2010/06/30 - 2010/07/31
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梅の忍者さん
アメリカのマザーロードと呼ばれているルート66をシカゴからロサンゼルスまで車で一人旅しました。
今回の旅は会社を定年退職し人生の節目として亡くなった家内と計画していたものです。
アメリカの古き良き時代が残っているR66とグランドサークルの大自然を満喫して来ました。
旅のルートは最初ニューヨークに飛び1日自由の女神等見学し、その後シカゴに飛び、そこでキャンプ用品を揃え7月3日よりR66のドライブを開始しました。
途中フラグスタッフよりザイオン国立公園などのグランドサークルを12日間で回り、再びフラグスタッフに戻りR66のドライブを再開しゴールのロサンゼルスのサンタモニカまで走りました。
この旅はグーグルの地図情報と当サイト等などの多くの方の情報があって成功しました。よって恩返しの思いを込め、毎日書いていた日記の抜粋を投稿します。また、最後に今回グーグル地図から自作した地図の一部を掲載しました。
宿泊はR66ではモーテルを、グランドサークルでは日本から持って行ったテントを利用しました。モーテルは小さな町でも有り便利でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー 飛行機
- 航空会社
- アメリカン航空 JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6月30日
成田から13時間でニューヨークJFK空港に定刻通り午後6時に着陸。早速、ホテルチェックイン後タイムズスクエアに行く。夜8時半ごろだったが大勢の観光客だった。面白い大型のデスプレイを発見。デスプレイ前の広場の人達を映し、そこに女性が出てきて画面に出ている人を画面の中でツマミ出したり、ペイントで塗りつぶしたり、写真に撮るのがあった。 -
7月1日
自由の女神は大きくて立派だった。台座の部分は博物館になっており、建設当時の資料が展示してあったが、木型から作製している状況は大変な状況であったことが伺えた。足の指の開き、爪の形など細かく作製されていた。実物では上空からでないとなかなか確認出来ない所です。 -
7月2日
シカゴ ミシガン湖からの高層ビル街。左手の公園ではSHICAGO FESTEが開催されていて多くの出店があり大勢の人達が音楽など楽しんでいました。テレビ中継車も2台出ていた。 -
7月3日 シカゴ→ドワイト→オデル→ファンクスグローブ→ブルーミント 350km:走行距離
いよいよR66を走行開始。オヘア空港の近くのレンタカーをインターネットで予約していたのでスムーズに手続き完了。シカゴ市内の出発地点(シカゴアベニューとアダムST)に向いそこを出発地とした。昨日の下見時には混雑すると思っていたが土曜日の朝9時ごろだったので少なくそこで写真を撮る。ハレーダビットソンで走る人が記念撮影をしていた。
R66は想定通り、道に迷ったが快適なドライブが出来た。尚、上記の走行距離は途中の間違い、お店への立ち寄り等を含めた総距離です。 -
ODELLのシンクレアステーション(R66全盛のころ営業していた古いガソリンスタンドで現在も機械がありR66の復活を手掛けた店として有名)にて、ノルウエーからR66を走りに来た大集団(25名)に会う。小学生2名と60歳以上の方も数名、バイクのメンテナンス等の支援大型バス(写真右)も同行の大規模なもの。
また、そこでは地元のお年寄り10名程度がバベキューをしていて大変なにぎわいだった。 -
7月4日 ブルーミント→スプリングフィールド→リッチフィールド→セントルイス 360km(累計710km)
今日はアメリカの独立記念日。星条旗とリンカーの肖像画が街や家の前に多数掲示してありました。よって今日はパレード等を見られるのではと思っていましたが見ることは出来ませんでした。レストランでお祝いをしているグループを見ました。アメリカの人はこの日を大事にしているのが伺えました。 -
イリノイ州とミズーリ州をつなぐR66のチェーン・オブ・ロックス・ブリッジは現在、車は通れないが人はOK。この橋約1km程度ありそうだが一直線でなく途中で右に折れ曲がっている珍しい物でした。写真ではよく見えないが薄茶色部分が曲がっている所。
