2008/04/18 - 2008/04/19
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na1430さん
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スペイン旅行の旅行記も本編をもって終了する。
わずか10日間の旅行であったが色々資料にも目を通し、また実際に見た有様などを考察してきたが、書き残した部分があったので少しふれてみたい。
スペインの観光初日、既に午後12時になっても午前中の観光が続く。午後2時ごろになってようやく昼食になった。翌日も同じであった。添乗員のバスの中での説明で理解したのは、スペインでは午後2時までが日本で言う午前中だと言うのである。そして夕食も午後8時以降が習慣なのである。
スペインは政治的に左派政権が長らく続いたように、左派勢力が強いと言われている。その母体である労働組合も強い力を持っている。スペイン人はよく働かない(他のヨーロッパの国々と比較して)と現地ガイドは口にしたが、それがスペインの現状なのかどうか、何らかの関りがあるのは確かだろう。
グラナダでの観光メインは、世界遺産アルハンブラ宮殿である。前日の午前中まで観光したセビリア観光を終え、午後グラナダに移動したが、添乗員は何か落ち着きがない。日程では午後は移動のみで、特に観光予定がない筈であった。日本では通常の時間帯の昼食をなぜか急ぎ、バスに乗車後その理由が分かった。翌日午前中のアルハンブラ宮殿のメイン観光ができない。アルハンブラ宮殿の入場ができないと云うのである。理由は明かさなかったが、(労働環境での要因の気配が感じた。)グラナダに到着後、翌日午前中の予定した観光を行うと言うのである。宮殿の入場は午後7時で、午後5時15分からフェネラリーフェ庭園観光をするスケジュールとなった。4月中旬の旅行なので、太陽が沈むのは午後8時過ぎであり、観光そのものに支障が生じたものではない。このためホテルの夕食は9時過ぎで、ホテルではこの遅れで大変かなと思ったが、実際にはホテルのメインダイニングでは早めの夕食であったのには驚きであった。
最終日バルセロナ郊外のリゾート地のレストランに入った。既に午後12時半を過ぎていたように思う。レストランの中はがらんとしており、8人で入店したが時間が早すぎ着席を断られた。このレストランには海岸沿いに屋外レストランがあり、そこならOKということで昼食会をそこで催すことが出来た。
過去何か国かの海外旅行を経験しているが、このような体験は初めてであった。
また、スペインは生ハムが有名である。どこの飲食店に行っても、レストランであっても店頭に養生中のものを含めブタのもも肉の付いた足がぶら下がっている。これが1つや2つではなく、ずらりとぶら下がっている。これは奇妙な光景である。生鮮食料店ではこの生ハムを薄いナイフで剥ぎ取るように薄くすいて、真空パック詰めにしたものを各家庭は買い求めるのである。
さて旅行は早朝バルセロナ港に出かけた。港の広場には高い塔の上にアメリカ大陸の方向を指差すコロンブスが立っている。スペイン随一の商業港を象徴するに相応しい塔だ。また可動式橋の内側にヨットハーバーがあり、無数のヨットが係留されているほか、地中海クルーズと思しき客船が停泊していた。
市内散策で王宮の広場では建物の隅に数段の石段があり、ここでコロンブスの航海費用支援の要請を一旦拒絶したイサベル女王が、一転して承認のため接見した場所と言われている。
バルセロナ市街から海岸線を東方に電車で1時間ほど行ったところにリゾート地がある。澄みわたった地中海と広い砂浜から夏季シーズンの賑わいが目に浮かぶ。
このリゾート地近くの住宅地にスペインに移住している同級生M氏夫妻の住宅がある。家にお邪魔しベランダから眺めた景観は絶品。住宅街の先には青々とした地中海が目に入る。この環境にすっかり憧れを感じてしまったが、とりあえず今自分が置かれている環境の中でエンジョイする。私にはこれが最善かなと帰りの機内で意を固めた次第です。
このたび最初から最後の最後までお世話になったM氏ご夫妻に感謝を申し上げこの稿を閉じることにいたします。
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バルセロナ港に立つコロンブスの塔
スペイン随一の商業港にふさわしい。 -
コロンブスはアメリカ大陸の方向を指差している。
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コロンブスの塔の下部
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バルセロナ港に客船が停泊。
地中海クルーズの船だろうか。 -
ヨットが多数係留されている。
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バルセロナ港
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バルセロナ港
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バルセロナ港ヨットハーバー
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バルセロナ港からモンジュイックの丘を眺める。
かつてこの丘でオリンピックが開催された。 -
バルセロナ港の周囲
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生鮮食料品市場。
