安来・鷺の湯温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
日本神話を辿る神社巡りの旅に山陰へ行って来ました。山陰は初めてで他にも名だたる観光地がたくさんありますので、そこも一緒に見学してきました。<br />今回はそのうちの足立美術館庭園をご報告します。<br /><br />横山大観等の近代日本画や北大路魯山人の陶芸等のコレクション、日本庭園で有名な足立美術館の創設者は、地元の実業家である足立全康で、開館は1970年です。<br />このうち美術品は撮影禁止でしたので、今回のご報告は日本庭園のみです。<br />この庭園は中根金作の設計で、「苔庭」「枯山水庭」「白砂青松庭」「池庭」等から成り、その面積は約4.3 ha(東京ドームとほぼ同じ)で、勝山等の借景も含めた総面積は約16.5 haに及びます。<br /><br />また、この庭園は、米国の日本庭園専門誌「数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャバニーズ・ガーデニング(Sukiya Living Magazine:The Journal of Japanese Gardening)が全国約1000か所の庭を対象に実施している日本庭園ランキングにおいて、庭園も美術作品とする認識がスタッフに共有され、環境が細やかに維持管理されていることが高く評価されて、2003年から連続日本―に選出され続けています。<br /><br />旅程<br />1日目 2025年4月7日(月)<br />羽田空港⇒米子空港<br />島根 ・足立美術館<br />鳥取 ・松江城<br />   ・武家屋敷<br />松江しんじ湖温泉 夕景湖畔すいてんかく 泊<br />2日目 2025年4月8日(火)<br />島根 ・稲佐の浜<br />   ・出雲退社<br />   ・日御埼神社<br />   ・日御埼?鳥見台<br />星野リゾート 界 出雲 泊<br />3日目 2025年4月9日(水)<br />島根 ・長浜神社<br />   ・須佐神社<br />   ・朝山神社<br />   ・御井神社<br />   ・八口神社<br />   ・布須神社<br />   ・須賀神社<br />玉造温泉 湯之助の宿 長楽園 泊<br />4日目 2025年4月10日(木)<br />島根 ・玉造湯神社<br />鳥取 ・清水川神社<br />   ・白兎神社<br />   ・荒砂神社<br />岩井温泉 岩井屋 泊<br />5日目 2025年4月11日(金)<br />鳥取 ・浦富海岸<br />   ・鳥取砂丘<br />鳥取空港⇒羽田空港<br />

島根 足立美術館庭園

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2025/04/07 - 2025/04/07

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bunbun

bunbunさん

日本神話を辿る神社巡りの旅に山陰へ行って来ました。山陰は初めてで他にも名だたる観光地がたくさんありますので、そこも一緒に見学してきました。
今回はそのうちの足立美術館庭園をご報告します。

横山大観等の近代日本画や北大路魯山人の陶芸等のコレクション、日本庭園で有名な足立美術館の創設者は、地元の実業家である足立全康で、開館は1970年です。
このうち美術品は撮影禁止でしたので、今回のご報告は日本庭園のみです。
この庭園は中根金作の設計で、「苔庭」「枯山水庭」「白砂青松庭」「池庭」等から成り、その面積は約4.3 ha(東京ドームとほぼ同じ)で、勝山等の借景も含めた総面積は約16.5 haに及びます。

また、この庭園は、米国の日本庭園専門誌「数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャバニーズ・ガーデニング(Sukiya Living Magazine:The Journal of Japanese Gardening)が全国約1000か所の庭を対象に実施している日本庭園ランキングにおいて、庭園も美術作品とする認識がスタッフに共有され、環境が細やかに維持管理されていることが高く評価されて、2003年から連続日本―に選出され続けています。

旅程
1日目 2025年4月7日(月)
羽田空港⇒米子空港
島根 ・足立美術館
鳥取 ・松江城
   ・武家屋敷
松江しんじ湖温泉 夕景湖畔すいてんかく 泊
2日目 2025年4月8日(火)
島根 ・稲佐の浜
   ・出雲退社
   ・日御埼神社
   ・日御埼?鳥見台
星野リゾート 界 出雲 泊
3日目 2025年4月9日(水)
島根 ・長浜神社
   ・須佐神社
   ・朝山神社
   ・御井神社
   ・八口神社
   ・布須神社
   ・須賀神社
玉造温泉 湯之助の宿 長楽園 泊
4日目 2025年4月10日(木)
島根 ・玉造湯神社
鳥取 ・清水川神社
   ・白兎神社
   ・荒砂神社
岩井温泉 岩井屋 泊
5日目 2025年4月11日(金)
鳥取 ・浦富海岸
   ・鳥取砂丘
鳥取空港⇒羽田空港

