2026/01/06 - 2026/01/06
1175位(同エリア4791件中)
milkさん
もともとお洋服が好きな私。
「アール・デコとモード展」が三菱一号館美術館で開催されていると知り、行ってみたいなと思いつつ、なかなか重い腰が上がらず...。
これは誰かと行く約束をしないと逃してしまうかも?
そう思ってきっとご興味があるだろうマリアンヌさんに声をかけると、ありがたいことにお付き合い頂けることに(*^-^*)
展覧会は予想通り美しいドレスが沢山観られ、堪能させて頂きました。
その後はカフェ巡りしながらのおしゃべりタイム。
楽しい休日となりました。
★マリアンヌさんの旅行記
https://4travel.jp/travelogue/12027019
※一部の作品は京都服飾文化研究財団のデジタルアーカイブからの解説を引用させて頂きました。
https://www.kci.or.jp/archives/digital_archives/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
2026年1月6日
三菱一号館美術館で開催されていた「アール・デコとモード展」
4トラで仲良くさせているマリアンヌさんにお付き合いいただいて行って来ました。
相変わらず美しい赤煉瓦の建物。 -
美術館の入り口は丸の内仲通り沿いにある「丸の内ブリックスクエア」の中庭側から。
入り口には展覧会のポスターが飾られています。 -
「アール・デコとモード展」
1920年代を中心に世界を席巻した装飾様式「アール・デコ」
生活デザイン全般におよんだその様式は、「モード」すなわち流行の服飾にも現れました。
ポワレやランバン、シャネルなどパリ屈指のメゾンが生み出すドレスには、アール・デコ特有の幾何学的で直線的なデザインや細やかな装飾が散りばめられています。それは古い慣習から解放され、活動的で自由な女性たちが好む新しく現代的なスタイルでした。
2025年はパリで開催され、「モード」が中心的な主題のひとつであった装飾芸術の博覧会、通称アール・デコ博覧会から100年目にあたります。
この記念の年に、世界的な服飾コレクションを誇る京都服飾文化研究財団(KCI)が収集してきたアール・デコ期の服飾作品と資料類約200点に、国内外の美術館・博物館や個人所蔵の絵画、版画、工芸品などを加え合計約310点により、現代にも影響を与え続ける100年前の「モード」を紐解きます。
という展覧会です。 -
ミュージアムカフェ「Café 1894」には昨年も来ていますが、実は美術館に入るのは初めて。
レトロな館内ですね。 -
嬉しい事に写真撮影可能なエリアがありました。
一番初めに展示されていたのはポール・ポワレのデイドレス。 -
腰のサイドに飾られたい花や鳥の刺繍が可愛いですね。
-
暖炉の上にはラウル・デュフィの「ポワレの服を着たモデルたち、 1923年の競馬馬」(1943年)
華やかなドレスに身を包んだモデルさんたちが描かれています。 -
こちらはシャネルのデイ・アンサンブル(左)とマドレーヌ・ヴィオネのデイ・ドレス。
20世紀初頭、今まで女性の体を締め付けていたコルセットを開放したのはガブリエル・シャネルというのは有名な話。
でも、実はポール・ポワレが初めだそう。 -
近くに展示されていた小物たち。
ルネ・ラリックのガラスの指輪もありました。
一緒に説明も添えられていました。
昼間の装いにはシンプルで軽やかな生地が多く選ばれた。
スカートはひざ下丈にまで上がり、脚が見えることで靴のデザイン性が高まった。
また、帽子やバッグ、ネックレスなど服飾小物が装いを完成させる重要なアクセントになった。
以下、説明書きを添えながら続けていきます。 -
イチオシ
こちらもまた美しいドレスたち。
レオナルド・デカプリオ主演の「華麗なるギャッツビー」の世界を思い出す。 -