魚、肉の売り場はほとんど女性 -
バルセロナの生鮮食料品市場
活気がある。 -
バルセロナには何箇所かこのような市場があるようだ。
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ブタのもも肉(生ハム)を固定し、6〜7センチ幅で数ミリの厚さに薄い専用ナイフですいている。
切れないで15cm前後ぐらいにすいている。 -
王宮の広場
建物の隅に石段があるがここでイサベル女王はコロンブスに接見した。 -
バルセロナ市街
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バルセロナ旧市街の小路
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カタルーニャ州庁舎
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カタルーニャ州庁舎広場に、自転車なのか、電動車なのか面白い車が走っていた。
外国ならではの光景 -
バルセロナの地下鉄駅構内
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海岸線を走る電車
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バルセロナから東方へ40〜50キロにあるリゾート海岸。
大都会から離れており、地中海、海岸線きれいだった。感心したのは海岸にごみがないことだった。
この砂浜の約200キロ足らず先はもうそこはフランスである。
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地中海にヨットが一艘浮かんでいた。
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真夏は賑わう浜辺
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浜辺に立つモニュメント
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リゾート地の住居地域に曜日によって各種市が開かれている。
価格も安く新鮮で利用者が多いらしい。 -
リゾート地の屋外レストラン
午後1時近いというのに全く閑散としている。
室内レストランでは着席できなかったが、8人で片隅に陣取り、昼食を楽しんだ。 -
午後2時過ぎにはもう8分どおり一杯。
ゴウに入ればゴウに従えかも知れない。 -
人の集まるところには屋外レストランが幅を利かす。
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スペインに移住している同級生M氏の自宅ベランダからの風景
白い家々の向うはもう地中海。 -
朝ベランダに出ればこの風景
M氏の住宅はすばらしい環境にあった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- めーてる隊長さん 2008/06/20 11:54:58
- 移住
- スペインのリゾート地、いいですね〜
労働意欲のない国民性だからこそ「のんびりムード」なのかも知れません。
フィニッシュの、生活感あふれる画像も素敵です。
闘牛場・フラメンコ・世界遺産の数々・・・
いっぱい見せて頂け、勉強させて頂きました。
ありがとうございました。
- na1430さん からの返信 2008/06/21 10:55:02
- RE: 移住
- めーてる隊長さん今日は。書き込みありがとうございます。
> スペインのリゾート地、いいですね〜
移住しているA君にはその都度ブログサイトを知らせていますが、あの頃日照りで水不足に陥っていたようです。今は雨が多く晴れた日が続かないようです。
ぼつぼつ日光浴、海水浴などで浜辺は賑わう頃なのにとチト心配しています。
> 労働意欲のない国民性だからこそ「のんびりムード」なのかも知れません。
○労働意欲がないと言う訳ではないでしょうが、仕事は定められた時間内と割り切っていると言ったほうが現実に近いかもしれません。
汚い仕事、過激な仕事など嫌がる仕事は北アフリカ等からの流入者で、安い賃金でまかなえるので、仕事の回転には不都合はなさそうです。むしろ仕事が足りない状況で、流入者のすべてに仕事が回らず、仕事にありつけないものが生活手段として、人様の持ち物に手を出す輩がゴロゴロしてるわけです。
> フィニッシュの、生活感あふれる画像も素敵です。
> 闘牛場・フラメンコ・世界遺産の数々・・・
> いっぱい見せて頂け、勉強させて頂きました。
> ありがとうございました。
○今、スペインが大人気です。事故も多いようですが、とにかく世界遺産、観光場所が豊富で、旅行者の目を楽しませてくれます。
通常の観光ツアーではアンダルシア地方に、マドリードとトレド、バルセロナが組み合わされています。
歴史をしっかり見につけておくとスペイン旅行は楽しい。
西ゴート王国(首都トレド)の成立ごろからレコンキスタ(キリスト教の再征服運動)の完成、コロンブスの時代までは、その流れと主だった人物数人程度知っておくだけで、史跡が目に焼きつきます。
旅行機会あったらお薦めしたいコースです。(若干のリスクはありますが、十分警戒すれば怖いことはありません。)
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