2025/10/28 - 2025/11/07
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mirilinさん
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この旅行記のスケジュール
2025/11/02
この旅行記スケジュールを元に
友人が深くかかわっているミュージカルが、日本でのヒットを受けてロンドンのウエストエンドで上演されることが決まり、急遽応援観劇に行くことにしました。しかし、いざ準備を始めると立ちはだかったのが、ロンドンの殺人的なホテル代。「劇場の近くに泊まりたい、でも連泊したら破産する……」
悩んだ末に出した答えは、ロンドンには2泊だけ滞在し、残りは物価の安いハンガリーへ「避難」することでした。同じ4つ星ホテルでも、ロンドン1泊分でハンガリーなら3泊できてしまうのです。せっかくの渡欧、1週間未満で帰るのももったいないですしね。
ハンガリーは昨年行きましたが、行きそびれたところ、見落としたところもあるので、リベンジ出来るってのも心惹かれます。
マイルを使い果たした私を救ってくれたJALの格安ビジネス便。ヘルシンキ経由でいざ出発。ヘルシンキでのストップオーバーも挟みつつ、メインのハンガリーではブダペストはもちろん、昨年行きそびれたセゲド、ペーチまで、大好きなアール・ヌーヴォー建築を巡り尽くす11日間の完璧なプラン……のはずでした。
ところが、旅の終盤に最大の悲劇が。
なんと、列車内に一眼レフカメラを置き忘れるという痛恨のミスを犯してしまいました。この時ばかりは「連れがいれば気づいたかも……」と、ひとり旅を少しだけ恨んだものです。
というわけで、今回の旅行記は「写真少なめ」でお届けします。
本当は一眼レフの高画質で、あの繊細な建築装飾の数々を細部までお見せしたかったのですが、メインの写真はすべてカメラと共に消えてしまいました。手元に残ったのは、保険で撮っておいたスマホとコンデジの予備カットばかり。当初は相当落ち込みましたが、それもまた旅の醍醐味。…と思うことにしてます(泣)
ちょっぴりしょっぱくて、でも忘れられない11日間の記録、温かなお心で(笑)お付き合いください。
【6日目】
1泊2日の小旅行だったペーチ。13:14発の列車でブダペストへ戻る予定なので、それまでの時間は昨日休みだった「ジョルナイ家の霊廟」と「ジョルナイ文化地区」の室内展示を見学。オープンは10時なのでオープンと同時に入って目いっぱい楽しみ、ブダペストに帰ってきました。
ホテルに戻って再チェックインすると、なんとお部屋には「おかえりなさい」と日本語で書かれたメッセージカードと小さなシャンパンが置かれていました。たどたどしい平仮名で書かれたメッセージカードは、日本語を勉強中のフロント係のマリアさんが書いてくれたのもです。彼女には金庫の使い方がわからないときなども助けてくれたりで、とてもお
世話になりました。
夜はまたまたリベンジ(笑)昨年、お高い夜のボートクルーズに参加したのに、目玉の国会議事堂とくさり橋がまさかのノーライトアップという事態だったので、絶対美しく輝く国会議事堂を見たかったのです。でも、またボートクルーズをする気にはならなかったので、地下鉄で一駅のドナウ川越しに国会議事堂の見えるポイントに行ってみたら、なんとも美しいお姿が現れました。昨年もこれでよかったじゃん(笑)
ペーチも国会議事堂の夜景も、しっかりリベンジ出来ました。一眼レフの写真さえあれば、最高だったのになぁ…
******** 日 程 ********
10/28 羽田 8:25発→ヘルシンキ 14:40着
10/29 ヘルシンキ→ブダペスト
10/30 ブダペスト→セゲド→ブダペスト
10/31 ブダペスト(ルダッシュ温泉)
11/1 ブダペスト→ペーチ
★11/2 ペーチ→ブダペスト
11/3 ブダペスト(ゲデレー宮殿)
11/4 ブダペスト→ロンドン
11/5 ロンドン
11/6 ロンドン 18:30発→
11/7 羽田 17:20着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回ペーチでお世話になったホテル「Boutique Hotel Sopianae」は、とてもリーズナブルなのに、お部屋も広く、バスタブも付いていて必要十分な備品もそろっていて、めちゃめちゃおすすめ。到着時ももう部屋の準備ができているからと、チェックイン時間の3時間前でしたがお部屋に案内してくれました。