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R66の古き良き時代を体感できる古いガソリンスタンドが所々にあります。特に小さな町には良く見られ、それらを見るとR66を旅していることを実感します。
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7月5日 セントルイス→スタントン→デビルスエルボウ→スプリングフィールド 417km(1127km)
中西部への玄関口セントルイスにはゲートタワーがあります。(湾曲したもの)東京タワーのように鉄骨が見えるのではなく一つの柱です。その中をエレベーター?ゴンドラの様なものが入っておりそれに乗って頂上付近まで行くものです。ゴンドラは5人乗りでそれが6台程度つながったものでこんな乗り物もあるのかと感心しました。 -
ゲートタワーの頂上(湾曲部)四角い窓から街の中心部が見渡せます。
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昨日まではイリノイ州の平たんな穀倉地帯(写真:とうもろこし、大豆)で水平線まで畑が続いていましたが、今日のルートは小高い丘で広葉樹の林が続いていました(次の写真参照)。
牧草があり牛馬をよく見ました。こちらの農家は庭の草を刈り立派な芝生のある家があります。リゾート地見たいな農家もありました。納屋には大型農機具が見えました。
尚、昨日までの穀倉地帯はとうもろこしを収穫保管するサイロが一軒ごとに有るようでした。食料用になるのではなくガソリに化ける話しがありこちらのガソリンスタンドでも売っていますが、まさにこの辺りがそうかなと思う穀倉地帯でした。 -
今日のミズーリの風景 R66の看板は水色だった(イリノイ州は茶色でした)
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7月6日 スプリングフィールド→ホールタウン→ガレナ→タルサ 371km(1498km)
ホールタウンの古い店でイギリス人夫妻と出会いご主人と同一のTシャツを買い二人で写真を撮る。また、店のご主人からR66に関する熱心な説明を受け更にR66のロゴ入りビールを頂く。この店は写真の右に古い車を修理する作業小屋もありました。 -
リバトーンとバクスタースプリングの間にある1923年製のコンクリートの橋(ブラックシュリック)一方通行であるが写真左手に新しいR66があり通りすごしそうになりました。
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7月7日 タルサ→ストラウド→アルカディア→オクラホマ→エルリーノ→クリントン 419km(1817km)
ストラウドのロックドカフェ(外装は石、内装は木)にてコヒーを飲む。車で走って居る時は旅人を殆ど見なく一面さみしさがあるが、このような古くてR66では有名な店とか、上記のブラックシュリックなどでは色々な国から来た旅行者に会う。R66は世界的に有名なんだとこの後の旅でも何度も感じる。 -
アルカデアイアのランウンドバートン(円形納屋)木製の円形ドーム。1階がお土産で2階がホールになっている。
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円形ドームの2階。直径は歩幅で図ると約18mと大きく木だけで出来ているとは思えないほど立派な建物
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7月8日 クリントン→エルクシティー→シャムロック→マクリーン→グルーム→アマリロ 301km(2118km)
私の中学生時代に教科書で見た、アメリカの大規模農業風景に出合いました。日本の農業では考えられない風景だったので強烈に残っていたのですがここで見れて感激です。円形状の大豆畑で、風車で井戸水をくみ上げ、パイプで給水しています。給水パイプの長さは半径200m位で大豆のうねの間を円形状に回る様になっています。写真では薄く写っています。ちなみにグーグルの航空写真でも円形の畑が分かります。 -
