2013/09/07 - 2013/09/07
107位(同エリア130件中)
belleduneさん
- belleduneさんTOP
- 旅行記839冊
- クチコミ134件
- Q&A回答177件
- 1,384,286アクセス
- フォロワー62人
年に2回5月と9月に行われていた南澤キャンパス見学も今回で最後だそうです。まだまだ残暑厳しい土曜日でしたが、F.L.Wright の弟子である遠藤新氏が設計された校舎、講堂などを見学してきました。南澤キャンパスは、西武池袋線・ひばりが丘駅から徒歩10分程のところにあり、敷地面積約10万平方もある緑豊かな学校でした。初等部から最高学部まであり、女子部食堂、同講堂、同体操館、初等部食堂、男子部体育館の5棟は、東京都選定歴史的建造物に指定されています。
この土地は、約四千五百年前の縄文時代中期の集落跡で、深さ30m〜60mのところには、多くの竪穴住居跡と土器片が発見され、自由学園遺跡群となっています。
キャンパス内には小川が流れていて、生徒達が作っている畑には色んな種類の農作物や草花があり、傍には温室も備えられていました。
自由学園明日館は、1http://4travel.jp/traveler/adoredune/album/10799512/ にアップしてあります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
PR
-
初等部から最高学部まである自由学園の校門は、勿論大谷石で出来ています。
-
治安上の観点から詳しい建物の位置は明記しませんので、悪しからずご了承ください。
-
最高学部校舎前の緑
-
昭和24年に完成した最高学部校舎正面です。
-
遠藤楽設計の記念講堂は、正六角形です。
-
-
-
記念講堂内部
-
-
-
-
校舎傍の池には、オニバスが沢山あります。メダカなど色んな魚が泳いでいました。
-
昭和5〜6年に完成した初等部校舎
-
初等部校舎内部
-
-
初等部食堂
-
食堂内部
-
-
-
-
食堂正面前のテラスも大谷石で造られていました。
-
-
-
-
-
-
-
四季折々の木々、草花が植林されていて、もうすぐやって来る紅葉の時季には、この道も紅く染まることでしょう。
-
広い芝生の向こうに、女子部の建物が見えて来ます。
この芝生面は、以前水田だったそうです。広〜い芝生も生徒達が管理しています。 -
円形の図書館は、遠藤楽氏(遠藤新次男)の設計です。
-
-
畑は生徒達が夫々手入れして、作業しているそうです。
-
一見、無造作に見えますが、ちゃんと学年別に仕分けられて、手入れされています。
-
-
-
ユキノシタ草は、冬になると霜柱が見られるそうです。
-
真ん中に見えるのが、ユキノシタ草です。
-
こんなに広い芝生を手入れするのは、重労働でしょうね。
-
女子部講堂
-
-
講堂前の半円形の池
-
女子部講堂内部から見た自由学園の象徴的な窓
-
正面が壇上です。
-
完成当時は、天井のダウンライトはなく、柱の照明だけだったそうです。
-
講堂の床が、両脇一段高くなっていて、天井は低くなっています。構造上強度と建築費を抑えるように、設計されたそうです。
-
-
明日館の教室内のガラス窓にある留め金と同じものを使っていました。
-
-
-
講堂からの眺め
-
各教室棟の前には必ず池があります。木造の建物が多いため、万が一の貯水池なのでしょうか。
-
池の傍に、藪蘭が咲いていました。
-
-
女子部食堂は、東日本大震災後、耐震補強工事がなされています。
-
内部から見た正面の窓
外光がきついため、内部が暗くなっていますが、実際は明るいです。 -
内部の照明器具は、完成当時のものですが、ダウンライトは後に付けられました。
-
食堂の左右天井が低い部分は、後に増築されたものです。
-
この食堂の厨房では、生徒達自身で、350人分の食事を作るそうです。炊飯釜は電気ではなくて、学園内の薪を使って炊きます。大きなお釜を造っているところは、現在栃木にしかないそうですが、非常に熱効率が良くて、あまり薪を消費することなく、炊けるということでした。美味しいでしょうね。
-
食堂の暖炉です。
-
裏手にある小部屋にも暖炉があり、煙突が背中合わせになって2本造られています。
-
生徒達が楽器演奏練習をしていたので、映らないにして撮りました。
-
本当にお天気に恵まれて、前の芝生では女子生徒達が体操の練習をしていました。
-
-
渡り廊下にある照明も明日館と統一されていますね。
-
女子部体操館は、芝生に面するところは5箇所の解放扉のある変形半円形で、屋根は吹き抜けの2階部分があるので、二重になっています。この体操館が一番気に入りました。
-
女子部体操館内部
-
-
-
男子部体操館は、女子部に比べると、敷地面積がかなり小規模になっています。
-
-
向日葵の傍には、年季の入ったシチズン製の日時計がありました。
-
自由学園通り
この右手に幼児生活団幼稚園があります。昭和14年に幼児生活団が創設されて、正六角形の建物でしたが、その後、増築されています。庭の池も六角でした。
建物のや学園内の植物野説明など職員の方が丁寧になさっていて、大変有意義な見学の1日でした。
以後は、生徒達が説明しながら、見学を行う予定だとか...それも、楽しそうですね。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
-
- Weiwojingさん 2013/09/12 18:28:56
- 自由学園南澤キャンパスは素晴らしい環境にありますね。
- belledune さん、しばしばご訪問をいただき、ありがとうございます。
自由学園明日館と南澤キャンパスを訪ねられたのですね。私も明日館には講座に出るために何度も出かけており、南澤キャンパスには3年前に一般公開で見学に出かけました。その折の記録がありますが、もう見ていただいたことと思います。
私も建築関係のことに興味があり、明日館でのある先生の講義を何度も受講してきました。その関係で自由学園とその精神といったものに大変興味があります。また講義の中で紹介された素晴らしい建築物を訪ねたりしていました。
来年度は再度明日館で講座を受けるつもりでいます。今はスリランカにいるので、受講できませんが、来年は帰国するので、講座に出ることを楽しみにしています。
では、これで。
Tamegai
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
belleduneさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
1
72