  • 10:30、米子空港に着きました。<br />ここで予約していたレンタカーを借ります。<br />

    10:30、米子空港に着きました。
    ここで予約していたレンタカーを借ります。

  • ナビの目的地を足立美術館に設定して駐車場の北側を走っていると、満開のサクラが見えてきましたので、車を下りてちょっとお花見です。

    ナビの目的地を足立美術館に設定して駐車場の北側を走っていると、満開のサクラが見えてきましたので、車を下りてちょっとお花見です。

  • 丘の上のサクラ。<br />春はいいねえ。<br />

    丘の上のサクラ。
    春はいいねえ。

  • 東屋もある。

    東屋もある。

  • タンポポも見頃です。

    タンポポも見頃です。

  • 12:10、足立美術館に着きました。<br />駐車場に車を置いて、本館正面玄関から入ります。<br />

    12:10、足立美術館に着きました。
    駐車場に車を置いて、本館正面玄関から入ります。

  • 2500円/人の入場料を払い、足立美術館の見学です。<br /><br />ここで、頂いたパンフレット「館内のみどころ」に載っていた館内図の、庭園と関係する本館部分を示します。北は右斜め上、正面玄関(入口)は右上、新館はこの図の右側に位置します。<br /><br />この館内図の著作権は足立美術館にありますが、本旅行記の著者は足立美術館より、2026年1月5日に本旅行記での使用許可を得ております。<br /><br />見学はこの図に緑と赤の線で示された順路に沿って行いました。<br />この順路のうち、枯山水庭後半(図の5?)までの庭園は基本的にガラス窓越しの見学で、写真撮影もガラス窓越しとなります。<br />

    2500円/人の入場料を払い、足立美術館の見学です。

    ここで、頂いたパンフレット「館内のみどころ」に載っていた館内図の、庭園と関係する本館部分を示します。北は右斜め上、正面玄関(入口)は右上、新館はこの図の右側に位置します。

    この館内図の著作権は足立美術館にありますが、本旅行記の著者は足立美術館より、2026年1月5日に本旅行記での使用許可を得ております。

    見学はこの図に緑と赤の線で示された順路に沿って行いました。
    この順路のうち、枯山水庭後半(図の5?)までの庭園は基本的にガラス窓越しの見学で、写真撮影もガラス窓越しとなります。

  • 最初は苔庭ですので、この先にあった苔庭の説明板をここで示します。<br /><br />「苔庭 <br />杉苔を中心とした京風の雅な庭園。手前の石橋から飛び石伝いに視線を移すと、奥には一文字橋、太鼓橋が見えてきます。赤松が斜めに植えられているのは、樹木は山の斜面に対してある角度をもって生えており、庭師がその角度を尊重して植栽したためです。苔の緑、白砂の白の対比が美しく、秋には紅葉が彩りを添えます。<br /><br />①	十三重の塔。延元4年(1339)の刻銘文があります。嘉永元年(1848)に和歌山県紀ノ川河口鼠島で発掘され、十代藩主徳川治寶公の命によって、無量光寺圓珠院に安置されたもの。昭和9年に重要美術品に指定されました。<br />②	茶室「環翆庵」。<br />③	杉苔、這苔、砂苔など。<br />④	赤松(女松)。多くは石川県能登半島の松。<br />⑤	岬灯籠。白砂は水を表し、その近くに灯台のように置かれています。」<br />―説明文より―<br />

    最初は苔庭ですので、この先にあった苔庭の説明板をここで示します。

    「苔庭
    杉苔を中心とした京風の雅な庭園。手前の石橋から飛び石伝いに視線を移すと、奥には一文字橋、太鼓橋が見えてきます。赤松が斜めに植えられているのは、樹木は山の斜面に対してある角度をもって生えており、庭師がその角度を尊重して植栽したためです。苔の緑、白砂の白の対比が美しく、秋には紅葉が彩りを添えます。