ジャン・パトゥのイブニングドレス(1927年)
身体の凹凸を強調しない直線的なシルエットのイブニング・ドレス。
華やかな夜会には、ビーズ、ラインストーン、ラメ糸といった光を反射するきらびやかな素材が好まれたそう。
また、表面装飾にみられるペタル(花弁状)や青海波を思わせる幾何学的形態は、アール・デコの装飾様式を色濃く反映しています。 -
生地部分をアップに。
繊細な刺繍に溜息が出ます。 -
大きく開いた背中のデザインも美しい。
エルステルヌ・アンド・サンズの絹サテンのパンプスとガラスボーズのハンドバックも一緒に展示されていました。 -
イチオシ
ペールのイブニング・ドレス(1919年頃)
こちらのドレスも素敵( *´艸`)
煌びやかな表面装飾と直線的なシルエットが、続く1920年代を予感させる作品。鱗文様、あるいは青海波文様は、幾何学的形態を好むアール・デコの文様として20年代にも繰り返し用いられた。
ドイツ生まれのギュスターヴ・ベールは1905年にパリにメゾンを開店。
ニースとモンテカルロにも支店を出す。「保守的な顧客のためのコンサバティブ・エレガンス」のファッション哲学のもと、細部まで贅沢に作られたエレガントな服で高い評価を得、10~20年代の人気のメゾンの一つだった。(アーカイブより) -
絹チュール、ラメのストライプ織、ビーズ、ラインストーン。
煌びやかな素材をふんだんに使用して作られたドレスです。 -
絵画:キスリング ファルコネッティ嬢 1927年 ポーラ美術館
ドレス:ココ・シャネル イブニングドレス 1928年
黒く短い髪と深紅のドレスが印象的なこの女性は、女優のルネ・ファルコネッティ。
ヴィクトル・マルグリットによる小説『ラ・ギャルソンヌ」の舞台を演じていた時に見いだされ、銀幕デビューを果たしたそう。
この作品が描かれたのは、彼女が最も活躍していた時期にあたる。
薄いスカーフ、丈の短いドレスはいずれも華やかな赤色で、時最新のスタイルだそうです。
ドレスに合わせた絵画が飾られているところも素敵ですね。 -
ジョルジュ・バルビエ
「パリスの審判」1924年
『ファルバラ・エ・ファンフルリュシュ(ひだ飾りとレース飾り)』より
ジョルジュ・バルビエは20世紀初期のフランスを代表するイラストレーター。 -
同じく『ファルバラ・エ・ファンフルリュシュ(ひだ飾りとレース飾り)』より
「ポロ競技で」1924年(上)
「羨望」1925年(下) -
「朝と夜 ウォルトの蝋引きモスリンのドレス」1924-25年
「ガセット・デュ・ポン・トン』(1924-25年第6号)より
美しいわ~。 -
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
「髪を梳る女一髪結い」1896年(上)
「コルセットの女一束の間の征服」1896年(下)
いずれも版画集『彼女たち」より
ここでロートレックが見られるとは思っていませんでした。
トゥールーズ=ロートレックは、社会の底辺に生きる女性たちを共感をもった視点で描いた。
ここに描かれているのはパリの娼館で働く女性たちで、「コルセットの女一つかの間の征服」では娼婦がコルセットの紐を扱っているところが、「髪を梳る女一髪結い」ではコルセットを身に着け、身づくろいをするところが描かれています。
ファッションプレートに見られる見目麗しい女性たちと異なり、現実的な肉体を整形する、コルセットの矯正下着としての機能が見て取れる。 -
そしてここにはそのコルセットが展示されていました。
-
イチオシ
1900年頃、女性がドレスの下に着ていたものですね。
コルセット(1903年頃)
絹ジャカード、リボン、綿レース、スティール製バスク、ボーン
シュミーズ(1903年頃)
綿の平織、綿レース、絹リボン
ペチコート(1903年頃)
麻の平織、綿レース -
ウエスト細すぎ!
