2010/06/11 - 2010/06/11
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まゆままさん
この日は興味の対象が似通ってるママ友たちとと尼崎にあるヨーロッパの歴史的な製菓道具類が約5000点展示されているという「エーデルワイスミュージアム」へ訪れた。
お昼は大阪福島にあるアジアの美味しいごはんが食べれるという亜州食堂チョウクでランチ、
その後レトロビルのメリヤス会館へ訪れた。
福島の長屋の町並み散策もしたかったがこの日はタイムアウトになってしまったので
後日旦那に連れて来てもらって、福島、野田、海老江の昔ながらの懐かしい風景が見られる町並みを散策した二日分の旅行記。
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まずやって来たのは尼崎の尼崎の本社工場4階にある「エーデルワイスミュージアム」
ここはヨーロッパの歴史的な製菓道具類が約5000点展示されているというミュージアム。
大人一人200円の入館料、要予約で見学することができる。 -
四階でエレベーターを降りて目に飛び込んできたベルギーやドイツ、イギリスなどヨーロッパのアンティークのお菓子の木型。
この木型に我々(私?)はすでにノックアウトされてしまった。 -
この動物たちの木型を見よ!
なんて!かわいいんだ〜〜
どの木型のデザインも素朴で愛らしく美しいものばかり・・ -
こちらがミュージアム入り口。
廊下には砂糖菓子細工の繊細な作品やヨーロッパのお菓子のパッケージ、包装紙やお菓子屋さんの看板などの展示も。 -
そして館内へ。
所狭しと並ぶお菓子の道具たち。
こちらはチョコレート型。
チョコレートの起源は約1400年前のメキシコのマヤ族によるもので、
17世紀にスペインからヨーロッパ全土へ広がったそう。
当時は苦い液体だったが、やがて砂糖やミルクが加えられ、現在のような板のチョコレートが登場するのは19世紀に入ってからだそう。
チョコレートはやはりベルギーが本場だそうでこちらのエーデルワイスでもベルギーから輸入し、菓子作りに使用しているのだという。 -
チョコレートの原料。カカオに覆われたカカオの神様?
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当時は貴族のパーティーなどでしかお目にかかれなかったアイスクリームの型。
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こちらはパン職人の部屋を再現したもの。
銅でできたボールや型などなど・・どの道具も美術品のように美しい〜 -
ねずみなどの害虫から守るパンを保存していた棚。
店頭などに置かれてたそうだけど、なんと豪華な・・ -
ドラジェという砂糖菓子を作る道具。
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銅でできたボール。
お手入れが大変そう。 -
こちらもパンキーパー。
淡い水色のホーローがとってもかわいい! -
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ケーキの上に置いてその上から粉砂糖をかけると
模様が浮かび上がってくるという道具 -
こんな面白い顔の飾りもあったけど・・
どんな時に使ってたんだろう?? -
うわぁ〜このパイカッターもいいなあ。
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お菓子の会社の景品として作られたビスケット型のインク壺。
ほ、欲しい〜。 -
陶器でできた出産祝い用の赤ちゃんの形をした型など。
陶器の型も味わいがあっていいなあ。
ヨーロッパでは今でも陶器製のプディング型、ビスケット型、スポンジ型が使われているそう。 -
陶器のクグロフ型
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袋から粉を落とす道具。
袋を裏返して、手でハンドルを回すと袋から粉が残さず落ちるようになっている。
粉を無駄にしないために考え出されたものだそう。 -
麺棒も、陶器製のものからガラス製のものまでいろいろ。
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フランスの新年を祝うお菓子、ガレット・デ・ロアの
陶器の人形、フェーブの数々。 -
こちらはもっとも高価な銅製のクグロフ型。
銅板を使って職人が匠の技でコツコツと打ち出して作ったもの。
クグロフはフランスのマリーアントワネットの好物といわれ、
フランスやオーストリアのクリスマスには欠かせないものだそう。 -
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生地を挟んで直火で焼き上げるワッフル型。
ワッフル型の原型は聖体拝領の時に信者が食する薄焼きせんべいからきてるとのことで、
焼き面には聖体が図案化されているものがあり、ワッフルの始まりは宗教と深く結びついていたことがわかる。
ちなみに日本のゴーフルはワッフルのフランス語訳だそう。 -
館内にも菓子木型がたくさん。
ヨーロッパの木型の中でもベルギー、ドイツ、オランダで作られた菓子木型の中には
美術的に見ても傑作が多いそうで中には16世紀の古いものも残っており、
補修されながら200年以上も代々大切に使用されてきたものもあるのだそう。 -
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キャンデー製造機。
みかんなどのフルーツ型がかわいい。 -
そして最後のコーナーにはお菓子を入れるブリキの缶のコレクションも。
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お菓子のパッケージ。
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まだまだすばらしい展示品はたくさんあったがきりがないのでこの辺で。
お菓子道具ひとつひとつを見てもどれも職人の魂が込められた美しい細工が見られ、
それに敬意を表して代々にわたって大切に使い続けるお菓子職人の姿も垣間見え、
ヨーロッパのお菓子文化の奥深さにあらためて感動させられた。 -
更に下の階ではケーキの製造現場をガラス越しに見ることができた。
あのムッシュマキノをはじめとする有名ケーキ店のパティシェ、11人の侍の方たちも全てここエーデルワイス出身なのだそう。 -
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エーデルワイスミュージアムを出て、車を走らせた途端、私の目に飛び込んできた消え入りそうな「ラムネ菓子」の文字。
皆に、「今、ラムネ菓子って書いてあったんやけど、工場かなあ??」
と気になるそぶりを見せたら、皆察知?してくれ、Uターンして行ってみることに。
うれしい!
