2026/03/25 - 2026/03/25
25位(同エリア176件中)
かっちんさん
「善福寺池」は、「武蔵野三大湧水池」のひとつです。
武蔵野台地の地下に眠る古多摩川がつくった扇状地の末端とされ、傾斜がここで切り替わるので地下水が湧出しやすいと考えられます。
「善福寺池」は、スリバチ地形に現れたオアシスと言えます。
善福寺池からの流れは善福寺川となり、やがて神田川と合流します。
今日はNHK学園のオープンスクール「東京スリバチ地形散歩」に参加。
JR西荻窪駅から善福寺川に沿って「善福寺池」を目指します。
善福寺公園では、3/末なので桜をはじめ春の花が咲き誇ります。
講師は東京スリバチ学会会長の皆川典久氏です。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・皆川典久「東京スリバチ地形大全」、「東京23区凸凹地図」書籍
・すぎなみ学倶楽部「西荻窪のピンクの象」「杉並の同潤会木造住宅」「市杵島神社」
・Natriumさんのブログ、水路敷を行く「善福寺川周辺の水路敷群(善福寺池周辺)」
・神田川ウォーキングガイド「善福寺川の橋」:宿橋、原寺分橋、耕整橋
・歩・探・見・感「旧町名 たばこ販売店 東京都杉並区宿町」
・ほのぼのぶろぐ「地蔵坂」:原寺分橋、「杉並の同潤会木造住宅」、「東京都立善福寺公園」
・東京下水道局「合流式下水道ってなんだろう?」
・東京都杉並区立荻窪中学校のHP:荻助
・三井住友トラスト不動産、荻窪、「著名人の邸宅から、郊外住宅地としての開発へ」
・善福寺珈琲 江ノ屋のHP
・杉並区「善福寺さくら公園」
・東京都公園協会「善福寺公園(PDF)」
・土木学会デザイン賞「遅野井川親水施設」
・ウィキペディア「ヒドリガモ」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
「JR西荻窪駅」に集合
スリバチ地形散歩の集合場所は、中央線「JR西荻窪駅」。
荻窪駅と吉祥寺駅の間にある駅です。 -
「西荻窪駅周辺の地図」(駅前)
南北の道は、なぜか右に傾いています。
これは江戸時代に多摩地区と江戸を結ぶ「五日市街道」や「青梅街道」が、右下へ向かってつくられます。
その後、武蔵野台地を新田開発するときに、街道と直角に交差する短冊状敷地割りしたことによる名残りです。
なるほど。。。 -
「仲通り会」(西荻南口)
出発まで時間があるので、南口商店街をブラブラ。
昭和の時代を感じさせる商店街です。 -
アーケード天井からぶら下がる「ピンクの象」(仲通り会)
地元で愛されているキャラクター「ピンクの象」三代目。
初代の象は、昭和52年頃(1977)に神輿を担げない小さな子どもたちのために、竹細工の象がつくられたそうです。 -
「スリバチ地形散歩コース」(井荻小70周年記念案内板に追記)
西荻窪駅から北銀座通りを進み、関根橋から善福寺川沿いに歩き、善福寺池へ向かいます。
地図には記載されていませんが、途中で同潤会住宅地を通り、全体で1.8kmです。
井荻八幡宮、切通公園等は、次の旅行記で紹介します。 -
「竹細工のような街路灯」(北銀座通り)
西荻窪駅を出発し「西荻北銀座 本町会」の街路灯です。
竹細工の象と関係があるかも。。。 -
善福寺川に架かる「関根橋」(北銀座通り)
お馴染みの皆川講師から善福寺川の説明を聞いてます。 -
「緩やかにカープする善福寺川」(関根橋-駅通橋)
川の水位は低く、川面を水鳥が泳いでます。
川の左岸を歩き、上流の善福寺池へ向かいます。 -
「気分を変え右岸を歩きます」(駅通橋-井荻橋)
-
イチオシ
春の訪れ「枝垂れ桜」(井荻橋手前)
-
「雨水吐き出し口」(原橋付近)
大雨の時、周辺の道路マンホールから集めた雨水を流す出口。 -
桜と「お洒落な宿橋(やどりばし)」
宿橋の名前は、旧町名の宿町(しゅくまち)が由来。
某古老の話が参考になります。
「大昔は、寺分と宿はひとつの付合いで,寺分宿(てらぶんしゅく)と呼ばれた。
それは、このあたりは善福寺、万福寺、東福寺の領分で、お寺の宿坊があったので、寺分宿と呼ばれた。
後に青梅街道ができたので、「寺分(てらぶ)」と「宿(しゅく)」の二つにわかれた。」 -
「原寺分橋(はらてらぶばし)」
「原寺分橋」の名前は、かつて善福寺川より北(写真の右側)が「寺分」、南が「原」という地名だったことが由来。