R66は途中で途切れているのがいくつもあります。この時もインタステートの側道としてR66の標識はあったのですが300m位行った所で廃線になっていました。このような事に遭遇するのもR66の旅の面白さで探しながら旅する醍醐味を満喫しました。中には高速道路を30km程度間違って走ったこともありましたが、高速道路は無料なので少々間違っても問題なしと思って走りました。
R66を探しながら走るには、カーナビで今どこにいるかを知るのに必須ですがそれだけではダメでした。カーナビと自作地図(尺度500m)と回りの風景(細い道等)を見比べて走りました。一人なので膝の上に置いて走りました。アメリカのAAA(日本のJAF相当)の州地図を持って行きましたが尺度が大きく余り役に立ちませんでした。只大きな道を行くには十分です。 -
各町の入口には給水塔が見られますが、グルームでは写真のように傾いています。
(余談:イタリアに行った時現地のガイドさん曰く「日本ではどこを走っていても家が見えるがここは見えません」。勿論、この旅でも100km/hで走っていても集落は地平線まで見えずこの様な給水塔が見えるとホットしました) -
また、R66沿いの町にはミュージアムがあります。ここマクリーンのデビルス・ローブ・ミュージアムでは昔、集落を砂嵐が襲い人々が砂と格闘している写真がありました。大変な時代があったのだと思うし、現在もこの後の西部地域では広大な砂漠(乾燥地帯)があり水がないと人間は生活出来ないのだと実感する。
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7月9日 アマリロ→エイドリアン→グレンリオ→トゥクムカーリ→サンタローゼ 241km(2359km)
アマリロ郊外にある「キャデラックランチ」を見に行きました。麦畑の中にキャデラック10台を斜めに埋め込んであります。アマリロのヘリウム王スタンレー・マーシュ三世が1957年から1963年に作製されたもので、アマリロの町が大きくなったので現在地に移転させたとのこと。
車は観光客がスプレーで落書きし、次々に上書きされており一つの絵(?)になっていました。 -
R66の半分を走行しました。シカゴからロサンゼルスまでの中間点1139マイルがエイドリアンです。そこにあるのがその名もずばり「ミッドポイントカフェ」です。R66全盛時からある店で当時の写真が店内にありました。
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今日初めて地道を長く走りました。エンデーの手前からサンジョンの手前まで約22km、路面の状況はでこぼこもなく走りやすい所でした。この付近は乾燥地で牧草が育たない様で、農家の廃墟があり人はいなく牛だけがいました。その牛も痩せていてまさに「廃墟」の面影です。
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R66と高速道路(I-40)をまたいでいる橋にツバメらしき鳥(飛び方と大きさから)が巣を沢山作っているのを発見しました。この一帯は草原で他に家や木がなくここだけに巣がありそうです。
日本に来るツバメと同じく泥で作った巣ですが、入口が小さく日本に来るツバメの巣とは異なり、密集して作っているのも日本と違いました。 -
7月10日 サンタローゼ→サンタフェ→タオス→サンタフェ→アルバカーキ 477km(2836km)
サンタフェの建物は写真のような泥壁が多く見られます。(現在はセメント)
トラブル発生!サンタフェで駐車違反になる。朝9時半にサンタフェに着いて駐車場に車を止めようとしたが大きな駐車場であったが満杯で止める所がありませんでした。駐車場横の道路にも皆止めていたので私も続けて止めていたらキップを切られていた。どうやら私は給水口の前に止めていた様です。キップには15日以内に$27支払えと記載されていました。そのキップに気が付くのがサンタフェを出発してからだったので、さて処理はどうすべきかと?どうも$27とキップを付属の封筒に入れて送ったらとよさそうなのでモーテルのフロントで切手はあるかと尋ねるとないと言う。困ったなと思っていたらロビーにいた男性が私に付いて来なさいと部屋まで案内され切手をタダでくれました。その男性は奥さんとこれから食事に行くため奥さんをロビーで待っていたのです。その後フロントに戻りどうしたら良いか尋ねるとフロント横にいた女性客が封筒に所定の物を入れて糊づけ部を舐めて封をしなさいと助言してくれました。それでやっとモーテルの人が預かってくれて無事解決しました。皆さんの親切が身にしみた出来事でした。 -