    ① 十三重の塔。延元4年(1339)の刻銘文があります。嘉永元年(1848)に和歌山県紀ノ川河口鼠島で発掘され、十代藩主徳川治寶公の命によって、無量光寺圓珠院に安置されたもの。昭和9年に重要美術品に指定されました。
    ② 茶室「環翆庵」。
    ③ 杉苔、這苔、砂苔など。
    ④ 赤松(女松)。多くは石川県能登半島の松。
    ⑤ 岬灯籠。白砂は水を表し、その近くに灯台のように置かれています。」
    ―説明文より―

  • 東方に見た苔庭。<br />左側の赤松の中に十三重の塔が見えます。<br />

    東方に見た苔庭。
    左側の赤松の中に十三重の塔が見えます。

  • 東方。 <br />1つ上の写真の左側。<br />視界がひらけ、石や植木が見えますが、これはこの後見学する枯山水庭です。<br />

    東方。
    1つ上の写真の左側。
    視界がひらけ、石や植木が見えますが、これはこの後見学する枯山水庭です。

  • 東方<br />1つ上の写真の左側。<br />遠くではありますが、枯山水庭全貌が見えます。<br />左下は一文字橋です。<br />

    東方
    1つ上の写真の左側。
    遠くではありますが、枯山水庭全貌が見えます。
    左下は一文字橋です。

  • 枯山水庭、ズームイン。<br /><br />石がいい。好きだねえ、こういった石は。<br />

    枯山水庭、ズームイン。

    石がいい。好きだねえ、こういった石は。

  • 東方。<br />1つ上の写真の左側に移動して見た苔庭(手前)と枯山水庭(奥)。<br />

    東方。
    1つ上の写真の左側に移動して見た苔庭(手前)と枯山水庭(奥)。

  • 1つ上の写真の中央付近、ズームイン。<br />下にあるのはは一文字橋です。<br />遠方に見える山は借景となる勝山で、山の緑の中に薄いピンクのサクラが見えます。<br />

    1つ上の写真の中央付近、ズームイン。
    下にあるのはは一文字橋です。
    遠方に見える山は借景となる勝山で、山の緑の中に薄いピンクのサクラが見えます。

  • 南に移動して、西に直角に曲がった廊下から見た北北西方向。 <br />この眺めは説明板の図とほぼ同じです。<br />右下から奥に向かって、苔、石橋、一文字橋、太鼓橋、赤松、茶室です。<br />苔類や赤松が沢山あります。<br />岬灯籠も中央やや右に見えますが、小さ過ぎますかねえ。<br />

    南に移動して、西に直角に曲がった廊下から見た北北西方向。
    この眺めは説明板の図とほぼ同じです。
    右下から奥に向かって、苔、石橋、一文字橋、太鼓橋、赤松、茶室です。
    苔類や赤松が沢山あります。
    岬灯籠も中央やや右に見えますが、小さ過ぎますかねえ。

  • 同じ方向をズームイン。<br />右下に岬灯籠が見えるようになりました。<br />その奥は一文字橋、中央左は太鼓橋、中央は茶室「環翆庵」です。<br />十三重の塔の台は見えますが、本体は赤松に隠れて見えませんね。<br />

    同じ方向をズームイン。
    右下に岬灯籠が見えるようになりました。
    その奥は一文字橋、中央左は太鼓橋、中央は茶室「環翆庵」です。
    十三重の塔の台は見えますが、本体は赤松に隠れて見えませんね。

  • 南側にも庭園があります。<br />以下、しばらく南側の写真を示します。<br />中央につくばい(蹲踞)があります。<br />

    南側にも庭園があります。
    以下、しばらく南側の写真を示します。
    中央につくばい(蹲踞)があります。

  • つくばい、ズームイン。<br />つくばいは、茶室に入る前に、手を清めるために置かれた背の低い手水鉢ですが、2020年に魯山人館ができる前、ここにあった茶室「寿立庵(じゅりゅうあん)」のためのものです。<br />

