早春の風物詩・色艶やかな河津桜を愛でにゆく【前編】～東海道本線・521Mに乗り伊豆半島へ～

2013/03/11 - 2013/03/11

【日帰りの旅。河津町散策①】

早春の１日。

ここ２ヶ月くらいずっと仕事が忙しく、なかなか土日も休めなかったのですが、やっと一段落。
ふと河津桜の開花情報を見てみると、すでに数日前に満開になっていてちょっとタイミング的に遅いかな～とも思ったのですが、これを逃したらまた１年後…。
それならここは行くしかないでしょう！

ということで、この１日休みを取り、早春の伊豆半島へ河津桜を愛でに行くことに♪

ちょっと心配だった河津桜の状況も、（多少緑の葉が目立つ樹もありましたが）何とかギリギリセーフといった感じで、淡紅色の花が咲き誇る桜並木は、さすが全国的に有名なだけある素晴らしい光景でした｡｡｡

〔旅の行程〕
・東京駅 ～ 熱海駅 ～ 河津駅 ～ 駅前桜並木 ～ 館橋桜並木 ～ 河津八幡神社 ～ 笹原公園周辺の桜並木 ～ 峰大噴湯公園 ～ 峰温泉（踊り子温泉会館）

【旅の後半の旅行記】～どこまでも続く河津桜の桜並木を眺めて…～
　http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10757597/
（峰温泉（踊り子温泉会館）～ 新町大ソテツ ～ 峰温泉周辺の桜並木 ～ 涅槃堂 ～ 河津桜原木 ～ 来宮神社 ～ かじやの桜 ～ 河津城跡公園 ～ 河津駅）

【伊豆半島を巡る旅】
・緑溢れる中伊豆縦断小旅行【１】～韮山周辺に点在する歴史の足跡を巡る～
　http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10603639/
・緑溢れる中伊豆縦断小旅行【２】～修善寺温泉そぞろ歩き～
　http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10604700/
・緑溢れる中伊豆縦断小旅行【３】～中伊豆の名瀑を巡りつつ天城の峠まで～
　http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10605156/

エリア 河津温泉郷・今井浜(静岡)

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

〔 東京駅 〕

月曜日の朝７時、東京駅７番線ホーム。
今日の伊豆半島・河津への旅はここからスタート。

（「鉄」分の多いそのスジの方々には言わずもがななことですが…）東京駅7時24分発の東海道本線下り・伊東行普通「521M」は、けっこう有名な列車なのです。
それは、普通列車であるにもかかわらず、特急車両（踊り子号用の185系）が使われているから☆

案内用の電光掲示板にも、「２ドア」との表示があります。

ホーム上部には、この列車専用の乗車口案内表示も。
この東京駅ですごいご身分…。

７時１５分過ぎ、12両編成の列車が入線。ご覧のとおり、特急車両に「普通」のヘッドマーク。
かなり違和感がありますね〜。

これは、いわゆる「間合い運用」というもので、東京駅から普通で伊東駅まで運用し、その後、伊東駅から特急「踊り子」号として東京駅へ、といった形態になっているとのこと。
まあ、そのおかげで特急料金なしで乗れちゃいます。

伊東駅 駅

でわでわ、さっそく車内へ。東京駅から立つ人もでる盛況ぶり。

実は、今度の2013年３月16日のダイヤ改正で、185系での運用が廃止されて通常車両に置き換わってしまうそうで、その記念も含めて、（ちょっと時間はかかりますが）今回乗ってみることにしました｡｡｡

〔熱海駅〕

ゆっくり２時間かけて、予定どおり９時２２分に熱海駅に到着。急ぐ旅でもないので、普通列車で車窓を眺めつつ…というのもたまにはいいものです。

ここから、伊豆急行の「リゾート21」で、河津まで向かいます！
こちらも普通列車なので、特急料金は不要です。

熱海駅 駅

先頭車両のハイデッカー席の海側をなんとか確保。
（東京駅からの521Mはこの先の伊東行きですが）ここ熱海駅で乗り換えて正解でした。

熱海駅 駅

ここで一息、朝食を。
東京駅で買っていたのですが、車内が混雑していたので食べれる雰囲気でなかったので取っておいた「万世のカツサンド」。

９時４３分に熱海駅を発車し、途中、鉄路は相模灘のすぐそばも通りながら、一路伊豆半島を南下してゆきます（写真は片瀬白田〜伊豆稲取間）。

真正面の写真は、運転席との仕切り等々があって、ちょっと美しくないですが…。


＜河津桜を愛でる旅行記のはずなのに、鉄道ネタばかりじゃないかって？　すいません。ここからが本番？です＞

河津桜 花見

〔 河津駅 〕

東京駅を出発しておよそ３時間半、10時57分に目的の河津駅に到着。
乗客のほとんどが降りていくので、小さな駅は大混雑。とりあえず改札口前で観光マップをもらい、ここから脱出。

※アップしている写真は、駅前にあるものではないですが、とてもわかり易くかつ見やすかったので、ご参考までに（時間を圧縮？して）河津散策の最初に載せてみました。

河津駅 駅

〔 駅前桜並木（河津駅前〜館橋）〕

ここ河津では、２月５日から３月10日まで「河津桜まつり 2013」と題し、出店やいろいろなイベントを開催してきたそうで。
今年は寒波の影響からか開花が遅れたため、今日３月11日から17日まで、引き続き「かわづ春うららまつり」を開催するそうで、この日もいたるところにたくさんのお店が出店していました☆

