香港からの帰国便がデモで欠航となってしまい、代わりにマカオ空港から済州航空の便で、マカオ→務安(乗り継ぎ)→成田へと向かうチケットを急遽購入しました。
務安での乗り継ぎ時間は1時間20分あり、短い
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続きを読むチケットを急遽購入しました。
務安での乗り継ぎ時間は1時間20分あり、短いながらも急げば間に合うものと思われました(し、スカイスキャナーで出たチケットをそのまま購入したため問題があるとは思いませんでした)。しかし、結果として務安空港で大慌てすることとなります。
その理由は以下の2点。
① トランジット(乗り継ぎ)用のゲート・設備がなく、一旦韓国の入国審査を通過しなければならない。
(そのため、マカオで成田までのチェックインをまとめてできず、務安で再度チェックインをする必要があった。)
② 入国審査の窓口が韓国人用・外国人用それぞれ1つの計2つしかない。
①
マカオでチェックインをすると、「務安で再度チェックインをする必要がある」と告げられました。
面倒だなと思いつつも、それ以上なにも告げられなかったこともあって大して気にも留めることもなく制限エリアへ。
するとしばらくしてアナウンスで名前を呼ばれ、搭乗口のスタッフのもとへと向かうと、
「務安で入国審査と成田便のチェックインを済ませてもらう必要があるが、成田便のチェックインは出発1時間前に締め切る。だから到着後20分以内にこれらを全て完了してもらわないといけないが、それでも乗るか。(乗るんだったら免責宣言書にサインしろ)」と言われました。
ここで成田分もチェックインできないのか、務安で優先降機や入国審査の便宜を図ってもらえないのか、など掛け合うも全てNG。しかもオンラインチェックインは済州のサイトがメンテナンス中でできず(ふざけんな)、かといってここで搭乗をあきらめても返金もないし何より他に日本に帰るすべがない。
ということで八方塞がりとなった僕たちは、仕方なく免責宣言書(務安で乗り遅れても航空会社は責任取りませんよ的な書類)にサインし、務安行の飛行機に搭乗したのでした。
※ ちなみに乗継時間が2時間あった関空行きの客までサイン書かされてました。
②
上記経緯により務安空港での猛ダッシュは半ば確定していたわけですが、務安への到着は案の定?5分遅れ。とはいえ空港の規模が極めて小さい(国際線の搭乗口は3つだけ)ことも把握していたので、ギリギリ何とかなるのではと思いつつ、着陸と同時に猛ダッシュで飛行機を降り入国審査へ。
するとどうでしょう。入国審査はなぜか長蛇の列。見ると審査の窓口は韓国人用と外国人用で1つずつしかありませんでした(設備上はあと2つくらい増やす余裕はあり)。あとから調べたところ直前に別便が到着していたこともあり、着いた時点で15分以内の通過は極めて厳しいように見えました。
おまけに一向に動かない列。外国人用の列は韓国人用の3分の1程度でしたが、入国審査官が厳しいのか仕事ができないのか信じられないほど進みが遅く、韓国人用の4分の1のペースでしか人が捌けていませんでした。おまけに子供が大泣きしているから、という不可思議な理由で割込みしてくる謎の家族までおり、全く先は見えず。済州航空の係員はやってくるも、人数を確認するだけ(僕らの他に成田行きの客が20人近くいました)で何も言わずに去っていく始末…。
結局僕らが入国審査を突破できたのは、言われていたチェックイン締切時刻を大きく過ぎた出発35分前。もっとも、さすがに20人近くを置いてはいけないと判断したのか、済州航空のカウンターに着くとまだ成田行きのチェックインは受け付けていました(案内スタッフは誰一人いませんでしたが行ったらできた)。他の成田行き乗客たちも無事間に合ったようでした。
もっとも、乗継客が少ないときも同じ対応をしてもらえるかは微妙ですし、なにより精神衛生上ものすごく悪いです。乗継時間が2時間あった関空行きの乗客でも入国審査の混雑によりぎりぎりだったみたいなので、可能であれば務安乗り継ぎは避けた方が無難でしょう。乗り継ぐのであれば、事前のオンラインチェックインは必須ですし、荷物は機内持ち込みのみにすべきです。
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