夜の「有松」お囃子に酔いしれて

2008/10/12 - 2008/10/12

ありまつの　提灯揺れて　十三夜

幻想的で厳粛な祭りに感動の宵・・・
行ってきました、有松天満社の秋季大祭「午後の部」
昼の部の賑やかな町並みも良かったのですが、
ちょうちんを灯した山車や町並みも素晴らしかった。

「まつり」と聞くと、夜店・踊り・パフォーマンスを連想しますが、ここ有松の祭礼は厳か・・・

お囃子には、笛・太鼓・鉦の他に、鼓と三味線が加わる。
流暢で雅な旋律は、意外に静かでジーンとした。
カーニバルとは違う「提灯行列」「山車運行」でした。

古い町並みの家人は、提灯行列が始まるころ・・・玄関先に出て灯りを出迎える。
隊長は、西町の端からスタートの提灯行列と共に旧東海道を歩いてみました。

http://www.accommo.co.jp/arimatsu/tabi-map.php

エリア 天白・笠寺(愛知)

先週の山車会館内のからくりと違い
本日は、絞会館横で山車の勢揃い

逆光に泣かれた方が多かったのでは・・・
この日は名古屋まつりと重なったので、空いてたかもしれない。（初めてなので不明）

神功皇后車「西町」の山車

先頭の爺さん！ 長〜い舌を出して、あっかんべーするんですよ（＾＾）先週は山車庫入りしてた。

この山車は明治６年（１８７３）に有松で製作された。
山車には、神功皇后、武内宿禰（たけのうちのすくね）および神官の３体のからくり人形が乗っている。山車の名前の由来は、神功皇后が鮎を釣って神意を占ったという故事によるもの。

からくり人形の演技を見ていると、神功皇后が武内宿禰と一舞した後に鮎を釣るのがおもしろい。

毎年１０月の「有松祭」でしか見られない。
大変ユニークな山車です。

中町の「唐子車」

明治８年（1875）に知多から有松に譲られた

この山車に乗っている３体のからくり人形がすべて唐子であることから、この名前がついている。制作年は天保年間（1830〜44）。知多の豪商が２０年余りの歳月をかけて製作したと伝えられている。

