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旅の最終日は、戸隠森林植物園、戸隠神社奥社と中社、そして、大谷地湿原を巡る。この日も天気は良く、快晴である。この日巡る場所は、どこも何度か訪れている場所である。かつて、戸隠高原では、そこらじゅうに水芭蕉が咲いていたが、開発や温暖化の影響により、激減してしまった。それでも、森林公園の中には、まだ多くの株が残っている。しかし、今年は戸隠も早めに開花してしまったそうである。<br /><br />(2026.06.05 投稿)

北信濃湿原紀行【3】~戸隠森林植物園・戸隠神社・大谷地湿原~

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2026/05/17 - 2026/05/17

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旅猫

旅猫さん

旅の最終日は、戸隠森林植物園、戸隠神社奥社と中社、そして、大谷地湿原を巡る。この日も天気は良く、快晴である。この日巡る場所は、どこも何度か訪れている場所である。かつて、戸隠高原では、そこらじゅうに水芭蕉が咲いていたが、開発や温暖化の影響により、激減してしまった。それでも、森林公園の中には、まだ多くの株が残っている。しかし、今年は戸隠も早めに開花してしまったそうである。

(2026.06.05 投稿)

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
3.5
交通
4.0
同行者
社員・団体旅行
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
観光バス 新幹線 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
びゅうトラベルサービス
  • 最終日の朝食は、控えめにする。それにしても、稲荷寿司が定番なのは何故であろう。

    最終日の朝食は、控えめにする。それにしても、稲荷寿司が定番なのは何故であろう。

  • この日も8時に出発。まずは、宿近くの駐車場で、案内の方と合流する。その駐車場からは、白馬三山が綺麗に見えていた。

    この日も8時に出発。まずは、宿近くの駐車場で、案内の方と合流する。その駐車場からは、白馬三山が綺麗に見えていた。

  • バスは、北アルプス沿いに南へと走って行く。この季節、田に水が張られるため、そこに北アルプスの山並みが映り込み、とても美しい。

    バスは、北アルプス沿いに南へと走って行く。この季節、田に水が張られるため、そこに北アルプスの山並みが映り込み、とても美しい。

  • 30分ほど走ると、もう休憩だという。停まったのは、道の駅中条。昨日立ち寄った道の駅おがわとは、歩いても30分ほどの距離。車では3分ほどしか離れていない。最近、〇〇の駅と言う名の施設が多過ぎるようだ。その駐車場からは、まだ北アルプスが見えていた。

    30分ほど走ると、もう休憩だという。停まったのは、道の駅中条。昨日立ち寄った道の駅おがわとは、歩いても30分ほどの距離。車では3分ほどしか離れていない。最近、〇〇の駅と言う名の施設が多過ぎるようだ。その駐車場からは、まだ北アルプスが見えていた。

  • 物産販売施設の軒下に、たくさんの燕の巣があった。雛が顔を出し、親鳥が引っ切り無しに餌を運んできている。

    物産販売施設の軒下に、たくさんの燕の巣があった。雛が顔を出し、親鳥が引っ切り無しに餌を運んできている。

    道の駅中条 道の駅

  • 道の駅から、バスは一旦長野市街地へと入り、そのあと、戸隠高原へと再び山間へと入って行く。途中、長野オリンピックの際に造られたループ橋を通過した。東京オリンピックの時の首都高速と同様の、所謂オリンピック道路であり、この国の政財界のお家芸の一つである。

    道の駅から、バスは一旦長野市街地へと入り、そのあと、戸隠高原へと再び山間へと入って行く。途中、長野オリンピックの際に造られたループ橋を通過した。東京オリンピックの時の首都高速と同様の、所謂オリンピック道路であり、この国の政財界のお家芸の一つである。

    真光寺ループ橋 名所・史跡

  • 宿から二時間ほどで、戸隠神社奥社の駐車場に着いた。今日も、快晴である。そして、萌黄の季節である。奥には、戸隠連峰の荒々しい稜線が見えていた。

    宿から二時間ほどで、戸隠神社奥社の駐車場に着いた。今日も、快晴である。そして、萌黄の季節である。奥には、戸隠連峰の荒々しい稜線が見えていた。

  • 奥社の一の鳥居の前で左手へと入り、戸隠森林植物園へ向かう。道の脇には、菫の他、ムラサキケマンなどが咲いている。

    奥社の一の鳥居の前で左手へと入り、戸隠森林植物園へ向かう。道の脇には、菫の他、ムラサキケマンなどが咲いている。

  • ここも、水芭蕉の大きな群落があるのだが、やはりすでに終わっている。もう、温暖化を止めることは出来ないだろう。日本の四季もすでに崩れ始めている。寒冷な気候を好む植物は、急速に減って行くことだろう。

