2026/03/02 - 2026/03/06
11910位(同エリア13015件中)
usatosiさん
- usatosiさんTOP
- 旅行記2冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 913アクセス
- フォロワー0人
日本最大の巨樹が鹿児島にあると言う。鹿児島には豚骨という豚の軟骨の煮込み料理があり、地元の小料理屋でしっかり煮込まれたものは堪えられないと言う。寒さの残る3月初旬の川崎から、その二つを目当てに鹿児島旅行を決めた。
山登りも好きなので、ついでにどこかに登りたい。韓国岳と開聞岳で迷ったが、山上から麓を眺めると下は海というのが自分が思い描く南国の風景らしいと感じ、開聞岳を選んだ。鹿児島市内から知覧に行って一泊すれば、無理のないスケジュールに出来る。戦後世代が運営しているという知覧特攻会館も訪問したい。後は桜島だが、近くで見上げるよりもそれを借景にした庭園があると聞いて仙巌園に決めた。
旅の流れは写真の方にあらかた書いたので、ここではそこに書いていない事を拾っておく。
たった一本の樹を見る為に数万円をかけて鹿児島に行くというは相当酔狂だと、自分でも思っていた。一目見て後悔するかと思ったが、現物を見たら「来て良かった」と実感できた。樹齢1600年。単に元気をもらったとか、何とかパワーとかではない。会いに来て、仰ぎ見て、匂いを感じた。長居はしなかったが、言葉にはならない満足感に満たされた。
交通について。鹿児島市内についてはレンタサイクルがあれば良かった。天文館のホテルを拠点にしたが、何度も訪問先とホテルを歩いて往復した。他はJRとバスを利用したが、決済手段がバラバラで戸惑った。バスは南国交通の空港連絡バスがクレカタッチ決済OK。その他の路線が地域の交通系IC。鹿児島バスは現金でしかも新札は両替不可。南九州市コミュニティバスは現金のみ。JR指宿枕崎線は駅のQRコードを読み取って乗車駅を証明する方式と整理券方式があり、列車によっては後者が無いようだった。結局現金を旧札で持っておくのが一番間違いないようだった。
人について。道を歩いていると地元の方に声をかけられた事が、4日間で5度あった。いずれも自分より年配の方だったが、とても人懐こい、敷居の低い薩摩人の気風を実感した。雨が降ってももう暖かい天気と共に南国の暖かさを感じた。
開聞岳についてはヤマレコにまとめたので以下のURLを開いてご覧下さい。下山後に砂蒸し温泉を体験したのだが、これが良かった。山登りで疲れた両足と肩凝りの酷い右肩に染み入るようで、20分は入っていた。ただ地元の方二人に聞くと「高いから入った事は無い」そうだ。潮が高くなると屋根のある場所に移るので、砂浜で空と海を眺めながら入りたいなら、時間に要注意だ。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-9363979.html
博物館は維新ふるさと館・ミュージアム知覧・尚古集成館と訪れたが、日本の中央政権との関係には良く触れられていても、琉球を侵略した事実については殆ど書かれていなかった。唯一ミュージアム知覧で、侵略時に知覧の武将(うろ覚えです)が仲裁した関係で知覧に琉球出身者が多いと書かれていた。
知覧特攻会館は展示の大半が特攻隊員の遺書と遺品だった。胸を打たれる内容だが、天皇を称えて玉砕を願うものばかりだ。上官に読まれるから当然だが、これが偽らざる本音だとは思えない。隊員の世話をした事で知られる鳥濱トメさんの証言ビデオも流れていたが、多くの人は遺書を眺めて終わるだろう。歴史修正主義が蔓延り、戦争する国へ回帰せんとする現代において、これらのメッセージが間違った方向に消化されないか不安になった。一方で展示の冒頭と最後になる会館のメッセージでは平和を祈念している。その間を埋める解説がもっとあれば良かった。
料理は概ね満足した。狙っていた小料理屋に行けなかったのは残念だが、念願の豚骨は堪能した。酒寿司や地鶏のタタキはここでしか味わえない逸品だろう。味付けはやはり全般的に甘い。甘い醤油と刺身の相性については賛否が分かれるところだが、私は青魚など癖のある魚には合うと思った。尤も辛い芋焼酎を生で呑んでいたからかもしれない。キビナゴと鰹は旬ではなかったのか、そこまで感動はしなかった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩 ソラシド エア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ソラシドエアで羽田から鹿児島へ。
-
ボーイング737は主翼の先がはねているんですね。
-
蒲生の大クスを目指して鹿児島空港からバスで八幡へ。変わった形状の山が。
-
蒲生八幡神社。雨は降っているが 寒くはない。
-
こちらかと思ったら
-
もっと奥のこちらでした。
-
一目見て来て良かったと思った。
-
推定樹齢1600年。古墳時代から我々の営みを見てきたのか。
-
周囲は木柵で囲われている。他には女性三人の参拝客のみ。
-
樹元にはウロがあるのか1m程の扉が設けられている。
-
樹肌。
-
蒲生八幡神社。
-
バスで帖佐駅。日豊本線で鹿児島へ。
-
鹿児島駅で市電へ。
-
