1996/06/17 - 1996/06/20
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yamada423さん
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シュトットガルトのベンツ・ミュージアムのスポーツカー1996.6.19
今回は1996年6月に、出張でヨーロッパ(伊、仏、独)の自動車メーカー数社を訪ねた時に撮った街並みや公園などの写真を紹介します。自動車会社の研究開発部門のエンジニアとして、いろいろな意味での技術交流の一環で出張したため、普通の観光地らしい賑やかなところはありません。
しかし観光旅行では経験することのできない場面も幾つかありますので、あえて旅行記として取り上げることにしました。
当然ながら、技術交流の場面に関連するところは省いてあります。仕事が終わった後のoff buisinessの交流場面だけは掲載しました。
シュトットガルトはベンツの本拠地で仏アルザス地方のストラスブルグの東130Km,ドイツのフランクフルトの南南西250Kmに位置します。この時の出張は新型の自動変速機(AT)を搭載したテスト車の試乗と技術交流、最新鋭の自動変速機工場の見学が主な目的でしたが、有名なベンツ・ミュージアムの見学も出来ました。
テスト車の試乗では、それまで乗ったこともなかったSクラスの試乗車でアウトバーンやシュヴァルツヴァルト(黒い森)と呼ばれる地域の山道、野草が咲き乱れる田舎道を一日掛けて走りまわりました。
技術的評価はノーコメントです。
試乗が終わった後、案内されたレストランでの和やかなディナー、その後のレストラン所有のぶどう畑での夕日を見ながらのワインパーティは一生忘れられない楽しい思い出です。
市場でのメーカー間の熾烈な競争とは関係なく、同じ分野の技術屋同士の交流は、大げさに言えば国際交流の一環だと思いました。
ベンツ・ミュージアムでの数々の展示車はどれも興味深く、最初の自動車であるベンツ・パテント・モーター1886は2010年6月5日の朝日新聞のMercedes-Benzの広告に大きな写真が載っていました。また日本の皇室の御料車が役目を終えて生まれ故郷に帰っていました。
帰りのトランジェット(乗り継ぎ)で立ち寄ったパリでは久しぶりにモナリザを見ましたが、現在の展示場所とは異なり大部屋の中央に飾られ、前には見学に来た小学生たちが座り込んだり、大勢の見学人でごった返していました。
CONTAX RX Planer 1.4/50 (FUJI COLOR)1996.6
公開2010.6.6
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-
試乗を終えた後の夕食のひと時。
ワインも効いてすっかりくつろいでしまいました。
中央が作者の、くだけてちょっぴり恥ずかしい姿です。 -
左端のピンクのシャツのおじさんと緑のお兄さんはベンツの関係者(エンジニア)です。
-
夏至の直前で、夕食が済んでも明るいぶどう畑へ、レストラン所有の車のあとに付いて行った。
事前に行き先、目的は知らされていなかった。 -
丘の上のぶどう畑からは、夕日が沈みかかっているのが眺められた。
-
両社のメンバーが揃って夕日を眺めている。
どの顔も夕日とワインでうっすらとピンクに染まっている。 -
初めて運転したSクラス。大きすぎて乗用車に乗っている雰囲気に乏しい。
最新鋭のAT(自動変速機)を搭載したモデル。出張の目的はATの試乗評価ですがここにコメントは書けません。
運転席に着座していると私には助手席のドアに手が届かなかった。
大きさの割には山道でも取り回しの苦労はなかった。 -
ぶどう畑の広場で白いテーブルクロス、ワイン・クーラーなど本格的なセッチングでよく冷えたワインを振る舞ってくれた。
一生に一度の経験で、まさに至福の時。
ドイツという国、ダイムラー社の心の豊かさを痛感しました。 -
レストランオーナー(右)がなにやら話しているが、ドイツ語に文盲の私には全く聞き取れない。
おそらくぶどう畑の自慢話かなにかだろう。 -
