2009/10/09 - 2009/10/11
3886位(同エリア7022件中)
リサガスさん
2日目は萩市内を散策しました。
この期間に竹灯路まつりがあると教えてくださったくに・クマさん、見島牛(見蘭牛)のことを教えてくださったジロさん、ありがとうございました。
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ホテルの裏は菊が浜。
例によってリサガスだけが、いつもの時間に目を覚ます。
浜辺に出ると、三脚をもったおじさんに会う。
大阪から来たその70代のおじさんは、新婚旅行なんだそう。
今日の日の出は6時18分だと教えられ、ちょっと離れて朝日を待つ。 -
光の変わる早朝と夕方の海が好きだ。
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花も一緒に朝日を待つ。
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朝日を反射する前の雲。
ほとんどグレー。 -
さんぽ中のイヌ。
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朝日が顔を出す前。雲は一瞬ピンクに染まる。
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ほらね。
次は金色。 -
金の雲が来た。
もうすぐだ。
朝が生まれる。 -
金の光が差し込んでくる。
朝が来た。 -
旅館に戻り、部屋から反対側の景色を見る。
山の間に雲がたまってる。居心地よさそう。 -
ちびたちが起きて、貝殻を拾いに再度下りた菊が浜。
もうすっかり昼の顔。 -
伊藤博文旧宅に咲いていた花。
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旧宅隣の広場に立っていた伊藤博文。
こう書いては失礼だが、この角度だと銅像というより粘土細工のようでかわいらしい。 -
その広場に咲いていた花とミツバチ。
ミツバチ、ほんとにミツバチ?と思うくらい大きい。
いつも見ている蜜蜂ってもやしっ子なんだなあ。 -
伊藤博文旧宅の隣には立派な別邸。
品川区大井町にあったものが移築された。
こんなところでお会いできるとは。
現在大井町のその場所は、リサガスもモデルルーム時代に見に行った。ジェントリーハウス品川大井。
三國連太郎と佐藤浩市がイメージキャラクターだったなあ。 -
スーパーでリョーユーパンのマンハッタン4個いりを購入し、ほくほくしていると妹から合流するとの電話。
どこに行こうと相談し、とてもきれいらしいと勧められたのがここ、旧湯川家屋敷。
橋本川から人口的に引かれた藍場川の水門近くに住み、その水を台所やお風呂場に引き込んで生活用水として利用、排水を流す川を庭園作り、そこから再び藍場川へと戻す仕組みの家になっている。
川の水が増えたら水門を閉じる役目をしていた下級武士だったそうで、最近までおばあちゃんがひとりで住んでいたが、死後、平成になって市に寄贈されたものらしい。 -
藍場川の水はここから台所へと入る。
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台所やお風呂で利用された水は広い庭園を流れ、藍場川へと戻る。
ここがいちばん気にいったのは、すごく雰囲気のある場所なのに管理のおばさん以外にひとけがないこと。
城下町の混雑とは違い、静かで、水の流れのためかとても涼しい。
お勧めです。 -
部屋も凛とした感じでいい。
他の下級武士の家より立派なのは水門管理という特別職にあったからだろうと説明を受ける。
確かにその前に見た伊藤博文旧宅より広くて立派。 -
藍場川には洗った野菜や食器を置くための台が据え付けられている。
台のひとつにはコイのえさ(フを砕いたもの)が50円で売られていて、早速ちびはえさやりをする。 -
さあ、今日は海も穏やかだし、金太郎を食べに行こう、と萩港の道の駅「しーまーと」に行く。
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金太郎の看板発見。絶対あるはず!