天文館のKOKO HOTELへ投宿。
-
疲れた。呑みたい。しかし目当ての店「石蕗」へ向かうも休業。
-
次の候補の「熊襲亭」へ。ビールの注ぎ方が下手。
-
突き出しの豚味噌と鹿児島名物セット(鰹たたき・地鶏のたたき・きびなご)。地鶏のたたきに感動。
-
酒は勿論芋焼酎で。店限定らしい。
-
さつま揚げと旅のもう一つの目的だった豚骨。満足。
-
酒寿司で〆た。
-
翌朝は近くの霧島温泉。ピリピリと肌に染み込んだ。
-
朝風呂の後に散歩。話に聞いていた灰捨て場が。
-
城山に登って桜島を眺めるも雲の中。
-
気になる店。鰯料理を全制覇したい。
-
維新館へ。側にある「西郷隆盛君生誕之地」では郷中教育の解説があった。偶々旅の友にと図書館で借りた山崎豊子の「二つの祖国」の主人公が鹿児島出身で、郷中教育にも触れられていた。導かれたかな。
-
「西郷隆盛君生誕之地」の碑。
-
維新館を訪問してチェックアウト、昼飯にラーメン。鹿児島ラーメンではなく澄んだスープの「煮干し中華そばの店 めんや こたん」。美味かった。
-
2時間弱路線バスに乗って知覧へ。道路標識に「知覧」の字が見えた途端に濃厚に茶の香りがして驚いた。近くに茶工場があったらしい。知覧特攻会館を訪問。
-
館内は殆ど撮影禁止なので唯一可能だった零戦を。平日だが結構な人だかり。
-
展示のかなりの部分を特攻隊員の遺書や遺品が占めていた。隣のミュージアム知覧にも。水車からくりや隠れ念仏など知らない事も多く勉強になった。薩摩藩は琉球を搾取していたと聞くが、ここにしても先の維新ふるさと館にしても殆ど触れていない。
-
路線バスで今日の宿へ。丘の上まで茶畑だ。
-
開聞岳が見えた!明日登ってやるからな。茶畑に立つのは防霜ファンらしい。
-
「大東亜戦争戦没者忠魂碑」
-
今日の宿は知覧の「あづま荘」。八畳と広くて静か。
-
窓からの眺め。
-
風呂はあまりに熱くて埋めた。
-
夕食は部屋で。黒毛和牛、薩摩揚げ入り煮物、アジフライ、鰹たたき、うどん。デザートにチョコレートケーキまで。昨日に続いて呑んだくれるつもりがビール一本で断念。
-
丁度月食の夜で、運良く部屋から眺められた。
-
欠けてきた。
-
肉眼だと殆ど見えないのに、写真だと写る不思議。
-
翌朝の朝食も盛り沢山。
-
玄関に飾られたウミウチワ。サンゴの一つらしい。
-
ご主人に松ヶ浦駅まで車で送って頂きました。とても親切にして頂きました。世界的な抹茶ブームで茶農家はかなり儲けており、設備投資していると内情も聞きました。
-
指宿枕崎線の松ヶ浦駅。
-
開聞岳が見える。今日はこれに登ります。
-
近くの松ヶ浦小学校は去年閉校したらしい。
-
菜の花に飾られて汽車が来た。
-
車内は数名程度。
-
開聞駅で降りたのは自分一人だけ。
-
開聞岳登頂記はTBDをご覧下さい。
-
指宿枕崎線で指宿の宿へ。最南端の駅名標。
-
今日の宿は「木の香の宿ゆのとこ 別館」。夕食は宿が経営する食堂へ。刺身サラダから。
-
刺身はタタキ・真鯛・あじ・いわし・日月貝。醤油は九州の甘いもの。青魚には合うが真鯛には難しいかな。
-
鯛の兜煮
-
スペアリブ!
-
日月貝バター焼き。これも好きな味だ。
-
〆は刺身茶漬。鹿児島人らしい人懐こい店主や地元の方々と楽しく酔いました。
-
朝は知覧港の巨樹「五人番のアコウ」へ。猫3匹の寝床になっていた。こちらを警戒しながら寝ている。
-
2匹目の黒猫。
-
巨樹全景。地元の方によると、知覧の歯医者の先生が私費で山川から移植したとの事。
-
この黒猫は他の2匹に甘えたいらしいが邪険にされていた。
-
解説板。
-
3匹目。親かな。
-
知覧駅そばの飲み屋街。
-
鹿児島中央駅の「桜島灰干し家 ゆうすい」で昼食。灰干し鯖は確かに美味かった。鯖の旨味が凝縮されている。さつま汁も丁度良い塩梅。
-
日豊本線で仙巌園へ。正門に島津の家紋。
-
仙巌園からの桜島の借景。見事な眺め。車の騒音が煩いが…
-
広い回遊式庭園で川も流れる。
-
「徒然庵」
-
3月上旬にミツバツツジ!?目を疑ったが「ハヤトミツバツツジ」と書かれている。
-
孟宗竹が錦江湾の潮風で傾いている。
-
隣の尚古集成館へ。これでもかと島津家の功績のみを持ち上げている。神輿は立派だが美しいものではない。
-
磯工芸館で薩摩切子を見学。これも見たかった。緑の単色が一番好みで、これは曲線と直線の組み合わせが見事。とても惹かれたが割る自信しかないので断念した。
-
制作工程。隣で実際に見学出来る。若い職人が多い。熱心に見つめていたら何度か「なんだこいつ」という顔で見られたので退散。熱せられたガラスが伸ばされ、冷えると灰色になる。カットまでガラスは曇ったままで、最後の磨きの工程でガラスの輝きを得る。
-
旧鹿児島紡績所技師館。疲れたので見学はパス。
-
最後の食事は天文館に戻って「黒豚ふくや」でしゃぶしゃぶ。鳥つくねに前割り焼酎。
-
茶美豚と黒豚の食べ比べ。茶美豚もさっぱりして旨いが、矢張り黒豚の甘さが良い。
-
〆は蕎麦。最後まで鹿児島料理を堪能しました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
鹿児島 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
79