7月11日 アルバカーキ→キュベロ→ギャラップ 285Km(3121km)
今まで最難関の道に挑戦しました。アルバカーキから西に40km程度高速道路I-40の出口126からが、旧R66として外せないルートと紹介されています。確かにR66の標識が出ていたのですが、牛が寝転でいる中を通り抜ける道で、車のわだちだけが残っているのが続いていました。カーナビも道を示しているのですが私の地図が途中で切れており自分で手書きしている辺りから方角がどうも違うように感じ、恐ろしくなり引き返してきました。回りは荒涼とした地でその辺りには牛もいませんでした。尚、出口117から再トライし順調に走れました。 -
7月12日 ギャラップ→化石の森公園→ジャックラビット→ミーテイアクレターフラッグスタップ
362km(3483Km)
化石の森公園:ここは木が化石になっている所として紹介されていますが、化石だけでなく色々な風景が楽しめる所でした。その中で、先住民の集落跡地があり横の崩れかけた岩に、狩猟とか生活の様子を描いた岩絵がありました。木の化石は直径1m程度の巨木が無数に化石になっていました。地表に出ているものもあればまだ途中のもありました。 -
ミーティアクレター:隕石が落ちて出来た大きなクレーターです。直径1200m深さ165mとのこと。ここに備え付けの無料の望遠鏡が6~7台あり見る所が中心点とか固定されていました。
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7月13日 フラッグスタッフ 10km(3493km)
今日は今回のドライブで始めての終日休養日にしました。
トラベルチェックの換金、車の洗車、水・帽子等の買い物等で過ごしました。
この地はグランドキャニオンに一番近い大きな町で、玄関口となっており旅行者が沢山いてにぎわっていました。標高2000mの地点にあり山が背後にせまり、まさに登山口の感じがします。
町は古さも残しモダンナな避暑地的な感じがして良い雰囲気です。
明日からグランドサークルを回り一端R66の旅を休みます。 -
7月14日 フラッグスタフ→ホーシズ・ヘッド→ペイジ→アンテローブキャニオン→マウントマーメル
388km(3881km)
今日より国立公園巡りです。
最初に行ったのはコロラド川の浸食で出来た馬の馬蹄に似ているホーシズ・ヘッド。川の水色と赤い岩肌のバランスが非常に綺麗でした。絶壁の上から体を乗り出して見るので怖いのですがこの写真は這いつくばって撮りました。 -
アッパー・アンテローブキャニオン:幻想的な洞窟です。川の浸食によって出来た赤い岩肌が曲線状になっておりそこに光が注ぎ綺麗な別天地に導いてくれました。自然が造ったまさに芸術品でこんな世界があるのかと感心しました。
ここは勝手に入れなくツアーで入る必要がありペイジのインフォメションセンターにて予約可能です。また、現地の入口でも可能な様でした。 -
ここは正午前後だけ光が谷底に届き幻想的な状況になります。
それを過ぎると光が届かなくなりうす暗くなりますので正午前後がお勧めです。 -
ロワー・アンテローブキャニオン:アッパー・アンテローブキャニオンと道を挟んでありこちらは入口が上にあり谷底に降りる形になっている。谷底は足の幅しかなく天井が大きく広がっている形をしている。(アッパーは谷底が広く天井が狭い)いづれも水で削れた岩肌が綺麗で自然の偉大さを感じる。
ここアンテローヌキャニンオンは雨が降るとツアーが中止になるので要注意。ロワーの入口では亡くなった方(9名?)の名前が記されたプレートがありました。 -
7月15日 マウントマーメル→ザイオン→マウントマーメル→ブライズキャニオン 181km(4061km)
ザイオン自然国立公園に行って来ました。大変満足できる所でした。ここは巨大な岩山が多数あり形・色が楽しめる所です。さらにトレッキング(ハイキング道)が整備されており、その中でも一番人気のルートは途中から川を歩くルートです。水は冷たく最初の10分位はしびれ一時岩に上がって温まりました。川の石は通常コケが生えてツルツルしていますがここは川に入る人が多くコケが生えていません。しかし、水の量も多く、流れもあり、川底は大きな石がごろごろしており、足を取れると流されそうになります。私は流木を杖に転ばずに行けました。深さは所々私の股下もでありパンツも濡れてしまいます。それでも小学生からお年寄りまで皆楽しそうに川歩きをしています。若い女性は水着を着て来ており濡れても問題ないようにして楽しんでいました。ここも雨が降ると入れないルートです。 -