    ここも、水芭蕉の大きな群落があるのだが、やはりすでに終わっている。もう、温暖化を止めることは出来ないだろう。日本の四季もすでに崩れ始めている。寒冷な気候を好む植物は、急速に減って行くことだろう。

    戸隠森林植物園 公園・植物園

  • 木道脇には、行者ニンニクがたくさん生えている。その中に、大きな葉を付けたコバイケイソウもある。

    木道脇には、行者ニンニクがたくさん生えている。その中に、大きな葉を付けたコバイケイソウもある。

  • 歩いていると、牡丹に似た葉を持つ類葉牡丹(ルイヨウボタン)が咲いていた。色が淡いので、見落としてしまう花である。

    歩いていると、牡丹に似た葉を持つ類葉牡丹(ルイヨウボタン)が咲いていた。色が淡いので、見落としてしまう花である。

  • 栃の木が、枝を横に伸ばしていた。おかげで、高い場所に咲く花が、間近に見えている。まだ開き始めだったのが残念である。

    栃の木が、枝を横に伸ばしていた。おかげで、高い場所に咲く花が、間近に見えている。まだ開き始めだったのが残念である。

  • 40分ほどで、奥社参道の中間にある隋神門の前に出た。その屋根には、多くの植物が生え、何とも言えない風情がある。戸隠奥社は、かつては寺院であったのだが、明治の神仏分離令に伴い、神社に変えられてしまった。この隋神門も、江戸時代までは仁王門であったのだ。

    40分ほどで、奥社参道の中間にある隋神門の前に出た。その屋根には、多くの植物が生え、何とも言えない風情がある。戸隠奥社は、かつては寺院であったのだが、明治の神仏分離令に伴い、神社に変えられてしまった。この隋神門も、江戸時代までは仁王門であったのだ。

  • 隋神門からは、奥社まで上り坂となるため、自信のない人は参道を戻って行く。十三人となり、先へと進む。門を潜ると、その先には樹齢約四百年と云う杉並木が続いている。

    隋神門からは、奥社まで上り坂となるため、自信のない人は参道を戻って行く。十三人となり、先へと進む。門を潜ると、その先には樹齢約四百年と云う杉並木が続いている。

  • 参道脇にも、たくさんの菫が咲いている。

    参道脇にも、たくさんの菫が咲いている。

  • 杉の根元に洞があり、神様が祀られている。

    杉の根元に洞があり、神様が祀られている。

  • 隋神門から30分ほどで奥社に到着。最後の10分ほどは、急な石段が三百八十段ほど続き、結構疲れる。そして、拝殿の手前からは、御神体である戸隠山が望めた。

    隋神門から30分ほどで奥社に到着。最後の10分ほどは、急な石段が三百八十段ほど続き、結構疲れる。そして、拝殿の手前からは、御神体である戸隠山が望めた。

  • 奥社に参拝する。戸隠神社は、かなり古い社である。神話の時代の創建と伝わるが、実際には不明である。現在、脇に追いやられている九頭竜大神が、本来の祭神であり、岩戸伝説もそこから来ている。ところが、記紀神話の天の岩戸神話と結びつかされ、今に至る。

    奥社に参拝する。戸隠神社は、かなり古い社である。神話の時代の創建と伝わるが、実際には不明である。現在、脇に追いやられている九頭竜大神が、本来の祭神であり、岩戸伝説もそこから来ている。ところが、記紀神話の天の岩戸神話と結びつかされ、今に至る。

    戸隠神社 奥社 寺・神社・教会

  • 一段下がった場所に鎮座する九頭竜社。九つの頭を持つ竜が岩戸に封印され、神となった九頭竜大神を祭神とする社だ。八岐大蛇などと同じ、幾筋もの川を想像させる水の神様である。『戸隠』と言う地名は、岩戸に封じ込めたと云う伝承に基づくものであり、天の岩戸とは違う。