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リサガス一族がここを訪れたのは魚祭り前日10月10日。
翌日は金太郎のにぎりやなんかを無料で振舞うこのイベントがあるせいなのか、金太郎はどこにも、一匹もいない。
だんなが推理する。
我々が金太郎を食べられないのは、そもそもそんな魚などおらず、山口県民が集団で自分たちをだましているせいなのでは。
うーん、前日の別の店、本当に時化だったのか。 -
納得のいかないまま、他の魚でお昼をすませ、城下町に移動。
夕方の竹灯路用に溝には竹が置いてある。 -
ここは、多分、木戸孝允旧宅。
高杉晋作宅との近さに改めて萩が維新の町だと実感。 -
木戸、すなわち桂さんちは170年前としては珍しく木造2階建て。
「こごろーんちみたいな家にしてよー」と江戸時代のお友達は言わなかっただろうか。
このとげ付きぼわぼわは触ってみると中空洞。とげも柔らかい。 -
久保田家住宅は江戸時代に建てられたもの。
明治になると名士が宿泊にも利用していた。
平成の今はイベント「着物ウィークin萩」のレンタル会場。 -
今回萩を訪れて、やっておきたいことが3つあった。
金太郎を食べることはかなわなかった。
リョーユーパンのマンハッタンは食べれたものの子どもの頃ほどおいしく感じなかった。
そして、夕日。菊が浜で萩城跡のある指月山の方に沈んでゆく夕日、見たかった。
5時45分になって思い出す。
ここは堀内、旧周布家長屋跡。菊が浜までは10分かかる。
あああ、もう間に合わない。 -
がっかりしつつも思う。
堀内のこのあたり、とてもいい雰囲気。 -
城下町側へ戻る。
6時を前に、竹製のランプに火が点される。 -
街灯の代わりに道を照らす。
着物のモデルさんとフォトコンテスト参加者が歩く道。
このあとは妹一家と食事をし、萩の夜はここでおしまい。 -
最後の萩の朝。
またしても起きるのはリサガスひとり。
散歩に出かける。
昨日の堀内界隈の風景が気に入ったリサガス、堀内鍵曲に向かって歩く。 -
今回の旅行にあたって購入したガイドブック「てくてく歩き萩・津和野 松江 石見銀山」には綴じ込みで寛永5年(1852年)の萩の地図がついている。
当時と町並みが変わらないよということで入っているのだが、ほんとにどこを歩いていても違う時代に来たような錯覚を覚える。
ここはホテルを出てすぐの場所。
電柱とアスファルトの道路さえなければ完璧。 -
どこも普通に人が住んでいることに驚き。
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朝が塀の向こうから来る。
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澄んだ空気。
三連休のこのとき、萩中の宿はすべて満室の勢いのはず。
なんでだれも散歩しないんだろう。
もったいない。 -
外堀に架かり、城下町から萩城三の丸(堀内)へと続く通路となっていた平安古の橋。
昔は平安古総門が堀内側にあったはずだけれど、平民のリサガスは普通に通れたんだろうか。
「名は」
「へえ、リサガスで」
「何をしに出るのだ」
「へえ、撮影に」
いやいや、まずリサガスが三の丸から城下町へ出る、という設定が変だな。
千春楽は中掘すぐの場所にあるけれど、150年前にはこんなとこにお泊りできなかったな。 -
平安橋から堀内鍵曲へ歩く。
鍵曲というのは高い土塀に囲まれた道をわざと鍵状にして見通しが利かないようにし、進入した敵を迷い込ませ、追い詰めるために作られたもの。
まずはこの道をまがって。 -
進入というのは平安橋からに違いないから、敵もこの道を槍なんかもって走って来ると想定されているのだろうか。
おっ!夏みかんだ!皆の衆、ちょっと休憩していくぞ!
