2026/03/14 - 2026/03/15
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mom Kさん
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名古屋に行く機会ができた。折角だもの泊ろう。
目的は、「阿波根昌鴻写真展」。それは14日の午後にトークイベント。
計画した。
① 土曜日の午前 ・・・ ヤマザキマザック美術館
② 日曜日の午前 ・・・ 揚輝荘
③ 〃 午後 ・・・ 豊橋歩き
<選んだ理由>
①は、2022年10月に訪れ、名古屋に来ることがあれば必ずと決めていた。
②は、名古屋の建築物の素晴らしさは最近知り得たこと。まだまだありそう。探してみた。公共建築物でなく、個人邸宅を発見。しかも木造。
③は、一昨年の東海道普通列車旅ではランチの途中下車だった街。もっと歩きたかった街。
<帰宅して思うこと>
いずれでも贅沢な時を得た。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
-
“ 波 夕暮れにうねる海 ” ギュスターヴ・クールベ
この作品の記憶がない。今までクールベの作品にこれほど立ち止まった事がない。
自分が重ねてきた年月を知らされる時。ヤマザキマザック美術館 美術館・博物館
-
“ サン=マメのロワン運河 ” シスレー
パリ生まれのイギリス人。光柔らかく、見るからにフランス印象派の画とターナーの英国と重ねて、面白いなあと思う。彼の作品に出あうと、穏やかでシャイな人柄を想像してしまう。 -
“ 医師 ポール・アレクサンドルの肖像 ”
モディリアーニの作品を初期の頃から購入し、彼を支え続けたという。モディリアーニの死において、彼について語った言葉にどれほどの愛情と理解の深さだったか、痛恨の嘆きもみえるようで、医師のまなざしを覗いてしまう。二人共若い頃。
作品紹介のヘッドフォーンを借りて良かった。医師と向かい合って描いているモディリアーニの表情さえ目に浮かぶ。まだ若い彼が、頼り、心許せる人だったに違いない。 -
“ マルカデ通り ” モーリス・ユトリロ
モディリアーニの上記作品両隣が彼。その上嬉しいことに、前にゆったりとしたソファが置かれている。この幸せで贅沢なひと時。
一番最初に好きになった画家。展覧会で購入したコピーを部屋にかけていた中学生の私。ユトリロの絵を見る度に悩むばかりだったあの頃の自分が蘇る。
もう一つの絵。その白い壁と灰色の空が心と一体化していた。忘れられない。
高校三年生からモディリアーニにシフトしていく。その二人が並んでいる。幸せ。 -
1階の受付を終え、エレベーターで5階に上がって美術館が始まる。係の人からヘッドフォーンを借りて、こちらから入る。
-
壁のクロスの素敵さが、まず目を引く。
一周して出てくるところの向こうに見える絵は、デフィ作品。
ほとんど私達二人になることが多かった。贅沢な時間を過ごさせてもらった。
4階へエレベーターで下りる。 -
前回出合えたマチスのクロッキー小品を探した。覚えていたその場所にすぐに行ったが、無い。場所が変わったのかもと思い、丁寧に見て周ったが会えなかった。
落胆の気持ちを和らげてくれたのが、この化粧台。
制作者:ジョルジュ・ド・フール
画家、版画家、舞台芸術家、工芸デザイナー・・・・なんだか納得する。
父はオランダ人で建築家。母はベルギー人。・・・勝手になんだか納得する。
顔つきやスリムさがお母さん似だといいな。この作品からはそうだと思う。若い頃俳優業にも関わったと帰宅して調べて分かった。・・・納得する。ふと伊丹十三を連想した。 -
エミール・ガレの作品 “ ハシバミ文花器 ”
魅かれたのは、これと -
これ。
時間を忘れてしまっていた。名古屋駅を1時15分にでて、写真展会場に向かわなくてはならない。二人共早朝家を出ているので空腹限界。
昔従兄に「名古屋なら矢場とん」と教えられ、そのつもりだったけれど、この乾いた陽気に美術館の後は、 -
“お寿司”となった。
柳橋市場入り口「鮨かど」
飲み物メニューのトップに “翠ジンソーダ” を見たものだから、ためらわなかった。
とても幸せ贅沢。酒・肴・天ぷら 鮨かど グルメ・レストラン
-
翌日曜日
朝早く大須観音界隈を散歩して、小路の向こうに私たち好みの喫茶店を見つけておしゃべりを楽しんだ。小さいながら居心地のよい店内には常連さんお一人ずつ。バタートーストに添えられた茹で卵はすでに殻はなく、二人してにっこり。「珈琲美味しいね。」
9時を過ぎたので揚輝荘に向かった。
地下鉄「覚王山」駅を上がってきて、さてどっちに向かうのだろうと見渡したら、目の前のお店に「しじみ汁」の張り紙。一人店主がカウンターの向こうで雑穀米で何かを準備しているのが見えた。
「しじみ汁、いただけますか。」♀「はい、紙コップとお椀のどちらにされますか。」あら嬉しい。「お椀でお願いします。」400円
カウンターは石材で半円になっていて、まるでBar スタイル。ポップな絵がかかる小さな店内を見渡し、おしゃれねえと私たちは感心しきり。聞くと、水曜日の夕方だけ店主が変わり、映画の好きな人たちが集まるbarになるらしい。
しじみ汁は、かつおのお出汁も使われているもので我が家のとは別物。蜆も宍道湖でなく愛知県のものと書かれていて、お味が濃いように感じた。器も素敵な物。 -