ザイオンは緑と大きな岩が見どころです。なぜ緑?今回旅していて感ずることは中西部は大半が乾燥地帯で緑の木が少ないのです。日本では緑は当たり前で良さを分かっていませんが、ここでは緑が観光ポイントになるのも分かる気がします。
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イチオシ
7月16日 ブライスキャニオン→トーレイ 192km(4253Km)
朝日のブライスキャニオンを見に行きました。キャンプ場をうす暗いうちに出て展望台より幻想的な針山を見ました。今回の旅で一番気に入った所です。アンテローブも良かったのですが一つ選ぶならばここです。 -
イチオシ
赤・白・茶色の土が重なり奇妙に立っているのです。箱庭みたいに出来ており自然の偉大さに関心。こんな世界は今後何年見られのだろうと感じるのでした。それはここが粘土質の針状の岩で出来ており雨が降ると削れすぐに消滅しそうだからです。
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イチオシ
トレッキングコースが整備されており下からも確認出来ます。
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7月17日 トーレイ→フルータ→キャピトルリーフ→モアブ 352km(4605km)
今日はキャピトルリーフ国立公園内の2か所の山に登りました。
迫力のある山をじかに感じることができます、ガイドブックではひだ状の隆起した岩山が載っているのですが現地ではその一部を確認出来るだけです。上空からでないと隆起した状況は確認出来ない様で、観光客も他より少なかった。 -
その一つ、登りだけで1時間を要した2.4kmの登りでCassiday Archと命名されている岩のアーチを見に行きました。その時、雷雨に会い怖くなり走って下山しました。平地の雷は恐ろしくありませんが、山の雷は落下の可能性が高く、メガネ、時計、車のキーを直接空気に触れない様にバックに収納して下山。
また、山の麓まで行くのに片道30分程度乾いた川を歩くので、もし豪雨でもなれば心配ですけど、雨はほんのわずかでした。 -
7月18日 モアブ→アーチーズ→モアブ
今日は大変疲れました。アーチーズ国立公園を朝8時から途中休みを取りながら2ルート27kmを登山した。こんな暑い(午後2時現在42℃:直射日光は更に相当高かったと思われる)中歩いたのは久振りで、半ズボンの足のふくらはぎ・足首が真っ赤になりヒリヒリし水をかけながら歩きました。写真はバランスロックで駐車場から近いので多くの人がいました。 -
今日のメインであるデリケートアーチ(多数あるアーチの中で王様級)が午前中は逆光になり夕方がベストであったので、一番暑い3時から歩きだし5時に駐車場に戻ってきたが、息が上がって非常に苦しい思いをしました。この時水を2L飲んだので熱射病にはならなかったのですが大変でした。多くの人が登山しているのですが、小さい子供達は途中で泣いたり、帰りは親に肩車してもらうなど過酷な登山であったが、皆これを見に来ているため必死である。夏でなければ問題ないのですが。
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7月19日 モアブ滞在 15km(4705km)
昨日、きつかったこともあって完全休養日としました。
但し、非常に暑く午後4時現在でも38℃ありました。
川の横にあるキャンプ場を利用しているのですが
昨夜は暑くて眠れませんでした。 -
7月20日 アーチーズ→ニュースペーパーロック→メサベルデ 467km(5172km)
ニュースペーパーロック:先住民が大きな岩(幅6〜7m高4m程度)に当時の生活様式を描いているものです。 -
メサベルデ:世界文化遺産に登録されている高度な文明を持った人たちの住居跡。約1400前に岩の上から絶壁の岩の間に住居を創りそこで生活していたが約700年前に突然消えたとのこと。ここの住居では岩の奥に湧水が出ていた。この様な住居跡が何ヶ所かありツアーのみで訪問できる。このツアーはビジターセンターでの予約が必要。私はたまたま一人空いていたので1時間後を予約出来たが他の人は3時間程度の待ちが必要でした。
