2026/03/25 - 2026/03/25
15位(同エリア180件中)
かっちんさん
「井草川(いぐさがわ)」は、杉並区上井草4丁目にある「切り通し公園」を水源とし、現在暗渠化され、一部が遊歩道として整備されています。
「井草川」は東に流れ、都立杉並工科高校の敷地内、区立三谷公園の敷地内を流れ、途中から北へと方向を変え、西武新宿線を越えます。
しかし、地形の関係から再び南へと流れて西武新宿線を越え、井荻駅付近を通り、最終的に妙正寺川と合流します。
西武新宿線にある鉄橋2ヶ所は唯一暗渠ではなく、流れが確認できませんが「井草川」が現れます。
今日はNHK学園のオープンスクール「東京スリバチ地形散歩」に参加。
最初に訪れた善福寺川と善福寺池は前の旅行記、この旅行記は井草八幡宮と井草川跡から妙正寺池までをまとめています。
善福寺川の水源「善福寺池」と、井草川の水源「切通し公園」との距離はわずか700m。
どちらも別々の窪地の湧水が水源の一部となっています。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・皆川典久「東京スリバチ地形大全」、「東京23区凸凹地図」の書籍
・井草八幡宮のHP
・ほのぼのぶろぐ「井草八幡宮前の庚申塔」
・散歩の途中「井草川を歩く 分かりやすい暗渠の迷路」
・坂学会「たぬき坂」
・城のなごり「道灌橋の跡と井草川の暗渠(杉並区)陣幕」
・みんなの趣味の園芸「ヒュウガミズキ」
・すぎなみ学倶楽部「杉並区の隠れキャラクター、金太郎」「杉並区立妙正寺公園」
・西武井荻商店街「井荻の歴史」:瀬戸原
・Natriumさんのブログ、水路敷を行く「妙正寺川・井草川の水路敷群(井草川上流とその支流)その1」
・Kazu Bike Journey「中瀬児童遊園、岩石園」
・ウィキペディア「鉄平石」「井草川」「西武新宿線」「なみすけ」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
「スリバチ地形散歩コース」(井荻小70周年記念案内板に追記)
「善福寺池」から出発し、最初に「井草八幡宮」へ。
青梅街道を渡り、「切通し公園」から暗渠になっている「井草川跡」をたどり西武新宿線「井荻駅」へ向かいます。 -
「桃四小西」交差点
杉並区立「桃井第四小学校」のある五叉路に来ています。
小学校前の早稲田通りを挟んだ向かいに「井草八幡宮」があります。 -
大きな花びら「シモクレン」(井草八幡宮前)
-
「井草八幡宮の西鳥居」
ここから参拝します。 -
小さな「タチツボスミレとスミレ」(西鳥居付近)
-
「境内案内図」(井草八幡宮)
西鳥居から本殿を参拝し、楼門、北参道を通り、北鳥居へ向かいます。
ここは杉並区善福寺1丁目。 -
「回廊に囲まれた本殿」(井草八幡宮)
源頼朝の参拝により、春日社をお祀りしていた当社は八幡宮としての形態を整えていきます。 -
「本殿」(井草八幡宮)
寛文4年(1664)に今川氏堯が改築した一間四方の朱塗の本殿は、現存する杉並区最古の木造建築物です。 -
「楼門」(井草八幡宮)
鉄筋コンクリート造りで昭和46年(1971)に造られ、随神が一対納められています。 -
「北鳥居と大灯篭」(井草八幡宮)
「大灯篭」は昭和42年(1967)、井草八幡宮が別表神社に列せられたのを記念にして造られました。
高さは約9mで、屋根は銅板葺き八畳分の広さがあります。
北鳥居は青梅街道に面しています。 -
「井草八幡宮前の庚申塔」(井草八幡前交差点)
青梅街道と早稲田通りが交差する角にある庚申塔。
笠付角柱型で最上部に擬宝珠。
日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿の図柄です。 -
「切通し公園の窪地」
青梅街道から少し入ると「切通し公園」。
井草川の水源にあたる窪地で、湧水を見ることができませんが、斜面を活かした水の流れる人工の川が設けられています。