そして朝食も、可愛いダイニングで7:00から頂くことができます。 -
品数もなかなか豊富。ハムやチーズなどのコールドフードはもちろんのこと、オムレツや目玉焼きなど温かなおかずも用意されています。
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パンの種類も豊富でしたし、搾りたての生ジュースなどドリンクも豊富でした。
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私の今日の朝食はこちら。久々に充実の朝食です(笑)
昨夜はサラダだけですしね。 -
リベンジ予定の「ジョルナイ文化地区」にある各展示室のオープンは10:00なので、それまでの時間を使って、昨日見なかった建物を見に行くことにしました。どこもホテルから徒歩圏内にあります。
この建物は1904年から1906年にかけて「エルネ・ゾルカイ」の設計で建てられた「ペーチ郵便局」です。
アール・ヌーヴォーと折衷主義様式が融合した、ペーチでも指折りの美しい建物として有名です。
正面のアーチや窓周りには、伝統的なハンガリーのモチーフやお花などが緻密な装飾が施されています。ペーチ郵便局 散歩・街歩き
-
ファサードや屋根はジョルナイセラミックで美しく飾られています。
頭頂部のペデイメント部分にはジョルナイセラミックでハンガリーの紋章と天使が描かれています。
屋根の柄もとてもきれいなのですが、写真はありません…。 -
この美しい屋根の建物は、郵便局のすぐ近くに立っています。
ハンガリーの通信会社「マターヴ」(現在の「マジャール・テレコム」)の本社として建てられた建物だそうで、屋根のタイルやファサードのレリーフなどはジョルナイセラミック製です。会社のビルが、ジョルナイセラミックの華やかなモザイク屋根だなんて、さすがペーチです。
この広角写真しか残っていないので、ファサードの美しいセラミック製のレリーフがよく見えなくて残念です。
残念ついでにもう一つ。
この建物のすぐ先のロータリーにペーチ名誉市民の「ジョルナイ・ヴィルモシュ」の像が立っているんです。そう、あの「ジョルナイ磁器工場」を繁栄させた人です。
彼は陶磁器の品質向上に注力し、建物の装飾に使用される磁器用釉薬とパイログラナイトを発明した人で、パリ万博でグランプリを受賞しフランス名誉勲章も授与されています。彼がいなければ、あの美しいマーチャーシュ教会やブダペスト中央市場の瓦屋根も存在しなかったかもしれません。
そんな彼の彫像の写真をたくさん撮ったのですが、全部一眼レフで撮ってました(泣) -
さて、時間つぶしがてらの建物散策を終え、本日のメインエメントの一つ「ジョルナイ家の霊廟」へ向かいます。「ジョルナイ文化地区」から丘を5分ほど上がったところにあります。
10時のオープン前に到着しましたが、まだ門が閉ざされていたので、周りをうろついて数分後に戻ったら、門は空いていたのですが、入口へと続くライオンが並ぶ坂道を自転車を押してよろよろ登っていくおじいさまが一人。
それを追い越し、入り口に着くと扉がまだ閉まっていて…と、後ろからそのおじいさまが「大丈夫だよ。だって僕が開けるんだから」と笑っています。
そう、墓守?の係りの方だったのです。遅刻ですよ~
このライオン像はエオシン釉薬が施されているそうで、「エオシンの秘密」を守る守護者とされているそうです。Zsolnay Mauzoleum(ジョルナイ家の霊廟) モニュメント・記念碑
-
私があちこちの写真を撮りながら、おじいさまが扉を開けてくれるのを待っていたら、俺が写真を撮ってやるってことで、私のスマホを取り上げて、あっちに立てこっちに立てといろんなところでいっぱい「私の」写真を撮ってくれて、最後には「セルフィ~」とか言って、2ショットまで取る始末。建物写真を撮りたい私には、全然使えない写真ばかりでしたが、楽しいひと時ではありました。
-
これもおじいさまが取ってくれた写真の一枚。一応入口がきれいに映っていたので、これだけ採用してみました(笑)
とても11月とは思えない格好をしていますが、この日は22℃だった前日よりすでに暑いのです。まだ10時過ぎですが、上に来ていたトレーナーも脱ぎ、下着代わりにと持ってきたTシャツ1枚で過ごすことになりました。 -
