
2012/04/09 - 2012/04/10
2156位(同エリア4206件中)
窓際さん
春は毎年「たん熊北店」なイメージだったのだが
秋にも行ったし、今年はちょっと趣向を変えようと・・・・
で、ドコに行こうかな〜と考えて
一度行きたかった「千ひろ」さんに決定!
お兄さんの「千花」も旨かったですからね〜。
楽しみにして来たのである。
あ、「千ひろ」さん、本来なら月曜定休だそうなのだが
花の時季はやってるそうで・・・
予約取れてラッキー(笑)
-
18時。
ちょっと休憩してガソリン入ったんでね。
元気です(爆)
ホテルに入ってる間に結構降ったらしく
水を打ったような街を歩く。
鴨川・・・
ココも並ぶ桜を対岸から
お弁当広げて眺めてるヒトが多かったな。
いい場所である。 -
祇園白川。
濡れた風情がまたいいじゃないか。
えぇ、降ってないので強気です(爆)
いつもは
傘さしてばっかだったような気がするな〜。 -
そぞろ歩く途中、拾った花。
蜜を吸う鳥が、たくさん千切ってあった。
花には気の毒だが
鳥にはおいしい蜜なのだろう。 -
満開の桜、新緑の柳、川の水音・・・
今年は遅かった桜。
本来なら昨日で終わってたライトアップも
延長に入ったそうで
ニュース聞いてどんだけヨロコんだコトか(笑)
そのまま街を歩く。 -
八坂神社にほど近いこの“ろおじ”。
-
“ろおじ”を歩くと・・・
ココだ!
「千花」さんも、そりゃぁ風情のある路地だったが
ココもまた!
中に入ると、快く店主が迎えてくれる。 -
案内されたのは、まな板前。
最高。
他にはお座敷ひと組、
隣に3人組みがひと組だけ。
なんか、若いヒトが
弔事で急に休んだらしく
直前の予約は、5組ほど断ったそうな・・・。
おかげでゆったりビールを呑む(笑)
そういや、呑んでる最中にもひとつ断ってたな。 -
ちなみに、飲み物のメニューは
こんな感じ。
拡大可能です。 -
初めてのお店。
ココはコースのみ。
どんな世界が広がるのか
幕開けをドキドキしながら待つ楽しみ。 -
まずは白アスパラ!
香ばしく炙られてあるのだが
シャクっと噛みきれるフレッシュさ。
絶妙な火加減、ほろ苦い香り。
特筆すべきは、この黄身酢。
も、絶品。 なんじゃこりゃ(爆)
いきなり反則でしょ、この旨さ!
濃厚な黄身のコク、お酢のジュレ。
ねぶりたくなるほど旨い!
こんな黄身酢、初めて食べた! -
慌ててお酒を頼む。
菊姫、大吟醸。
これまた濃いね!
お酒の甘さ、辛さが絶妙だ。 -
続いて鯛の白子。
立派だ!
かけられた酢醤油の香りのいいコト!
ねったり旨く、酒がススムススム(笑) -
目の前では・・・・
も、今食べてるモンと
目に入るモンで
ココロが乱れる乱れる(爆) -
稚鮎。
薄い皮は、ちょっと触ると破れる。
よく傷つけずに盛り付けたと感心する。
そして、コレが「千花」さんと同じ系列!
キュウリとワカメの酢の物・・・
お酢の代わりに「せとか」を。
このフルーツの酸味づかいが
コチラの特徴。
優しい甘酸っぱさがおいしい。
琵琶湖の鮎は漁期の設定が無いそうで
こんな小さなサイズも獲れるらしく・・・
ほろ苦さがまたおいしい。 -
目の前では・・・
もぉ、気になる気になる(爆)
「あとで、お楽しみ」と店主。
ぎゃーっ(爆) -
慌てて追加・・・・
って、このサケ、旨いね! -
八寸と言っていいのかな?
「千花」でも、こんなのあったね〜。
も、「呑め」と言わんばかりの数々。
順番に右下から行くと・・・・ -
鯛の白味噌漬け。
白味噌の香りがおいしい。
水分が抜かれた身はしっかりと、
歯ごたえがまたクニュっと旨い。 -
鯛の肝の煮こごり。
これもまた、呑めと言わんばかりの濃厚さ。 -
あさり。
デカい!
これは、素材のみの塩分か?
スープまで飲み干す。
やさしい、滋味あふれる味。 -
カラスミ。
これがまた、塩分を抑えた半生。
驚いたのがコレ、
台湾で仕入れたモノだそうで・・・
こういうのは、
だいたい自分トコで仕込むもんだと思ってた。
っつうか、こんな旨いカラスミ、
台湾で見なかったぞ?! -
最後にコレ。
コレが、も、最高だった。
ほたるイカの叩いたモノ。
酒盗。
濃厚。
マジで最高。 -
それにしても・・・・
こんなスゴいの並べられて
呑まずにおらりょうかっ
も、グイグイ(爆)
あまりの旨さに
おかわりし続ける菊姫。
店主がボトルを見せてくれる。 -
なんと平成13年モノ。
古酒?!