また、1707年千川上水を分水して青梅街道沿いに用水(六ヶ村分水)が開削され、その水を谷頭(こくとう、谷の最上流部)から井草川に取り入れています。
ここは杉並区上井草4丁目。 -
「縄文時代の様子」(切通し公園)
井草川の源流に位置する本地域一帯は、縄文時代の遺跡があることで知られています。
公園は今から7千年程前の遺跡の上にあります。
当時の人々の生活ぶりは、園山俊二氏の懐かしい漫画で描かれています。
昔、毎日小学生新聞に掲載された漫画「がんばれゴンべ」を思いだします。 -
「ヒュウガミズキ」(切通し公園)
2~3個の丸みのある黄白色の小花がぶら下がっています。 -
暗渠路の「井草川跡」
では、「井草川」源流のある「切通し公園」から暗渠路をたどり、井荻駅を目指します。 -
イチオシ
「井草川」の流れが想像できる暗渠路(杉並工科高校南側)
右側に杉並工科高校グラウンド。
左側にやや高台のコンクリート壁。
暗渠路をふり返って上流側を見たたころ。 -
「鎌倉鉄平石」(井草川跡付近)
井草川跡の隣にある住宅の表札は「鎌倉鉄平石」さん。
立派な名前と思いきや、車庫の壁に使われている石の名前でした。
「鉄平石」は諏訪地方・佐久地方に広く分布する輝石安山岩の柱状節理がよく発達したもの。
鎌倉周辺の住宅に外構に使われています。
井草川跡が住宅脇にあるので通らず、一旦、早稲田通りに出て迂回します。 -
「たぬき坂」の下り坂(上井草3丁目と4丁目の間)
早稲田通りの「杉並工業高校南交差点」を左に曲がると下り坂。
坂の下の窪地に「杉並工科高校」があるので、再び「井草川跡」と会えるはず。
「たぬき坂」の名前は、「田抜け」が転じたものです。 -
イチオシ
高校の敷地内を流れる「井草川跡」(杉並工業高校)
校門から眺めることができます。
白いラインに挟まれた通路にマンホールがあり、ここが暗渠路「井草川跡」とわかります。 -
「井草川に合流する支流」の暗渠(三谷公園北側)
「井草川跡」は、杉並工科高校から「三谷公園」に流れます。
公園内では北側から流れて来る支流と合流します。
正面の建物は「都立農芸高校上井草農場」の施設。 -
散歩したくなる遊歩道「井草川跡」
三谷公園を過ぎると遊歩道として整備されています。 -
「道灌橋之跡」石碑(遊歩道)
かつて、ここに井草川の橋があったことがわかります。
このあたりは太田道灌が豊島氏の石神井城を攻める際、陣を敷いた場所と伝えられています。 -
イチオシ
桜の咲く遊歩道「井草川跡」(道灌橋公園)
左側に道灌橋公園もあり、散歩には最適。 -
「遊歩道の入口」(上瀬戸公園付近)
遊歩道と交差する道を渡ると、遊歩道入口に「金太郎の車止め」看板があります。
昭和40年代から、区内の河川や水路にふたをする暗渠化が始まり、その上が歩道になった所へ、車の進入を防ぐための車止めが設置された経緯があります。
金太郎の顔には違いがあり、その説明は綺麗な看板で。。。 -
「瀬戸原上橋」(遊歩道)
ここにも井草川の橋があったことがわかります。
「瀬戸原」の地名は、江戸時代初期に上井草村の小字に由来しています。 -
ここにも「金太郎の車止め」(瀬戸原上橋)
-
「北へ向かう遊歩道」
川の向きは東から北へと変わります。 -
「濃いピンクの桜」(遊歩道)
陽光桜でしょうか。。。
ここで左へ抜ける道があるので寄り道します。 -
イチオシ
綺麗な「金太郎の車止め」(寄り道の先)
では、金太郎の顔の違いを比較してみます。 -
「金太郎の顔の違い」
瀬戸原上橋と寄り道にあった「金太郎の車止め」を並べます。
現存する金太郎を調べた愛好家たちによれば、金太郎には5種類あるとのこと。
・金太郎の顔は、太眉タイプ、細眉タイプの山型眉・平坦眉、目の中に白い点。
・熊の顔は、一重まぶたや二重まぶた、赤い口や黒い口。
金太郎の顔は、左(瀬戸原上橋)が細眉の山型眉、右(寄り道)が細眉の平坦眉で、違いがあります!
