2009/07/12 - 2009/07/15
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costinさん
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バルト3国の第三弾
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実はこの日、ビリニスが一望できる城見物に出かけることを勇次が提案した。
「遠いの?」
「地図で観る限りでは、徒歩圏ですw」
「トラムに乗ってみないか?」
フロントでトラムの番号を聞き出かけたは良いが、降車場が判らず終点まで行ってしまう。
「すいません、それらしいのが無くて・・」
「良い良い、時間もあるし値段も同じ2LTだし、市内見学と思えば楽しいぞ」
勇次は運転手に城の降り場確認をしに行く。
まめな青年だ。
帰りのトラムで河を渡ると城が見えてきた。
「次、降りよう」 -
ケーブルカーもあったが乗り場が判らず、結局城山の螺旋状の石畳を歩いて登った。
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この城の頂上が展望台になっており、市内を眼下に見下ろすことができる。
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城内にある展示物。
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時々動くかなぁ?と5分程待ったが動かなかった。
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暫し、バルトの風を感じつつご覧あれ。
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「あのう・・写真を撮らせてください」
「ん?俺たちのか?」
写真は苦手だが、パシャパシャされる。
「日本人が珍しいのかね?」
「彼女達、パリっ娘みたいだから日本人は見慣れていると思いますよ」
「じゃ何で俺らを撮るんだ?」
「作務依でうろつく日本人は初めてじゃないかとw」
「やっぱ、目立つかな?」
「かなり」
勇次は少し不機嫌だw -
広場を横切り、旧市街に出る。
もうここからなら歩いて宿まで帰れる。 -
「ん〜、ちょっとピサってないか?」
「ピサ?」
「いや、一寸ばかり傾いちゃいないかね?」
「多分・・あなたが傾いてるんじゃないかと思われます」
勇次はまだ機嫌が悪いらしいw -
「おお、勇壮で良いね。日本で云えば楠正成あたりかな?」
「・・・・・・・・・・」
俺は勇次に甘い物でも御馳走することにした。 -
そこへうまい具合にアイスクリーム屋が登場。
「おねえさん、2個おくれな」 -
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天気が良いと、写真の腕前も二段くらい上達した気になるw
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ホステルの宿泊者8名ばかりで宴会が始まる。
日本人2名
エストニア1名
ニュージーランド1名
ベラルーシ4名
そう、ここはやけにベラルーシ人が多い。
確かにここビリニスとミンスクは鉄道で200km程しかない。言わばここビリニスがベラルーシへの陸の玄関口となっている。
彼らに色々質問した。
ほとんどが大学生でここの大学に来ているという回答だった。だが、こちらの大学生なら何も決して安くはないホステルに泊まる必要も無かろう?
寮か下宿があるのではないか?
ちょっと謎だ。
それとここの若社長はベラルーシの若者を傍目で見ていても優遇している。例えて言うなら戦時下のパリでレジスタンスを匿う、実業家の様相だ。
この若社長、社長自ら2-3日に一度はここの夜勤をしている。俺は最初、そんな事とは露知らず、
「大変だねえ、徹夜も」
「もう慣れてるよ」
「どうだい、もし良ければ日本茶飲んで見るかい」
「おお、是非試してみたい」
と従業員だとばかり思っていた。
それとこの社長、時々煙草を吸いに玄関先まで行く。
「ん? それっグダン・ガラム?」
「お、知ってるの?」
「スマトラのだばこだね」
「そうなのか? フィリピンの奴から貰ったんだ」
スマートなんだが、何か意志力を感じさせる奴だ。
昼間、フロントの女に聞くとホステル3軒の実質経営者らしい。 -
7月13日 月曜日
勇次は今日、ロンドンに戻る。
ビリニス空港 13:00くらいの出発らしい。
ふたりで、駅前のバールで朝食。
ここで地元の熊みたいな酔っ払いと揉める。
「ビールを御馳走してくんないか?」
と言っているらしい。
「何で俺がお前に御馳走しなきゃならんのだ?それに人に物乞いする時は、plzとかcould youとか言えよ」
暫くすると、
「すまんがたばこ1本くれないか」