何も知らずに訪れた「揚輝荘」
最初の道しるべは「南館」だったので、まずそちらへ。
玄関に上がって、真っ直ぐは “食堂” だった部屋。揚輝荘 名所・史跡
-
サンルームの床の細工と窓辺の形にうっとり。
-
当主伊藤次郎左衛門祐民のシルクハットとケース。
面長で身長173センチ。お似合いだったことだろう。 -
続きのこの部屋の真ん中ガラスケースを挟んで、入館者が集まってお話を聴いている。
私もそばに。
それはそれは聞き入ってしまうボランティアガイドさんの語り。このお屋敷と当主の物語だった。 -
ガラスケースの中は、邸内の模型図。ガイド氏は、それを指し示しながら、当時の配置と用途を説明され、現在までの邸の変遷も詳しく話してくださった。
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55歳で家業から離れ、旅行と慈善事業に専念されたらしい。
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ご先祖は、織田信長の近習だったという。徳川傘下に入らず、商人の世界へ。400年以上磨かれた教養がここに祐民氏に集結したのかなあと思ってしまう。
財力は一代で築けるだろうが、この美意識は無理だと思う。
彼は四男だったという。長男次男は小さい頃に、上のお兄さんでさえ10代で亡くなられている。 -
玄関のパンフレットに11時からコンサートがあると知り、喜んだのもつかの間。
抽選で選ばれた人だけが入室できると知り、落胆。それで、先ほどの部屋で説明を聞いていたら、相方が手招きする。キャンセルができたら、お願いしますと頼んでいたらしい。幸運と係の人の配慮に舞い上がった。
弦楽四重奏は、地下にある旧舞踏室で開かれていた。
窓際のソファでもよいと言ってくださったので、ありがたく座らせていただいた。
ヒマラヤ連峰雪嶺の彫刻の窓ガラスを背に、舞台は見えなくても最上の席となった。 -
僥倖ということばを思い浮かべながら、素晴らしい時間を過ごす。
演奏が終わって、ゆっくり二人だけでお部屋を味わう。
舞台右手に見える小さな扉。「・・・切戸口はお能や狂言で使われたと思われます。」とパンフレットの紹介文。 -
暖炉の上にはカンボジアのアンコールトムに見られる踊り子のレリーフ。
柱の模様もインドのアーグラ城で見られる象嵌を模したものと。 -
ここは、コートを預けるところだったのかしら。
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同じ側にこの二人掛けソファ
こちらは舞台の方を向いている。 -
経歴の中で、小学校を終えたあとは学校教育を受けずに、個人教授の学業生活とある。気になって仕方がない。
地下のコンサートが終わった後、展示室に戻るとG氏がおられたので、尋ねる。
その習いごとを指を折って教えて下さるが、内容と数にもう驚きを通り越し、ため息の世界。
受付にお礼を言って、玄関の天井を名残惜しく見上げる。皆さんの「またおいでください。」に送られた。 -
中から外を見ると、絵のようだった。
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車寄せ。奈良ホテルでもここまで豪奢ではない。
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外観からは想像できない広さと多彩な意匠の数々がこの中に溢れていた。
歩き始めてから、二人とも二階を見学していなかったことに気づく。
もう心は溢れるほどいっぱい。もう一度来ましょう。 -
庭園内の分かれ道で一瞬躊躇ったけれど、折角の機会とこのお天気、「北館」の方に進んでみることに。
野外の入口に係の人がポツンとおられ、「建物には入れませんが」と断りをされる。それで十分ですと私たちは応えて、入らせていただいた。 -
さきほどの案内人Gさんのお話。戦後、進駐軍のトップの住まいになり、そのあとは寮として長く使われたという。
修理したとはいえ、大切な部分がよくこれほどまで残されていたものだと思う。建物自体の持つ存在感に迫力だろうか。 -
玄関の前のこれは、どんな水の趣向だったのだろう。
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中からは額縁のように外の景色が眺められますね。
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外から観覧できるように窓は開け放たれていた。
他に苑内を散策している人はいない。
風はひんやりでもお日さまはまぶしいほど。お天気でよかったねとまた言い合って地下鉄までの道を楽しんで歩いた。覚王山のこの界隈は、これまで知る名古屋市内とはずいぶん通りの雰囲気も違っていると感じていた。
それからすっかりおそいお昼になっていたけれど、私たちは豊橋に行くことにした。 -
勢川本店で食事の後、「マッターホーン」でマッターホーンケーキを選ぶ。
紅茶はアールグレイを選んで、本物ミルクにほんとのアフタヌーンティー気分。
私たちの週末旅は、最後の最後まで贅沢な時間に恵まれた。マッターホーン 本店 グルメ・レストラン
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