2010/01/17 - 2010/01/17
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みにくまさん
今年は平城遷都1300年祭ということで、古都奈良が熱いです。
今後平城遷都1300年祭のイベントが各地で開催されることと思いますが、今の時点ではまだ準備段階のようで、春先くらいから賑やかになりそうです。
今回は初詣ではないですが、奈良公園周辺の「春日大社」に来ました。
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春日大社
今日は春日大社にやってきました。
ここには前回東大寺に来た時に大鳥居を見かけて、寄っていこうかと思ったのですが、時間が足りなくて断念したところで、今回はリベンジになります。
京都の世界遺産はほぼ攻略済みなのですが、奈良はほとんど手つかずでした。
今回の春日大社も世界遺産のひとつなので、これで奈良は4か所目の訪問になります。 -
春日大社 一の鳥居前
◎ 春日大社
奈良県奈良市の奈良公園内にある神社である。
旧称春日神社。
式内社(名神大社)、二十二社の一社で、旧社格は官幣大社。全国にある春日神社の総本社である。
奈良・平城京に遷都された710年(和銅3年)、藤原不比等が藤原氏の氏神である鹿島神(武甕槌命)を春日の御蓋山に遷して祀り、春日神と称したのに始まる。 -
一の鳥居 重要文化財
◎ 一の鳥居
平安初期の創建と伝えられ、康平6年(1063年)の記録に初見する。
現在の形式は明神形で、桶側式に檜板16枚を張り立てて円柱としている。
今は市街地のメインストリート、三条通りとの境界にあるが、古くは春日大社と興福寺旧境内との境に建っていました。
高さ6.75mで、日本三大鳥居の一つに数えられます。
◎ 日本三大鳥居
⇒春日大社 一の鳥居
気比神宮 大鳥居
厳島神社 大鳥居 -
参道
正月だったらもっとすごい人で混雑していたんでしょうね〜。
この日は日曜日ですが、あまり人はいませんでした。 -
大きな木
境内には立派な木がたくさんありました。
この木もすごく大きくて思わず撮ってしまったのですが、他にも有名な木がいっぱいあるみたいでした。 -
丸窓亭
鎌倉時代の建物。
もともとは春日大社境庫を改造したものです。 -
丸窓亭
あまり見たことのない形で、珍しいと思いました。 -
特別公開 刀剣の美?
−春日大社の名刀と現代大和の名工−
12/1〜平成22年1月17日
私が行った時が最終日でした(*^_^*) -
二の鳥居
平安末期の創建。
一の鳥居より東へ約1.2kmのところにあります。 -
世界遺産 古都奈良の文化財
世界遺産の石碑です。
京都はゴールドプレートですが、奈良の場合は石碑と、それぞれの地区によって特徴があります。 -
伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)
二之鳥居を入った祓戸神社の脇にある金属製の伏鹿の手水所で、ここで手と口を清めます。 -
参道
参道の両側には、石の灯篭がズラッと並んでいます。 -
著到殿(ちゃくとうでん) 重要文化財
平安・延喜年間(901〜922)の創建。
3月の春日祭の折に御本殿での勅使参向之儀に先立って「着到之儀」が行われる建物です。
この中では、弓の練習をしていました。 -
南門 重要文化財
治承3年(1179年)創建。
南門は春日大社正面にある楼門です。
表参道を歩いて回廊内に入る時に潜る門で、高さが12mあり春日大社最大の門です。
春日祭(※)の折に、勅使(天皇陛下のご名代)が藤原氏以外であれば、この門より入ってお祭りを奉仕します。
※春日祭…非公開につき参列は出来ません。 -
南門 重要文化財
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南門と南回廊
南回廊は南門を中心に東西に21mづつ広がり、両端は北折れして東西の回廊に繋がります。
尚、御本殿の四方を囲む回廊のうち、西・北・東回廊は重要文化財に指定されていますが、南回廊だけは指定されていないようです。 -
幣殿・舞殿(へいでん・ぶでん) 重要文化財
南門の正面にあり、拝殿と勘違いしそうな建物ですが、幣殿と舞殿です。
東側2間を幣殿といい、西側3間を舞殿といいます。
幣殿は天皇陛下のお供え物である御幣物を一旦納める建物で、幣殿の天井板は合天井となっていて、舞殿と区別しています。
舞殿は宮中伝来の御神楽を行うための建物であり、また雨天時に神楽や舞楽を奉納する場所です。 -
幣殿・舞殿(へいでん・ぶでん) 重要文化財
西側から撮影。
手前が舞殿、奥が幣殿になります。 -
砂ずりの藤
