ピレネー・森と谷と水を巡る旅１６　コンポステラホテル　

2008/07/30 - 2008/08/02

ガバルニーの絶景の宿
コンポステラホテルと
とても美味しいレストラン
カスケードを紹介します。

エリア ガヴァルニ(フランス)

ガヴァルニーの宿、
コンポステラ・ホテルと
その周辺の様子を紹介します。

数少ない村中のホテルで
静かで、眺めがよく、
前払い金の必要がない宿を探しました。


村の目抜き通りから外れていて
少し高台にあります。
ホテルのオーナーは
登山や周辺の情報に詳しい、とあり
ここだ！とばかり予約しました。

予約確定のため
クレジットナンバーが必要になります。
ファックスはないので、
深夜になるのをまって
電話をかけて確定しました。

ホテルの中の、食堂の様子です。
ここで朝食を頂きます。

夕食は提供していません。
近くのレストランを紹介してくれます。

朝はこの食堂で頂きます。

テーブルに乗っているビンには
はちみつが入っています。
実にコクのある美味しいはちみつで
何の花の蜜か知りたくて
ラベルをメモッて帰りました。

チェスナッツ（栗）の花でした。
日本の専門店では
癖が強い味のせいであまり売れないそうですが
パンに塗って食べると
とてもおいしいです。

暖炉もあります。

白を基調とした
清潔でさわやかな感じの内装です。

客室は１階（日本式の2階）と2階にあります。

階段の下には靴置場があり、
そこに靴を置いてスリッパに履き替えます。
そう『館内土足禁止』なのです。


というわけで
廊下や部屋の中はほこりっぽくなく
キレイでした。

私たちの部屋は
ホテルで唯一、バルコニーのある部屋でした。
バスタブがあるツインベッドの部屋です。

実にシンプル。

テレビ？
山の宿には必要ないですよね。

窓の外には。。。。

シルクの絶景が広がっています。

バルコニーに椅子を持ち出して座れば
天国、極楽♪

滝も見えます。

ホテルの前の道を
帰宅する馬の群れが行きます。

ホテルの裏手にある
石積みの家屋、というか納屋のような建物。

実は、こういう建物、好みです。

左の若造犬は
ホテルの女将、シルヴィの愛犬です。
南アフリカ出身のやんちゃくれ犬。
放し飼いにしているようで
昼間あちこちでちょっかいを
だしています。

やんちゃくれ犬の
ご帰還。

ホテルの隣にある
ロマネスク様式の教会です。

えらい人だかりがしていたので
何かと思ったら、
教会の中でコンサートをやっていました。

古風というか
バスク風というか。。。
男性の独唱でした。

コンサートも終わり人が退けたころ
中を見て回ります。

ある老人が手招きして
見てごらんと指さす方向に！

しゃれこうべ。
テンプル騎士団の頭蓋骨のようです。

夕食は
ホテルの女将推薦のレストラン、
カスケード。

夕食のメニューが
貼り出されています。

フランス語でチンプンカンプンですので
デジカメで撮って帰って
ホテルのスタッフに翻訳してもらいました。

家族経営らしきレストランは
とても人気があるらしく
予約席で窓に近いはすべて埋まっていました。

その理由はこれ。

おそらく
食べながら見れる景色では
村一番でしょう。
（これ以上高い位置、
見晴らしのいいところに
レストランがないという意味です）

給仕のお兄さんも
上手に英語をしゃべります。

私たちがデジカメの映像と
翻訳したメモを取り出して
食べるものを決めていたので
『なんでメニューを撮影したの？』と
不思議がって聞いてきました。

前菜、メイン、デザートの組み合わせで
１８ユーロ。

薦められるだけあって
料理は絶品です。

トリ（ダック）

うまいっす。

ここのウリは
川魚、特にマス系のようです。

トリ（チキン）

めっちゃうまいっす。

この地方は
鳥系がとにかく美味しい、
と感じました。

デザートは
なんといっても
ガトー・バスク。

カスタードクリームをかければ
夢心地であります。


