2008/10/17 - 2008/10/17
31位(同エリア75件中)
ありママさん
数年前から、北九州市若松区で”若松バンド”と言う言葉を見かけるようになりました。
てっきり、ジャズやロックのオヤジbandかと思いきや、東洋の港市の海岸通り・船着場(広辞苑)を意味する”BUND”のことでした。
上海観光で必ず連れて行かれるあのバンド(外灘)と同じです。
北九州でレトロと言えば”門司港レトロ”が有名ですが、BUNDのオリジナルな景観が残る港湾都市は、日本ではここだけだそうです。
てれてれ歩いて来ました。
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いつものJR折尾駅より、福北(ふくほく)ゆたか線・若松線で終点まで乗ります。
1番線は改札口の直ぐ前にあり、階段の昇降がないので助かります。 -
右の列車は最新車両です。
田舎を走る列車ですが、車内はなかなおしゃれです。
別の機会にご紹介したいと思います。 -
これは古い車両の車内です。
4人掛けです。 -
運転席
列車って左ハンドル?だったのですね。 -
18分で若松に到着しました。
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乗って来た列車は折り返し直方(のおがた)に向かいます。
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若松駅のホームは1・2番のみです。
行き止まりになっています。 -
この日は地元の中学生の職場体験授業があっていたようで、男子生徒2人が大きな声で「こんにちは」と挨拶してくれましたが、JR職員から「ありがとうございました」の方がいいよ、とアドバイスされていました。
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高塔山
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駅外観です。
こじんまりした駅です。 -
駅を出ると正面に若松市民会館があります。
10月19日に”若松区民音楽会”がありまして、9/14に続いて、コーラスの指揮をしました。 -
若松生涯学習センター
収容人員200名の小ホールの他、いくつかの会議室があります。
また、若松出身の芥川賞作家、火野葦平の資料館もあります。 -
火野葦平資料館
入場無料です。 -
撮影禁止ですが、ブログで紹介したい旨を伝えると、年譜は許可されました。
著作権や肖像権が来年で切れるので、顔が写っている写真は撮影禁止とのことでした。 -
館内には、自筆の原稿や書斎の再現が見られます。
私が悪さをしそうに見えたのか、受付嬢(60才代)の監視目線を感じて、撮影しませんでした。 -
赤い橋は”若戸大橋”
昭和37(1962)年に完成。
当初は歩道もありましたが、現在は車道だけです。
道路公団から北九州市に運営が引き継がれ、通行料は200円から100円に引き下げられました。(普通車) -
洞海湾を挟んで向こうに見えるのは、戸畑区です。
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海岸から、皿倉山が見えます。
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小さな船が何艘も停泊していました。
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”エポック南海岸通りビル”
屋根に特徴があります。 -
アップしてみると、『海 その愛』の字が・・・
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正面から見ると、船首とマストが見えます。
『海 その愛』と言えば加山雄三のキャッチフレーズを思い出すのですが、それもそのはず。
このビルのオーナーが熱烈な加山雄三ファンで(と、聞いたことがあります)7階は加山雄三の船”光進丸”の内部が再現され、写真や資料が展示されているそうです。
『海その愛バンド』(このバンドは音楽バンド)は、第7回熱血オヤジバトルでグランプリに輝いたオヤジバンドです。 -
防波堤のモザイク
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洞海湾の眺めです。
若戸大橋の赤色が殺風景な景色のアクセントになっていて、私は好きです。 -
洞海湾は、北九州工業地帯の西に位置します。
付近の重化学工場から排泄された有害物質が蓄積し、”死の海”の異名を取りました。
魚介類はおろか大腸菌すら生息できないくらい汚染されていました。
これって凄いことですよね。
大腸菌ですよ、ダイ・チョー・キン!!
これが棲息できないって、どんだけえ〜(古っ)
その後、市や工場が水質改善に取り組み、魚介類もダイチョウキンも生息できるまでに綺麗になりました。 -
【ごんぞう小屋】
ごんぞうとは、石炭を船から陸への荷揚げ荷降ろしを行う沖仲士(おきなかし:港湾労働者)のことです。
ここは、ごんぞうたちの詰め所で明治34年に建てられた物を再現し、中には当時の写真や資料が展示されています。
通り抜けるとボードデッキが広がっています。 -
ごんぞう小屋の中?