ウエストをぎゅ~っと極限まで絞って細く見せるのが当時の流行。
ほそければ細いほど美しいとされていました。
映画「風と共に去りぬ」で主人公のスカーレット・オハラがメイドに「もっと細く!」と締めさせていたシーンを思い出す。
ペチコートの裾の刺繍やフリルも溜息もの...。
こういうの大好き -
ロイヤル・ウスターのコルセット(1895年頃)
サテン、絹サテンのリポン、スティール製バスク、ポーン
こちらはロートレックも描いたムーラン・ルージュって感じ? -
イチオシ
ドレス(1903年頃)
綿チュール、綿レースのアップリケとラッフル、絹サテン、パール、ビーズ、刺繍
こちらもまた刺繍が美しいドレスですね。 -
何故、後ろ向きなのかと思ったら、ベルトのバックの部分の装飾を見せたかったのですね。
パールやビーズをふんだんに使った装飾がとっても素敵です。 -
刺繍も素晴らしい...。
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ギリギリまで回り込んで正面も拝見。
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胸元の刺繍や何重にも重ねられたレースのフリル袖も美し過ぎる...。
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ポール・ポワレ
デイ・ドレス
20世紀初期のモードが実用化、簡素化という新しい方向へと舵を切った端緒の一つは、ポワレが 1906年に発表したコルセットを廃した円筒形ドレスに困るところが大きい。
1903年に自らのメゾンを創設して以来、彼は服作りの着想を19世紀初頭のモードや東洋趣味などに求めるとともに、シンプルさを好む妻、ドゥニーズからも得ていた。水色のデイ・ドレス(1-04)はドゥニーズのために制作したものである。 -
このドレス、普通に着てみたい。
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ジャクリーヌ・マルヴァル
ヴァーツラフ・ニジンスキーとタマラ・カルサヴィナ(1910年頃)
油彩/カンヴァス
個人蔵/ジャクリーヌ・マルヴァル委員会(パリ)協力
パステルカラーの柔らかいタッチの絵ですね。
ジャクリーヌ・マルヴァルはモンパルナスで活躍した画家で、マティスやヴァン=ドンゲンなど同時代の画家たちと共に数多くの展覧会に出品した。
パリのシャンゼリゼ劇場の内装をナビ派の画家たちと手掛け、『ダフニスとクロエ」を題材にした8点の板絵を描いている。
この作品ではバレエ・リュスのスターダンサーであるヴァーツラフ・ニジンスキーとタマラ・カルサヴィナが描かれている。
マルヴァル独特の夢見るような空間となっている。 -
シャネルのドレス(1926年頃)
絹シフォン
膝上のあたりにデザインを加え、マーメイドっぽいデザインに見えますね。
このデザイン性はさすがです。
シフォンはとてもデリケートな素材なので、手が込んでいることも分かります。
保存状態も素晴らしい。 -
テディ(1920年代)
テディとは、キャミソールやシュミーズにパンティが結合したもの。
本品にもクロッチ(股布)が内蔵されている。
ブラジャーと同様、20世紀前半に生まれた新しい下着の一つ。
素材には薄地のクレープ・デ・シンやボイルボイルがよく用いられ、色も伝統的な白からモーヴ、緑、青、そして黒と多彩になる。
肌の色に近いベージュ系もこの頃に下着の色として定着した。 -
こちらのレースもまた美しい...。
見えないところでもお洒落したいのよね(≧▽≦) -
インナーも展示されていました。
20世紀初期、コルセットに代わりプラジャーとガードルが登場する。
20年代のブラジャーは衣服の形に合せ、乳房を平らに保つ形状になった。
スカートの下で女性の脚を覆い隠していたドロワーズは丈が極端に短くなり、ニッカーズやパンティと呼ばれるようになる。
また、太もも丈のストッキングは膝下があらわになった脚には不可欠で、履き口はガーターで固定された。 -
リュシアン・ブーシェ
「ガスティノー社のストッキング」
「牧神パン:パリの高級品年1928年」より
