2007/02/21 - 2007/02/22
63位(同エリア105件中)
yumiさん
今回は、色々用事があって、ウクライナのキエフを訪れたので、キエフでは、ほとんど観光なし、お遊びなし。
でも、それだけではあまりにつまらないので、リヴィウに夜行電車で行ってきました。メンバーは、私、相方、ホームステイ先の女の子、とその友人の4名。
駅の目の前から、トラム(路面電車)が出ていて、それに乗って、中心部を目指す。中心部まで、約10分。 中心には、立派な市役所があるけれど、まだ朝早いので広場は閑散としている。
こんな朝早くにまだどこも開いていない、と思ったら唯一開いていたところが、教会。 リヴィウは教会が多いことで有名で、ギリシャ正教、カトリック、そしてアルメニア教会を巡る。壮麗なギリシャ正教の教会はもちろん美しかったけど、個人的にはアルメニア教会の立場が気になりました。時間があるときにその辺の歴史をぜひ勉強せねば。
その後はなぜか墓地へ。ここは東欧で一番美しい墓地だそうで、確かに丘の上からの景色は美しいし、ここで眠るウクライナの文人やポーランド人兵士達は幸せだと思う。広大な墓地の中で私たち以外には、ポーランドからの墓参客が一組だけ。
最後に、市役所広場に戻ってみると、いつの間にかスケートリンクができていて、地元の人たちが滑っている。靴も貸してくれるようで、靴と入場料合わせて1時間で6ドルぐらい。
はりきって、靴を借りたら‥ くさい。。 しかも湿ってる。。 文句ぶーぶーの私と、この旅行ですっかり諦観という言葉が似合うようになった相方は仕方なく、スケート靴を履いて、リンクへ。
滑り出して、周りのリヴィウっ子たちのあまりのへたさにびっくり。みんな、上手じゃないのに猛スピード。バンバン追い越しをかけてきて、そしていきなりこける。
私もさ、人生で5度目だし、そんなに上手い方じゃないけど、そんなすべり方はしないぜ?(実際、子ども時代の1回目の時を除いて、こけたことないし)。 カザフスタンのメデウスケート場で滑ったときは、みんな上手だったので、そのギャップにただただ唖然。命の危険を感じたので、早々に引き上げる。冷え切った体をサリャーンカ(スパイシーなウクライナのスープ)で温めて、帰りの電車へと急ぐ。
ここで、最悪のトラブル。駅構内で警官2人組みに呼び止められる。私は、実はどんなところでも現地に溶け込むほうなのでこんな経験ないんだけど、相方がいかにも外国人風なので、目に留まったんだろう(なにせ、キエフでも何回か呼び止められているらしいから)。平静を装ってパスポートを見せる。相手の警官の目をじっと見る。あ、やっぱり文句つけてきた。でも言ってる内容がウクライナ語なのでさっぱりわからない(外国人相手なのに故意に?それともやっぱりリヴィウだから?) 結局現地の2人の女の子がウクライナ語で話をしてるけど、そのうち一人と警官の一人がさささーと隅っこの方に行って帰ってきて、それから私たちのパスポートを返してきた。
あー! と思って聞くとやっぱり賄賂を要求されて払ったんだって。お二人様で50グリブナ(約10ドル)。
電車の時間も差し迫ってるってわかってて、警官もホントにずるいよね。女の子たちもこんなことは初めてで、言うなりに払うしかなかったみたい。
で、はっきりいって、この場合は払う必要はないです。別に我々に不備はなかったし。でも、電車の時間(これに乗れないと、相方はロンドン行きの飛行機にもアウト)があったから仕方ないのかもしれないけど。
で、ウクライナでこういうことを「避ける」ために
1.警官がいそうな場所で外国語で話さない(現地語に相当自信がなければ、黙ってるのが無難)
2.あからさまな外国人ルックで歩かない。
不幸にも警官に呼び止められてしまったら
1.ネイティブ並に話せるのでなければ、絶対に現地語で応答してはダメ。必ず英語で通す。しかも、大きな声で周囲に聞こえるように。でも、キレたり、力で抵抗してはいけない。
2.こちらのIDを見せるときに絶対手渡さない(自分の手から離さない)
3.文句を言うようだったら、相手のIDも見せろという(警官には見せる義務がある)。相手の名前を大声で確認して、メモる。
4.「日本大使館に電話します」の決め台詞はききます。
5.絶対に人目がないところへ付いていかない。連れて行かれない。
どうしても、解放されないとき
a.要求金額を払う。
b.日本大使館に電話して、相手のIDと脅迫内容を伝える。
国のシステムが腐ってる、というか、警官の給料が低いので、こういう賄賂要求はよくあることのよう。でもなぁ、私旧(?)共産圏に滞在してる期間は1年間を超えてて、何度かこういう要求をされたけど、実際に払う羽目になったのが初めてで、ホントにがっかり。オレンジ革命は表面上成功したのかもしれないけど、末端レベルじゃまだまだですよ、ユシチェンコさん。
と、がっかり気分で乗り込んだ列車は、行きと全然様子が違っていて、コンパートメントなしで、いきなり寝台が並んでいるタイプ。なるほど、ドアなし、ってのはこういうことか、と納得したけど、夜中ひっきりなしに乗降があるし、空気も悪いし、案の定、キエフに戻るまでに風邪を引きました。。。 この風邪は、かなり長引いて、キエフを去って、日本へ着いてからもしばらく引きずってしまいました。とほほ。
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
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往復120グリブナ(約3000円)でキップを取ってもらうが、「行きはドアがありますが、帰りはチケットがもうなくって、ドアが無いんです。」と申し訳なさそうなホームステイ先の女の子の弁をあまり深くとらえず、軽い気持ちで出発。
夜のキエフのバグザール(ターミナル駅)はちょっと怪しい雰囲気。4人用のコンパートメントはいい感じで、静かだし暖か。遠足気分でお菓子を食べたりおしゃべりを楽しんでから眠る。私は下段だったけど、かなり揺れるので、寝相が悪い人などは要注意。
朝7時ごろリヴィウのバグザールに到着。私はモタモタしていて、到着前にトイレへ行けなかったよ。(駅が近づくと、車掌がトイレを閉鎖してしまう) -
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薬局博物館へ行き、「鉄のワイン」を購入。友人の母へ1本。日本へのお土産に2本。なんでも万病に効く薬らしい。飲んでみる勇気のある方。早い者勝ちです。申し出てください。
古い薬壜などが壁一面に飾ってあって、キャッシャーもかなりの年代モノ。 でも、普通に今も薬局として営業しているのがすごい。 -
それから、ギャラリーを兼ねている古い倉庫を利用した喫茶店でくつろいだり、おいしいパフェの店に行ったりと、すっかりリヴィウ人を気取って、コーヒー三昧。リヴィウにコーヒーショップが多いという話は本当で、地元の人がのんびりコーヒーをすすっている。リヴィウ式コーヒーはトルココーヒーに近くて、甘くて濃くて苦い。
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風邪のときに買った薬。一日4回1錠ずつ。その他のことはウクライナ語なので、全然わからない。
やっぱり強い薬らしくって、熱が下がったのはいいけど、胃腸がボロボロに。おかげで、風邪とは別に1週間で3kg痩せました。
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リヴィウのある西ウクライナ地方で冬の間に作られるかご。このかごは東ウクライナにも流通していて、春になると一斉に売られるらしい。市場へ行くおばあちゃんのお供。
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