2008/11/01 - 2008/11/13
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くりぴょんさん
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11月3日〜11月11日まで7日間のFM研修を、オランダのDeventerにあるSaxion大学で受講してきました。何となく私立大学のイメージがあったのでしたが、国立大学でした。
Deventerは古き良き、オランダの町並みが残っています。アムステルダムから1時間半。日本人観光客はほとんど足を踏み入れないエリアだと思います。
Saxion大学も留学生がいますが、ほとんどがドイツなど隣国からの学生です。アジアからは中国、韓国、ベトナムなどで、日本人はほとんどいないようです。
今回、Facility managementの勉強で当地を訪問しました。日本ではあまりなじみのない学問分野ですが、結構人気のあるコースのようです。というのも、文学や経済学に比べてビジネス色の強い学問で(というか実学)卒業後は、企業の管理部門などですぐにその知識が生かせるようです。
オランダは大学には2種類あります。一つが、伝統的ないわゆる大学で経済、文学、法律、数学などアカデミックな学問を学ぶところ。もう一つが、Saxion大学など実学系大学です。
ネームバリューは前者の大学が上ですが、就職をする上では、実学系大学の方が職場が見つかりやすいようです。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- その他
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-
まずはベースキャンプとなるホテルに到着しました。Deventerの駅から徒歩7分ぐらいです。一階がレストラン兼バーになっており、ホテルのレセプションも兼ねています。
ヨーロッパのホテルではこのようにレストランが一緒になっているところが結構あります。個人的にはレストランが一緒の所の方が、朝食はおいしいという法則があります。
当然、そこのレストランのコックさんが朝食の仕入れをするわけで、レストランがないホテルだと食に関しては素人のスタッフが仕入れる可能性が高く、朝食の質が落ちるという考えです。
といっても、オランダの朝食は非常に簡単。生ハム、チーズ、パン、卵、オレンジジュース、シリアル、コーヒー、紅茶、果物だけで毎日同じです。
日本みたいに朝食のバリエーションは望めません。朝食は栄養補給のみで簡単に済ませる。
プロテスタントの国のオランダではそういった質素倹約の習慣があると思います。
昼なんかも、サンドウィッチとリンゴ一つかヨーグルトだけなんて人も結構います。
平均身長の高い人で自転車通勤が多いので結構カロリーが必要です。と思ったら、10:30 15:00頃にコーヒーブレークがあってそこで、お菓子とお茶を飲んだりするので、そこで調整をしているようです。 -
ちょっとベッドを乱してしまってから、撮影しました。60ユーロで1ダブルベッドのみ。造りがいいとはお世辞にも言えません。セントラルヒーティングがあり、思ったより寒くないのが驚きです。
ただ、クリーニングが入った後窓が開けっ放しでそれを知らずに朝を迎えたときは、「なんでこんなに寒いのだろう?」とビックリしました。それからは、夕方必ず窓を閉めるようにしました。 -
ネットは、KPNというところと別途契約する必要有り。1ヶ月で45ユーロ程度。時間や1週間単位より計算すると安かったので、こちらにしました。
ホテル以外でも、空港でも同じアカウントでログインできました。
テレビは英語がベースで、オランダ語の字幕の番組などがあります。 -
たまたまバスタブのない部屋でした。温泉の素を持ってきたので、残念でした。
湯温は大丈夫でした。清潔度はまあまあです。シャンプーや石けんはありますが、歯ブラシはなかったと思います。
ちなみに、部屋用のスリッパは持参した方がいいです。今回、長距離フライトだったので機内用にメッシュのスリッパを持ってきました。
飛行機でも部屋でも快適でした(土踏まずにちょっとした突起有りのスリッパ)。 -
朝ジョギングに出かけたときの写真。朝靄に煙る中性の町並みという感じです。石畳がいい感じです。
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朝靄の街。これから始動。
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川の周りをジョギング。上海や日本と比較しても圧倒的にジョギングしたいと思わせる環境です。
シカゴでもジョギングをしましたが、こういう環境がみじかにあれば健康維持は結構楽なのではないかと思いました。 -
よく分からないオブジェ。川沿いにありました。
