2026/10/08 - 2026/10/09
1626位(同エリア1674件中)
ST&Gさん
秋は、空の旅。
そう心に決めていたものの、肩の状態がまだ万全ではないため、今回は中国・近畿・東海地方をドライブすることにしました。
最初に向かったのは滋賀県。
有名な鐘を一目見ようと三井寺(園城寺)を訪れたものの、自宅出発が遅れたことも重なり、着いた時には閉門わずか30分前。
「これは急がなければ…」と駆け足の拝観になりましたが、金堂や鐘楼以外のスポットも廻ることが出来てホッとしました。
散策を終えて金堂に戻ると、絶妙なタイミングで閉門を告げる鐘の音が境内に響き渡ります。
夕焼けに染まる三井寺の風情あふれる景色を堪能。
心満たされる見学となりました。
その様子をご覧ください。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
-
久しぶりのロングドライブ。
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サービスエリアでおやつを購入したら、滋賀県を目指して出発です。
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最初に訪れたのは、天台寺門宗の総本山『三井寺』。
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国宝や重要文化財、県指定文化財が多く残る寺院ですが、果たしてこのタイムリミットでどこまで巡ることが出来るのでしょうか。
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正直なところ、私にはあまり縁がなかった大津の街。
三井寺の存在も知ってはいたのですが、今まで訪れたことがなかった場所。
今回は、出発前に少しだけ三井寺について復習&予習をしておきました。
天台寺門宗の総本山である三井寺。
正式名称は、長等山園城寺(ながらさん おんじょうじ)。
因みに、中尊寺(岩手)や山寺で知られる宝珠山立石寺(山形)、日光山輪王寺(栃木)、三千院(京都)も天台宗。
復習した三井寺の情報を頭の片隅に置きつつ拝観…と言いたいところですが、既に脳内ではDeleteキーやバックスペースキーが高速で動いているような気がします。
とは言え、まずは急ぎ足で境内の散策へと向かうことにしました。 -
駐車場から仁王門(大門)の横を通り、受付へ。
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じっくり見学したいのは山々ですが、なにしろ時間がない!
門の見学は後回しにして、取り敢えず写真だけ撮影します。
それにしても、時間に追われながらの見学は焦りますね。
安らぎを求めて来たはずが、逆にヒヤヒヤしてストレスになりそうです。 -
こちらは手水舎。
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良く見ると、龍がまるで檻の中に閉じ込められているかのような造りになっています。
気になって調べてみたところ、保護目的で設置されたのだとか…。
こうした対策が必要になってしまうのは少し悲しいのですが、拝観マナーの低下は万国共通のようです。 -
室町時代初期の面影を残す釈迦堂(食堂/じきどう)。
本尊には清凉寺式釈迦如来が祀られているのですが、細かい解説はパンフレットに任せて、今は兎にも角にも先を急ぎます。 -
石段を上った先にあるのは金堂。
幸いにも受付から近い場所にあったおかげで、30分弱という限られた時間でも無事に辿り着くことが出来ました。 -
三井寺といえば『鐘』。
おみくじも『鐘みくじ』になっていますが、今の私たちに境内の風物詩を愛でるような心のゆとりはありません。
ここは歩きながらサッとカメラに収めるだけで、泣く泣く素通りです。 -
その結果、アッという間に国宝の金堂(写真左)と、『三井の晩鐘』で有名な鐘楼(右手前)の前に到着しました。
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金堂内部は撮影禁止のため、その様子を紹介することはできませんが、閉門の扉が閉まる前に拝観することができて一安心。
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続いては鐘楼。
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こちらの鐘撞きは、一般の参拝客でも体験することが出来ます。
ふと、友人(女性)が別の寺院で鐘撞きに挑戦した時のことを思い出しましたが、力の加減が難しかったのか、鐘が割れんばかりの勢いで「ゴ~~~ン」。