通りは東京女子大学があるので「女子大通り」。 -
「合流式下水道」の説明(原寺分橋付近)
井荻小学校6年生が製作した説明を見ると
「雨が降ると、下水が流れるから、実は汚いんだよ」
東京都下水道局の「合流式下水道」を調べると
・晴れの日と弱い雨の日は、雨水管と汚水管が合流した下水道管に流れます
・強い雨の日は、下水管の先にある水再生センターでは処理できず、マンホール内に設けた堰の高さを越えるとその先にある河川に雨水と汚水を放流します -
大きな穴は「雨水吐き出し口」(原寺分橋付近)
「合流式下水道」なので、大雨になると「雨水吐き出し口」から汚水が混じった下水が善福寺川に放流されます。
ところで、手前にある丸い穴は?? -
イチオシ
川底の丸い穴は「湧水口」(原寺分橋付近)
現在でも時々、地下から湧水が湧き出ます。 -
次は左岸を歩いてます(原寺分橋-耕整橋間)
-
対岸の塀には刀を持った「荻助」(原寺分橋-耕整橋間)
塀の内側は「荻窪中学校」。
「荻助」とは、「荻窪中学校」の「助っ人」である学校支援委員会のこと。
地域の方に学校への協力を呼び掛けています。 -
「こうせいばし」の漢字は「耕整橋」
大正時代、旧井荻町(現在の杉並区)で行われた大規模な区画整理(「耕地整理」)事業を記念して架けられた橋です。 -
「井荻小学校の藤棚」(耕整橋の上流側)
善福寺川は井荻小学校の敷地を流れているため、左右両岸の遊歩道が途切れ、学校内には専用の橋が架かっています。
川の上には、屋根のような柱を使った藤棚があります。 -
「井荻小学校の卒業式」
「耕整橋」の隣にある「井荻小学校」。
今日3/25は卒業式の日でした。 -
「上り坂」(耕整橋の南側)
これから「同潤会住宅地」へ向かいます。 -
桜並木の「同潤会住宅地」
同潤会は大正12年(1923)の関東大震災による被災者への住宅供給を目的として設立された旧内務省の外郭団体です。
西荻窪住宅は大正14年(1925)に2階建ての長屋形式で、店舗付きの住宅もありました。
ここは杉並区善福寺2丁目12. -
「さくら児童遊園」(同潤会住宅地)
現在は、ほぼそのままの区画に家が並び、児童遊園も残ります。 -
「店舗のある四つ辻」(同潤会住宅地)
四つ辻(つじ)には商店もあり、かつての雰囲気を感じさせます。 -
「善福寺珈琲 江ノ屋」と「看板猫の江ノちゃん」(四つ辻)
この店は創業48年の大坂屋大塚酒店。
2021年に初代大塚酒店店主が他界し、現在は「善福寺珈琲 江ノ屋」として営業。
四代目看板猫は江ノ島からやってきたので「江ノちゃん」です。 -
イチオシ
「同潤会住宅の雰囲気が残る路地」
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「善福寺さくら公園」
同潤会住宅の出口にある公園。
大きな桜の木が見頃です。 -
「ふれあい小径」(善福寺さくら公園)
はだしになってさまざまな刺激を感じて歩く小径がある「はだしのオアシス」です。 -
「大きな足跡」(善福寺さくら公園)
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「スリバチへ下りる坂道」
善福寺さくら公園から、スリバチの善福寺池へ向かっています。 -
「善福寺池に到着」(美濃山橋)
ここは善福寺池から善福寺川に流れる水門です。 -
「善福寺川」(美濃山橋から)
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「都立 善福寺公園」(案内板)
善福寺池を中心にした公園で、上池は神田上水の補助水源として利用されたほど澄んだ水で、湧水量も多く、武蔵野三大湧水池のひとつとして知られていました。
昭和30年代に入ると武蔵野台地は各所で井戸水が枯渇し、善福寺池も地下水の湧出が止まるなど、水源として十分な機能を果たせない時期もありました。
現在は地下水のポンプアップや千川上水からの導水により、平常時の水量が確保されています。
池は上池と下池に分かれていいます。 -
イチオシ
「自然が残る下池の風景」(善福寺公園)
下池は昭和10年代に善福寺川を堰き止めてつくられた人工池です。
ヨシやスイレンが群生しており、池の周りに桜とメタセコイアが佇む静かな池です。 -