ちょっとユニークなポスターですね。 -
ロベール・ボンフィス
ポスター「現代産業装飾芸術国際博覧会 1925年」
ロベール・ボンフィスは雑誌の挿絵、本の装丁などを手掛けたほか、テキスタイルデザインを手掛けた。
このポスターは木版で原版を作成し、リトグラフで刷ったもの。
大きく記された文字列は明快で、複数ある博覧会のボスターの中でも簡潔なデザインで博覧会を象徴するものとなっている。
1976年にパリの装飾美術館で開催された、アール・デコを検証する展覧会のポスターに、このデザインが採用された。
文字のフォントもお洒落。 -
ルネ・ラリック
彫像「泉の精 ガラテ」1924年
無色ガラス、プレス、部分的にフロスト、パチネ
葙根ラリック美術館
アール・ヌーヴォーからアール・デコへと移り変わる時代に活躍したラリック。
こちらはアール・デコ博覧会におけるシンボルである、ルネ・ラリックの噴水塔(フランスの泉)を構成した128体のオブジェのひとつと同型のガラスの像。
アンヴァリッド広場の中央に設営された「フランスの泉」は、高さは15メートル、八角形をしており、17段あるステージの随所から水が噴き出す仕組みだったそう。
内部には当時新しい技術であった電気が仕込まれており、夜間には内部から明かりが灯される仕掛けとなっていました。
うわ~っ、実際に見てみたかったわ...。
ライトアップされた噴水はさぞかし美しかったでしょうね。 -
モーリス=ルイ・ブランジェ
パリ、1925年の現代産業装飾芸術国際博覧会
モーリス・デュフレーヌによるアレクサンドル3世橋とブティック通りの装飾 -
メイン会場に入ります。
天井にはまるでシャンデリアのような美しいフリンジの装飾が。 -
美し過ぎる世界です!
-
イチオシ
ジャンヌ・ランパン
イヴニング・ドレス(1920年代前半)
鍋タフタ、絹レース、シフォン、ビーズ、ラインストーン、シークイン
溜息が出るほど美しいドレス...。
素敵過ぎてしばらく眺めてしまいました。
ジャンヌ・ランヴァンが好んで用いた「ローブ・ド・スティル」と呼ばれるドレスの典型。
1920年代の異国趣味とアール・デコの色彩感覚を見事に凝縮している。
大きく広がる黒のスカートにアズテック(アステカ)美術に見られるような円形模様が銀色で浮かび上がる。メキシコやエジプトといった古代文明からのモチーフの流行は、ツタンカーメンの墳墓発掘(22年)など、考古学上の発見に沸いた当時の熱狂ぶりを物語っている。
1910-20年代、シャネルらが急進的な衣服革新の動きを先導する中、ランヴァンは優雅で上品な「ローブ・ド・スティル」を作り続けた。
両脇が膨らんだスカートとレースや刺繍を多用した豪華な装飾を特徴とする優美さ溢れる一連のドレスは、新時代のモダンでボーイッシュなファッションに馴染めなかった伝統美を重んじる顧客たちの支持を得た。(アーカイブより)
ウエストの少し下からたっぷり寄せられたギャザーはボリュームがあるのにエレガント。
ビーズをふんだんに使った装飾に裾には透けるようなチュールレース。
着てみたい...。 -
バックにはリボンがあしらわれていました。
リボン結びにしていないところがまた素敵。 -
キャロ姉妹
イヴニング・ドレス(1922年冬)
金・銀ラメで草花文様を織り出した絹ブロケードのワンピース・ドレス、ビーズ刺繡、ウエスト中央と肩ストラップにビーズのタッセル飾り、トレーン付き
1920年代に特徴的な低いウエストラインと直線的なシルエット。
シンプルなフォルムながら、贅沢なテキスタイルの織り柄の輪郭に沿って刺繍されたパール・ビーズや、垂れ下がる長いタッセル飾りが「狂乱の時代(レ・ザネ・フォル)」にふさわしい華やかさを添える。
テキスタイルは曲線と矩形を組み合わせた抽象的な構図で、桜に似た五花弁の花が織り出されている。
生地をそのまま縦接ぎしたような、平面的な構成と、背中に垂れる帯状の装飾に、日本文化への憧憬を見ることができる。(アーカイブより) -
ウォルト
イヴニング・ドレス(1925年頃)
絹サテン、刺織、ビーズ、ラインストーン、革のアップリケ、絹チュール -
絡み合った2羽の鳥はまるでリボンのよう!