オーナーの話が聞き取れる人だけが話し手を見ているので、誰がそうなのかがよくわかる。
-
イチオシ
ぶどう畑の作業を終えた農夫が飛び入りで加わった。
一生忘れがたいこのときの接待に対して、過日CVTの試乗を兼ねて宇都宮郊外の研究所を訪問したメンバーを懐石料理に招きました。
競輪場通りの東日本ホテルの「万葉亭」です。
仲居さんたちが正座で勢揃いして迎えるのにまず驚き、懐石ですがメインを栃木牛のステーキにしてもらったらその美味しさに二度目の驚きでした。
座敷の前の池の錦鯉も日本文化の象徴のようですね。 -
仕事中には見られない笑顔は貴重な記録写真です。
-
社内の人間は見たことの無い相好を崩したワタシ。
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大分日が傾き日没寸前であたりが薄暗くなってきた。
最後の一滴を注いでもらっている同僚。 -
イチオシ
ぶどう畑の彼方に沈む太陽
今日一日の試乗の無事と美味しい食事とワインに感謝して、思わず手を合わせたくなる一瞬です。
深く暗い青緑と空全体の明るい朱鷺色(ときいろ)のコントラストが何とも言えない美しさを醸し出します。
あー!なんて充実した楽しい一日だったでしょう。
厳しい競争社会に生きた一人のエンジニアに神様がくれた褒美でしょう。 -
ぶどう畑から帰ってきて地下の酒蔵で、オーナーからの仕上げの口上と赤ワインをいただいた。
皆真剣な表情で聴き入っている。 -
地下の酒蔵のさらに地下の穴蔵に貯蔵されたワイン。
だいぶ酔っていたのでマニュアルフォーカスのコンタックスはピントが合わず、画像がブレてしまいました。 -
イチオシ
ぶどう畑でワインをサービスしてくれたマダム。
地下の酒蔵への入口でポーズを頼んだらこの通り。
上からぶどうの枝が垂れ下がっている。
後ろの小樽や前のビンなどの小道具も含めて、左右の後方から裸電球が照らすこの雰囲気は計画して作れるものでは有りません。一瞬の判断で撮ったものです。
このようなグラスの持ち方もカッコイイな。
本人にこの写真を送ってあげました。 -
レストランのもう一人のマダム(?)。
コメントは無しです。
この地下室は石をアーチ状に組上げた天井です。 -
1885年 ダイムラーのモーターサイクル
車輪は鉄の輪を嵌めた木製で、大八車のようだ。 -
1886年 Benz Patent-Mercedes
最近の新聞広告によれは世界初のガソリン・エンジン自動車で、最高時速は16Km/h -
白い優美な姿の大型スポーツ車
1900年初頭の製造 -
1914 Mercedes Grand-Prix
-
これは軽快な走りが出来そうな真っ赤なスポーツカー
いつまで見ていても飽きない。 -
イチオシ
日の丸を描いた障子を背景に展示された、かつての御料車
かなり興奮気味に見入ってしまいました。 -
1934年にベンツのレーシング・カーをシルバ−・アローと呼んだころの車。
このシルバーの車体が疾走する姿から名付けたものであろうことは想像に難くない。 -
時代はずっと進み流線型のスタイルが流行った時代の
1952 Mercedes-Benz 300SL -
スマートで優美な貴婦人のようなこの素敵な車を表紙に選びました。
-
ルーブル美術館中庭に建つガラスのピラミッド
トランジットで立ち寄ったパリでは出発が夜のために市内で半日過ごした。空港の荷物預所は爆弾騒ぎで閉鎖。
朝シュトットガルトのインターコンチで付けたホテルのタグを見せてパリのインターコンチで預かってもらった。受け取り時はもちろんチップをはずみましたよ。 -
Cafe Brasserieの赤い日除けはパリのシンボル・カラーのようだ
-
ルーブル美術館の絵画
アングル グランド・オダリスク
1814 Oil on canvas パリ ルーブル
2006年に開催された「アングル 1780−1867」展のポスターとなった代表作です。どのアングルから観ても色気を感じる素晴らしい作品です。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザの絵の前で見入る大勢の見学者と床に座り込んだ小学生達。
現在の展示場所とかなり違います。
