イタリア「ローマ・ナポリ」～美と歴史が生きる街～vol.8(ヴィテルボ)

2011/06/07 - 2011/06/12

旅の４日目

今日も終日フリー☆　オルヴィエートとヴィテルボへ。
ヴィテルボは、法王様の愛した中世の街。
7つの門と城壁に囲まれた街並みは、中世の面影が強く
タイムスリップしたかのよう・・・
ローマ法王の選挙「コンクラーベ」は、ここヴィテルボが発祥です。
由緒正しき石畳と噴水の街では、今にも馬の蹄の音が聞こえてきそうでした。


□6/07　福岡→上海→ローマ
□6/08　ローマ　　　　　　　　　　　(ローマ泊)団体
□6/09　ナポリ・ポンペイ・ソレント　(ローマ泊)フリー
◆6/10　オルヴィエート・ヴィテルボ　(ローマ泊)フリー
□6/11　ローマ→上海　　　　　　　　(ローマ泊)フリー
□6/12　上海→福岡

こちらの旅行記はこちらからの続きです。
→http://4travel.jp/traveler/mika1102/album/10712234/

参考にしたHP→
http://www.amoitalia.com/viterbo/viterbo_information.html

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

【6/10(金)　4日目／6日】

オルヴィエートを１４時に出発。バス探すのも一苦労。
運転手さんに一台一台聞いて、やっとの事で乗車。
乗れた安心感でうとうとと舟をこいでいましたZZZ
下車場所に来たら、運転手さんが教えてくれるようお願いした。

乗車してもうすぐヴィテルボに着くかなという場所で２人の男性がバスに乗り込んできました。そしてみんなにチケットチェックを始めました。
　　ヤバーーーーーイ!! Σ(ﾟ口ﾟ;
　　打刻してないっっ−−−!! 忘れてたーーー!!
案の定、私たちのチケットに何やら言っています。
いくら今日買ったと言い張ってもダメ。大分粘りましたがダメでした。
ヴィテルボに着いて、事務所に連れて行かれて、パスポートのデータを聴取されて罰金をとられてしまいました…

この罰金の金額が曲者で、本当は１５ユーロくらいで良いのではないかと思うのですが、３５ユーロとられました…

お金がないとブーブー文句言っていると、帰りのローマまでのチケットはくれました。(私たちの没収されたチケット。刻印がないからまだ使用できる)
頭に来たので、ワイン４本も重いので、無理やり預かってもらいました。
あ〜〜〜、クヤシイ〜〜　　　　゛(｀ヘ´#) ﾑｯｷｰ

１６時

下車して１時間ほどしてやっと街に着きました。
ターミナルからは歩いて１５分ほどです。
テンションガタ落ち。
旅でこんな事があったのは初めての経験でした。
悪いのは私達だけど、無賃乗車したわけでもないのに
腑に落ちないよぉぉぉぉ・・・　気を取り直して街歩きへ。
しかし、そうはいきませんでした・・・

オルヴィエートよりもより中世っぽい。
というのも、観光化されてないから。= メンテされていない。
それが余計に中世感を高めています。

窓に綺麗なお花があしらってありました。
かわいい♪
(その時点では、♪のつくようなテンションではありませんでした・・・)

壁に案内板がありました。

たくさんの教会があります。

インフォメーションはどこを探しても見つけきれませんでした。

街の中にさらっとフレスコ画があります。

法王選挙、初めて鍵が掛けられたのが、ここヴィテルボです。

コンクラーベ（Conclave）とはラテン語に由来していて
「鍵のかかった（con clavis）」という意味です。
そしてこの言葉が生まれたのが1268年のヴィテルボです。
当時の教皇クレメンス4世がヴィテルボで没しました。新教皇選出の
有権者は18人でしたが、意見が分かれ3年間教皇不在の期間が続きます。

何ヶ月も新しい教皇が決まらないのは、枢機卿たちが自由に出歩き、
外部の人びとと接触しているのが原因と考えたヴィテルボの住人は
怒りを爆発させます。そして選挙会場である司教館に枢機卿たちを
鍵を掛けて閉じ込めたのです。

外部との接触を絶たせ、食料もパンと水だけを差し入れ、
さらには食事量も減らしていきました。そしてついに1271年9月、
6人の枢機卿の妥協によって、イタリア人の教皇グレゴリオ10世が
選ばれたのです。