とっても美しい...。 -
ドゥイニ
イヴニング・ドレス(1925年頃)
ビーズ刺繍が施された素敵なドレスです。
どのドレスもウエストラインはゆったりと作られ、腰のあたりに切り替えやリボンをあしらってメリハリを付けていますね。
直線的なデザインはアールデコの特徴。
その特徴がファッションにも上手く取り入れられ、コルセットからの解放へと繋がったように感じました。 -
ジャン・パトゥ
イヴニング・ドレス
1926年頃
絹シフォン、刺繍、ビーズ、シークイン
第一次世界大戦後の好景気に支えられ、アール・デコ期のオートクチュール(高級仕立服)は飛躍的に発展していく。
ランバン、ヴィオネ、パトゥらアール・デコ博覧会に出展した多くのクチュリエは、メゾンの海外展開を視野に入れ、オートクチュールならではの洗練されたスタイルに手の込んだ装飾を施すなどして、パリのモードの優位性を示した。 -
ポール・ポワレ
コート(1925年)
ベルベット・ビーズ・刺繍 -
圧巻のヒールコレクション!
俗に「ジュエルド・ヒール」と呼ばれる装飾的な靴のヒール。
西洋の女性が歴史上初めて膝下を露出し、靴の意匠がかつてないほど重視されるようになった1920年代、靴は「宝石と同じように趣味を表すバロメーター」となり、靴職人たちが贅沢な靴を生み出しました。
ジュエルド・ヒールはこのとき大流行し、パリの木製ヒール製作会社が洗練された意匠を次々に提案。
アール・デコ博覧会でもメダルを競ったそう。
もともとは昔のヨーロッパは街中に汚物が平然と捨てられていたので、スカートの裾が汚れないようにと履いていたもの。
「捨てます!」と周囲に宣言すれば、2階からでも汚物を捨てててもよいルールもあったほどです。
美しい街並みとは裏腹に不衛生な街だったよう...。
更に遡ると、乗馬の際に鐙(あぶみ)に足をしっかり固定するための実用的な道具として履かれていたそう。
特に戦闘時の安泰の確保だったとか。
ルイ14世の肖像画などでもヒールを履いている姿が描かれていますが、そういう事だったのかと納得。 -
「ジャンヌ・ランバンによるイヴニング・ドレス」
「1925年パリ現代産業装飾芸術国際博覧会報告書」第9巻より
素敵な写真の数々。 -
その中でも特に気に入った1枚。
可愛い( *´艸`) -
マルティーヌ
テキスタイル(1925年頃)
綿と麻の平織、プリント
ポール・ポワレが主宰したテキスタイルとインテリア・デザインのアトリエ「マルティーヌ」
1911年に若い女性たちの学校として設立されたそう。
彼女らの自由放でおおらかな作風は評判を呼び、ショールームとして発展。
モード界におけるインテリア事業の先駆けとなったそうです。 -
こちらは1912年頃から繰り返し制作された定番の意匠の作品。
テキスタイルとともに壁紙も制作され、アール・デコ博覧会でのポワレの展示では同種の壁紙が用いられたそうです。
ちょっと和風な感じのするデザインですね。
着物にしても素敵かも? -
広告「マルティーヌ」
『牧神パン:パリの高級品年鑑 1928年」より
柄が可愛い☆ -
ラウル・デュフィ
左:ジャングル。ランパ布
中央:フルーツ。プロカテル布
右:ペガサス。プロケード布
「ガゼット・デュ・ポン・トン」(1920年第8号)より (1920年)
ラウル・デュフィは初めの方で暖炉の上に飾られていた「ポワレの服を着たモデルたち」を描いた方。
駆け出しの画家だったデュフィを、テキスタイル・デザインの分野に導いたのがポール・ポワレだそう。 -
ジョルジュ・バルビエ
「エロス。ウォルトのイヴニング用ドレスとコート」