旦那と車で走っていても、こういうのは80%以上は却下されるんで、今までいろいろ気になるものを泣く泣く見逃してきた。
その点、この仲間は興味の対象が結構かぶっているので楽しい。 -
一方通行の道をぐるりと回ってきてあった気になる入り口。
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「ラムネ菓子売ってます」の札が下がってる〜
早速中へ入ってみることに。 -
大きなパレットにできたてのラムネが積まれている。
ご家族で?営まれている小さなラムネ工場だった。
奥ではちょうど一台の大きな機械が動いていてラムネ製造中だった。
年季の入ったなかなかいい機械だったのだが、ここは撮影はご遠慮をと言われたので写さず。
「岸田ラムネ」、聞いたことあったが、ここで作られてたんだなあ〜
ほんのり温かいできたてのラムネも試食させていただけた。
(ラムネはできたてよりしばらく置いたものの方がおいしいのだそうだけど。) -
小さな販売コーナーには、スーパーで買うよりお手頃価格になったラムネが売られていたので皆で購入。
ラムネフリークの友人がここのこのコインのような動物ラムネが一押し!
というので皆で買ってみた。
友人いわく、ここのラムネはコーンスターチがほんの少しダマになり舌に残るザラザラ感がいいのだ!とのこと。
なるほど、なめらか過ぎず素朴な手作り風のラムネだなあ。
お店のおばちゃんには包装ミスがあったラムネを一袋ずつおまけに頂いて、皆で満足感にひたりながら福島方面へ向かった。 -
そしてお昼にやってきたのは福島にある「亜州食堂チョウク」。
私が亜州食堂のサイトを見て一目ぼれ・・
ぜひ行ってみたい〜とここにしてもらった。 -
こちらは南インドのミールス。
現地の食堂ではテーブルの上にバナナの皮が敷かれていて、その上にご飯と数種類の汁けの多い野菜カレー、付け合わせが盛られるのだそう。
こちらのお店ではこんなバナナの葉の形をしたお皿にのって出てくる。 -
皆がミールスを頼んだので私は「ナシカンダール」というマレーシアの食堂で出される定食を選んでみた。
ご飯の上にスパイス煮など数種類のおかずがのる。 -
現地では手を使って食べられるというミールス。
このお店でも希望すれば手で食べられるという。
ここで私ともう一人友人が手食にチャレンジしてみることに。
フィンガーボールが用意され、お店の人が簡単に手で食べる方法を説明してくれた。
まずはおかずとご飯を手でぐちゃぐちゃ混ぜてみる。
熱々なのやけどしそう〜
たぶん現地では熱々を食べれることはないだろうからやけどの危険はないのだろう。
最初は恐る恐るだったのが
手づかみでご飯を食べるなんて、普通じゃイケないことを堂々とできる快感、
ワイルドな?!自分に酔いしれて、なんだか解き放たれた気分に・・
最後に、手食にチャレンジした人には何と50円のキャッシュバックがあった。 -
そして食後のチャイ、これもとても美味しかった〜
こちらでは曜日代わりで各国の定食が味わえるようで、ちょっと通ってみたくなるようなお店だった。 -
「亜州食堂チョウク」でお昼ごはんを食べた後、やって来たのはメリヤス会館。
昭和4年に竣工した鉄筋コンクリート造地上3階建の建物。
当時福島の地ではメリヤスを中心とした繊維製品の製造販売が盛んで、ランドマーク的なものだったという。 -
なんとなく横にだらだら?長い不思議な形のビルだなあと感じたのは建設されてから3度に渡って増築されたためのよう。
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「莫大小」と書いてメリヤスと読む。
竣工当時からある入り口。 -
一階の別の入り口
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増築されているため、中の階段の付き方が変わってる。
途中から左右に分かれる階段。 -
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真ん中の棟の二階へ上がって来た。
アーチ窓が連なる廊下 -
二階には雑貨屋さんの店舗が入っていた。
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ちょっとレトロな雰囲気を持つ雑貨が並べられたお店。
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タイルの洗面台、ちなみにこれはいくらか?と尋ねたら、これはディスプレイ用だと;
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もう一方の分岐の階段を上がると、こんなポップなカラーの入り口が。
中へ入ると更ににぎやかな店内。
こちらはアメリカのビンテージもののファブリックのお店だった。 -
更に階段を上がって4階へ。
階段を上がりきったところの小さなスペースには床から30cmほどの高さまで黒い厚みのあるタイルが張り巡らされていた。 -
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屋上にもこんな噴水が。
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メリヤス会館のビル探検、なかなかおもしろかった〜
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そしてもう一軒、この前このメンバーで「ロシア料理の会」をしただけに気になっていたロシア料理のお店、ボーチカへ立ち寄った。
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ボルシチとピロシキのセット500円を夕飯の一品にお持ち帰り。
ボルシチはたっぷりの量がうれしい〜
サワークリームも別容器でちゃんと持たせてくれた。
が、ピロシキはこの前、皆で作った方が美味しかったかも?! -
そして後日・・
福島、野田、海老江の町並みを散策。
この間、時間がなくて行けなかった長屋などが残された古い町並みを見たいとやってきた。
ちょうど今、バイクにはまっている旦那、