    一段下がった場所に鎮座する九頭竜社。九つの頭を持つ竜が岩戸に封印され、神となった九頭竜大神を祭神とする社だ。八岐大蛇などと同じ、幾筋もの川を想像させる水の神様である。『戸隠』と言う地名は、岩戸に封じ込めたと云う伝承に基づくものであり、天の岩戸とは違う。

    戸隠神社 九頭龍社 寺・神社・教会

  • その九頭竜神社の近くで、小さな竜胆が咲いていた。筆竜胆のようだ。

    その九頭竜神社の近くで、小さな竜胆が咲いていた。筆竜胆のようだ。

  • 参拝後、参道を戻る。途中で脱落した人と合流し、隋神門を潜ってさらに歩いて行く。参道脇には、リュウキンカや二リンソウが咲いている。

    参拝後、参道を戻る。途中で脱落した人と合流し、隋神門を潜ってさらに歩いて行く。参道脇には、リュウキンカや二リンソウが咲いている。

  • 駐車場へ戻り、バスで中社へ移動する。中社は、平安時代の創建以来、江戸時代までは中院と呼ばれていた寺院であった。千年の歴史も、明治時代の神仏分離により、寺院は廃され、僧侶は神官とされ、現在に至る。戸隠では、廃仏毀釈が徹底的に行われたため、寺院であった頃の痕跡は、ほとんど残っていない。

    駐車場へ戻り、バスで中社へ移動する。中社は、平安時代の創建以来、江戸時代までは中院と呼ばれていた寺院であった。千年の歴史も、明治時代の神仏分離により、寺院は廃され、僧侶は神官とされ、現在に至る。戸隠では、廃仏毀釈が徹底的に行われたため、寺院であった頃の痕跡は、ほとんど残っていない。

    戸隠神社中社 寺・神社・教会

  • 中社の境内周辺には、鳥居を中心として、ほぼ正三角形の位置に三本の大きな杉の木が立っている。どれも、樹齢約八百年と云われる巨木である。

    中社の境内周辺には、鳥居を中心として、ほぼ正三角形の位置に三本の大きな杉の木が立っている。どれも、樹齢約八百年と云われる巨木である。

  • その中心に立つ、大鳥居。2020年に、84年ぶりに建て替えられた白木の鳥居である。完成時は美しい木肌であったが、僅か6年足らずで黒ずんでしまった。

    その中心に立つ、大鳥居。2020年に、84年ぶりに建て替えられた白木の鳥居である。完成時は美しい木肌であったが、僅か6年足らずで黒ずんでしまった。

  • 中社を参拝後、昼食となった。戸隠と言えば、戸隠蕎麦である。中社からすぐの『徳善院蕎麦極意』と言う店に入る。蕎麦会席と言った感じで、なかなか美味しかった。

    中社を参拝後、昼食となった。戸隠と言えば、戸隠蕎麦である。中社からすぐの『徳善院蕎麦極意』と言う店に入る。蕎麦会席と言った感じで、なかなか美味しかった。

    徳善院蕎麦 極意 グルメ・レストラン

  • ただ、蕎麦自体は、蕎麦の香りが少なく、つるつるし過ぎ、あまり好みではなかった。と言うか、水っぽかったのだ。

    ただ、蕎麦自体は、蕎麦の香りが少なく、つるつるし過ぎ、あまり好みではなかった。と言うか、水っぽかったのだ。

  • 蕎麦屋の隣に、『極意』と言う宿坊があった。茅葺屋根の立派な建物である。江戸時代までは、『徳善院』と言う宿坊であり、建物は、文化十二年(1815)に再建されたものだそうだ。

    蕎麦屋の隣に、『極意』と言う宿坊があった。茅葺屋根の立派な建物である。江戸時代までは、『徳善院』と言う宿坊であり、建物は、文化十二年(1815)に再建されたものだそうだ。

    宿坊極意 宿・ホテル

  • 戸隠山顕光寺は、かつて、比叡山、高野山と共に『三千坊三山』と呼ばれるほどの規模を誇る大寺院であったが、今は無い。茅葺屋根の宿坊が立ち並んでいた名残だけが、今も僅かに往時を伝えているだけだ。