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7月21日 メサベルデ→4コーナーズ→メキシカンパット→モニュメントバレー 259km(5431km)
シーニックハイウエイに指定されているUS-163号から見えてくるモニュメントバレーは凄く綺麗でワクワクしながら近づきました。 -
ビジターセンター・お土産・レストラン等があるテラスから見たビュート(岩山)
手前の白いスジは車での見学ルート。但し、車高が高い4駆トラックしか無理。洒落たオープンカーが走りかけたが底を打って立ち往生していた。 -
ビジタセンターと反対側にあるロッジからのビュート(夕方)
ロッジにはキャンプ場もあるが事前予約しないと無理私は半年前にインターネットで予約しました。また、ここにはスーパーもあり殆どのものが揃いました。 -
7月22日 モニュメントバレー
今日はモニュメントバレー内を車で回る。朝ビジタセンターがあるテラスでスイスから来た夫婦に声をかけられ3人で私の車で回ることになる。映画ジュンフォード監督がジョンウエイを使って「幌馬車」などを撮影した場所などがある。写真の様な風景を見るには車で行かないとダメ。ビジタセンター前にはトラックを改造したツアーバスが待機しており誰でも行ける。
また、ハイキングコースもありテラスから見えた一番左側のビュートLEFT MITTENを一時間半程で回りました。 -
7月23日 モニュメントバレー→グランドキャニオン 302km(5796km)
念願のグランドキャニオンに着いたのですが昼間であったこともあって対岸がかすんで見えるなどあまり感激せず。今まで見て来た所が良かったからかもしれないが、他の国立公園と異なり規模が大きく、人が多く、観光地化が一段と進んでいるからかもしれません。 -
その中でデザートビューからビジターセンターに向う途中の道でエルクに出会う。
馬位の大きさがありこんな所にいるのかと感心しました。 -
7月24日 グランドキャニオン 10km(5802km)
今日はグランドキャニオンの谷底を目指すトレッキングに挑戦しました。朝昨日同様足の裏が痛かったので朝日に照らされる岩を見るしかないなと思いながら少し歩いていると痛さが和らぎ挑戦しました。しかし朝寒かったこともあってジーパンを穿いたのですがそのまま谷に向って降りました。(殆どの人は半ズボンで私も途中でジーパンをまくり上げる)最初は1時間弱程度の所に給水ポイントがあるのですがそこまでと思っていましたが、下の方に「3マイルポイント」の屋根が見え始め、一度しか来ない所なのでと思い更に降りました。結局降りるのに1時間45分、登るのに韓国人等と一緒になったこともあって3時間掛かりました。谷底に向ってと書きましたが谷底のコロラド川に行って戻ってくるのは1日では無理で殆どの人は途中で引き返してくるのです。中には谷底から早朝上がってきたと思われる若くて本格的に山をやっている連中が沢山いました。写真は3マイルポイントから頂上を見たところV字形の中央部まで上がりました。
グランドキャニオンにもスパーがあるのですが、そこで今日も肉を買って焼くつもりで発泡スチロールに入れテーブルの上に置きテントで昼寝をしていると回りが騒がしいのでテントから出るとカラスが襲撃していました。あわてて追いぱらったが肉を盗られていました。カラス野郎め!と悔みましたが再度スパーに買いに行きました。 -
7月25日 グランドキャニオン→フラグスタッフ→セドナ 245km(6047km)
グランドキャニオンの写真で思いどうおりの写真が撮れなかったので朝テントから出るとまだ朝日が出たばかりだったので急いで写真を撮りに行く。やっと遠近感のある光景に出会え撮ることが出来ました。その後テントを撤収しセドナに向って走る。 -
写真:セドナのレッドロック セドナはフラッグスタフから日本の道と似た狭いヘアピンカーブを降りて来たところにあります。不思議な力が湧くパワースポットがあるとのことだが私はそこに行っても何も感ぜず。セドナで出会った日本人夫婦と一緒にそれらのポイントに行ったのですが3人共感じず。