    つくばい、ズームイン。
    つくばいは、茶室に入る前に、手を清めるために置かれた背の低い手水鉢ですが、2020年に魯山人館ができる前、ここにあった茶室「寿立庵(じゅりゅうあん)」のためのものです。

  • 2020年に新たに開館した魯山人館入口。<br />足立美術館は、魯山人の作品を約500点所蔵していますが、ここは基本的にそのうちの約120点を常時展示しています。<br />

    2020年に新たに開館した魯山人館入口。
    足立美術館は、魯山人の作品を約500点所蔵していますが、ここは基本的にそのうちの約120点を常時展示しています。

  • 赤松林。

    赤松林。

  • 石灯篭が見えます。

    石灯篭が見えます。

  • 廊下の南西端。 <br />こんな滝も日本庭園にはいいねえ。<br />

    廊下の南西端。
    こんな滝も日本庭園にはいいねえ。

  • 滝、ズームイン。<br />この後順路を北西に進みます。<br />

    滝、ズームイン。
    この後順路を北西に進みます。

  • 北村聖望作「案内する足立翁」の像です。「足立翁」は先に説明しましたように、足立美術館創設者の足立全康のことです。 <br /><br />北村聖望というと、長崎の平和記念公園の平和祈念象(https://4travel.jp/travelogue/11450983)の作者として有名ですが、島原城内にある聖望記念館には北村聖望の作品がたくさん展示されています。(https://4travel.jp/travelogue/11466797)<br /><br />横の碑には「庭園日本一 2003年から22連続」と書かれています。<br />

    北村聖望作「案内する足立翁」の像です。「足立翁」は先に説明しましたように、足立美術館創設者の足立全康のことです。

    北村聖望というと、長崎の平和記念公園の平和祈念象(https://4travel.jp/travelogue/11450983)の作者として有名ですが、島原城内にある聖望記念館には北村聖望の作品がたくさん展示されています。(https://4travel.jp/travelogue/11466797

    横の碑には「庭園日本一 2003年から22連続」と書かれています。

  • 北村聖望作「将軍の孫」です。<br />聖望記念館にも同じ像がありますが、この作品のモチーフは、当時5才の長男治禧さんです。<br />「当時アトリエには橘中佐像制作のために、中佐の劔や軍帽が送られて来ていて、その遺品から帽子を取り出してかぶり、ぶかぶかの軍靴をはいて西望に敬礼したといわれています。」<br />―聖望記念館の説明文より―<br /><br />現在、井の頭公園、調布市の神代植物公園、箱根の彫刻の森美術館をはじめ各所に置かれ、誰にでも好かれている作品の一つです。<br />私の街の幹線道路の交差点にもこの像が置かれていて、私はウォーキングの時毎日この像と対面しております。<br />

    北村聖望作「将軍の孫」です。
    聖望記念館にも同じ像がありますが、この作品のモチーフは、当時5才の長男治禧さんです。
    「当時アトリエには橘中佐像制作のために、中佐の劔や軍帽が送られて来ていて、その遺品から帽子を取り出してかぶり、ぶかぶかの軍靴をはいて西望に敬礼したといわれています。」
    ―聖望記念館の説明文より―

    現在、井の頭公園、調布市の神代植物公園、箱根の彫刻の森美術館をはじめ各所に置かれ、誰にでも好かれている作品の一つです。
    私の街の幹線道路の交差点にもこの像が置かれていて、私はウォーキングの時毎日この像と対面しております。