「ガゼット・デュ・ポン・トン」(1924年第9号)より -
こちらもまた素敵な空間( *´艸`)
-
美しい刺繍が施されたケープやゴージャスなコート。
ショーケースに入れられているという事は、よほど貴重なコートなのでしょう。 -
マドレーヌ・ヴィオネ
(テキスタイル・デザイン:ジャン・デュナン)
イヴニング・コート(1925年頃)
ベルべット、ラメジャカード、毛皮
黒いベルベットコートの裏地に使われているのはゴージャスなラメジャガード。
衿にはミンクの毛皮が贅沢にあしらわれ、華やかさを演出しています。 -
金と銀のラメジャガードは漆工芸家として知られるジャン・デュナンが手がけたテキスタイル・デザイン。
デュナンは蓮の意匠を好み、しばしば屏風やベッドの装飾に用いていたそうで、この花模様も蓮のよう。(アーカイブより) -
クーデュリエ・フリュクテュス・デシェル
ショール
マドレーヌ・ヴィオネイヴニング・ドレス
1925年頃
絹とラメのジャカード、プリント、フリンジ
黒の組地に金銀のラメと赤やピンク、グレーのプリントで大きなダリアの花々が大胆に描かれている。
フリンジ付きのこうした大判のショールは、「チャイニーズ・ショール」や「スパニッシュ・ショール」と呼ばれ、人気を博した。
アール・デコ博覧会では、服飾とは別のグループで「織物」のカテゴリーが設けられ、その出品者はフランス国内からだけでも1,000を超えていた。
本品のテキスタイルのデザインはそこでの展示品の一つ。
1000を超えていたって...
圧巻だったでしょうね。
タイムスリップしてアール・デコ博覧会に行ってみたくなって来た(≧▽≦) -
マドレーヌ・ヴィオネ
イヴニング・ドレス「アンリエット」(1923頃)
金色、銀色ラメ平織のワンピース・ドレス。金ラメ平織とシルク・クレープ製のストール。
長方形のパネル2枚で構成された筒型のドレス。
金銀各28枚の布で市松文風にパッチワークされた前後のパネルは、日本の漆や蒔絵のデザインと質感を思わせる。
ヴィオネは日本の着物や美術に興味を持ち、そこからアイディアを得たと思われるものが、1920年代初めの作品に多く見られる。(アーカイブより) -
ポール・ポワレ
(デキスタイル・デザイン:ラウル・デュフィ)
イヴニング・ケープ(1925年)
オレンジのラメ・ジャガードにプリント
大きな一枚の布に、画家デュフィによるデザイン画が織り出されている。
ビアンキニ=フェリエ社で製作された。
画家を目指していたデュフィはポワレに出会いテキスタイル・デザインを始めた。デュフィは多くのテキスタイル作品を残し、美術家によるテキスタイル・デザインの先駆けとなった。
アートとファッションの融合を意図したポワレは、若いアーチストに援助を惜しまず、彼らとの交流を重視した。(アーカイブより)
アール・デコ期に盛んに行われたクチュリエと芸術家との協働の真価は、テキスタイル・デザインにその多くが発揮されている。
1911年に初めてポワレと協働した画家デュフィは、1912年から28年までテキスタイル・メーカー、ビアンキニーフェリエ社と契約し、多くのクチュリエが彼のテキスタイルを採用した。
工芸家、ジャン・デュナンや未来派の作家、タヤートもまた、クチュリエやメーカーと協働し、テキスタイルはキャンバスさながらの芸術性の高い表現の場となった。(解説より) -
左:ツィママン
(テキスタイル・デザイン:ラウル・デュフィ)
デイ・ドレス(1922年頃)
薔薇模様のプリントの絹クレープ。黒いクレープ・デ・シンの嵌め込み。裾にレーヨンのフリンジ。
右:ポール・ポワレ
(テキスタイル・デザイン:ラウル・デュフィ)