ちなみに
ピレネー●△？とあるのをたのんだら

太く切ったチーズとパンが出てきました。
デザートにそれはないでしょう（自爆）

ホテルから
レストランはすぐそこです。

食後、ホテルから見えるのは

暮れなずむシルク。

心に沁み入る美しさでした。

この旅行記へのコメント （4）

• noodleさん 2016/08/22 07:25:56

  ピレネーとコンポステラホテル

  はじめまして。
  ９月初旬からスペインへの旅行をする予定で
  旅の最初のほうにはピレネーへのハイキングを盛り込みました。
  計画を始めた時はギャバルニーから少し離れた所に連泊する予定でおりましたが
  先週になって、以前４トラでカヌ太郎さんのピレネーハイキング旅行記を思い出し
  再読させていただいた際、コンポステラホテルにどうしても泊まりたくなり
  連絡をとりました。
  宿泊まであまり時間が無かったのと此方の日程変更不可だった事もあり、
  連泊は無理でしたが１泊出来る事になりました。
  お宿からの対応もとても良く今からSylvieに会えるのを楽しみにしております。
  そして旅行記にある老犬となったであろうヤンチャくれ犬とも戯れたいし、
  カスケードレストランでの食事も楽しみです。
  ローランの裂け目の見える山小屋までハイキングもするつもりです。
  それもこれもカヌ太郎さんの旅行記のお陰！！
  有難うございました。楽しんできます。
  お礼まで。

  カヌ太郎さん からの返信 2016/08/22 21:54:45

  RE: ピレネーとコンポステラホテル

  Noodleさん
  
  初めまして。
  
  Gavarnieに行かれんですね。
  シーズンの昼間は観光客で溢れかえっていますが
  朝夕はとてもしずかな
  美しい村です。
  
  宿に到着されたら
  カスケードの窓際の席を予約することを
  お忘れなく。
  
  宿の朝食に出てくるであろう
  地元特産の栗のはちみつは
  絶品でした。
  あれ以来、栗蜂蜜は
  我が家の朝のマストアイテムです。
  
  それではSylvieによろしくお伝えください。
  お気をつけて。
  
  カヌ太郎

• ツーリスト今中さん 2008/10/14 17:09:17

  絶景かな、絶景かな！

  ピレネー！
  
  たくさん旅行記をアップされているので
  どこまで見せて頂いたか分からなくなってしまいました。
  （ごめんなさい）
  
  絶景かな、絶景かな！！！！！！
  
  スペインにいつの日か行こうと思っているのですが
  そのときは絶対にピレネーを列車で越えて
  （その前にもちろん、寄って）と
  かぬ太郎さんの旅行記を見て思うのでした。
  
  迷わずの一票！
  
  ただいま、羽田空港。
  伊吹山でのオフ会帰りでございます。
  

  カヌ太郎さん からの返信 2008/10/15 21:56:19

  RE: 絶景かな、絶景かな！

  今中さん
  
  > たくさん旅行記をアップされているので
  > どこまで見せて頂いたか分からなくなってしまいました。
  
  どこが見どころかわからない
  旅行記ですいません。
  アルプスと違って
  刺激的ではありませんが
  おしゃぶり昆布のような
  味わい深い地域であります。
  
  私は教会などにはあまり造詣がありませんが
  巡礼者が思いを抱きながら歩いた道や
  ロマネスク様式の素朴な建物は
  なんともいえない魅力にあふれています。
  
  > スペインにいつの日か行こうと思っているのですが
  > そのときは絶対にピレネーを列車で越えて
  
  来年はアラゴンピレネー行きを計画しています。
  今中さんが行かれる時のお役にたてるよう頑張ります。
  とにかく公共交通の便の悪いところなので
  じっくり楽しみながら計画してください。
  
  カヌ太郎