  • 苔庭。<br />右の建物はさっき苔庭を眺めた場所です。<br />

    苔庭。
    右の建物はさっき苔庭を眺めた場所です。

  • 茶室「環翆庵」、ズームイン。

    茶室「環翆庵」、ズームイン。

  • この後枯山水庭となりますので、この先にあった枯山水庭の説明板をここで示します。<br />「枯山水庭<br />背景の山々との調和が美しい足立美術館の主庭。 中央の立石は峻厳なる山を表し、ここから流れ落ちた滝水が清流となり、やがて白砂の大河へとそそぎ込む雄大な自然を、水を用いずに表現しています。 山々に雲霧がかかると、あたかも一幅の山水画のような景色となり、まさに、生きた日本画の世界といえるでしょう。<br /><br />①	勝山。永禄年間(16世紀半ば)に、毛利元就と尼子義久が合戦をした折、毛方が陣を構えた山、<br />②	京羅木山。標高473mでこの地域の最高峰。<br />③	庭園の中心となる石で、滝口を持った峻厳なる山を表しています。<br />④	中国山地奥出雲(横田)の砂で花崗岩を砕いたもの。流れ行く水を表しています。<br />⑤	主な石は岡山県の小坂部川(高梁川上流)の川石で支水をよく含む石で、雨に濡れると黒く美しく輝くという特徴があります。*)<br />⑥	黒松(男松)。石組とのバランスを保つため。年に2回の芽摘みと整枝を行なっています。<br />⑦	赤松(女松)。総数約800本あり、7月中旬から9月中旬にかけて整枝を行います。<br />⑧	サツキ。例年5月中旬から6月初旬にかけて花が咲きます。<br />⑨	ヒラドツツジ。5月上旬から中旬頃が花の見頃です。<br />⑩	亀鶴の滝。昭和53年秋、開館8周年を記念して開瀑した人工の滝です。」<br />―説明文より―<br /><br />*)著者注 岡山県の地質図を見ると黒色片岩のようです。<br />

    この後枯山水庭となりますので、この先にあった枯山水庭の説明板をここで示します。
    「枯山水庭
    背景の山々との調和が美しい足立美術館の主庭。 中央の立石は峻厳なる山を表し、ここから流れ落ちた滝水が清流となり、やがて白砂の大河へとそそぎ込む雄大な自然を、水を用いずに表現しています。 山々に雲霧がかかると、あたかも一幅の山水画のような景色となり、まさに、生きた日本画の世界といえるでしょう。

    ① 勝山。永禄年間(16世紀半ば)に、毛利元就と尼子義久が合戦をした折、毛方が陣を構えた山、
    ② 京羅木山。標高473mでこの地域の最高峰。
    ③ 庭園の中心となる石で、滝口を持った峻厳なる山を表しています。
    ④ 中国山地奥出雲(横田)の砂で花崗岩を砕いたもの。流れ行く水を表しています。
    ⑤ 主な石は岡山県の小坂部川(高梁川上流)の川石で支水をよく含む石で、雨に濡れると黒く美しく輝くという特徴があります。*)
    ⑥ 黒松(男松)。石組とのバランスを保つため。年に2回の芽摘みと整枝を行なっています。
    ⑦ 赤松(女松)。総数約800本あり、7月中旬から9月中旬にかけて整枝を行います。
    ⑧ サツキ。例年5月中旬から6月初旬にかけて花が咲きます。
    ⑨ ヒラドツツジ。5月上旬から中旬頃が花の見頃です。
    ⑩ 亀鶴の滝。昭和53年秋、開館8周年を記念して開瀑した人工の滝です。」
    ―説明文より―

    *)著者注 岡山県の地質図を見ると黒色片岩のようです。

  • 枯山水庭。<br /><br />ここから枯山水庭の前半の写真が青っぽくなりますが、これは枯山水庭を見る窓ガラスが青みがかっているためです。 <br /><br />たくさんある主な石は、小坂部川の川石です。<br />流れ行く水を表した砂は、中国山地奥出雲の砂で花崗岩を砕いたもの。<br />中央やや右の高い位置にある背の高い石は、滝口を持った峻厳なる山を表す、庭園の中心となる石です。<br />

    枯山水庭。

    ここから枯山水庭の前半の写真が青っぽくなりますが、これは枯山水庭を見る窓ガラスが青みがかっているためです。

    たくさんある主な石は、小坂部川の川石です。
    流れ行く水を表した砂は、中国山地奥出雲の砂で花崗岩を砕いたもの。
    中央やや右の高い位置にある背の高い石は、滝口を持った峻厳なる山を表す、庭園の中心となる石です。

