香川 / 琴平　辿り着けるのか？てっぺんまで・・・体力勝負の金刀比羅宮参りの旅　讃岐

2009/08 - 2009/08

粟島でうみほたるを堪能した後は、香川の他の町を巡ることに。
香川といえば琴平、金刀比羅宮を見ないわけにはいきません。

・・・でも、この運動不足の弱りきった足腰で、超難関（←勝手に持ってるイメージ）、心臓破りの金比羅を登りきる事が出来るのか・・・。

若干不安ながらも、とりあえず行ってきま〜す。

エリア 琴平・金刀比羅宮周辺(香川)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

あちらこちらにポツリポツリと小さな島の浮かぶ、風光明媚な瀬戸内海の海沿いを、のんびりと走るローカル線に揺られてまいります。

"ようこそ　さぬきのこんぴらさんへ"
はいはい、来ましたよ！

なんとも可愛らしい駅舎の琴平駅。

街の雰囲気にぴったりのレトロなボンネットバスが走っています。

青空に、夏の花！
旅って・・・楽しいねぇ。

これは琴電だ。
高松まで繋いでいるんだっけ？


よし、じゃ意を決していざこんぴらさんへ！

このへんからいよいよ参道っぽい雰囲気になってきた。

お土産屋さんとかたくさん並んでる♪

とても古そうなお宅が綺麗に残っているんだねぇ。

素晴らしい彫刻が施されている、芸術的なお家です。

うぉっ！ここからいよいよ石段の始まりだ！
ドキドキ。

途中からちょっと石段を外れて、金毘羅大芝居（金丸座）へ。

天保6年（1835年）に建てられた、現存する芝居小屋としては日本最古のものだそうです。
それ以前は、その都度仮小屋建てて芝居を行っていたんだって。

歌舞伎役者さんたちのお名前が飾られています。
ここは数十年前に復元されたもので、今でも歌舞伎の公演が行われているようです。

中に入ってみました。

桟敷席には緩く傾斜が付いていて、後ろの人にも見やすいように工夫されています。

舞台の下にも入れます。
床には丸く石が埋められていて、舞台を回す時にそれを足がかりにして、人力で回しているようです。

石段に戻ってきました。
終わりは全く見えません。

登って、登って、登ります。


途中、お土産屋さんを見ているフリをしますが、本当は息が切れてしまったのでコッソリ休んでいるだけです、ホホホ。

お、門らしきものが！

着いた？ようやく入り口に辿り着いたかな？

そうだ！ここからいよいよこんぴらさんなんだ。
やったー。
この籠のお世話にならずに来た。

でも、この籠に人を乗せて、それを担いでこの石段を上がってくる人が居るんだもんなぁ。
すごいや。

立派な灯篭だ。
下のほうには龍なんか絡み付いてて、アーティスティック。

暑い・・・・、疲れた・・・・、喉渇いたぁ・・・・・。

ここで、冷たい甘酒をクイッと飲んで、パワー補給。
おいしい〜。

いよいよ中へ。

ものすごい数の石灯籠が両脇に並んでいます。

これはなんて書いてあるんだろう？
これで"金平"なのか？

この表書院には、円山応挙や邨田丹陵の襖絵があって、とても美しかった。
座り込んでじっくり見てしまった。





お腹すいた〜。
お昼ごはん食べよう。


事前に調べて「ココに行きたい！」と即決したお店があるの。
こんな山の中に・・・、ムフフ。

資生堂が経営しているレストラン、神椿さん。

「こんな山の上に、なんでこんなに立派で素敵なお店が？」の驚き。

大きな窓の外は、一面したたる緑。

そしてお料理も、サービスも、もちろん本格的。

向こう側にあるスープはね、なんとパイナップルのスープだった。
始め説明された時は、「えっ！？」ってビックリしたけど、これがとっても美味しかった〜。
フルーツのスープって、ヨーロッパの国とか行くとたまに見るよね。


イイ！
ここはオススメ。
超リラックス。

頑張って、また登るぞ！

大きな建物が見えてきたよ。

これは旭社。

あまりにも立派で、「頂上制覇！」と思ってここで帰っちゃう人とか居るみたいだけど、肝心の本宮はまだまださらに上です。

まあ、「ここが終点！」と思ってもしかたないほどのゴージャス感ではある。

いよいよラストスパート！
この上はいよいよゴールです。

着いたー！！！(^o^)丿

すっごい！
すっごいパノラマが広がっている〜。

讃岐平野に、讃岐富士、遥か彼方には瀬戸大橋や瀬戸内海までも望める、最高の景色。

感動、感動や・・・。

讃岐富士は、本当に富士山っぽい、美しいお姿をしているなぁ。

こちらが本宮。

着いたよ、着いたよ、無事着けました（*^_^*）

こちらは、三穂津姫社。

屋根が、藁葺き？萱葺き？
カーブがたいへん優美です。

その隣の絵馬殿。
様々な種類の絵馬が奉納されています。

古そうなもの、新しいもの。
大きさも形もいろいろです。



ああ・・・、素晴らしいところだね。
わざわざ来て、見る価値があるわ。

下界へ降りてきました。
暑さは相変わらず。

老舗の灸まんのお店は、こんないい雰囲気の中でスイーツが楽しめます。

ミルクのカキ氷を食べました。
超ミルキーで、シアワセな味。

琴平の街を散策。

レトロ商店街。

お、マンホールも駕籠屋さんと石段の、金毘羅バージョンだ！

鞘橋まで歩いて来ました。
アーチ型で、正面は唐破風造。

屋根付きの橋は全国的にもとても珍しいんだそうです。
そういえば見たこと無いな。


お宿に戻ろう。
今日、温泉楽しみにしてるんだもーん♪

今日のお宿は紅梅亭さん。
朝食付きのリーズナブルなプランがあったので。


お風呂の種類が充実しているのが気に入ったのだ。

特に、薔薇の花を浮かべてくれているお風呂があるというのが決め手。

さすがにお風呂の写真は撮れないんで、紅梅亭さんから拝借です。

たっくさんの綺麗な薔薇が浮かんでいて、女の子ならきっと絶対好き！

自分がクレオパトラにでもなったような心地・・・。
うっとりです。

お琴の生演奏でのお出迎えも雰囲気良かった。

そして部屋の窓からは讃岐富士も♪

プールもあります。

朝食に、昨日食べ損ねたうどんも付いてた♪
いろいろ少しずつ食べたい私には嬉しい品揃え。


いいお宿でした〜。大満足。

高灯篭。

いや〜、来る前の想像よりすごくいい所だった、というのが正直な感想。

琴平、楽しかったです。