風情溢れる音色とはかけ離れたそのパワフルな挑戦に、大笑いしました。 -
空が薄っすらと茜色へと染まっていくこの時間帯。
参拝客の姿も殆ど見あたらなくなった境内には、時が止まったかのような静けさが漂っています。
金堂と鐘楼を見終えた瞬間、「本日のミッション完了」と言わんばかりの安堵と達成感がこみ上げてくるのを感じましたが、ここで気を緩めるわけにはいきません。
寺の名の由来となった霊泉や、左甚五郎作と伝えられる龍の彫刻など、見所はまだたくさん残っています。
時計の針を気にしながら、閼伽井屋(あかいや)へ移動。 -
この建物(閼伽井屋)の中にあるのが、天智・天武・持統天皇の産湯に使われたと伝わる霊泉。
これが御井(みい)の寺の名の由来ですが、。現在は『御井』ではなく『三井』の字が充てられています。
建物の中を覗くと、今も湧き出ている泉があり、ポコポコという水の音と何処からか聞こえる小鳥たちの囀りをお届け出来ないのが残念。
ここにお布団を敷いて寝たら、一瞬で夢の世界に入れそうな最高の癒やし空間が広がっていました。
勿論そんなことが許されるはずもなく、「今夜の私は入眠まで何分かかるのかしら…」と現実的な悩みを噛みしめながら次の場所に移動です。 -
こちらは、霊鐘堂。
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こちらの建物では、弁慶が引き摺ったと伝えられる弁慶引摺鐘(梵鐘)を見ることが出来ます。
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唐院へと続く道の途中にある一切経蔵は、三井寺で唯一の禅宗様の建物。
毛利輝元により国清寺(山口県)から移築されたもので、内部には一切経を納める回転式の八角輪蔵があります。 -
今度は唐院(大師堂・灌頂堂・三重塔)。
大師堂の中には開祖・智証大師円珍が祀られており、三井寺の中で最も神聖とされる場所。 -
三重塔は、室町初期に建てられた建物。
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前述の三重塔を拡大したのがこの写真。
徳川家康が吉野の比蘇寺(ひそじ)から移築し、寄進したものと伝えられています。 -
三重塔の傍らに、ちょこんと置いてあった可愛らしい落とし物。
無事に持ち主の手元へ戻るといいですね。 -
階段を下りて右に曲がると、毘沙門堂や西国十四番札所の観音堂、水観寺などが広がるエリア。
しかし、そろそろ閉門の時間なので、再び金堂と鐘楼を目指して急ぎます。 -
灯籠が並ぶ道も、人影はまばら。
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再び、三井の晩鐘。
写真加工を疑われてしまうほどの青空ですが、この日は雲ひとつない最高の行楽日和でした。
金堂に着くと同時に、重々しい扉が「ギーッ」と古風な音を立てて閉ざされ、傍らからは閉門を告げる鐘の音が響き渡ります。
こちらからは建物の中にいる人の姿が見えず、「もしかして自動で鳴っているのかな?」と錯覚したほどでしたが、鐘楼の脇へ回ると、そこにおられたのは驚くほど深く腰の曲がった女性でした。
ひとつ、またひとつと撞かれるたび、その響きは弱まり、儚げな切なさを帯びていきます。
境内の静寂に吸い込まれていく鐘の音と、忍び寄る夕暮れの寂しさ。
そのふたつが重なり合った瞬間、言葉に出来ない切なさがこみ上げ、胸が熱くなりました。
これぞまさに、『三井の晩鐘』。 -
仁王門まで戻った時には、受付は既に終了。
最後に、駐車場から歩いて行ける護法善神堂の近くまで行ってみることにします。 -
橋の先に見えるのが、護法善神堂。
しかし、時刻は既に17時を回っていたため、その先にある毘沙門堂や観音堂、水観寺へ辿り着くことは出来ませんでした。
「あと30分早く着いていれば…。」
三井寺を訪れる予定のある方は、サクッと巡るだけでも最低1時間。
見どころをじっくり押さえたいのであれば、少なくとも1時間半は必要だと感じました。 -
「大津~、大津~!」
電車移動ではありませんが、到着したのはJR大津駅。
JR京都駅まで電車で約9分というアクセスの良さゆえ、混雑や価格高騰の激しい京都での宿泊を避けて、大津を拠点にする旅行客が多いというのも納得がいきます。
今回利用したホテルでも、京都のガイドブックを片手に持った女性グループを見掛けましたが、実に賢い旅の選択ですね。 -
連休を控えた平日、また諸事情により急遽決まった私たちの大津滞在。
直前予約の壁は想像以上に高く、行楽シーズンで更に料金が跳ね上がった高級ホテルや、もしくは星2つ・星1つの施設くらい…。
せめて星3つは欲しいところでしたが、選択の余地はありませんでした。
やはり京都に近いという好立地が、料金や空室状況に影響しているようです。
連休が絡む旅行の計画はお早めに…!