杉並区都市整備部によれば、顔の差はパネルの印刷業者の違いによると推測されています。
太眉タイプの金太郎は、残数が少ないことから初期の顔ではないかと考えられています。
どこにあるか探してみたくなります。 -
西武新宿線「第5妙正寺川橋梁」(四宮森公園付近)
井草川は、西武新宿線を越えます。ここでは暗渠ではなく鉄橋の下に姿を現します。
西武新宿線は、昭和2年(1927)村山線として高田馬場-川越間開業したので、当時井草川を渡る鉄橋を架けました。
井草川は西武線を越えて北へ進むのですが、地形の関係で再び南に向きを変えて西武線を越え、最終的には妙正寺川と合流します。 -
「西武線の黄色い電車」(八丁通り踏切)
井草川跡と分かれ、井荻商店街を歩いています。
踏切の先の八丁通りは、下り坂から上り坂になっているので、「井草川」が北へ進めず南へ戻ってくることがわかります。 -
何かを訴えてるような「ナマズのオブジェ」(柿木北公園)
南に向きを変えた「井草川跡」は柿木北公園脇を通っており、もしやナマズが「川に戻してくれぇ~」と言ってるような。。。 -
「金太郎の車止め」(柿木北公園付近)
ここから再び「井草川跡」の遊歩道に入ります。
金太郎の顔は「細眉の平坦眉」です。 -
西武新宿線「井荻駅」に到着
西荻窪駅から出発したスリバチ地形散歩は、善福寺池、井荻八幡宮、切通し公園、井草川跡を歩き、井荻駅で解散します。 -
昼食は「そば処 喜久家」(井荻駅前)
かつ丼とサラダ・そばセットをいただきます。
ここで、講師の皆川さんと一緒になり、井草川は妙正寺川まで続いているので、歩いてみたら勧められました。
そして、スリバチ、暗渠、坂、川跡などをまとめた「東京23区凸凹地図」書籍を教えてもらい、後日購入しました。 -
「井草川跡」遊歩道(井草駅付近)
桜が満開です。 -
イチオシ
可愛い「ボケの花」(遊歩道)
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「午後は雨模様」(遊歩道)
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「なみすけ」がとまれ(遊歩道)
交差する道との手前で「とまれ」の表示。
杉並区の公式マスコットキャラクターである「なみすけ」は、スギナミザウルス島に住んでいた妖精。
島を船で旅立ち、憧れていた杉並区にたどり着きました。
大きさは子犬ぐらい、趣味は散歩と人間観察、特技は背中のひれで空気を綺麗にします。 -
「遊歩道の案内板」
遊歩道は左右に分かれていますが、井草川跡をたどるので左の遊歩道に進みます。
井草川跡は中瀬児童遊園を通り、妙正寺公園で妙正寺川に合流します。 -
「ハナモモ」(遊歩道)
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桜が満開の「中瀬児童遊園」(遊歩道)
小柴昌俊博士のノーベル賞受賞を記念して遊歩道、中瀬児童遊園、岩石園が造られています。
卵のモニュメントは「夢のタマゴ」で、子どもたちに夢を与えたいとの小柴博士の思いが込められています。
卵の隣にはニュートリノ実験装置のカミオカンデにちなんで、飛騨から持ってきた飛騨片麻岩が置かれ、その隣にはいくつかの岩が並びます。 -
「妙正寺池」
井草川は妙正寺公園にある妙正寺池に流れ込み、妙正寺川に合流しています。 -
「キンクロハジロ」(妙正寺池)
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「中島のある妙正寺池」
妙正寺川の水源である妙正寺池は湧水池ですが、湧水量が減ったため人工的に揚水しています。 -
「妙正寺川」
妙正寺池から流れる「妙正寺川」は、新宿区下落合付近で神田川高田馬場分水路に合流し、最終的に神田川の本流と合流します。
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