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セドナの街並み セドナは洒落た観光地でした。
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トレッキングルートで見つけた不思議な綺麗な物です。「ひいらぎ」に似た木の葉に着いた虫?実かと思い見ると実は別にあり上記夫婦ともこれは「虫」だとの結論至る。
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7月26日 セドナ→フラグスタッフ→セリグマン→キングマン→オートマン→ニードルス
422km(6469km)
セドナからフラグスタッフに戻りR66に復帰し、R66を走るペースもよみがえりました。このルートには古い町がいくつか残っている観光コースでラスベガス・ロサンゼルスに近いこともあり大勢の観光客がいた。 -
写真:セリグマンにある床屋(現在はお土産屋) ここはR66復活に尽力された所です。店の内外に当時の面影を残しているのが所狭ましとありました。この店だけでなくR66全盛時の風景が回りにありました。床屋の奥さんがコーヒーを勧めてくれ(自由に飲める様になっていた)、ご主人は、中村政俊が来た時の様子を、写真で日本語を少し交えて話してくれました。そこには日本の女優さんなどが写っていました。
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オートマン:ここは昔ゴールドラッシュで繁栄した所で一時、廃墟の町になっていたのですが、それを売りにしている観光地です。町は長さ100m位でゴールドラッシュ時運搬に活躍したロバが野生化し、町をウロウロしています。私がこの町に着いたのが正午前で丁度運よく、カーボーイの格好をした二人が決闘のシーンを面白おかしく演じているのを見ることが出来ました。
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7月27日 ニードルス→エセックス→バーストー→サンバルナーディーノ
今日はびっくりする様な出来事がありました。
それは、ドイツのテレビ局の教育用ドキュメンタリー番組に収録されたことです。朝ニードルスを出発して1時間位走った所(エセックス)で砂漠地帯に廃墟になったレストランがあり、そこに一台車が止まっており、私もそこに車を止め写真を撮りました。彼ら3人の様子を見ていると本格的なTV収録で一人がギターを試し弾きしており、録音しても良いかと尋ねるとOKとの事であったので準備を待っていると、彼らから話しかけられ、その話の様子(R66の旅、自作の地図の説明など)と、テーマソング(?)を歌うのに私も入れたシーンも撮ることになり、私は手拍子をさせられました。また、私が彼ら3人をカメラで撮っている後ろを車が通るシーンなど色々撮れました。収録は始まったばかりでロサンゼルスから来て3日目で5週間かけてシカゴまでドキュメンタリーを撮りながら旅をするとのこと。完成がどうなるか判りませんが、一つの思い出ができました。 -
R66には道路にR66をペイントされている所あるが、上下線に並べてペイントしてあるのはここだけでした。(ニューベリースプリングの手間)
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ニューベリースプリングスのバクダットカフェ
映画の舞台にもなっていいるようで日本語で書いた台本を見せてもらいました。
また、この店の右奥に日本コーナーがあり日本人のメッセージが多数あり。 -
7月28日 サンバルナーディーノ→ロサンゼルス サンタモニカ 141km(6897km)
今日でR66を走るのは最後 ハリウッドからサンタモニカに向う道 -
ゴールのサンタモニカピア
最終目的地のサンタモニカに無事到着 バンザーイ バンザーイ
皆のおかげで夢が実現出来ました。
思えば9年前に今後の人生について家族と語っている時TVでR66を放映していてそれがきっかけでこの旅が実現しました。色々な店にも行き、色々な人に出会って下手な英語でなんとか話したり、山に登って怖かったり日焼けで痛いにあったり、真直ぐな道、広大な穀倉地帯、廃墟の集落、駐車違反で困っている時に助けてもらったり、TV出演等々沢山の思い出を創ることが出来ました。 -
サンタモニカ桟橋入口左手のレストランで食べたスープです。