でも、液色はそこまで濃くないし
そこまで重さもなく
軽やかに呑みやすく・・・
なぜか店主が、
ボトルに貼ってあったシールをくれる。
なので記念に・・・・ -
持ち帰って、ネコの頭に貼ってみた。
で、怒られた(爆) -
ちなみに、目の前には
なんだかすごそうな器の数々。
ガラスには夏場の品々が入るそうで
「あれは大正時代のグラスで・・・」なんて
簡単に言う。 -
お造り。
「千花」さんでも見た
塩昆布で食べるお造り!
お醤油も、西国とはちがった
透き通った薄さ・・・・
ブラタモリでタモさんが言ってたけど
確かに、白身に濃厚な醤油じゃ
お醤油の香りに、身の旨さが負けちゃうもんな。 -
お造りの内容は・・・
鯛。鯛の皮、くにゅっと。
細かく包丁の入れられたサヨリ。
サヨリの下には、叩いた山芋。 -
さわび醤油か塩昆布か・・・
どっちも試して遊ぶ。
昆布の香り、旨み、塩気がまた、
白身を引き立て旨い旨い。
青海苔もまた、いい香りでねぇ・・・・ -
炙ったタイラギ。
歯ごたえ最高。
雲丹。北海道だったかな?
粒なお塩で。
これがまた、酒がススムススム。 -
筍!!!!
嗚呼! 筍食べに京都に来てるようなもんである!
大好物!
塩味は極限まで抑えられた、でも、
薄味だな・・・とは思わせない吸い地の
風味の濃さ!
木の芽の鮮烈な香り、
筍の香り、旨さ、歯ごたえ・・・ -
ちなみにこのお椀・・・・
よく見かけるのこ紅葉と桜の意匠。
「雲錦(うんき)文様」と言われる、要するに
春と秋とでリバーシブルで使えるデザインだそうで(笑)
コレも明治と言ってたか、大正と言ってたか・・・
酔った手で持つのに
ドキっとするほどの器がポンポン出て来て
しかも教えてくれるので、これまた楽しい。
ほんとに、和食ってのは奥が深い。
味だけじゃなく、器、しつらい・・なんやかんや(笑)
ちっとも勉強してないので
ただただ毎回、おいしいおいしいで終わってるな。 -
続いて、お造りでいただいた
鯛のアラの酒蒸し。
酢醤油で。 -
木の芽の香りがまた最高で、
ちゅばちゅば吸いながら身を食べる。
ふわふわでくにゅくにゅで
生臭さ皆無で、これがまた最高に旨い。
オヤジの“食後”なんか・・・ -
キレイに骨だけ(笑)
それにしても
立派な骨だ。 -
続いて豆系。
濃厚なお豆腐の上に
お出汁の香りが美味しい、湯葉なソース。 -
ハサミで極細に切られた海苔もまた香り良く、
湯葉好きなわたしは最高(笑) -
揚げ物。
春の山菜のかき揚げ。
さっきの、ツブ塩で。 -
蕗の薹、こごみ、タラの芽・・・だっけ?
クチの中、いっぱいに広がる
ほろ苦さ。 -
最後の炊き合わせ。
これまた立派な器。
フタを開けると・・・・ -
なんちぅいい香り!
畑菜って言ってたかな?
京野菜におあげさん。
しんじょうの中には・・・ -
春の旬、貝、あさり。
ふわふわのしんじょうは香りよく
おあげさんの油がとけたお出汁は
濃くて美味しくて・・・・ -
香の物。
ちっちゃいお醤油さしがかわいい。 -
お味噌汁は、茗荷。
お楽しみの食事は・・・
店主に腹具合を聞かれて答える。
「ヨユーです!」(爆) -
たっぷり盛られたごはん。
ま、一組ずつ専用に炊かれた土鍋から
大事によそってもらうのがホントは好きなのだが(笑)
おじゃこがたっぷりのせられたごはん。
驚いたのが
上の釜揚げしらすをどけると・・・ -
下にはちりめん山椒!
-
この2段がまえが
塩気と香り、おじゃこの旨さがたっぷりと・・・
ペロっと食ってやったわい(笑) -
最後に・・・・
デセールのフルーツジュース。
コレも「千花」さんと同じ。
ヘタなモン出されるぐらいなら
よっぽどか清々しい。
気が付くと、お酒のお代わりも
ガマンしつつも、6合になっていた(爆)
時間は22時前。入店から3時間近く経っていた。
久しぶりに、“衝撃”を受けたな。
「千花」さんより好き。うん。また来よう!
塩味よりも、濃い風味で攻めてくる。
和食の素晴らしさ、まだまだ見つかりそうである! -
祇園白川の桜は
22時までのライトアップ。
店主に見送られ、近道を教えられ
慌てて小走りで辰巳橋に戻る。
じゃ、この後の夜桜見物、
それからその後の大暴れの話は
また次の、お話(笑)
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