「桜が満開」(下池)
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「レンギョウ」(下池)
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「ヒドリガモ」(下池)
頭が茶色の冬鳥。 -
「水鏡の下池」
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イチオシ
「水路で遊ぶ子供たち」(遅野井川親水施設)
「下池」の北側にある親水施設です。
井荻小5・6年生が描いた「みんなの夢水路設計図」をもとに区の事業がスタート。
親水施設は、下流の草地広場、中間の親水テラス、上流保護区間の展望テラスなどが整備されています。
「上池」の水質が悪く水遊びに適していないため、地下水をくみ上げて水路に流しています。
従来の「上池」からの越流水(合流式下水道)はバイパス管で水路に流入させていません。 -
「上池」(善福寺公園)
早稲田通りを挟んだ先に「上池」があります。
「上池」はボート場があり、二つの中島をもつ広々とした明るい池です。 -
「純白のこぶしの花」(上池)
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「サンシュユ」(上池)
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「シダレヤナギ」(上池)
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「オオバン」(上池)
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濃いピンクの「オカメザクラ」(上池)
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「桜の共演」(上池)
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「市杵嶋(いちきしま)神社の鳥居」(上池)
西側の台地にある鳥居。 -
小さな島に佇む「市杵嶋神社」(上池)
御祭神は、日本書紀に天照大神の娘として登場する水の神「市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)」。「弁財天」とも呼ばれています。
神社の始まりは次のような言い伝えがあります。
「源頼朝が奥州征伐に向かう際にこの地で休み、飲み水を得ようと井戸を掘ったが、7か所ほど掘っても干ばつのため水が出なかった。
「水の出が遅い」と、弁財天に祈ったところ、やっと水が出て泉ができた。
そこでこの地を「遅野井(おそのい)」と命名。
以来、雨乞いの神をあがめて、遠くからも人々がやって来るようになったといわれている。」
やがて「遅野井の泉」は枯れましたが、今でもこの辺りの地下水は杉並浄水場を経て、一部の杉並区民の飲み水となっています。
年に一度、例大祭の時に、池の中にある社殿に向けて臨時の橋が架かります。 -
「遅野井の滝」(上池)
この滝は往時の湧水の湧き出し口「遅野井」を滝の形に復元したものです。 -
「ムラサキハナナ」(上池)
上池の北側では、春の花が見られます。 -
「ユキヤナギ」(上池)
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「イヌシデ」(上池)
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「シダレヤナギの花」(上池)
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イチオシ
漏斗状の「ウグイスカグラ」(上池)
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「サンシュユ」(上池)
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「トサミズキ」(上池)
善福寺池(上池)の出口に到着。
次の旅行記へと続きます。
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