ホテルや人気店の予約もお早めに…!
切実です(笑)。 -
意を決して(?!)選んだのは、ホテル ブルーレーク大津のツインルーム。
星2つという評価に少し身構えていましたが、実際に部屋へ入ってみると想像以上に広々としていました。
建物の造り自体には年月の経過を感じるものの、内装は綺麗にリノベーションされており、清掃も行き届いています。
部屋の照明は、公式サイトの写真より落ち着いたトーンかなという印象。
出来ればベッド脇にそれぞれのコンセントやUSB差込口があると良いのですが、2人同時にスマホの充電やPC作業をするなら、延長コードを持参すればこの問題はクリア出来ます。
Wi-Fiも繋がるため、不満な点を探すならその電源環境くらいでしょうか。
「一定の清潔感や快適さを維持しながら宿泊費を抑え、浮いた予算を御土産や旅先での食事に充てたい…。」
ブルーレーク大津は、そんな旅のスタイルに寄り添ってくれるホテルだと思います。
部屋に荷物を置いたら、いよいよ夕食タイム。
お店に向かいがてら、少しだけ大津の街歩きを楽しみましょう。 -
ホテルのすぐ近くあるこちらの建物は、国の登録有形文化財に指定されている旧大津公会堂。
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レトロな外観がひと際目を惹く建物ですが、現在はリノベーションされ、イタリアンやステーキを楽しめるお店が入っています。
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夜はライトアップされ、更に風情ある雰囲気に変身していました。
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看板好きの私の好奇心をくすぐったお店…それが肉料理の『くすたろう』でした。
看板のイラストがとっても可愛いですよね。
しかし、この日の気分はどっぷりB級グルメ。
かなり気になりましたが、今回は別のお店を目指すことにします。 -
訪れたのは、『やきとりの名門 秋吉大津店』。
友人から「秋吉は焼き鳥屋と言ってはダメなんだ。秋吉は、秋吉という独立したジャンルなんだ!」と力説されたことがありましたが、来店したことがない私には、その説明が良く分からない。
看板やメニューを見ると、秋吉は漢字の『焼き鳥』ではなく平仮名の『やきとり』を使用。
更に『名門』と銘打つことで、他店とは一線を画す独自の世界観を築いているようです。 -
予約客は2階、予約無しのお客さんは1階へと案内されますが、1階は私たちが座った時点で満席。
その後も予約の有無を問わずお客さんが怒涛のように来店していましたが、電話の問い合わせに対しても「今からだと1時間待ち…」「2時間後…」と対応に追われるスタッフの姿がありました。
平日(木曜日)でも、確実に入るなら事前予約は必須です。 -
因みに、こちらの秋吉は炉端焼きの店のような造りになっているので、じっと座っているのが難しい小さなお子さん連れの場合は、テイクアウトを利用するのがお勧め。
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食べものをオーダーする前に、冷えたフリージングハイボールで乾杯。
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秋吉のやきとりは、1本単位からのオーダーではなく、1種類につき5本セット。
一口でパクッと食べられる小さめサイズなので、串から肉を外さずにそのままかぶりつくのが秋吉流。
テーブルに運ばれてくるタレ(肉タレやからしなど)は、どの串にどれをつければ良いのかスタッフがその都度教えてくれます。 -
火力の強い炎で焼き上げるやきとり。
これも、秋吉の拘りの一つ。 -
目の前(カウンター)にあるのは、保温用のステンレス板。