先週UP済みの東町「布袋車」
やっぱ外で見る方が良い！

スパッツの上にミニスカート？
このスカートは、手ぬぐい３０本ぐらいが
腰紐に挟んであるのです。

随分昔の流行だったんですね。

絞り会館前の車切り

木製の車輪なので・・・

言うこと聞きません！

９０度の方向転換は力ずくです。

「お父さん、頑張って〜」

号令で体重移動
楫方（かじかた・山車を操る人々）の動きが
良く揃ってました

そ〜れ！！

こんなパフォーマンスも。

前の車輪を浮かして回転させます

なんか、、、

オヤジも楽しそう♪

バッテリーが切れたのでケータイで写す

綱引き

子たちもお手伝い？に・・・
なってるかなぁ？

ちょっと奥まった場所の老舗

絞りの「久田」

高級料亭か旅館のような佇まいです。

お庭の茶席・・・

先週は、＠５００円で頂けたのですが。。。

本日は、お休みのようです。

悔しい〜〜〜

小腹がすいたら、どうぞ。

絞り会館前にあるうどん屋さん。

ちょっと高いかな？

美味しいバン屋さんもあります。

東町の提灯です。

17：50　囃し込み隊出発！！

一旦、有松郵便局まで歩き

そこからスタート♪

只今、準備中・・・

お疲れさまです。

皆、お神酒臭！！

囃子込みスタート

あれっ・・・静か

神聖な空気さえ漂う行列

紋付ハカマの正装の代表。

格式ある祭礼なんですね。

隊長は、こんな雰囲気に弱い。

瞼が熱く・・・

町内の方も玄関でお迎え♪

これを観て、浮かれた祭りではなく

神事であることを実感・・・


心に染み入るお囃子

この辺り、見学者もいません。

先週、絞り会館前に座ってたスタッフが

「来週、１８時ごろ来ると良いよ〜」

お囃子が素晴らしい・・・と、教えてくれた。

中町の提灯です

総長（会長？）の後ろを

静々と・・・

お囃子も派手くない！（＠＠）

感動です！（ウルウル）


中町の衆が、東町の一行を整列してお出迎え♪

足元を提灯で明るくしてあります。

先代の長でしょうか・・・

いっぱい練習されたのでしょうね

お父さん、あと少しガンバレ！

東町


通りゃんせ♪

天神様への細い道ですね。

信号もない有松の交差点

山車が通る時間は通行止めです。

西町の提灯

今度は西町のお出迎え

東町と中町が通りゃんせ♪

交通安全・家内安全・商売繁盛etc・・・
感謝の祭礼でもあるようです。

ご先祖さまの供養も兼ねているのかな？

凄い体力！

楫方さんは大変です。

西の端にて勢揃い

祇園寺から西の端まで行き小休止
そこから、東の端まで運行します。

細くて狭い街道は、軒さし、電線がいっぱい！！
事故があってはならないのでピリピリしています。

19：30　撤退


煌煌と輝く十三夜

疲れたぁ〜〜〜

祭礼は21：30まで続く

途中ですが、体力限界です。

電車に飛び乗る。

皆さまお疲れ様でした。

感動をありがとう（＾＾）

また来年♪

この旅行記へのコメント （4）

• にゃんこ姫さん 2008/10/19 20:00:14

  今度は無事に・・・

  めーてる隊長さん、今晩は。
  
  お祭り、ちゃんと再訪されたのですね。
  今回は中止にならず、何よりでした。
  どんなお祭りなのか、楽しみにしていたのですが、
  こういう感じなのですね〜。
  からくり人形（私、こういうの好きなんです。）の
  山車、いいですね♪
  
  「厳かな神事」というだけあって、
  みんなでワイワイ、というのとは、ひと味
  違いますね。
  美しい提灯の輝く夜の部、ほんとうに幻想的ですね。
  
  

  めーてる隊長さん からの返信 2008/10/19 22:00:38

  RE: 今度は無事に・・・

  にゃんこ姫さん、メッセージありがとうございます。
  行ってきましたよ〜　午後から夜まで。
  歩きづめ・・・
  
  からくり人形も同じ動きばかりだと飽きるので・・・
  文字書きの字が変えてあったり、手ぬぐいを投げたり♪
  楽しかったです。
  
  ＞ 山車、いいですね♪
  小さな町で３台の山車は凄いです。
  愛知県では、犬山市と半田市の山車揃えが圧巻です。
  
  >「厳かな神事」というだけあって、 みんなでワイワイ、というのとは、ひと味違いますね。
  
  そうなんですよ。（＠＠）
  秋の夜に染み入るようなお囃子と提灯の明かりが幻想的。
  提灯行列が始まった時、ピーンと張りつめた空気を感じて、これは失礼があってはならないな・・・と、暗い道の端や溝の中を歩いたり走ったり・・・目障りだったかも知れませんが、頑張りました。
  
  投票ありがとうございました。
  
  
  
  
  
  

• スーポンドイツさん 2008/10/17 13:27:34

  やはり・・

  めーてる隊長さん
  準備中にごめんなさいね。
  やはり行かれましたか!(^^)!　前の旅行記で私はかなり感動、満足していたのですが・・最後までしっかりレポート！さすがめーてる隊長さんです。
  
  神事といいますと、午後の部がメインなのでしょうか？地元の方中心で厳かとはいかに・・本来の姿なのでしょうね。コメントが楽しみです。
  関宿の時も夜まで居たかったわぁ(~_~;)
  また寄らせていただきますね。
  すーぽん

  めーてる隊長さん からの返信 2008/10/18 11:23:16

  RE: やはり・・

  スーポンさん、コメントと投票ありがとうございます。
  やっとUP完了です。（後からの勉強が・・・）
  
  > やはり行かれましたか!(^^)!　前の旅行記で私はかなり感動、満足していたのですが・・最後までしっかりレポート！さすがめーてる隊長さんです。
  
  いやぁ〜　ぐ（＃＾＾＃）ポリポリ
  
  
  > 神事といいますと、午後の部がメインなのでしょうか？地元の方中心で厳かとはいかに・・本来の姿なのでしょうね。
  
  ３０分ほどで行ける所に住んでいて、一度も拝見したことなかった祭りです。
  天満社と祇園寺に祈願に行かれるショットがなくてごめんなさい。
  「厳か」とはチト表現が変でしょうか？
  行列のトップを歩かれている会長さんたちの緊張感が伝わってきました。
  外国のギャラリーも多く、素晴らしい祭りでした。
  
  夜の部は、絞会館前に座ってらした役員さんに「夜がいい・・・」をお聞きしてなかったら、多分行ってなかったと思います。
  ４トラの成せるべき技でしょうかね♪