2010.11.1に再会したときの旅行記です。
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10522902/ -
このような光景はヨーロッパの大きな美術館では奇しくありません。
リラックスして絵画に親しむにはこのような雰囲気が大事なのかもしれません。
日本の美術館ではこのような光景を見たことはありません。 -
レオナルド・ダ・ビンチの名作「モナリザ La Joconde」
最近のニュースより(2008.1.15)
(AP)【ベルリン=黒沢潤】ドイツのハイデルベルク大学図書館は15日までに、レオナルド・ダビンチの傑作、「モナリザ」のモデルは伊フィレンツェの富豪、ジョコンドの妻だと結論付けた。
東京工業大学の美術の時間に、国立西洋美術館の嘉門安雄先生から、作者の本名はレオナルドでダ・ヴィンチはイタリア語で「ヴィンチ村の」という形容語であると聞きました。今ではかなりのその筋の権威と言われる専門家でも「ダ・ヴィンチ」で通しているのがちょっとばかり不思議です。
もっとも、「ダ・ヴィンチ」は小説の題名の一部にもなって流行りました。
私は「ダ・ヴィンチ・コード」の写真や絵図の入ったビジュアル版を買いました。 -
ルーブル美術館の南側のドノン翼とガラスのピラミッドと呼ばれるエントランス・ホールの屋根。
-
雨上がりの歩道のキオスク
パリのキオスクの写真が大好きで、最近撮ったものはいずれ掲載します。
こちらに2002年にソルボンヌ地区で撮ったのを載せました。
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10540734/ -
緑一色のチュイルリー庭園
ここのマロニエの緑陰の写真などを掲載した旅行記です。1995年。
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10465837/ -
チュイルリー庭園大きい方の池
遠くに見える大きな屋根はプチ・パレ(1900年のパリ万博の美術展示会場でいまは市立美術館)と思います。 -
チュイルリー庭園小さい方の池
貸し模型ヨットが中央に見えます。風がないためか、この日は浮かんでいませんでした。
出張旅行の写真はこれが最後です。全部ご覧いただきありがとうございました。パリにはその後1997、02、06、08に撮影に行きましたので、いずれもっと上質の写真を掲載した旅行記を作ります。完成するまで長生きしなくては(笑)
追加掲載 2010年末にかけてパリの旅行記を多数編集して公開しました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- タックさん 2013/12/04 01:46:06
- 味のある写真というのはこういう写真のことなんですね・・・
- yamada423様
はじめまして、タックと申します。
「狭山湖からの富士」など素敵なお写真を拝見し、
このヨーロッパの旅行記にたどり着きました。
1996年のお写真とのこと、とても味わい深いお写真ばかりで
楽しませていただきました。
詳しくはないのですが、CONTAX RX Planer 1.4/50とありましたが、
あの有名なZeissのレンズですね。
私も憧れで“日本製”のZeiss(PlanarT*1.4/50mm)を愛用して
おりますが、yamada423さんの足元にも及ばない写真ばかりです。
全て素晴らしいなか、特にルーブルの館内写真などが釘付けでした。
人物が浮かび上がるような描写は、感激モノでした。
活き活きとした旅行記も素敵でした、素敵な街の雰囲気も
yamada423さんのお写真で拝見しているとまるで映画の一コマを
見ているようで引き込まれました。
狭山湖周辺のお写真を始め、こんな素敵な旅行記がいっぱい、
これからゆっくり楽しませていただきたいと思います。
とても楽しみです。
そして私自身の写真の勉強にもさせていただたいです
お世話になります…。
タック。
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