2023/06/20 - 2023/07/05
1884位(同エリア2849件中)
遠路遥々さん
早朝フランクフルト空港に着いてレンタカーを借りた。
ところが恐ろしいことにナビが壊れていた。
日本でも今ではナビ無しでは知らない土地に行ける気がしないのに、知らない土地ドイツ。
しかもその後2週間近く運転する予定。
その後の恐怖の4時間のドタバタについて記す。
地下駐車場でナビを確認したときには、地上に出れば正しく機能するだろうと、たかをくくっていたのがあまかった。
運悪く空港を出て車の流れに乗って走り出すとすぐにアウトバーンに乗ってしまった。
だいたい、アウトバーンには料金所も入口のゲートもないから高速道路かどうかもわからない。空港からのグルグルした道に沿って走っていくといきなり片側3車線の高速道路に合流したのだ。
助手席から「ナビがおかしい」と悲鳴のような妻の声が繰り返し聞こえたが、運転席の私は慣れない車の操縦と突然の時速100キロ超の車の流れに悪戦苦闘しており、それどころではなかった。
晴れてたのにウインカーと間違えてワイパーを動かすことを繰り返す。そのうちに、後ろ窓のワイパーの止めかたがわからなくなる。サンルーフの閉めかたがわからない。シートの高さの調整が簡単ではない。
いろいろあって「ナビがおかしい」の悲鳴に対処しなかった。
晴れの日に動き続けるワイパーや、アクセルとシートの不快な距離のことより、ナビの問題が切実であることに気が付くのに10分程度かかった。しかし、車を停める場所がない。その間に20キロは走ってしまった。
ようやくパーキングエリアに停めてさわってみておかしいことを確認する。しかし携帯のSIMカードの購入はフランクフルトの街中についてからにしようと考えていたから連絡もとれない。そもそも今どこにいるのかもわからない。どうしようもない絶望感に包まれた。
パーキングで、妻が手当たり次第に回りの車に助けを求めて声をかけてくれた。イタリア人労働者はお手上げだったが、運良くシンガポールからの旅行者夫婦が、テザリングしてくれて空港に戻る道を携帯に示してくれた。
旅行者夫婦と別れてから更新しないグーグルマップだけを頼りにさ迷い続け、ようやく空港のレンタカーカウンターに戻ったときはは3時間がたっていた。
出発してから3時間で戻れたことは奇跡だと思う。羽田空港ですら、ナビなしでレンタカーの返却場所に戻れると思えない。しかも羽田空港よりはるかに大きいフランクフルト空港で戻れたのだ。標識のほとんどはわけのわからないドイツ語。今考えても手が震えそうな絶望感。奇跡以外のなにものでもない。
返却場所に行くと担当者が壊れていることを確認。普通に「レンタカーカウンターに行け」と、全く、普通に言う。大空港のレンタカー置き場とカウンターの距離はターミナルもフロアも違う。15分はかかる距離を2週間分の荷物を引きずりながら戻る。
妻が不機嫌にならないことをひたすら祈りながら。
カウンターの担当者が最初に言った一言は、「おまえはラッキーだ。ちょうど良い車が車が空いたからそれに替えてやる。」だ。
しかもニコニコしながら。
怒りと疲労と安堵と、いろいろがぐちゃぐちゃになったアジア人の表情などいちいち構っていられないのだろう。
最初はMG(イギリス車)のトヨタで言うとランクルみたいな車。デカすぎるのを借りてしまった、と思っていた。
代わりに出してきたのが、Lynk & Co. 01。トヨタで言うとハリアーみたいな車。写真を見せられた時はポルシェのマカンかと思ったが違った。聞いたことのない車で不安だったが、結論的に言えば2週間乗って良い車だと感じた。
こうして、2週間のドイツレンタカー旅が始まった。
フランクフルトに着いてから、その他にもいろいろあってトータル5時間。クタクタだった。
楽しい旅行とは全く別の苦労のなかで旅行をスタートした。
結局、フランクフルトに朝六時に着いてから半日やったことはこれだけ。
1.帰りの便の座席指定
2.レンタカー屋とのバトル
3.SIMカード購入
4.ユーロのキャッシング
この4つで観光もせず実に半日使ってしまった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
元々借りた車。
ナビが壊れていただけではなく、けっこうスリ傷が多かった。
返すときに、傷をつけたのが自分でない証拠を残すためにたくさん写真を撮っておいた。 -
フランクフルトのマイン川沿いに駐車。
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フランクフルトのマイン川沿いに駐車。
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フランクフルト市内。薬局の店前に違法駐車。
結局、2週間の間、街中での正しい駐車の仕方がわからなかった。 -
ザンクトゴアの古城ホテルの駐車場。赤いポルシェの隣、一番右端で唯一お尻から駐車しているのが、私が借りた車。
この駐車場ではメルセデスが何台か停まっていたが、それ以外の場所でメルセデスはあまり見なかった。
2週間の間にBMWはきれいな状態のものをたまに見かけた。
一番多く見かけたのはフォルクスワーゲンかヒュンダイ。
残念ながら日本車は汚れたトヨタを時々見かけるだけ。 -
行儀よく駐車。他の車は斜めになっているものが多い。
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ロマンチック街道の道端。
そもそもドイツには「道の駅」みたいなものがないし、ちょっとドライブイン、みたいなものもない。
だから大抵のお昼ご飯は移動中にサンドイッチを道端のベンチが置いてあるところを見つけて食べた。
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