慶賀門を入った所の棚作りの藤で、5月初旬頃に花房が1m以上にも延び、砂にすれるということからこの呼名があります。ノダフジの変種といわれます。
摂関近衛家からの献木と伝えられ、鎌倉時代後期(1309年)に描かれた絵巻物「春日権現験記」にも記されている古い藤で、樹齢は800年といわれます。
当然今はまだ何もありません。
5月になったらまた見に来たいです。 -
中門・御廊 重要文化財
南門の右手にある特別参拝受付で500円の初穂料を支払い、御本殿(回廊内)の参拝をします。
正面に見えるのが中門ですが、御本殿と間違っている方が多いそうなので、注意しましょう。 -
中門・御廊 重要文化財
中門は御本殿の直前にある楼門で約10mの高さがあります。中門正面の唐破風(からはふう)は明治時代に取り付けられました。
御廊は中門から左右に約13m、鳥が翼を広げたように延びています。現在御本殿の祭典では、神職の座る場所ですが、昔は興福寺の僧侶が御経をあげる場所でした。 -
社頭の大杉
目通り周囲8.4m
高さ25m
樹齢約800年〜1000年
700年前に描かれた「春日権現験記」に幼木の姿が記されています。 -
東回廊 重要文化財
灯籠と東回廊。
全国3000に及ぶ春日の御分社、奉納された3000基の燈籠は、その厚い信仰の広がりを示しています。
回廊内にあったこの大きな2基の灯籠、名のあるものかと思いましたが、その由緒は分かりませんでした。 -
東回廊 重要文化財
この回廊、分かりづらいですが、斜めに建っています。 -
釣り灯籠
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結婚式
この時ちょうど結婚式をされていました。
厳かな儀式の最中ですが、専属カメラマンに混ざって一枚頂きました(*^_^*) -
内侍殿(ないしでん) 重要文化財
かつて、御神前で奉仕をする内侍(女性)が控えていた建物で、20年に一度の造替の時、御本社と若宮の神様を御遷し(お移し)するので、移殿とも呼ばれています。
東側が正面で西側の廂の間が、若宮の移殿になります。 -
捻廊(ねじろう) 重要文化財
治承3年(1179年)創建。
春日祭に奉仕する斎女や内侍が昇殿するための登り廊で、登廊とも呼ばれています。
江戸時代に飛騨の名工、左甚五郎が現在のように斜めに捻れたものに改造したと伝えられています。 -
御本殿 国宝
第一殿 武甕槌命(たけみかづちのみこと)
第二殿 経津主命(ふつぬしのみこと)
第二殿 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
第四殿 比売神(ひめがみ)
創立:神護景雲2年(768年)11月9日
鎌倉初期に書かれた現存最古の由緒記「古社記」には、四所神殿の創建を奈良時代、称徳天皇の神護景雲2年(768年)11月9日とされています。藤原永手が左大臣として活躍した時代でした。 -
御本殿 国宝
春日造の本殿が東西に4殿並んで建っています。
拝殿は無いので、一般の参拝者は幣殿の前で、初穂料を納めて特別拝観を申し込んだ場合は本殿前の中門から参拝することになります。
神社の本殿で国宝建築物ともなると、ほとんどの場合は写真撮影ができないように、建物に守られているので、横の方からこれだけ撮るのが精いっぱいでした。 -
宝庫 重要文化財
伝 大同2年(807年)創建。
古くは宝蔵あるいは神庫とも呼ばれ、本殿に次ぐ重要な建物です。
伝内には春日祭などの御神宝を納め、かつては鍵は官に保管されるという厳重さでした。 -
西回廊と御手洗川 重要文化財
御手洗川(みたらしがわ)は、文永4年(1267年)興福寺衆徒などの申し入れにより工事が進められ、西回廊に沿って作られました。
春日祭の際には、勅使の「手水の儀」が慶賀門を入ったこの流れのそばで行われます。 -
槙柏(伊吹とも)
社頭の大杉の根元から斜めに伸びており、直会殿の屋根に突っ込んでいます。
それでもなお木を生かしているのは、特に樹木を大切にされる春日の神様の託宣(古社記)によるものです。 -
直会殿(なおらいでん) 重要文化財
卓観元年(859年)創建。
「貞観儀式」(871年)にその名が見え、康治2年(1143年)の修理の際に南庇、敷板(床)が設けられました。
春日祭には勅使以下が直来の儀を行うところで、中世には法華八講も行われました。 -
おん祭と春日信仰の美術
12月8日〜1月17日
奈良国立博物館
◎ おしまい
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この旅行記へのコメント (10)
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- mayuchanさん 2010/01/24 13:13:23
- あら!?