  • 1つ上の写真の左側、ズームイン。<br />中央やや左の山は、借景となる勝山、中央やや右奥の山は京羅木山です。<br />

    1つ上の写真の左側、ズームイン。
    中央やや左の山は、借景となる勝山、中央やや右奥の山は京羅木山です。

  • 1つ上の写真の右側。<br />左下にある幹が曲がりくねった木は黒松です。

    1つ上の写真の右側。
    左下にある幹が曲がりくねった木は黒松です。

  • 3つ上の写真の右側。<br />右側に、最初に見た苔庭の茶室「環翆庵」(中央)や十三重の塔(右)が見えます。<br />

    3つ上の写真の右側。
    右側に、最初に見た苔庭の茶室「環翆庵」(中央)や十三重の塔(右)が見えます。

  • その茶室「環翆庵」、十三重の塔、ズームイン。

    その茶室「環翆庵」、十三重の塔、ズームイン。

  • 茶室「環翆庵」から流れ落ちる滝。<br /><br />この後は「生の額絵」を除いてガラス窓なしの写真です。<br />

    茶室「環翆庵」から流れ落ちる滝。

    この後は「生の額絵」を除いてガラス窓なしの写真です。

  • 西に大きく移動してまた枯山水庭の見学の後半です。

    西に大きく移動してまた枯山水庭の見学の後半です。

  • 1つ上の写真の中央付近をズームイン。<br />左の背の高い石が庭園の中心となる石です。<br />

    1つ上の写真の中央付近をズームイン。
    左の背の高い石が庭園の中心となる石です。

  • さらに1つ上の写真の中央付近をズームイン。<br />山の崖に滝がありますね。<br />

    さらに1つ上の写真の中央付近をズームイン。
    山の崖に滝がありますね。

  • 滝の方向、ズームイン。<br />亀鶴の滝です。<br />「横山大観の水墨画「那智乃瀧」をイメージした、高さ15メートルの人工の滝です。滝口から勢いよく流れ落ちる水が、庭園に動きと緊張感を与えています。」<br />―パンフレットの説明文より―<br />

    滝の方向、ズームイン。
    亀鶴の滝です。
    「横山大観の水墨画「那智乃瀧」をイメージした、高さ15メートルの人工の滝です。滝口から勢いよく流れ落ちる水が、庭園に動きと緊張感を与えています。」
    ―パンフレットの説明文より―

  • この後南に進んで池庭となりますので、この先にあった池庭の説明板をここで示します。<br />「池庭<br />石橋から右の部分は、当館で一番古く、昭和43年頃から作庭されたものです。昭和45年の開館時にはこちらが美術館入口でしたが、昭和59年4月の「横山大観特別展示館」増築に合わせて、 池を中心とした庭園へと生まれ変わりました。池の水は地下水を使っており、冬場でも鯉は冬眠することなく泳いでいます。<br /><br />①	黒松(男松)。石組とのバランスを保つため、年に2回の芽摘みと整枝を行なっています。<br />②	赤松(女松)。右手前の灯寵横にある松も赤松で、育て方によって黒松のような形にもなります。<br />③	煎茶室「清風」。芦屋市の故広瀬勝代氏よりご寄贈いただきました。<br />④	多行松。松江市立第四中学校(松江市西津田)の移転にともなって松江市より譲り受けました。<br />⑤	佐治石(鳥取県産出の名石)。」<br />―説明文より―<br />

    この後南に進んで池庭となりますので、この先にあった池庭の説明板をここで示します。
    「池庭
    石橋から右の部分は、当館で一番古く、昭和43年頃から作庭されたものです。昭和45年の開館時にはこちらが美術館入口でしたが、昭和59年4月の「横山大観特別展示館」増築に合わせて、 池を中心とした庭園へと生まれ変わりました。池の水は地下水を使っており、冬場でも鯉は冬眠することなく泳いでいます。

    ① 黒松(男松)。石組とのバランスを保つため、年に2回の芽摘みと整枝を行なっています。
    ② 赤松(女松)。右手前の灯寵横にある松も赤松で、育て方によって黒松のような形にもなります。
    ③ 煎茶室「清風」。芦屋市の故広瀬勝代氏よりご寄贈いただきました。
    ④ 多行松。松江市立第四中学校(松江市西津田)の移転にともなって松江市より譲り受けました。
    ⑤ 佐治石(鳥取県産出の名石)。」
    ―説明文より―

  • 中央上部の建物は煎茶室「清風」、その左側には赤松、右端は多行松、たくさん置かれている石は佐治石、といったところですか。<br />池の錦鯉が綺麗ですねえ。<br />

