アジアの時代を感じた香港旅行（深セン経由）

2010/06/04 - 2010/06/06

　2003年から上海に駐在しています。2004年に仕事の関係で、深センに出張したときに、週末を利用して香港に初めて足を踏み入れました。
　
　その時は、イギリスと上海を足して2で割ったような国だなという印象でした。きらびやかな金融街のセントラルと横長の看板が道路にせり出した九龍。どちらも、香港のエネルギーを感じさせるものでした。

　その後、香港に行く用事も気持ちもなく、6年の月日が経ちました。今回、ちょうどHSBC銀行にて、株式口座開設の手続きがあり、本人が窓口に行く必要があるとのことで、週末を利用して再び香港に行ってきました。

　この6年でどんな変化があったのでしょうか？

エリア 香港(香港)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船
• 航空会社: 上海航空

　金曜日の仕事を終えてから、夜のフライトで上海虹橋空港から深セン宝安空港へ移動。空港からはタクシーでホテルに直行。

　翌朝、羅湖駅から鉄道で香港に向かいます。深セン出国、香港入国でそれぞれ30分程度時間がかかりました。

　毎日が民族大移動のようです。ちなみに、通関は24時間できます。

　香港に行く人々でごった返しています。

　今回は、深センで１泊し宿代と飛行機代を節約したので、香港はちょっぴり贅沢なホテルを予約。

ホテル
　Hyatt Regency Hong Kong Sha Tin
http://hongkong.shatin.hyatt.com/hyatt/hotels/index.jsp

　MRTの「大学」駅下車すぐです。大学駅も深センに非常に近く、羅湖から15分程度です。

　高級ホテルと言っても、立地が中心部からかなり離れているので、1400HKDで上級グレードの部屋を予約できました。市内への観光には時間がかかりますが、コストパフォーマンスは非常に良いです。

　駅を降りるとすぐにホテルが見えます。新興住宅街の駅といった感じです。駅前にはロータリーがあるだけで、shopping mallなどはありません。駅にセブンイレブンはありました。

　Club Roomという上級グレードの部屋を予約したため、上層階でチェックイン。窓にはすばらしい景色が広がっていました。

　

　新しく開発された所のようです。左側は香港人文大学のキャンパスです。

　Club Roomの場合、無料の朝食が付いてきます。１Fのメインの朝食会場に比べると、料理の質や品数は大きく劣りますが、プライベート感覚なので非常にゆっくりできます。朝食は軽くのんびり食べるぐらいが、その後落ち着いて行動できそうです。

　１Fの朝食は別料金で結構値段が高かったと思うので、エコノミーの部屋に朝食をプラスするよりも、CLUB　ROOMにして、朝食をセットにした方がお得かと思います。

　朝食を食べない人は別ですが。

　隣にテラスもあります。高層階なので（20階以上）風が強いです。

　屋外プールもあり、気持ちよさそうです。

　あいにく、部屋の眺望は山側でした。チェックインの時に海側と指定すれば良かったです。

　香港在住の方から、香港は意外に緑が多いと聞いていました。この風景を見て納得しました。上海は山がないので、こういった緑は落ち着きますね。

　

　Hyattだなと思う内装。シンプルモダン。こういうデザインと素材で高級感を出すのは結構難しいと思います。

　新しいホテル（2007年？）なので、設備などは最新です。

　最近はやりのガラス張りシャワールーム。湯船からテレビも見られます。スクリーンで目隠しもできます。

　ホテルにチェックイン後、地下鉄を乗り継ぎ、Centralにある、HSBC本店に行きます。約40〜50分でしょうか。確かに乗り換えもあり、時間もかかりますが、朝と夜だけなので、許容範囲かと思います。

　観光ブックでは、カニビル、油田基地なんて呼ばれているようです。後でビクトリアピークに登って気がついたのですが、他の最新鋭のビルに比べるとそんなに高くないです。

　週末にはフィリピン人のメイドさんのたまり場に変わります。

　建物の中は香港らしい、贅沢な吹き抜けが広がっています。

　土曜日は午前中だけ窓口がオープン。結構人が多かったです。

昼食は翠華餐廊（www.tsuiwahrestaurant.com)で。広東スタイルの中華レストランです。現地人で混み合っていました。カードは使えません。オクトパスカードはOK。カレーや麺とミルクティーが有名です。味はまあまあでしょう。チェーン店で香港には何カ所かあるようです。上海の富民路291号にもあるようです。今回は、Centralの近くのお店に行きました。

　香港で有名な、ディスカウントコスメショップsasa。日本のマツキヨや上海のワトソンズのようなお店。

　平日の昼間なのに、観光客や地元民でごった返しています。まったく、不景気という感じがしません。

　車はタクシー（旧型トヨタクラウン）がほとんどですが、レクサスの比率が非常に高く。よく売れているようです。自家用車は富裕層の交通手段というイメージです。

　香港旅行では外せない、ビクトリアピークに登ります。ほとんどの旅行者がこのピークトラムに乗って、山頂を目指しますが、１時間ぐらい行列に列びました。途中の景色を楽しめるメリットはありますが、実は山頂へはバスやタクシーでも登れるようになっています。行列に列ぶのが嫌な人は、バスやタクシーもお勧めします。ちなみに、帰りはバスで下山しました。

　やって来ました山頂。前回の2004年の時がガスっていて、余りよく見えなかったのですが、今回は天気に恵まれました。

　若い頃は夜景で感動をしたのですが、最近は感動曲線が下降気味です。夜景は若いうちに行くことをお勧めします。

　個人的には、函館と伊香保温泉の夜景がベストですが、ここはこれでいいものです。

　ライトアップされたHSBC本店ビル。下山してきました。

　Centralの夜景。海に映った夜景の光が揺れているのが、綺麗でした。

　スターフェリーで九龍に戻り、地下鉄に乗ってホテルに戻ります。埠頭の近くにあった、建物。ライトアップが綺麗です。

　ホテルの無料朝食。豪華ではないですが、必要十分です。

　普通のベンツかと思ったら、ボディーにクリスタルが散りばめられた展示仕様車。きらきらしています。

　香港最後のランチは軽くラーメンを食べます。

　さらば香港。また会う日まで。

　リタイアしたら、こんな船で世界一周をしてみたいものです。

　香港スイーツをおやつに。マンゴーがおいしいです。

　帰りは九龍鉄路駅からバスで直接深セン空港で。シティーエアターミナルになっていて、飛行機の搭乗手続きがその場できました。行きの電車よりも便利かも知れません。

　一時間に１本ぐらいあります。早めに行って予約を市内と席がない場合があります。バスで国境まで行きますが、香港内のバスと深センでのバスが違うのでご注意。

　通関の時に近くにいた韓国人のおばちゃんが、行列をみて「バスに間に合わない！」と半狂乱状態でしたが、実はそもそもバスはそれぞれの場所を循環しているので、早いバスか次のバスかの違いだけです。

　事前に説明がなかったので不安になりました。まあ、説明されてもよく分からなかったと思いますし、よく考えれば別々に運行するのが当然だと思います。

　機会でパスポートと本人認証をするゲートが非常に多かったです。人力の特に外国人ゲートは混んでいて、40分程度列んで疲れました。

　また、銀行関係の業務があれば、香港行ってみたいです。物価は高いですが、円高の今なら香港で高級ブランド品を買う、お買い物ツアーもいいかもしれません。