- みにくまさん
こんにちは〜♪
今はシンガポールでしょうか??
3月に姉妹&実母で春日大社に行こう!!
と思い検索すると、みにくまさんがトップでヒット☆
さすがさすがの旅行記☆
すごく参考になりました〜!
ではまた〜
mayuchan
- みにくまさん からの返信 2010/01/25 09:26:49
- RE: あら!?
mayuchanさん、おはようございます。
今はまだシンガポールで、今日の夜に日本へ帰ります〜。
日程が短くて、ゆっくり観光する暇もないスケジュールですが、現地の結婚式の様子など、珍しいものをレポート出来ると思いますので、ご期待ください(*^_^*)
春日大社、トップに出てましたか(^_^;)
ここは軽くまわっただけなので、見逃した建物などが多く、そのうち再訪したいと思っています。
5月には藤が咲くそうなので、それくらいがいいかな〜と。
では〜(^O^)/
-
- keyokoさん 2010/01/20 22:24:07
- 朱色の東回廊がとても綺麗です♪
- みにくまさま
こんばんは☆何度かお邪魔させて頂いております、keyokoです。
春日大社、残念ながら詣でたことはないのですが、みにくまさんの旅行記で参拝気分を味わえました^^♪
凛とした美しい朱色の東回廊が特に印象的。
偶然の結婚式の一枚も素敵です☆
ウエディング関連(和洋問わず)の写真も好きなので、嬉しかったです。
また遊びに伺います。
keyoko
- みにくまさん からの返信 2010/01/20 23:05:34
- RE: 朱色の東回廊がとても綺麗です♪
keyokoさん、こんばんは〜。
いつも訪問いただき、ありがとうございます。
春日大社、私も今回初めて行ってきました〜。
今年は平城遷都1300年にあたるので、奈良の寺院をいろいろと回りたいなと思っています。
神社は、朱塗りの回廊が美しいですよね。
式年遷宮のおかげで、本殿もピッカピカでとても綺麗でした。
こういうところを回っていると、結婚式にバッタリ遭遇することも多いですが、なかなか写真を撮らせてもらえる機会もないので、この時の1枚はけっこうレア物です(*^_^*)
来週からシンガポールに行くのですが、目的は友人の結婚披露宴出席なので、いろいろな写真を撮ってこようと思います。
では〜(^O^)/
-
- 潮来メジロさん 2010/01/20 22:20:11
- 訪問回数450回、ありがとうございました。ヾ(^o^)
- みにくまさん、こんばんは! ヾ(^o^)
毎度、訪問ありがとうございました。
本日、みにくまさんの訪問回数が450回目になっておりました。
拙いブログなのに、たびたびお越し戴き、ありがとうございました。
> 中門・御廊 重要文化財
>
> 中門は御本殿の直前にある楼門で約10mの高さがあります。中門正面の
> 唐破風(からはふう)は明治時代に取り付けられました。
>
> 御廊は中門から左右に約13m、鳥が翼を広げたように延びています。
> 現在御本殿の祭典では、神職の座る場所ですが、昔は興福寺の僧侶が御経
> をあげる場所でした。
よくわからないので教えて下さい。
神社で僧侶が御経をあげる・・・これはどういう意味なのでしょうか。
神社とお寺では宗教が異なるのに、何故?
素人考えでは、よく理解できませんので、よろしく・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- みにくまさん からの返信 2010/01/20 22:46:42
- RE: 訪問回数450回、ありがとうございました。ヾ(^o^)
潮来メジロさん、こんばんは〜。
450回記念のメッセージ、ありがとうございます。
こちらこそ、いつも訪問いただき、感謝です。
ご質問の件ですが、”神仏習合”のことかと思います。
今でも大きなお寺の中に神社があったり、神社の中にお寺があったりしますが、昔はもっと密接に関わり合い、共存共栄していたのでしょう。
分かりやすい文章を探して頂いてきましたので参考までに↓
「人を救済する、あるいは人の霊を弔う為(これも死後の救済となりますが)には仏教が必要だが、人智を超越した御魂はやはり神道で祀る、というふうに色分けされていたからです。ですからお寺にはたいてい垂迹(仏様の仮の姿)としての神様の社があり、僧侶が神官を兼ねていました。当然、大きな神社ではこの逆で付属するお寺を神宮寺といっていました。」
こういうことは、本当は風太さんがとても詳しいと思います。
説明不足な点は、風太さんが補足してくれるかも〜?