行き先はどこでもいい(たぶん?)・・とにかくバイクに乗って走りたいという隙に付け入って?プチツーリングがてら連れてきてもらった。
大阪中央卸売市場近く、野田2丁目辺りの一帯に入るとあちこちに銅板が張り巡らされた立派なお宅がたくさんあって、
うわ、すごい・・とあっちの路地、こっちの路地と目移りしながら夢中になって歩きまわってしまった。 -
きれいに改装されているが銅板の軒やうだつ、タイル貼りの外壁が残る家。
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二階の黒タイル貼りの外壁が映える家
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角地に立つ風格のある家。
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玄関周りにもとっても渋くて素敵なタイルが張られてたお家。
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所々ひびが入りながらもしっかり現役の美しいタイル。
上は郵便受け -
こんな飴色の分厚いタイルが張られたお家も。
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こちらの玄関灯はアールデコ風・・
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ここのお宅もうだつが印象的だったが・・
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こちらのうだつも立派だけど、うだつにきれいに沿うようにつけられた樋も職人技?!
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路地に入るとこんなゴージャスな蔵が。
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店先の道路に机といすを出してのんびり作業する人の姿。
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「藤平薬局」とうっすら看板の文字の跡が残る家
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塀に飾られていた花束のような花。
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海老江7丁目には「石畳保存地区」というのがあると知り、そちらへも訪れた。
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家が密集している路地にもかかわらずどこの家も草木の手入れなどが行き届いていて
きれいに住まわれているなあと感心。
ほんとに一人ひとりの意識が高くないとなかなかこんな風に古い町並みごときれいな状態で残すことはできないだろうなあ・・ -
こんな路地には猫がつきもの?!
かなりこちらを警戒して逃げ腰だったけど。 -
二階が銅板の外壁に覆われた家並みが続くこの景色も圧巻・・
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ゴーヤーのグリーンカーテンの緑が映える家。
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レトロなアパートも。
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建物以外にも目に入る緑やお花にも癒される〜
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もう〜蒸し暑くて汗をだらだらかきながらの散策だったけど、
いい景色をたくさんみることができて心は清々しい気分に!
野田の辺りには洋館などもたくさんあったようで、
まだいろいろ見逃していたようだ・・
今度はもっと涼しい時期にゆっくり散策しに来たいなあ。 -
福島で見つけた近代建築、ミナミ株式会社は昭和9年建築の元銀行だった建物。
登録有形文化財。 -
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この旅行記へのコメント (2)
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- 旅は人生の友さん 2010/07/11 23:58:35
- ミュージアムとレトロ家、素敵だった。
- まゆままさん、こんばんは!
尼崎にあるヨーロッパの歴史的な製菓道具類「エーデルワイスミュージアム」の展示物がまるで、美術品ですね。
たくさん写真をありがとうございます。
その後レトロビルのメリヤス会館も福島、野田、海老江の家のタイルや銅版もレトロで素敵ですね。
ちなみに、月島、路地に入ると良い感じで、下町ですよ、18年頃、勤めていた時に、見知らぬ若者に挨拶をされたり、お風呂に入ったら親切にされました。
あまりにも内容が濃いので、二つに分けても良かったと思いますよ。
大阪に行く楽しみが増えました。いつ行くかわからなけど、、、、
- まゆままさん からの返信 2010/07/12 21:25:06
- RE: ミュージアムとレトロ家、素敵だった。
- 旅は人生の友さん、こんばんは!
エーデルワイスミュージアムの製菓道具はどれもこれも素敵で気に入ってしまい、
しつこいと思いながらもたくさん写真を載せてしまいました〜
このブログは写真を大量に気軽に載せれるので自分にとってはお気に入りの写真を整理するのに
とても都合がよくてついつい規定枚数越えてアップしてしまいます;
一応マイルール?で一旅行記、できるだけ100枚以内にと思っているのですが・・
月島も懐かしい雰囲気の町並みが残っていますね。
前回東京へ行った時にも、築地と合わせて歩きましたよ。
こういう町は町並みを維持するためにもきっと住んでる人たちの横のつながりが強いんでしょうね。
都会とは違って人情味があって親切にしてもらえそうですね。
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