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教会、かな。空が青いです。
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メインの広場。10年前は駐車場になってしまっていたそうです。その後、市民の意向で昔ながらの広場に戻っています。
車の利便性、商業性を排除してでも環境を優先する姿勢に好感を持ちました。
基本的に、オランダは不便です。コンビニもありません。夜はバーしか開いていません。その代わりにいい環境があります。
日本や上海は人間の欲望をできるだけ満たそうという発展を続けてしまったため、街の美しさを失っていったと思います。便利だけれども、美しくない。
オランダは美しいけど、不便。でも、そこまでの便利さが必要なのか、よく考えた方がいいと思います。
コンビニがなくても暮らせることが分かりました。私も子供の頃はなかったですしね。
各人が自分の個性に合わせて、どこに住むか決められる時代に生まれたことに感謝をしたいと思います。
こういう美しい街に住むことはできるのですから。 -
誰だろうと碑石を見ると、アルベルトシュバイッツアー博士と書いてありました。
後で大学の先生に聞くと、一時期この地に住んでいたことがあったそうです。
アフリカで熱病などの研究をされた人です。昔、偉人伝などで読んだことがありました。
ウキペディアで確認すると、医者だけでなく、音楽家、神学者、哲学者の面もあり多彩な人のようでした。体も丈夫で90歳まで生きています。
健康と好奇心が長生きの秘訣じゃないかと思いました。 -
月曜日になって、大学の授業が始まりました。これが、メインエントランス。
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受付のピロティ。吹き抜けで開放感があります。週末などはカクテルパーティなどがあるようです。
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受付カウンター、深紅の赤です。大学って感じがあまりしません。デザインは外部のデザイナーに委託をしたとのこと。デザインフィーは建築費の10%以下のようです。なかなか日本ではデザインにお金を払う文化が徹底しないですね。
建物を建築するゼネコンに設計も依頼するケースが多いので、建てやすい建物になっていると思います。
デザインは外部にしたほうが、おしゃれな雰囲気になるとは思います。そのために、フィーを払っているわけだし、デザイナーもフィーの分の仕事をしないと、次の仕事がもらえないので真剣です。
そのかわり、コストがかさんだり、使い勝手が悪かったり、メンテナンスが大変、費用がかかるなどのデメリットもあると思います。
どちらを優先するかは、オーナーの心がけ次第。ベストは、デザインと使い勝手、コストのバランスなんですけどね。 -
図書館。照明の一つをとってみても、色使いをとってみても、日本と違って、なんとなくおしゃれなんですよね。不思議。
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図書館。みんな一生懸命勉強しています。PCもかなりの台数が設置されていました。個人ではあまり、所有していないようです。
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腰下の部分に、強電と弱電のアウトレットが。日本だともっと下で埋め込み式が常識です。
オランダ人は背が高いので、この位置になっているのではないでしょうか。露出の理由はよく分かりません。工事がしやすいのは確かですし、移動もできます。
見栄えも思ったほど悪くはないです。そういう、習慣で埋め込みにしないだけなのかもしれないです。 -
カフェテリア。ソファーやハイチェア、丸テーブルなど色々なバリエーションがあって楽しそうです。
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照明に関しては、日本よりも圧倒的に注意していますね。たぶん、自宅で真っ白な蛍光灯を使っている国民は日本人だけでないでしょうか。
リビングでは、暖色系のライトが世界標準だと思います。
日本人は、欧米のホテルに行くと白熱灯の間接照明がメインで暗いと感じると思いますが、日本の白色蛍光灯の照明が明るすぎるだけなのだと思います。
光が心理に与える影響は意外に大きいと思います。今後、オフィスデザインでは注意したいと思いました。
早速、今回内装デザインで吊り照明をする案件がありましたが、椅子やパネルの色がオレンジの暖色系だったので、迷わずWarm Whiteの照明をセレクト。真っ白な蛍光灯よりも、いい雰囲気のオフィスに仕上がりました。 -
テーブルと壁面がつながったデザイン。おもしろいです。
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