    中央上部の建物は煎茶室「清風」、その左側には赤松、右端は多行松、たくさん置かれている石は佐治石、といったところですか。
    池の錦鯉が綺麗ですねえ。

  • 1つ上の写真の右側。<br />ほんとに綺麗な錦鯉だ。 <br />

    1つ上の写真の右側。
    ほんとに綺麗な錦鯉だ。

  • 1つ上の写真の右側。<br />右端の灯篭の両側は黒松、手前は赤松ですね。<br />

    1つ上の写真の右側。
    右端の灯篭の両側は黒松、手前は赤松ですね。

  • 錦鯉の写真を1枚。

    錦鯉の写真を1枚。

  • 生の額絵。<br /><br />「庭園もまた一幅の絵画である」。こう語った足立美術館の創設者、足立全康の想いから、額縁を設け、その額縁を通して庭園を絵画として眺めることが出来ます。<br />ここに見える風景は池庭ですが、館内の何ヶ所かにこのような額縁が置かれています。<br />

    生の額絵。

    「庭園もまた一幅の絵画である」。こう語った足立美術館の創設者、足立全康の想いから、額縁を設け、その額縁を通して庭園を絵画として眺めることが出来ます。
    ここに見える風景は池庭ですが、館内の何ヶ所かにこのような額縁が置かれています。

  • この後北に戻って白砂青松庭(はくさせいしようてい)を見学しますので、この先にあった白砂青松庭の説明板をここで示します。<br />「白砂青松庭 <br />横山大観の名作「白沙青松」のもつ雰囲気を日本庭園で表現すべく、当館の創設者足立全康が作庭しました。白砂の上に点在する大小の松が見所です。また水の流れを中心として、右側は黒松 (男松)を使った力強い庭園で、左側は対照的に赤松(女松)を使った優しい雰囲気の庭園です。<br /><br />①	黒松(男松)。石組とのバランスを保つため、年に2回の芽摘みと整枝を行なっています。<br />②	赤松(女松)。総数約800本あり、7月中旬から9月中旬にかけて整枝を行います。<br />③	サツキ。例年5月中旬から6月初旬にかけて花が 咲きます。<br />④	在治石(鳥取県産出の名石)。<br />⑤	青石(四国産出の名石)。<br />⑥	雪見灯寵。大きな笠が特徴です。」<br />―説明文より―<br />

    この後北に戻って白砂青松庭(はくさせいしようてい)を見学しますので、この先にあった白砂青松庭の説明板をここで示します。
    「白砂青松庭
    横山大観の名作「白沙青松」のもつ雰囲気を日本庭園で表現すべく、当館の創設者足立全康が作庭しました。白砂の上に点在する大小の松が見所です。また水の流れを中心として、右側は黒松 (男松)を使った力強い庭園で、左側は対照的に赤松(女松)を使った優しい雰囲気の庭園です。

    ① 黒松(男松)。石組とのバランスを保つため、年に2回の芽摘みと整枝を行なっています。
    ② 赤松(女松)。総数約800本あり、7月中旬から9月中旬にかけて整枝を行います。
    ③ サツキ。例年5月中旬から6月初旬にかけて花が 咲きます。
    ④ 在治石(鳥取県産出の名石)。
    ⑤ 青石(四国産出の名石)。
    ⑥ 雪見灯寵。大きな笠が特徴です。」
    ―説明文より―

  • 茶室「寿楽庵」東横の白砂青松庭見学場所に来ました。<br />庭の西(左)側。<br />池の左の松は赤松です。<br />半球状に刈り込まれた植木はサツキ。<br />左端につくばいがありますね。<br />

    茶室「寿楽庵」東横の白砂青松庭見学場所に来ました。
    庭の西(左)側。
    池の左の松は赤松です。
    半球状に刈り込まれた植木はサツキ。
    左端につくばいがありますね。

  • つくばい。<br />これは現在地のすぐ西(左)側にある茶室「寿楽庵」のためのものです。<br />

    つくばい。
    これは現在地のすぐ西(左)側にある茶室「寿楽庵」のためのものです。

  • 2つ上の写真の東(右)側。<br />ほぼ説明板の視野です。<br />池の左側に赤松、左側に幹が曲がりくねった黒松が見えます。<br />右側の池の中の石は在治石(四国産出の名石)、手前の枯流れの飛石は青石(四国産出の名石)、中央やや右上に雪見灯寵が見えます。 <br /><br />中央やや左上に滝が見えますね。<br /><br />

