しめました。
来月はもう師走、年の瀬、なんとなく慌しい雰囲気になる時期です。
気持ちだけは、ゆったりと余裕を持って過ごしたいと思います。
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11月1日(木)
小雨の降る中、国立新美術館へ。国立新美術館 美術館・博物館
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先日(2007年10月12日)急逝してしまった、黒川紀章氏による建物。
こちらに来るのは2度目でしたが、迫力のある建物だなーと改めて思いました。 -
フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
(2007年9月26日〜12月17日) -
絵はがきより
ヤン・ハーフィクスゾーン・ステーン
「鸚鵡に餌をやる女、バックギャモンに興じる二人の男およびそのその他の人物のいる室内、通称『鸚鵡の鳥籠』」
民衆の風俗、習慣を、風刺を交えて描いたステーン。
この画にも、色々と教訓的なメッセージが込められているそうです。
単純に見ていておもしろい画。 -
絵はがきより
ヘンドリック・ヨハネス・ウェイセンブルッフ
「ハーグの画家の家の地階」
フェルメールの影響を受けたと言われている。
静謐な家の中の様子、という面では空気感が似ているかも。 -
絵はがきより
ヨハネス・フェルメール
「牛乳を注ぐ女」
思っていたより小さな作品でした。
フェルメールらしい、静かな雰囲気。
同時代の風俗画に込められている色々な意味や比喩、というものは感じらません。
ただ、とある場面を切り取って、それを丁寧に描写している感じ。
前出のステーンの作品とは全く違います。 -
11月2日(金)
Design Tide in Tokyo
(2007年10月31日〜11月4日)
今年で3度目となるデザイン・イベント。
インテリア、ファッション、プロダクト、グラフィック、アートなど様々な分野の作り手が作品を発表しています。
メイン会場は、国立競技場横の体育館。国立競技場 名所・史跡
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ニールス・ファン・アイク&ミリアム・ファン・デ・ルベ
Niels van Eijk & Miriam van der Lubbe
www.ons-adres.nl
ベースの割れ目からも植物が生えている。
おしゃれだなー。
こんなの家に置きたい。 -
Don't Feed The Swedes
「ジャイアント・テディ」
後ろの壁の模様は、フラッシュ撮影することによって、反射して見えるようになっている。 -
delight Inc.
ビーズ状の照明インスタレーション。
ビーズなのに、光ってる!不思議! -
マルティ・ギゼ
Marti Guixe
Canvas Furniture
www.guixe.com
画を描くキャンバスでできている家具。 -
ROCK, PAPER, SCISSORS & SUNTORY FLOWERS
これ、全部本物の花が入ってます。 -
11月6日(火)
金沢21世紀美術館。
この日も、あいにくの雨でした。金沢21世紀美術館 美術館・博物館
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ジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」(2004)
この人の作品は直島でも見ましたが、空部分って穴が開いていたとは知りませんでした…
部屋の中に、雨が降ってる! -
天井に開いている穴。
雨が降ってます。
どんよりとした灰色の空。 -
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レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」(2004)
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「スイミング・プール」を下(中)から鑑賞します。
水中にいるような、変な気分になります。 -
マイケル・リンによる、加賀友禅をモチーフにした壁画&ロッキング・チェア。
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ヤン・ファーブル「雲を測る男」
屋根の上にある作品。
ふとした所から鑑賞することができる。 -
金沢市・バッファロー市姉妹都市提携45周年記念/金沢21世紀美術館開館3周年記念
「パッション・コンプレックス オルブライト=ノックス美術館コレクションより」
チラシの前面に出ているのは、
ジリアン・ウェアリング「17歳の自画像、アルバムより」
アーティスト自身の家族のアルバムから、若き日の自分自身や家族の写真を、特殊メイクを使って自ら再現して撮影している、という作品たち。
おもしろい発想。 -
コレクション展?
(2007年9月15日〜2008年4月13日)
アネット・メッサージェ、森村泰昌「卓上のバルコネグロ+五つの水の塔」、木村太陽(牛乳パック)、鯉江真紀子、舟越桂、角永和夫「Glass No.4」、粟津潔「鳥、空、海、人、天使、『アースマン』、牛、亀、風景、文字を主題とする作品」。 -
日比野克彦プロジェクト
「ホーム→アンド←アウェー」方式
(2007年9月29日〜2008年3月20日)
「明後日朝顔プロジェクト21」
全国14地域が参加したプロジェクト。アウェーで育った苗と、ホーム(金沢)で育った苗が集まり、咲いた朝顔が美術館を覆いつくした。収穫祭で種を収穫。
「種は記憶や想いを運ぶ船である」
「明後日の種」 -
11月22日(木)
奈良と京都の旅行から帰って来て、その勢いで『鳥獣人物戯画』を見ようと、六本木のミッドタウンにやって来ました。
街はすっかりクリスマス仕様。
ミッドタウンもクリスマス・イルミネーションがきれいでした。 -
サントリー美術館・開館記念特別展
「鳥獣戯画がやってきた!−国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌」
(2007年11月3日〜12月16日)
京都では高山寺に行く時間がなかったのですが、鳥獣戯画は東京に出張中でした。とは言っても、国宝の鳥獣戯画は高山寺に行っても、実物を見ることはできないのですが。
実物を見ることのできる数少ないチャンス!サントリー美術館 美術館・博物館
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美術館の設計は、建築家・隈研吾(くまけんご)氏による。
縦格子、木の質感が、和風な空間です。 -
ちらしの裏面より。
「この展覧会では、京都・栂尾の高山寺に所蔵される『鳥獣戯画』(「鳥獣人物戯画」)四巻を中心に、分蔵される断簡、模本類もあわせて展示し、『鳥獣戯画』の全貌を本格的にご紹介します。また『鳥獣戯画』の特色として挙げられる諸要素−線描表現、ユーモア性、動物の擬人化など−は、古くから今に至るまで、日本の造詣文化に広く見られる特徴であります。・・・」
鳥獣戯画には甲・乙・丙・丁の4巻があり、通常私達が鳥獣戯画と思っている、擬人化された動物たちの戯れる様を描いているのは甲巻なのだそうです。
乙巻は普通の動物の姿。
丙巻、丁巻は、ユーモラスな人間の戯れる様子を描いています。 -
絵はがきより
「国宝 鳥獣人物戯画 甲巻(部分)」
相撲をとる蛙と兎。
横で野次を飛ばす2匹の兎。
蛙が兎の耳をかじっているところ、かじられている兎の表情が、なんとも言えずユーモラスでかわいい。 -
絵はがきより
「国宝 鳥獣人物戯画 甲巻(部分)」
蛙の仏様、猿の僧侶。
平安時代のユーモア。 -
絵はがきより
「国宝 鳥獣人物戯画 甲巻(部分)」
蛙に、猫、兎、ネズミ、狐…。
狐の子供もいます。
アニメのようなキュートさ。
これが平安時代に描かれていたなんて。
平安時代の人に親近感を覚えます。
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