コート(1920年)
絹と金糸のブロケード、ベルベット、金糸のベルト -
本品のテキスタイルは画家、ラウル・デュフィがリヨンの織物メーカー、ビアンキニ=フェリエ社のためにデザインしたもの。
ツィママンは赤い薔薇が描かれたボーダー部分を活かしてドレスに仕立てた。
薔薇はデュフィのもっとも好んだモチーフの一つで、ここでは木版による素朴なタッチで表現されている。
デュフィは1912年から28年まで同社と契約し、数多くのデザインを提供した。これらの生地はツィママンをはじめ、ポワレらにも多用された。(アーカイブより)
美し過ぎる...。 -
コートはシェル柄。
ベルベッドの光沢が美しい。 -
一枚の画布のように見立てられたコートに描かれた抽象画。しかし、絵は縦に渡した毛糸と絹糸をコーチング・ステッチで留めた総刺繍によって表現されている。1900年代に画家として出発したソニア・ドロネーは、テキスタイルや衣服を含む広範なデザインも手がけ、アートとファッションの境界を越える活動を積極的に行っていた。彼女は、流行のファッションをデザインするのではなく芸術表現の一つとして衣装を製作した。
-
ソニア・ドローネー
「ソニア・ドローネー:絵画・オブジェ・同時的生地・モード」より(1925年)
本品はソニア・ドローネーが1912年から25年にかけて描いた服飾や日用品のデザイン画の中から20点を選出して専制作し、アール・デコ博覧会の開催に合わせて出版された版画作品。
1910年代よりソニアは線描や明暗法を用いずに色彩の配置のみで・事物を表現する方法を模索した。
その手法は絵画のみならず、服飾デザインや舞台衣装、テキスタイルやインテリア・デザインなど多方面へと広がった。
独特なタッチの絵ですが、柔らかい雰囲気で素敵。 -
気に入った柄を拡大してみました。
いずれもプロケード布。
上: PÉGASE(ペガサス)
下: LONGCHAMP(ロンシャン)
商品紹介には「ペガソス」と書かれていたけど、ペガサスだと思います。
ロンシャンはよく見るとお花に紛れて競馬場の情景が描かれていますね。
デイドレスに身を包んだ貴婦人の姿も見られます。
ちなみに「ロンシャン」はフランスのロンシャン競馬場の事。 -
次の展示室に移動する途中、丸の内ブリックスクエアの中庭が見えました。
お天気良くて気持ちがいい。 -
ここにも美しい階段や廊下が。
古い建物がこうして残されていくのは嬉しい事ですね。
この先は写真撮影禁止の展示室。
そちらでも素敵なお洋服たちを堪能させて頂きました。 -
最後にまた写真撮影可能な展示室が。
フェリックス・ヴァロットン
アンティミテ (1897-98年)
木版
タイトルは「嘘」
なんともミステリアスな作品。
こちらの作品はマリアンヌさんが丁寧に写真を撮られていたので、ご興味ある方は合わせてご覧下さい。 -
タイトル 「きれいなピン」
〈アンティミテ>は裕福なブルジョワの邸宅内を舞台にした木版画集。
「親密さ」という意のタイトルとは裏腹に、対立や欺瞞に満ちた男女関係が描かれた。
覗き見るような視点や心理劇の緊張感はまるで20世紀のサスペンス映画を思わせる。
黒一色の世界で繰り返される装飾模様がアクセントをなし、無造作に置かれた本や紙類、脱ぎ捨てられた衣服や乱れたシーツは、男女のもつれた心理状況を代弁しているかのようだ。
アンティミテシリーズは全部で10作品。
どれも意味深な情景が描かれていました。
こちらは三菱一号館美術館の所蔵品です。 -
美しい展覧会を満喫したら、お次はランチタイムです。
お昼時は大混雑のVIRONですが、もう14時なのでさすがに空いているかな?