なんてことはないよな。 -
そして槍持った敵がここに迷い込む。
これが堀内鍵曲。 -
曲がるとまた曲がらなくちゃあだめな道、それが鍵曲。
きっとこのあたりでやっつけられる予定だったんだな。 -
さらに曲がるとすぐ口羽家住宅。
国の重要文化財に指定されているとのこと。
門構えからして期待できそうな建物。
9時以降入れる。100円。 -
まだまだ青い夏みかん。
11月にきたら紅葉、黄色い夏みかん、大名行列に奇兵隊の行列が見られる時代まつり、と萩っぽさ満点の景色が味わえるに違いない。 -
日が昇ってきた。
みんなが目を覚ます前に部屋に戻ろう。 -
散歩する地元の人に会う。
おはようございます。の挨拶のあと
この辺を(散歩に)選ぶなんてなかなかいいですね。とのお言葉。
うん、確かにちょっと得した気分。 -
菊が浜に向かって北上。
突き当たった天樹院入り口。 -
東を向く。
透き通った金の光に目を開けられないくらいだ。 -
町中に降り注ぐ朝の光。
すぐに部屋に戻るのはもったいないな。
萩城跡を回って旅館に戻ろう。 -
橋本川沿いに出る。
天守閣跡そばの橋から海を見る。
この川は萩八景遊覧船が運航されている。
川もきれいだし、海の眺めもいいので時間がある人にはぜひ乗ってもらいたい。 -
萩城跡(指月公園)
関が原の戦いに敗れた毛利輝元が移封され、1604年に築城開始。天守閣等は明治時代に解体され、現在は石垣と堀が残る。
春は花見、初夏には夏みかん祭りの会場になるらしい。 -
もう一度橋本川を渡り、旅館へ戻る道から振り返る。
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菊が浜から旅館に戻ろう。
海が朝日を反射する。 -
波の緩衝用の石垣を歩いて旅館を見る。
場所はほんとにぴかイチなんだけどなあ。 -
ねえ、鷺くん?
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チェックアウト後、秋吉台に向かう。
萩市街を抜ける途中、堀内の鍵曲がよかったので、平安古の鍵曲を見てから行く。
こっちはアスファルトなのかあ。 -
平安古の川沿、河川公園。
ここで萩にお別れ、一路秋吉へ。
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この旅行記へのコメント (4)
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- くに・クマさん 2009/10/15 23:13:13
- きれいですね♪
- リサガスさん、おいでませ山口へ♪
楽しまれたようで、なによりでした。
城下町の写真、素敵ですね。
こういう写真を撮りたいんですけど、うまくいきません。
金太郎、最近は生が人気みたいですね。
干物(生干しっぽいでしが)だったら、結構スーパーで見かけるので、あったかもしれないですね。
ちなみに萩には「平太郎」ってのもありますよ。形はだいぶ違いますが、こっちもおいしいです。
角島、千畳敷、天気がよいとすごくきれいですので、また来てリベンジしてくださいませ。
それでは(^^)/~~~
- リサガスさん からの返信 2009/10/15 23:45:06
- RE: きれいですね♪
- くに・クマさん
お越しくださってありがとうございます。
また、今回の旅行にあたって、いっぱい旅行記参考にさせてもらいました。
ありがとうございました。
萩は思った以上にいいところでした。
日本にありがちな作られた観光地ではなく、
時の流れをぎゅっと詰め込んで、今も歴史を作り続けてるって感じで。
金太郎は、妹にも慰められました。
今度来たときにはスーパーで買って私が調理するよー、と。
・・・あるんですよね?
平太郎ともども来年への課題とさせていただきます。
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- nakamasananiwaさん 2009/10/15 09:30:07
- ♪♪♪
- むぅ、りさがしてますなー(笑)
ええな〜♪
そおそ、ほんまにあちこちでそお思います。
なんでちょっと早く起きてこのゴールデンタイムをこのすんばらしい空気を瞬間をたのしまへんのか?何しにきてんお前はって
利探すさん、いやりさがすさん、内緒やけどどおもこうゆうのって選ばれた人だけの特権みたいですぜ、ちょっと考えたらわかるでしょ?誰も彼もが朝はよーや夕暮れ時ぞろぞろうろうろそのへん俳諧してたらつまんないでしょ?多分貴女はなんかええ事しゃはったんやろねぇ(笑)そやからかみさんからのおくりもん♪誰でも味わえるとは限らない!
利を探してみんなに旅行記で感動をわけてあげられる貴女はなんと幸せなんでしょね♪
いつもおおきに
- リサガスさん からの返信 2009/10/15 12:20:23
- RE: ♪♪♪
- nakamasananiwaさま☆
あああ、そうだ、兄さんも空の光いっぱい撮ってる。
年寄りなんで起きるの早いんと違いますか?
と自分に言いながら徘徊する旅先の朝、
実はわたくし、選ばれしものだったんだねー。うれしい♪
利探す。
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