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ごんぞう小屋中?
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海上保安庁の船
海上保安庁と言えば”海猿”を思い出します。
映画のロケは北九州でも行われましたが、若松の海ではなく、門司で撮影されました。 -
【石炭会館】
筑豊炭田の石炭を若松までの輸送目的として筑豊興業鉄道が開通したのが1891(M24)年。
その後、洞海湾に面した若松港は日本一の石炭積出港として、大きく発展しました。
この石炭会館は、1905(M38)年建築の、石炭業界のビルです。
外観はかなり改装されているそうですが、中は当時の姿がかなり残っています。 -
石炭会館玄関の円柱
20世紀初頭の建築様式の規範に従い、左右対称の造りです。
一対の円柱にレトロを感じます。 -
石炭会館内部は関係者以外立ち入り禁止です。
レトロな建物ですが、現役のオフィスビルとして活躍中です。 -
木製の窓枠が重厚で渋いなあ・・・
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【旧古河鉱業若松支店】
大正8年に建てられたレンガ造りのルネッサンス様式の2階建てです。
通りに面した角にほぼ円形の塔屋が特徴です。
上海の浦江飯店に良く似た建物ですね。 -
海岸通りから見た外観です。
中央に玄関があります。 -
建物の角の塔屋
ここにも玄関があります。
細長い明り取りの窓もこの建物の特徴です。
H16年に改修工事が行われ、現在は地域の交流・文化・観光の拠点施設として、市民が気軽に利用できます。 -
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一般利用者用玄関
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玄関入って階段を登って2階に行って見ました。
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木のぬくもりが感じられます。
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豪華ではないけれど、レトロな雰囲気が感じられるシャンデリアだと思います。
きっと、柔らかな光を放つのだろうな。 -
窓から見える洞海湾や皿倉山は、大正時代からずっと変わらない景色だと思います。
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白い壁と緑色の窓枠のコントラストがとってもおしゃれで素敵だなあと思いました。
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商店街です。
人通りが少なく、いくつもの店舗がシャッターが下りたままになっています。 -
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若松で採れた新鮮な農産物です。
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人通りが少ないので、路上に商品を並べても邪魔にはなりません。
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若松駅に向かう商店街です。
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若松で唯一のビジネスホテル”ホテル ルートイン”
あ〜カメラの電池が無くなった(-_-;)
まだまだご紹介したい所があると言うのにぃ・・・
残りは後編に続く・・・かもしれない。
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この旅行記へのコメント (8)
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- シンバさん 2008/11/04 02:00:51
- 高塔山
- ARICさん こんばんは♪
私にとって、
あまくて・・・すっぱい
若松です!!
めっちゃ懐かし〜。
正直、記憶の外でした・・・高塔山♪
よく夜景を見に、ドライブへ出かけてました。
そして・・・愛を語り合っていました(/o\)
確かその頃も、若戸大橋の普通車通行料が100円だったような?
シンバ
- ありママさん からの返信 2008/11/04 21:57:23
- RE: 高塔山
- シンバさん、こんばんは☆彡
長旅でお疲れのところ、ご訪問&コメントを頂きありがとうございます。
シンバさんが、高塔山で愛を語り合っていらっしゃった頃、ARICは若松区の西の果ての新興住宅地の一角で、髪振り乱して子育てをしていました。
私の学生時代は、愛など語り合ったことはなく「日本の鎖国時代の西洋音楽は、どのように発展したか?」とか「大衆音楽と芸術音楽の基盤にあるものは何か?」なんて議論を夜を徹して熱く語り合ったものです。
な〜んちゃって。
嘘ったぁ〜い。
大学入試の小論文のテーマでした。
いっちょん書けんかったばい(-_-;)
若松話はもうちょっと続きます。
ではまた。
ARIC
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- もげさん 2008/10/29 19:50:47
- こんばんは。
- おっ!若松ですね。
私が高校まで住んでいた町です。
こうして改めてみると、色々変わりましたね。
明治町銀天街・若戸渡船・若松駅など。
古くて大きな建物がすべて小さくなってしまいました。
時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、なんか寂しい気もします。
ホテルルートインの前は井筒屋だったんですが、町の衰退とともに消えてしまいました。
そこに井筒屋があったのを知ってる人は何人くらいいるんでしょう。
あと、若戸大橋が歩けた時代。
たまには昔を振り返るのも良いかもしれませんね。
- ありママさん からの返信 2008/10/30 10:03:10
- RE: こんばんは。
- もげさん、おはようございます。
若松ご出身だったのですかぁ〜?