では〜(^O^)/
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- houjun2さん 2010/01/20 13:57:35
- ★「春日大社も、とが乃茶屋も」&「落雷にも負けずに」
- ★みにくまさん
このような画像は安堵感で満たされます。
【清流、木洩れ日、折々の四季 「とが乃茶屋」】を拝見した時にも感じましたが
↓
http://4travel.jp/traveler/minikuma/pict/14484837/src.html
http://4travel.jp/traveler/minikuma/pict/18112334/src.html
↑この大杉も(多分)落雷に負けずに頑張って歴史を見つめてきたんでしょうねぇ。
h2
- みにくまさん からの返信 2010/01/20 18:10:14
- RE: RE: ★「春日大社も、とが乃茶屋も」&「落雷にも負けずに」
houjun2さん、ss.hotmanさん、こんにちは〜。
この大杉、樹齢800年〜1000年だそうです。
こういったでっかい木を見上げていると、
人間のちっぽけさを思い知らされますね〜。
建物の壁から屋根まで突破した木、床を突き破って空高く聳える木。
古今変わらぬ、共存共栄の精神が生み出した奇跡でしょう。
それはそうと、よくとがの茶屋の写真を見つけましたね〜。
私も忘れかけていましたよ(^_^;)
まさか・・・
4Tの最新機能「デジャヴを探せ!!」で出てきたのでは!?
・・・試しにボタンを押してみたら・・・
とんちんかんな写真が出てきましたよ!(^O^)/
- houjun2さん からの返信 2010/01/21 19:28:23
- RE: RE: RE: ★「春日大社も、とが乃茶屋も」&「落雷にも負けずに」*はずかちっ♪
- ★みにくまさん
シンガで結婚式への参列だって?
おめでとうございます。
ところで
主の板にssさんの闖入、嬉しかったです。
みなさんご遠慮なさっているのでしょうか、主の板への闖入者のコメントは珍しいですよねっ。
それになんたって、みにくまさんの板上で私の寸評を頂けたこと、
もの凄〜く嬉しいです。チョッと照れますよssさん♪
そして
> それはそうと、よくとがの茶屋の写真を見つけましたね〜。
いえいえ、いたって簡単でしたよ。
以前この旅行記を拝見して、コメントさせていただいた時の主人公は、
なにあろう、この【床を突き破って空高く聳える木】だったんですから。
(実際はご主人のご配慮があったとのことでしたが。)
生きる力を示した画像はメンバー諸氏の旅行記にしばしば登場するところですが、
なすがままの画像は自然の力強さに畏敬の念を感じさせるる一方、
この話に出てくる画像は、みにくまさん流に言えば【共存共栄の精神】は一服の清涼剤です。
h2
- みにくまさん からの返信 2010/01/21 21:33:59
- RE: RE: RE: RE: ★「春日大社も、とが乃茶屋も」&「落雷にも負けずに」*はずかちっ♪
houjun2さん、こんばんは〜。
明日から2年ぶりにシンガポールに行ってきます(*^_^*)
本当はあと1年後だったら、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS?)やカジノが完成している頃合いなので、観光も兼ねていい感じだったのですが、結婚式は待ってはくれなかったようです。
4Tの掲示板は、1対1で使われるケースがほとんどで、それ以外の人が割り込むことが、失礼なことのような風潮があり、本当は改善していかなければならないことだと思います。
本来の掲示板は、旅行記主対スレ主だけではなく、スレ主対多(旅行記主含む)というのが正しいあり方だから。
今のままだと、掲示板というよりも、”公開されたメッセージボックス”と言った方が近いですよね。
京都・奈良など歩いていると、大きな木をよく見かけます。
それほど珍しいことではないのですが、何故か引き込まれてしまいます。
それで、いつの間にか写真を撮っていたり。
不思議ですねー。巨大な生命力に惹かれるのでしょうか。
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