秋吉ではやきとりがお皿に盛られて運ばれてくるのではなく、焼き上がったばかりの串が、このステンレス板に並べられていきます。
温度設定は85度。
関西の方は熱々でないと納得しないという理由から、こちらのお店では通常の温度よりも少し高い85度の設定にしているそうです。
串は、素材により丸と四角を使い分け。
これも、見逃せないポイントですね。 -
今回私たちは、しろ・皮・あぶら・ねぎま・若どり・純けい・豚バラ・豚ロースを食べましたが、私のイチ押しは、お店のイチ押しにもなっている純けい。
これは2回オーダーしました。
「初来店なので何を頼めば良いのか分からない!」と言うのであれば、まずはお店のおすすめからオーダーすると良いと思います。 -
一口食べてから、写真を撮り忘れていたことに気づいたレンコンの串揚げ。
注文が入ってから丁寧に衣を纏わせ揚げていましたが、衣のサクサク感とレンコンのシャキシャキ感に思わず唸った私です。 -
鰹節を丁寧に削るスタッフ。
「チェーン店なのに、そこまでやるの?!」と、その徹底ぶりに驚きを隠せなかったのですが、これこそが秋吉というお店なのです。
まるで抗えない魔法にかかったかのように、「また秋吉に行かなくては…!」と誰もが虜になってしまうのも納得がいきました。
チェーン店の領域を超越しているこのクオリティ。
「秋吉は焼鳥屋とは言わない」と語っていた友人の言葉の意味が、理解出来たような気がします。 -
お客さんが帰る時の声掛けは、男性なら「社長」。
常連さんだろうが一見さんだろうが、男性は皆「社長」と呼ばれます。
そして女性なら「お嬢ちゃん」。
若者は勿論、昔のおね~さまも、皆等しく「お嬢ちゃん」。
これも秋吉の拘りですが、「お嬢ちゃん」と呼ばれるのは流石に恥ずかしいお年頃(笑)。
せめて「おね~さん」にしてもらえないかなぁ…と思った私でした。 -
秋吉でお腹を満たした後は、路地を歩きながらホテルに戻ります。
途中で見つけた海鮮料理のお店。
外観の雰囲気が良く、思わず足が止まりました。
しかし、私のお腹は既にフル。 -
この連休は、あちらこちらでお祭りが開催されますが、大津の街もお祭りムード。
豪快な曳山巡行で知られる『大津祭』は、湖国三大祭りのひとつ。
今年は、ユネスコ無形文化遺産登録後初となる記念すべき開催ですから、例年以上の賑わいになることは間違いありません。 -
「あと1日滞在をずらしてお祭りを見ればよかった」と一瞬悔やみましたが、もしその日程だったら大津のホテルは殆ど満室で、泊まることすら厳しかったと思います。
-
そろそろホテルが近づいてきました。
こちらは、大津城跡の案内碑。
かつては立派な天守があった大津城ですが、関ヶ原の戦いのあとに廃城となり、今は案内碑と僅かに石垣が残るだけ。
正直これだけで、当時のお城をイメージしようと思っても無理があるので、そのような時は、びわ湖大津観光協会が公開している復元動画を見ましょう。 -
翌日は、広島へ向けて早朝からドライブ。
「コケコッコー」という鶏の鳴き声は聞こえませんでしたが、すがすがしい大津の朝を迎えることが出来ました。 -
ロングドライブ前に、まずは給油。
ガソリンスタンドのすぐ横で、気になるスポットを発見しましたよ。
1階は居酒屋の『ノミビョウタン』。
2階は昭和レトロ雑貨の『カレコレ堂』。
早朝のため営業はしていませんでしたが、1階の『ノミビョウタン』は地酒の品揃えに定評があり、気に入ったものは一合瓶で持ち帰ることが出来るようです。
宿泊したホテルの近くにこのお店があったら、地元にもある『秋吉』ではなくこちらに行っていたかも?!
気になるお店が沢山あった大津でしたが、次はリニューアルした大和ミュージアムを目指し、広島に向かいます。
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