私は、若松区民歴20年です。
20数年前、アトピっ子の娘を連れて本町の大島皮膚科に通院していました。
2時間位待たされるので、井筒屋の食堂で洞海湾を眺めながら時間を潰していました。
シュークリームが美味しい”アラモード”も小倉に移転し、最近”ときわ”も店じまいしました。
エクレアがとっても美味しかったのに・・・
街並みが明るく綺麗になる一方で、見慣れた景色がなくなるのは寂しいですね。
我が家の2階ベランダから見える景色もずいぶん変わりました。
それではまた。
ARIC
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- ちょんたさん 2008/10/27 08:54:30
- レトロな雰囲気が素敵!
- おはようございます!ちょんたです。
パソコンを修理に出したので、すっかり間があいてしまいました!
昔の繁栄を物語るような、なんともいえない雰囲気が素敵ですね。
九州って、あまり行かないのですが、素敵なところがたくさんあるんですねぇ。
また市民会館の立派なこと!
伊東には、「伊東市観光会館」なるものしかなく、舞台が狭く、オーケストラの演奏会では、苦労しています!
海とお魚と人柄は良いのですが〜〜〜〜〜!!!
またおじゃましますね。
- ありママさん からの返信 2008/10/27 16:30:07
- RE: レトロな雰囲気が素敵!
- ちょんたさん、こんにちは(*^。^*)
お久しぶりです。
お元気そうで安心致しました。
> 九州って、あまり行かないのですが、素敵なところがたくさんあるんですねぇ。
*はい、ありますばい。
是非いらして下さい。
待っとおけね。
> また市民会館の立派なこと!
*キャパ800名です。
音響は良いのですが、ピアノがボロで・・・(-_-;)
ただ、最近はクラシックコンサートはほとんどなく、もっぱらカラオケや地元民の芸能発表会の場として利用されています。
> 海とお魚と人柄は良いのですが〜〜〜〜〜!!!
*それが一番の魅力ですよ。
きっと素敵なところなんでしょうね。
いつか、行ってみたいものです。
それでは、今日はこの辺で。
ARIC
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- めーてる隊長さん 2008/10/26 13:12:49
- 作成中にごめんなさい
- てっきり「オヤジバンド」と勘違いです。(爆)
若松散策、素敵ですね〜
もう帰ってきちゃったけど・・・寄りたかったな。
レトロな洋館も大正の匂いがプンプン♪
失礼しました。また後ほど寄らせて頂きます。
- ありママさん からの返信 2008/10/27 16:21:37
- RE: 作成中にごめんなさい
- 隊長さん、ご訪問&コメントありがとうございます。
誰だって、”バンド”と言えば音楽バンドを連想しますよね。
上海に4回行っている私でさえ、外灘とは思いませんもの。
若松は狭いところですが、生のバンド演奏を売りにしているレストランがいくつもあるのですよ。
その先入観もあって、てっきりオヤジバンドのことだと思ったわけです。
> 若松散策、素敵ですね〜
> もう帰ってきちゃったけど・・・寄りたかったな。
*是非またいらして下さいな。
お待ちしています。
> レトロな洋館も大正の匂いがプンプン♪
*はいな!匂う匂う!!
昔はヘドロの匂い。今は大正の匂い。良い香りですよ。
> 失礼しました。また後ほど寄らせて頂きます。
*はーい、お待ちしています(*^。^*)
ARIC
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