    戸隠山顕光寺は、かつて、比叡山、高野山と共に『三千坊三山』と呼ばれるほどの規模を誇る大寺院であったが、今は無い。茅葺屋根の宿坊が立ち並んでいた名残だけが、今も僅かに往時を伝えているだけだ。

  • 大鳥居の脇、摂社の石段手前にも、茅葺屋根の建物があった。

    大鳥居の脇、摂社の石段手前にも、茅葺屋根の建物があった。

  • その近くで、旧戸隠村のマンホールを見付けた。描かれているのは、村の木である白樺と、村の鳥であるシジュウカラ。『特環』とあるが、『特定環境保全公共下水道』のことだそうだ。市街地から離れた観光地などの環境を守るために設置されている小規模な下水道なのだそうだ。

    その近くで、旧戸隠村のマンホールを見付けた。描かれているのは、村の木である白樺と、村の鳥であるシジュウカラ。『特環』とあるが、『特定環境保全公共下水道』のことだそうだ。市街地から離れた観光地などの環境を守るために設置されている小規模な下水道なのだそうだ。

  • 中社を後にして、最後の目的地である飯綱高原の大谷地湿原へと向かう。20分ほどで着き、湿原へと入る。ところが、案内の方から、木道は歩かないと言われ、周囲の遊歩道を歩くことになった。リュウキンカなどが咲く木道を歩きたかったが、団体旅行なので仕方が無い。

    中社を後にして、最後の目的地である飯綱高原の大谷地湿原へと向かう。20分ほどで着き、湿原へと入る。ところが、案内の方から、木道は歩かないと言われ、周囲の遊歩道を歩くことになった。リュウキンカなどが咲く木道を歩きたかったが、団体旅行なので仕方が無い。

    大谷地湿原 自然・景勝地

  • 最終日の案内の人は、前の二日間とは違う人。説明を聴きながら歩いていたが、花の見落としが多かった。目の高さくらいに、白い小さな花が咲いているのを見つけたが、説明は無く、最後尾の私だけが立ち止まる。花や葉の形から、ズミのようだ、結局、この二輪だけしか咲いていなかった。

    最終日の案内の人は、前の二日間とは違う人。説明を聴きながら歩いていたが、花の見落としが多かった。目の高さくらいに、白い小さな花が咲いているのを見つけたが、説明は無く、最後尾の私だけが立ち止まる。花や葉の形から、ズミのようだ、結局、この二輪だけしか咲いていなかった。

  • 大谷地湿原も、新緑である。もちろん、水芭蕉は終わっている。

    大谷地湿原も、新緑である。もちろん、水芭蕉は終わっている。

  • 時間があるので、すぐ近くの大座法師池の湖畔に建つ『Nagano Forest Village』に立ち寄る。前にあった施設を建て替えたようだ。その中心が、『森の駅 Daizahoushi』で、喫茶などが入っていた。

    時間があるので、すぐ近くの大座法師池の湖畔に建つ『Nagano Forest Village』に立ち寄る。前にあった施設を建て替えたようだ。その中心が、『森の駅 Daizahoushi』で、喫茶などが入っていた。

    Nagano Forest Village キャンプ場

  • 大座法師池の近くまで行ってみる。この辺りはキャンプ場となっていて、家族連れなどで、そこそこ賑わっている。

    大座法師池の近くまで行ってみる。この辺りはキャンプ場となっていて、家族連れなどで、そこそこ賑わっている。

    大座法師池 自然・景勝地

  • 全ての旅程を終え、長野駅へと向かう。渋滞なども無かったので、長野駅では一時間半ほど待ち時間が出来た。お酒でもと思ったのだが、どこも大混雑だったので、席の空いていた改札前の喫茶に入り、時間を潰す。北信濃の湿原を巡る旅。残念ながら水芭蕉にはほとんど出会えなかったが、美しい新緑を堪能することが出来た。最後は、17時10分発の『あさま628号』で旅を終えた。

    全ての旅程を終え、長野駅へと向かう。渋滞なども無かったので、長野駅では一時間半ほど待ち時間が出来た。お酒でもと思ったのだが、どこも大混雑だったので、席の空いていた改札前の喫茶に入り、時間を潰す。北信濃の湿原を巡る旅。残念ながら水芭蕉にはほとんど出会えなかったが、美しい新緑を堪能することが出来た。最後は、17時10分発の『あさま628号』で旅を終えた。

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