その歴史的な舞台になったのがヴィテルボの町で、
司教館（Palazzo dei Papi）も鍵の掛けられた開廊（Loggia）も
当時の姿で残っています。

街歩きをしながらも、全然テンションが上がらない。
というのも・・・さっきの罰金事件の事で同行者はかなーり怒っています・・・。

ここに赴いたことで結果罰金をとられたので、ここに来た事自体に、ここを選んだ私に怒りが向いているようです・・・　罰金はクヤシイものの、後で思えば、旅の「苦い思い出」ですみます。むしろスパイスの1つ。

確かにヴィテルボはマイナーな観光地。行き方も行きあたりばったりに近いけど旅とはそんなもの。これくらいの話は「もうなんで払わんといかんと?むかつくw」と笑い話で終わると私は軽く思っていました。

旅は修行なり　(*-ω-*)　

palazzo papaleへ向けて階段を登ってゆきます。

早くローマに帰りたい・・・

san lorenze広場

san lorenze大聖堂内部

天井のドームが青くて、すごくきれい。

こんなにキリスト様に救いを求めたのは初めて。宗教ってこういう事なの？

ドアにも素晴らしい彫刻が施されていました。

噴水の街、ヴィテルボ。イタリアはどこも水が豊か。

教皇の宮殿
１２６１年、教皇の住居として建築された。

回廊の上部　紋章やレリーフが印象的。

della morte 広場の噴水

ほぼ観光客とおぼしき人には会いませんでした。
暮らしが昔から連綿と続き、そのまま生きている感じ。
飾らない街。
他の観光化されてお土産屋ばかりがある場所とは雰囲気が違います。

この外階段の造りがすごく多かった。
ここでおしゃべりに花が咲くのかな・・・

E chiesa di s.pellegrino広場

s.pellegrino地区へ。

中世の街の中心地だったところ。

搭状の住宅、アーチ、二連窓や高架橋にある街並みが続く。

搭状の住宅、アーチ、二連窓や高架橋にある街並みが続く。

写真の色彩が全部モノトーンだ・・・

街は結構庶民的な感じもあります。

普通に人が住んで暮らしている生活感

何かあったんでしょうか。

消防隊員が梯子かけて何かしていました。

煙は見えないけど。

del plebiscite広場のところにある建物の立派な紋章。

貴族の建物なのかな

ああ、マリア様　。゜゜(´□｀｡)°゜。

１７時３０分
porta fiorentina
城外へ出る門見えてきました。
バスステーションへ帰ります。

１７時５０分バスステーション着。
預けたワインを返してもらい、１８時３０分のバスまで待ちます。
オリヴィエートより今の方が重くなってない？　手がちぎれそう・・・

バスステーションに着いた時に、スケジュールを確認しました。
表は右部に続きます。その右部は次の写真。

バスの中。
今度はしっかり打刻するぞ!!!　(^_^)vｷﾘ

２０時０５分　サクサ・ループラのターミナルで下車。
私鉄ローマ・ノルド線に乗り換え。
こちらは駅構内。１ユーロ

２０時２０分　私鉄ローマ・ノルド線でサクサ・ループラ駅からフラミーニオ駅まで。１ユーロ。落書きし放題。

列車の中

２０時４０分

私鉄ローマ・ノルド線　フラミーニオ駅着

乗り換えで

メトロAライン　フラミーニオ駅へ

メトロAライン　フラミーニオ駅

ここから４駅でテルミニ駅

１ユーロ

ここにおりますです。

メトロ内部

ああ、綺麗な夕焼け　なんか今日は切ないな・・・

２１時１０分　ホテルに帰り着きました。　疲れた　ほんと。
外に出る気力のない２人は持ってきていたカップラーメンをむなしく啜る・・・
他の同僚が部屋に遊びに来るというから、お風呂入りつつ待つ。
１時間後、同僚とワインで乾杯♪

ちなみにオルヴィエートで買ったワインは３本までなら
きちんとこういう紙箱に入れてくれます。けど持ち手はヴィテルボの時点で損壊。

同僚が来たので、もう1つあったラーメンをあげました。これから飲み会☆
今日、オルヴィエートで買ったワインを
昨日、ソレントで買ったワインオープナーであけます。
ワインがあけにくい時、こういう格好になりますよね。　(´▽｀)

夜の部屋飲みって、旅の醍醐味。
今日の失敗談を話して、盛り上がります☆
一人旅派の彼が一言。「旅ではすべて自己責任。トライ&エラーこそが旅」
(∩´∀｀)∩　ウンウン

では・・・おやすみなさい　○Ｏo。.@(-ェ-)@ノ~~~
ご訪問ありがとうございました。次の旅行記こちらです。
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