まずは、河津駅から線路沿いに河津川まで続く「駅前桜並木」のあたりから歩いてゆきます♪

河津駅 駅

このあたりは、河津桜のピンクと菜の花の黄色のコラボがひと際きれいですね〜。

（これ以降、河津桜の写真がたくさん出てきますが、それぞれコメントを入れると無粋で邪魔でしょうから、最小限度に。）

河津桜 花見

（駅前桜並木の河津桜①）

河津桜 花見

河津桜と菜の花のどちらにピントを合わせようか、しばし思案…。

河津桜 花見

（駅前桜並木の河津桜②）

河津桜 花見

駅前からすぐということもあり、片側に桜並木、もう片側に出店がずらっと並び、とても活気あふれる場所でした。

〔 館橋桜並木（館橋〜浜橋〜荒倉橋）〕

河津川に架かる橋の１つで、朱色がひときわ目立つ「舘橋」のあたりに出ました。
ここから、相模灘に向かって続く「館橋桜並木」を進んでゆきます♪

（館橋桜並木の河津桜①）

河津桜 花見

だいぶ緑の葉も目立ちますね〜。このあたりの桜はもう散り始めか｡｡｡

（館橋桜並木の河津桜②）

河津桜 花見

川沿いに桜並木と菜の花が並んで咲き誇り…。

そのすぐそばに、遊歩道が延びています。

（館橋桜並木の河津桜③）

河津桜 花見

河津川に架かる橋で、一番海に近い「浜橋」までやってきました。

道路をはさんだすぐ先はもう相模灘ですね〜。

〔 河津八幡神社 〕

ここで遊歩道からそれてちょっと寄り道を｡｡｡

河津川と平行するように通る県道の一角に、日本三大仇討ちの一つとして有名な曽我兄弟の父河津三郎を奉る「河津八幡神社」が鎮座しています。

「曽我兄弟の仇討ち」とは、鎌倉時代前期、源頼朝が行った富士の巻狩りの際に、曽我兄弟が父親の仇である工藤祐経を討った事件で、日本三大仇討（他に「赤穂浪士の討ち入り」と「鍵屋の辻の決闘」）に挙げられています。

【鍵屋の辻の決闘の地（三重県伊賀市）】
・古都奈良散歩と伊賀街道から鈴鹿峠を越えてゆく【５】〜伊賀上野城と俳聖松尾芭蕉の生誕地を歩く〜
　http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10653580/

こちらが社殿（かな？）…とてもシンプル。

曽我兄弟の父河津三郎が、まさに名前のとおりここ河津の領主だった縁で神社が建てられたのでしょう。

河津八幡神社からまたまた遊歩道に戻り、今度は上流側へ歩いてゆきます。

（館橋桜並木の河津桜④）

河津桜 花見

〔笹原公園周辺の桜並木（荒倉橋〜来宮橋〜豊泉橋）〕

さらに河沿いの遊歩道を歩いてゆきましょう♪
この周辺がメイン会場になっているようで、近くに「河津桜観光交流館」があり駐車場も複数あることからか、観光客の数も出店も一番多くかなりの混雑ぶり。

河津桜観光交流館 名所・史跡

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜①）

河津桜 花見

笹原公園内には「さくらの足湯処」なんかもあるそうです。。。

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜②）

河津桜 花見

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜③）

河津桜 花見

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜④）

河津桜 花見

桜並木の中を歩き続け、「来宮橋」までやってきました。

橋の上から（上流側を）眺めていると、右手にひと際華麗な河津桜が咲き誇っています！
吸い寄せられるように近づいてゆくと…。

河津桜 花見

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜⑤）

河津桜 花見

とても美しいピンク色ですね〜。それに花がたくさん密集していてすごい迫力！

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜⑥）

河津桜 花見

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜⑦）

河津桜 花見

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜⑧）

河津桜 花見

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜⑨）

河津桜 花見

もっと近づいてみたくて、遊歩道から河原へも降りてみました☆

すぐそばで眺めるのもまた格別！

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜⑩）

河津桜 花見

この日、河津桜をいろいろ見て回りましたが、ここの桜が一番印象的だったかな｡｡｡

河津桜 花見

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜⑪）

河津桜 花見

いったん来宮橋に戻り、左岸側からさらに上流方向へ。

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜⑬）

河津桜 花見

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜⑭）

河津桜 花見

（ちょっとだけですが）河津桜の桃色・菜の花の黄色・水仙の白色と３色勢ぞろい。

河津桜 花見

（笹原公園周辺の桜並木の河津桜⑮）

河津桜 花見

てくてく歩いてゆくと、「峰温泉大噴湯公園」との案内板を発見。
せっかくなので寄り道してみましょう。

峰温泉 温泉

〔峰大噴湯公園〕

この峰温泉は、大正時代の1926年に噴出した温泉で、現在も毎分600リットルもの湯を噴き上げ続けているそうで、噴水口の周辺は公園として整備されています。

噴き上げ口から湯気がもうもうと立ち昇ってますね！

１日７回、地上約30メートルまでお湯が噴き上がるイベントがあるのですが、ちょうど終わったばかりのタイミング。
次は１時間後とのことで、さすがに待てないかな｡｡｡

峰温泉のモニュメント？のフントー君もいました。

峰温泉 温泉

そして足湯処も。それにしても、最近の温泉地はけっこう足湯がありますね〜。

〔 峰温泉（踊り子温泉会館） 〕

公園のすぐ近くに、町営の日帰り温泉施設「踊り子温泉会館」を発見☆
ここまで結構歩いてきたので、温泉に入って一息いれましょう。

河津桜を愛でる旅。この続きはまた【後編】（http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10757597/）で｡｡｡