    2つ上の写真の東(右)側。
    ほぼ説明板の視野です。
    池の左側に赤松、左側に幹が曲がりくねった黒松が見えます。
    右側の池の中の石は在治石(四国産出の名石)、手前の枯流れの飛石は青石(四国産出の名石)、中央やや右上に雪見灯寵が見えます。

    中央やや左上に滝が見えますね。

  • 滝方向、ズームイン。<br />何段かの滝を落ちた水が、池に注ぐ様子がわかります。。<br />こ池にも錦鯉がいます。<br />

    滝方向、ズームイン。
    何段かの滝を落ちた水が、池に注ぐ様子がわかります。。
    こ池にも錦鯉がいます。

  • 2つ上の写真の東(右)側。<br />中央の枯流れには黒松がたくさんあります。<br />右端上には亀鶴の滝も見えます。<br />

    2つ上の写真の東(右)側。
    中央の枯流れには黒松がたくさんあります。
    右端上には亀鶴の滝も見えます。

  • 1つ上の写真のさらに東(右)側。<br />枯山水庭、苔庭も見えます。<br /><br />このあと2階に上って、近代日本画を展示している小展示室、大展示室、横山大観大展示室、1階に下りて地下通路を新館へと向かい、横山大観や北大路魯山人等の圧倒的な作品を見学してきました。<br /><br />特に今年は開館55周年記念ということで、私達が行った時期に「北大路魯山人足立美術館のコレクション一挙公開」特別展が開催されておりました。作品は魯山人館の約150点と新館1・2階展示室の残り約350点で、足立美術館が所蔵する魯山人の作品計約500点の全てです。<br /><br />今回のご報告はこれで終わりです。<br /><br />PS たった今この地方で大きな地震があったようです。心配ですねえ。<br />

    1つ上の写真のさらに東(右)側。
    枯山水庭、苔庭も見えます。

    このあと2階に上って、近代日本画を展示している小展示室、大展示室、横山大観大展示室、1階に下りて地下通路を新館へと向かい、横山大観や北大路魯山人等の圧倒的な作品を見学してきました。

    特に今年は開館55周年記念ということで、私達が行った時期に「北大路魯山人足立美術館のコレクション一挙公開」特別展が開催されておりました。作品は魯山人館の約150点と新館1・2階展示室の残り約350点で、足立美術館が所蔵する魯山人の作品計約500点の全てです。

    今回のご報告はこれで終わりです。

    PS たった今この地方で大きな地震があったようです。心配ですねえ。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • Tripにこちゃんさん 2026/01/07 22:05:55
    あけましておめでとうございます。
    bunbunさま

    以前から行ってみたいと思っていた足立美術館の庭を、写真と解説で楽しませてもらえて嬉しいです。ありがとうございました。
    TVでも、ここの庭師さんの仕事ぶりをみていたので、ますます行きたくなりました。
    楽しい旅行記を、ありがとうございました。

    bunbun

    bunbunさん からの返信 2026/01/08 17:50:33
    RE: あけましておめでとうございます。
    Tripにこちゃんさん

    あけましておめでとうございます。

    またのご訪問ありがとうございます。

    私は石や岩が大好きで、そこに緑や水が加われば言うことありません。

    私の実家は信州の田舎で、私が家を出た後、今は亡き父が庭に艶のある緑がかった大きな石をいくつか並べ、半球状に刈り込んだサツキや門かぶりの松等様々な木々や花々を植えて、日本庭園もどきを造りました。
    実家に帰るたびにその庭を見て、楽しんでいましたが、足立美術館庭園はその何百何千倍もスケールが大きく、圧倒されました。

    日本庭園はこれまでいくつか見ていますが、足立美術館庭園は日本一になるだけあって最高です。

    日本画や陶芸にご興味がお有りでしたら、なおよろしいかと思います。

    是非いらっしゃってください。

    今年もよろしくお願いいたします。

    bunbun

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