★VIRON丸の内店
https://www.instagram.com/viron_brasserie/?hl=jaブラッスリー・ヴィロン 丸の内店 グルメ・レストラン
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14:00のラストオーダーぎりぎりの時間でした。
お目当てはオニオングラタンスプ( *´艸`)ブラッスリー・ヴィロン 丸の内店 グルメ・レストラン
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見てください、このビジュアル!
スープボウルからチーズが溢れていますよ(≧▽≦)
カップはもちろんライオンボウル。
飴色になるまで炒められた玉ねぎと濃厚なスープがチーズとの相性抜群です♪
そしてVIRONのバゲッドにはフランス産の小麦粉「レトロドール」を使うというこだわりよう。
このバゲッドが外はバリッ、中はもっちりでと~っても美味しいのです。
私の中ではオニオングラタンスープとバゲッド共にオーバカナルかヴィロンかという感じ。ブラッスリー・ヴィロン 丸の内店 グルメ・レストラン
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食後にお茶をしようと、マリアンヌさんお勧めの明治生命館へ。
1934年に建てられた古典主義様式の建物で、国の重要文化財になっています。
1階のロビーがカフェになっているそうなんですよ(*^-^*)
★明治生命館
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/meiji-seimeikan/明治生命館 名所・史跡
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イチオシ
設計は当時の建築学会の重鎮であった東京美術学校(現、東京芸術大学)教授岡田信一郎氏。
古典主義様式の最高傑作として高く評価され、わが国近代洋風建築の発展に寄与した代表的な建造物と言われています。
ギリシャ神殿の柱をもとにしたというコリント式の列柱が美しい外観でした。明治生命館 名所・史跡
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では、お邪魔します。
明治生命館 名所・史跡
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なんて美しい空間でしょう!
こちらがカフェになっているそうなのですが、残念ながら今日はお休みでした(*_*)明治生命館 名所・史跡
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ここでお茶してみたかったな...。
明治生命館 名所・史跡
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コムデギャルソン併設のカフェ、ローズベーカリーでお茶することに。
前から入ってみたいと思っていたお店です。
Rose Bakeryはイギリス人のローズ・カラリーニとフランス人のジャン=シャルル夫妻が2002年にパリに開いたお店。
「ローズがベイクした」手作り料理やお菓子を並べたお店だそう。
★Rose Bakery
https://www.instagram.com/rosebakeryjapan/ローズベーカリー 丸の内 グルメ・レストラン
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イチオシ
ローズさんはイギリス人なので、キャロットケーキやスコーンが並びます。
紅茶を頼んだら鉄瓶で運ばれてきました。
濃い目に淹れられた紅茶は私好み( *´艸`)ローズベーカリー 丸の内 グルメ・レストラン
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スコーンに添えられていたのはバター。
クロテッドクリームではなかったのが残念ですが、全粒粉のスコーンは香ばしくて美味しかったです。ローズベーカリー 丸の内 グルメ・レストラン
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イチオシ
お店を出ると、外は煌びやかな街並みに変わっていました。
まだライトアップされているのですね。
昔はクリスマスになると「東京ミレナリオ」というクリスマスイルミネーションが開催されて、とても美しかったことを思い出しました。
懐かしいな...。 -
素敵なお洋服を見て、美味しいもの食べて、楽しいおしゃべりもして、充実した休日でした。
マリアンヌさん、お付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
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