はまぐりに小さく切った野菜たっぷりのチーズベースのスープで大変美味しかった。
今回の旅での主な食事は、朝食:モーテルのパンと果物 昼食:マクドナルドでのハンバガー 夕食:ファミリーレストランのデニーズ等での肉とポテト等でしたのでこんなにおいしいのがアメリカにもあったのだと当たり前の様な事を認識した次第です。
追記:勿論キャンプ時は日本から持っていた米、現地で買ったカップメン、肉、冷凍野菜缶詰を料理しましたが、ここの料理は非常に美味しく感じました。 -
7月29日 ロサンゼルス
ハリウッドを観光 ポイントを巡る巡回バスがあり何度でも乗り降り出来、気に行ったお店でゆっくり食事も出来便利でした。 -
ハリウッドのチャイニーズシアター前に俳優のサインと手形が多数あり多くの観光客がいました。このサインはアーノルド・シュワルネガツアー。
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自作の地図(大きさ縦1m横1.5m)
インターネットのグーグルから地図を作製。グーグルの地図ではR66の表示がありそれを基にルートに沿い画面を切り合わせ主な町から町までの地図を作製。それを一つのファイルとして管理し、それをA4サイズの白紙にプリントしそれを不織布に貼り付け。印刷枚数を削減する為に地図の端を一部消すなどする。
また、不織布は両面を利用し、アコーデイオンの様にタタミ取扱やすい様にしました。全体で18冊重さ2.1kgになりました。
この地図があって今回の旅行が成功しました。グーグルに感謝します。
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この旅行記へのコメント (3)
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- とらいもんさん 2012/07/15 23:13:09
- モニュメントバレー
- こんばんは、メッセージ(お返事)ありがとうございます。
「西部劇」の大フアンなので、嬉しく拝見いたしました。
有難うございました。
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- c.makotoさん 2011/01/22 02:45:34
- はじめまして、梅の忍者さん
- 〜ザ、道委員会〜管理人のc.makotoです
モニュメントバレー,ルート163の投稿写真ありがとうございます
僕は、この道がお気に入りで何回ハーレーで走ったことか
投稿してくれた写真の道路脇で1998年の時に野宿をして
朝日を浴びたモニュメントバレーの美しさが今でも思い出しますよ!
あのルート163をノーヘルでハーレーで走ると
メチャクチャ気持いいです。
昨日、日本に帰国してきたばかりなので
返事が遅くなりました。暇な時間ができしだい梅の忍者さんの
旅行記ブログじっくり見させてもらいます。
それではまた、この旅行記の投票は完了です。
- 梅の忍者さん からの返信 2011/01/22 23:36:23
- RE: はじめまして、梅の忍者さん
- > 〜ザ、道委員会〜管理人のc.makotoです
> モニュメントバレー,ルート163の投稿写真ありがとうございます
>
> 僕は、この道がお気に入りで何回ハーレーで走ったことか
> 投稿してくれた写真の道路脇で1998年の時に野宿をして
> 朝日を浴びたモニュメントバレーの美しさが今でも思い出しますよ!
> あのルート163をノーヘルでハーレーで走ると
> メチャクチャ気持いいです。
>
> 昨日、日本に帰国してきたばかりなので
> 返事が遅くなりました。暇な時間ができしだい梅の忍者さんの
> 旅行記ブログじっくり見させてもらいます。
> それではまた、この旅行記の投票は完了です。
c.makotoさん
あの道の横で野宿ですか
さぞかしモニュメントバレーは良かったでしょうね
私はこの場所に来るまで道がアップダウンする中
モニュメントバレーが少しずつ見えてきた時は
感激しました。そして写真の場所が最高でした。
もう一度行きたい思いでc.makotoさんが何回も行かれた事が分かります。
このサイトの発展を祈ります。
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