と下手に出て来たので、このふたりと合席して色んな情報を頂く。
アパートレンタル 200-450LT/month 駅周辺
たちんぼ 100LT 駅周辺2箇所
ちらし 150LT 各所
「ベラルーシに行くんなら、あそこの二階で5時間でvisa取れるよ。50(euroだったかLTだったか忘れた)くらいかな」
「やっぱここは、ベラルーシからいっぱい人来てるの?」
「そりゃー来てるさ」
「何やってんだ?」
「色々さ。男は建設現場・・・くっちゃべってたら喉渇いたなw」
「おお、すまん。俺の飲みかけだが半分あるぞ」 -
ビリニスに日本の歌手の写真があるとは想わなかった。
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昼も駅前のバールでとる。
これも名物料理のひとつらしい。8-10LT
揚げミートパイみたいなもの。 -
さよなら勇次。
しっかり勉強しろよ。 -
さて、ひとりで探索することに。
この広告ポスター気に入りました。 -
食用オイル専門店。
ちなみにごま油あるかどうか聞いてみた。
白ゴマ油と黒ゴマ油の2種類があった。
高いらしく量り売り。
「写真撮ってもいいかな?」
「もちろんよ。差しさわりなんてあるはずがない」
本当にそんな風に言ってくれたかわいいおねえさんのいる店だった。 -
足の長い犬。
俺は散歩させたくはないな。 -
おや、また雲行きが怪しくなってきた。
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コンベンションホールで日本展をやるみたいだ。
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タイ式マッサージ店を発見。
頑張ってるなぁー -
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雨が降り出した。
橋に掛けられた錠前。
願掛けみたいなものかな?
日本の絵馬と似ている。 -
笛吹く天使。
この頃は雨脚も一段と強くなり、もう探索どころではない。引き揚げだ。 -
悪戯っ子を傍観する子供。
雨を避けながら、途中30分程シャッターの下りた店先で雨宿り。
それでも止まず、冷えた体を温めるべくカフェに入る。 -
相変わらずスープ。
スープ専門家になれそうだw -
ポットのフルーツティーを頼んでみた。
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勿論、普通のフルーツティーだった。
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雨のビリニス。
カフェより -
7月14日 火曜日
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お世話になりました。
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バスターミナルの国内線切符売り場。
リガやワルシャワに向かう国際路線は別の売り場がある。 -
ビリニスは列車駅の隣にバスターミナルがあって便利だ。
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朝7:45 金さん李さんをバス停まで見送る。
ふたりはクライペダに向かう。多分どこかで途中下車だろう。
ふたりの二列前に金髪のお下げ髪の少女が乗っていた。
何て呼ぶのか知らんが、Vサイン出して指の屈伸運動をさせるサインだw
ランタ島で一緒だった米人が使ってて、面白そうだから使ってみることにした。
少女はすぐ反応した。同じサインを返してきた。鼻筋を皺くちゃにしながらw
すると、李さんまでもが同じサインを返して来るではないかw
「忠誠」
でもしてみようかとも思ったがやめることにする。
バスは静かに出て行った。
さよなら、また逢う日まで。 -
ちょっと古めかしいが、何故かだんだん好きになって行く街だ。
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では、おふたりを見送った所で駅周辺の解説をしてみる。
ここはホステル側から列車駅正面玄関を見たもの。 -
ここは、バスターミナル二階のベラルーシ・エージェンシー。
例のvisa5時間の代理店だ。 -
Aホステルの隣にあるホステル。
個室で70LT
値切れば65になる。 -
Aホステルのフロント脇。
1機だけPCが設置されている。
持参者はパスワードを貰ってwifi。無料 -
通りを渡る猫。
だがこの絵には、深い秘密が隠されている。 -
道路を渡り終えた猫、俺の前を横切る。
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「お前さん、この辺じゃ見かけねぇ面だが、どちらさんで?」
