2017/11/28 - 2017/11/28
335位(同エリア360件中)
ちふゆさん
2017年11月28日(火)の早朝、ペルー(Peru)の首都リマ(Lima)のミラフローレス(Miraflores)地区のホテル。タクシーを頼んでクルスデルスール(Cruz de Sur)と云うバス会社のターミナルへ向かう。バスの出発時刻は7時半なのだが、余裕を持って6時頃ホテルを出発。ホテルを出る前に絵葉書を家に書いて、切手代を少し余分に添えて出してくれるように頼んだのだが、それから9年近く過ぎたが、未だに着かない。まあ、今更着いても嬉しくもなんともないんだけど、誰がどうしたのかは分からないが、悲しいなあ、人を信じられないのは・・・
宿泊したホテルからバスターミナルまでは6㎞ほどなので、6時半前には問題なく到着。いくら掛ったかは忘れた。南十字星の名を抱くバス会社、クルスデルスールは、2017年初めのデータでペルー運輸通信省許認可の長距離バス会社が1800社以上あるが、その中でも最も信頼できると云われる。1960年創業で、国内29都市に加え、国外のアルゼンチン、チリ、エクアドル、コロンビアにも路線があり、国外からもネットで簡単にチケットを購入できる。
そのクルスデルスールのリマのメインターミナルがここ。サンイシドロ(San Isidro)地区から東西に町を横切るこの町のメインストリートの一つ、ハビエル・プラド通り(Avenida Javier Prado)のメトロポリターノ(Metropolitano)ハビエル・プラド駅(Javier Prado)のすぐ東にある。ちなみにハビエル・プラドは20世紀初頭に政治・学問の舞台で活躍した方で、国立大学の学長を務めたり、外務大臣や駐アルゼンチン大使を勤めたりして政界でも活躍し、大統領候補にも挙げられていた才人。
朝早くからターミナルは結構混み合ってる。ペルーでは鉄道が急激に衰退し、現在では観光列車しかほとんど走っていないため、都市間の移動は航空機を使う一部を除いてはバスとなるため、バス路線が大変発達しており、混み合っている。これから移動しようとしているナスカ(Nazca)も、飛行機の定期便は飛んでいないので、バスでの移動しかない。ちなみに通常シートを日本でネット予約して、片道102ソル(3500円ほど)だった。
出発までまだ1時間ほどあるので、サンドウィッチとコーヒーで朝食にする(下の写真1)。合わせて14.5ソルだったので、500円ちょっと。カウンター席しかない小さなカフェだったが、ここは空いててゆっくり座って食べられた。様子が分からないので、7時10分頃にはとりあえず列に並んで待つ。ナスカ行き、7時15分と30分に続けてあり、ちゃんと間違わないで乗れた。スーツケースは乗車前に預ける。座席指定はないようだったので、2階席の最前列に陣取る。文句も云われなかったので、良かったみたい。そして定刻の7時半にナスカに向けて出発。
リマの新市街を南に進み、町を抜けると、ひたすら海岸線のコスタ(Costa)もしくはチャラ(Chala)と呼ばれる海岸砂漠地帯を南に進む。南から流れる寒流のペルー海流(Corriente del Peru)(別名フンボルト海流(Corriente de Humboldt))が大気を冷やし、海水を蒸発させないので、雨が降らず、アンデス山脈(Cordillera de los Andes)と太平洋の短い間にペルーからチリ(Chile)まで南北に長く続く砂漠が形成されている。標高3000mを越すアンデス山脈からこの砂漠を横切り、太平洋に向けて流れる川が50を越え、長さは短いが流量は豊かで、そのため河川沿いの平野が古くから耕地化され、ペルーの人口の約60%がこの砂漠地帯に暮らしている。
砂漠の中を時折海を見ながら、南北アメリカ大陸の国々を結ぶ幹線道路網であるパンアメリカンハイウェイ(Carretera Panamericana)をひたすらバスは走る。海沿いに出た時に降らないはずの雨が降ったりもしてた(下の写真2)。11時前パンにケーキに飲物が出る。さすが、高級バス。ひたすら走り続け、リマから4時間弱、約250㎞南のパラカス(Paracas)と云う町の停留所に到着。ペルーで有数のビーチリゾート。約15㎞北にはピスコ(Pisco)の空港があり、ここもナスカ観光セスナの基点となっている。
パラカスを出ると、パンアメリカンハイウェイは海岸線を離れ、砂漠の中を東に進む。パラカスから70㎞余り、1時間ちょっと掛けて12時半頃イカ(Ica)に到着。リマを出て初めて町の中を走る。この近辺では一番大きな町で人口は約30万人。スペイン植民地としては1563年に設立された町で、この町もナスカ地上絵観光の拠点の一つとなっている。日本では見掛けることがなくなったオート三輪がたくさん走っており、なんとなく東南アジアっぽい雰囲気。ここが2つ目で最後の停留所。ここを出ると、あとは最終目的地のナスカまでひたすら砂漠を走り続ける。
2時過ぎ、イカから約80㎞南東のサンタクルス(Santa Cruz)と云う町に近づくと、砂漠の中から山道に変わる。渓谷の川沿い以外は荒涼とした山が続く。ここまで来るともう一息。3時前、登り坂の途中にナスカの地上絵(Lineas y geoglifos de Nasca)の案内板が見えて来た(下の写真3)。この坂を登り切ると遂に地上絵地域に入って行く。と云ってもバスの2階席くらいの高さでは、全く絵は認識できない。ミラドール観測塔(Mirador De Las Lineas De Nazca)、ナチュラルミラドール(Mirador Natural)を横目に見ながら通り過ぎ、3時20分過ぎ、予定より20分ちょっと遅れてナスカのバスターミナルに到着。
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ナスカはペルー南西部の小都市。人口は4万人ほど。1世紀から8世紀にかけてナスカ文化(Nazca culture)が栄えた地で、周辺には巨大な地上絵や多くの遺跡がある。町の名前はナスカ文化に由来しており、ナスカ自体は現地語で「つらく過酷な」 という意味の 「ナナスカ」から来ているものと考えられている。地上絵は1994年に「ナスカとフマナ平原の地上絵(Lines and Geoglyphs of Nazca and Pampas de Jumana)」の名称で世界文化遺産に登録。2016年に「ナスカとパルパの地上絵(Lines and Geoglyphs of Nasca and Palpa)」に名称変更された。
続く。
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