「ジョルナイ霊廟」は、 42頭のライオン像が守る一族の墓所で、日光によって虹色に輝くエオシン釉薬の美しさを堪能できるということで、とても楽しみにしていました。
棺が収められているこの建物外観は、もちろんパイログラナイトです。 -
この美しい深緑の屋根は、マジョリカ釉が使用されているそうです。
この屋根をアップにした写真がなかったので、私が映っていた写真をトリミングしたので、ちょっと画像が荒くてすみません。 -
建物入り口扉には、美しいガラスが埋め込まれています。
これは、やはりハンガリーの誇るガラス職人「ロート・ミクサ」の工房で作られたものだそうです。 -
内部の礼拝堂の壁面は色鮮やかなタイルで埋め尽くされています。
中央は吹き抜けになっていて、地下の埋葬室に置かれた棺を見ることもできます。
下をのぞき込んでいたら、下から先ほどのおじいさまが「外を回って下に降りてこい」と手招きしてくれました。 -
おじいさまのジェスチャーに従って、いったん建物から出て裏に回ると地下室への入口がありました。
扉をくぐると、美しいタイルに囲まれた階段が地下の埋葬室へと続いています。
外からの光に照らされて輝くさまは神々しく、ジョルナイ家の繁栄を照らしているようにも見えました。 -
階段室にもジョルナイセラミック製のキリスト像が掲げられていました。
エオシン釉の独特な光沢が、神々しい雰囲気を醸し出していました。
このキリストさまに見守られながら、地下の埋葬室に降りていきます。 -
地下の埋葬室の中央には、「ジョルナイ・ヴィルモシュ」の遺体が納められた、全面が美しいエオシン釉で装飾された石棺が置かれています。
冬至の日、太陽が天頂に達すると、差し込む光がエオシン釉の石棺を照らし出し、「エオシンの秘密」を解き明かすという言い伝えがあるそうです。ロマンですね~ -
さて、ジョルナイ文化地区の展示室エリアに戻ってきました。
この敷地内には、工場跡や現役の工房、ジョルナイ一家の住居跡などがあります。
時間は限られていましたが、駆け足でも全部見ようと、すべての施設に入れるチケットをかわいい子割引きで購入しました。(5800HUF≒2680円) -
この右側の建物は、数ある個々の展示室の中でも一番の見どころと言われる「ギュジ・コレクション」の展示会場です。
ハンガリーからアメリカへ移住した「ギュジ・ラースロー氏(Dr. Gyugyi László)」が個人的に集めていた700点のジョルナイ作品を展示している会場で、「ジョルナイの黄金時代」と呼ばれるアール・ヌーヴォー様式の傑作が展示されています。 -
時代ごとにジョルナイの特徴が現れていて、「歴史主義」「ミレニアム」「アール・ヌーヴォー」の3つの区分に分けられているのですが、力が入った見学だったので、写真はほとんど一眼レフで撮っていて…写真があるのは地下のアール・ヌーヴォーのコーナーのみでした。アール・ヌーヴォーは今回来なかった相方も大好きなので、スマホで撮ってラインで写真を送って自慢しようと思ったのが功を奏しました(笑)
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ジョルナイセラミックの代名詞である、金属的な光沢と虹色に変化する美しい表面が特徴の「エオシン釉薬」の施された美しい作品は所狭しと並んでいました。
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中央の女性の像は、ハンガリーの著名な芸術家「シャンドール・アパティ・アブト」作の「ルナ(月)」という題名の寓意的な女性像ですが、エオシンの怪しい輝きが作品をより神秘的にしているように思います。
右側の花器は、フランスのアール・ヌーヴォー工芸家「エミール・ガレ」の作品です。 -
こちらの作品はとても印象的でした。
何せ水差しの取っ手部分がロブスターだし、土台にロブスターば巻き付いてたり、ここまでやっちゃう?ってデザインなのに、エオシン釉で怪しく光り不思議な雰囲気を醸し出しています。 -
この花瓶も、これぞジョルナイ、これぞエオシン釉といった輝きです。
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噂にたがわぬ素晴らしいコレクションの数々に、大満足。