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「はるばる日本国から来た者だ。よろしく頼む」
「あぁ〜、知ってるぜ、ジャポンだな。まあ楽しんでいきなせぇ」 -
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何故救急車かと言うと、2日前の晩、そうそうみんなで飲んだ晩だ。
チェコの若者4人、地元の女子高生4人が合流して2次会に出かけた。最初公園で酒を回し飲みしていた。
チェコ人は自転車族だったので、それに乗って来ていた。かなり乗りにくい自転車らしく、はじめにニュージーランドがこけた。肘を擦り剝いていた。
次にベラルーシ人が。
これは頭から行った。ごっと音がした。
駆け寄ると意識が無い。目の上が3cmばかり切れていて血が噴き出していた。血が出ているので内出血はないと思ったが、女子高生にバールに水をもらいに行かせ、幸いにも50mと離れてない救急車立ち寄り所に連れて行った。
その場で応急処置が行われた。
暫くするとみんな退屈し出したw
「ここに居ます?」
「いるよ」
「じゃ何かあったら呼んでください、あっちにいますから」
また暫くすると怪我人は病院に搬送されていった。
ちょっと心配だったのは、そのベラルーシ人が旅行保険に入っているかどうかだった。
「これは社長の耳に入れといたが良いな」
宿に戻り社長に事の経緯を報告した。
社長は病院に問い合わせ、手を尽くしているようだった。
「迷惑掛けたね、もう大丈夫だから心配しないで」
社長は微笑みそう言った。 -
ここが惨劇のあった場所。
でも今日は・・・天使が降り立っている。 -
旧市街に向かう。
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さて、今日はふたつ用事がある。
ひとつは余りに高いレンタルルームに断りを入れるのと、Big in Japanなるfestaをやっているからそれをついでに見に行くのだ。
日本フェスタに行くってことで、とりあえず作務依を羽織る。
オールド・タウンの会場に行ってみると、何か雰囲気が違う。
受付に聞いてみる。
明日からみたいだ。まぁ仕方ない、縁が無かったと諦めよう。
広場の一角にあるBarasに寄る。
本日のスープをオーダー。6.5Lts 260\ほど。パンも付いててお得だ。 -
そこへ遠目からでも一目で日本人と判るおっさんふたりが俺の方をチラチラ見ながら隣の席に座る。ひとりが黒ビールもうひとりはソフトドリンクだ。
何か揉めているw ツアーの別の人の噂らしい。
勝手に揉めてくれw 奥さんらしい女性も登場。ブランド品が随分安いようなことを言っている。そういえばそこいら中ディスカウントセールの張り紙だらけだ。
でもわざわざビリニィスで買う必要のない欧米人は買わんだろうなぁ。
たぼはぜのような日本人観光客は買うかもしれない。w
スープが終ってコーヒーを注文。6.5Lts
ワルシャワもそうだったが、こちらではコーヒーをオーダーすると、ブラックかミルク入りか聞いてくる。砂糖だけがどれだけ入れるかの権利が与えられる。
飲み終わって挨拶してみる。
「ごきげんよう」微妙な挨拶だw
「あら、こんにちは」
サングラスに作務依だから呼び止められはしなかったw
そしてレンタルルームに断りを言いに行く。
1日200Lts 1週間1000Ltsは高すぎる。
確かに場所も良い。部屋も見せてもらったが頗る良い。ベッドルームと居間とキッチンとバス・トイレ。ひとりで住むには適当な広さだ -
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父・・・・・
父なのか? -
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密かに海老を狙ってたら、人魚がかかってしまった。
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この青魚、中々美味い。
軽く塩漬けしてある。
醤油があれば良いんだろうが、今回は持参していない。 -
駅前のスーパーの惣菜売り場。
売り子のおばさんが俺の好みだったw
だって往年のバーグマンにそっくりなんだもの。 -
俺は明日、リガに向かう。
バスの時間を下調べ。 -
何も買わないつもりの旅なんだが、雨でサンダルが脱げてしまうことが度々あった。
そこで靴を買ってしまった。69LT -
例のベラルーシエージェンシーは閉店開業らしいw
用事のある方は電話せいと言うことらしい。
前 11 バルチックサマー②リトアニア
http://4travel.jp/traveler/costin/album/10356752/
後 13 バルティクサマー④ビリニスーリガ
http://4travel.jp/traveler/costin/album/10364022/
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