1880年からジョルナイ家の全員が暮らしていた家が、ジョルナイ家と工場の歴史の展示会場になっていたり、ピンク色のジョルナイ陶器だけを集めた展示室とかも、面白く見学しましたが、やはりこの「ギュジ・コレクション」は最高でした。 -
列車の時間も近づいてきたので、ジョルナイ文化地区に別れを告げホテルに荷物を取りに戻りました。
何とホテル近くの温度計では27℃と表示されていました。暑いはずです。
11月のヨーロッパと思って用意してきた洋服は荷物になるだけでした(笑) -
駅前の小さなカフェで、列車の時間までお昼を食べることにしました。
パニーニですが、これしか甘いもの以外で食べるものはありませんでした(笑) -
ここでちょっとハラハラ案件がありました。
ヨーロッパでの列車の旅は慣れているので、時間が近づかないと発射ホームが決まらないのはわかっていたのですが、10分前になっても決まらず、その10分後の列車が先に決まっているのです。ペーチ始発の列車ですから、とっくにホームに泊まっていてもいいはずなのに。一緒に掲示板を見上げていた人たちも首をかしげ…そうこうしているうちに人がいなくなってきたのです。
これはさすがにおかしいと思って、ホームに出てみると、遠くの方に列車がとまっているので、とりあえずそちらに歩いて行くと人が乗り込んでいます。
とそばに赤い帽子の駅員さん発見。列車のチケットを見せて、ブダペスト行きのこのチケットの列車かと聞くと、にこやかに「そうだよ~。」と。いや、電光掲示板に表示してよ!ホームにも掲示されてないし!ペーチ駅 駅
-
てことで、駅舎からはるか離れたホームに止まっていた列車に乗り込みました。
同じように大きな荷物を引きずりながら走ってくる人たちもいて。何とかならないんでしょうかね、このホームわからない案件。 -
てことで、無事ブダペストに帰り着き、ホテルに再チェックインすると、部屋のテーブルの上に素敵なメッセージカードとシャンパンとチョコれえーとがあるじゃないですか!
なんと、日本語勉強中のマリアさんからの「おかえりなさい」の日本語でのメッセージ。お酒もチョコレートも苦手なので、お土産になっちゃいましたが、このメッセージカードは都っても心が温まりました。一晩荷物預かってもらったのに、ありがたいことです。 -
心が温まったところで、ふと今らか夜景観に行けるんじゃない?と思いつきました。
昨年は夜景クルーズに乗ったのに、メインの国会議事堂とくさり橋がライトアップされていないという珍事に遭遇しちゃったので、是非リベンジしたかったのです。
ただ、ドナウ川クルーズはなかなか高額なので、もう一度乗ってまた珍事が起きていたらたまらないと思っていたのですが、船に乗らずとも、岸辺から見ればいいということに気づき、地下鉄2号線で1駅3分のBatthyány térに行ってみました。
すると、駅を出るや否やのこの光景です。
昨年は洪水後でドナウ川の岸辺は立ち入り禁止地区もあったので、この辺りもイケなかったかもしれませんが、夜景見物はこれで十分です。
ブダペストを代表する景色、まさに「ドナウの真珠」を拝むことができました。 -
もちろん、「くさり橋」も美しくライトアップされているのが見えます。
ペーチから帰ってきたところなので、疲れているのかもしれませんが(←すでに他人事)、この景色を見たら、近くに行ってみない訳には行きません。ってことで、気が付けば「くさり橋」めざして歩きだしていました -
15分弱くらいで「くさり橋」のたもとまで歩いてきました。
やっぱり輝く橋はきれいですね~ -
対岸には「グレシャムパレス」や「イシュトバーン大聖堂」の輝く姿も見えています。
これは歩いて渡って帰るしかないでしょ。ってことで、遂にホテルまで歩くことに。 -
橋脚のライオンさんもライトアップされています。
歩いて夜景を楽しむ人たちもいっぱいいます。 -
橋の上で振り返ると、ブダ王宮の輝く姿も見えます。
ブダ王宮は昨年もしっかりライトアップされていましたので、2度目のお姿ですが、やはり美しかった~。
ペーチのリベンジもブダペストの夜景リベンジも叶い、今日も充実の1日でした。
明日はエリザベートの愛した郊外の宮殿「ゲデレー宮殿」に行く予定です。
そして…愛する一眼レフとお別れする日となってしまうこと、この夜景を見ているときには思いもせず、楽しい1日が終わったのでした…。
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