2025/12/29 - 2025/12/30
872位(同エリア5131件中)
mom Kさん
- mom KさんTOP
- 旅行記197冊
- クチコミ54件
- Q&A回答26件
- 206,673アクセス
- フォロワー87人
夏の終わり、「師走に鰯組に行きたいなあ。」と、わたしはねだった。どれほど本気だったか分からないが、相方はあっさり承諾。
秋半ば、”鰯組”に電話をして、ホテル選びにかかった。新幹線だけは任せた。
あっという間にこの日がやってきた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
-
北陸新幹線 ”かがやき” 乗車。もうすぐ長野と言う頃、雪を見る。
-
上田を通り、雪が積もっている無言館を思い浮かべる。一層鎮魂に満ちた風景。
-
金沢駅の混雑ぶりに、またもとまどうほど。自分達もその一人だというのに観光客、とりわけ外国人の多いことは京都と変わらない。
・・・・
お天気がとても良い。俵屋さんまで歩いて、飴を一つ。1997年の秋以来。お店は記憶のままだった。飴の種類は増えていて、棒付きはなくなっていた。お砂糖を使わずにこの甘味にまた驚く。あめの俵屋 長町店 グルメ・レストラン
-
柿安江商店街。前回偶然通りかかり気に入った。古道具屋の店主とお話できた。傘専門店ウィンドウにも立ち止まった。二人で歩きたかった通り。今日は端っこまで歩こう。
2年程度の空白だと昨日の続きのような気分で心弾む。
「いい建物ね」
玄関の硝子扉の向こうには閉店した様子が見えた。 -
通りの終わりが見えてきた頃、何やら静かなお店。店頭には、半端物のような食器が並べられている。でも九谷焼は一部。小鉢で惹かれた器があった。400円の値札。?。お店の女性が出て来られ、「使った物なので・・・」と遠慮気に言う。買うと決めた。青磁の小鉢も重いけれど二つとも。
-
あの「加賀屋」さんで使われていた食器やお道具が広い店内に並んでいた。衣桁には素晴らしい花嫁衣装。これは女性の知人が「お店が寂しいから飾っておきなさい。」と貸してくれたという。七尾と聞いて懐かしく、高澤ろうそく店で拝見した“花嫁のれん”の美しさを思い出した。そう言うと、彼女は一層笑顔になって、「有ります!」と、しまっていたのをわざわざ出してくれた。
その見事さは記憶の“花嫁のれん”以上だった。
七尾から一時間45分普通列車に乗って通っていると言う。“加賀屋”さんについての話し方に長く働いておられるような親身さが感じられた。彼女はお化粧せずの素顔だった。 -
もう今日は十分。チェックインタイムと共にお部屋に入り、予約までの二時間をベッドで過ごした。
歩いて“鰯組”へ。日本酒をいただくのにふさわしい季節と今日。鰯組 グルメ・レストラン
-
コース料理を選ぶ。二皿目の南蛮漬けに唸る。白いのはチーズ。
鰯組 グルメ・レストラン
-
イワシのたたき。ソースは三種。先ずはごま油から。海苔で巻いて頂く。
-
出合った28年前と変わらず、亭主一人の調理。壁にはイワシの絵に「あなたに会うために活きてきました」の一言。
その日入荷の、最高の鰯で種類ごとに最適の料理で供される。
だから、前々回は、「刺身は今日できませんが、タタキならできます。」と言われた。 -
全6品の最後は、鰯尽くしのお寿司。おみかんはいつでもどうぞと器の向こうに控えている。ここで熱い緑茶が添えられます。
-
お店を出ると、雨。
昼間の好天気を思うと、ここは北陸と実感。
どこかに寄りたいけれど、今の私達の気持ちに沿うお店は見当たらない。香林坊は大賑わいだけど。
お部屋に戻ったもののやはり甘みが欲しいねと言い合って、傘を持って外へ。小粋なお店を見かけたHOTELの裏手に下り、水の流れがある小径へ急ぐ。
向こうに灯りが見えた。あと二日で今年が終わる金沢の夜。
明日持ち帰りたい小さなシュトーレンも年賀の名をつけて。
閉店直前でした。雨が止まない。 -
眠ってなんぞいられない。とばかり、3時に目が覚めた。今日は何をしようかな。
6時、私達は飛び出した。雨上がり。武家屋敷跡通りへ。 -
新しい年の準備もきりりと。
-
昨夕の鰯組の入り口マットも、これだったね。
-
・・・・・
-
勢いがあり、傾斜のほどが分かります。
感じのよい若者グループが向こうから。 -
朝の挨拶をしたら「早いですね」と返ってきたので、二人の写真をお願いした。アルバイト帰りだという女性一人と三人の男性群だった。きっと学生さんねと私達は言い合った。
-
姿のよい若者たち。
朝お散歩してよかった。 -
ここに教会。素敵ねえ。
-
学生時代から金沢には度々訪れているのに、通りの向こうからちらりと見るだけだった尾山神社へ。まるでついでの朝散歩のつもり。
-
とんでもない神社でした。大変失礼しました。
-
明治に創建。この形に訪れるのをずっと躊躇していたのです。それに何だか最近の建物のように思えて。
なんという偏見にもの知らず。避雷針は日本最古。 -
その下に大きな円形の石。
・・・
そろそろ朝食に戻りますか。 -
お部屋でゆっくりしていたら、もうチェックアウトtime。
近江市場でおせちに入れる食材を購入後、兼六園を目指して通りを愉しむ散策。東出珈琲がすで休日に入っていました。前回一人で泊まったpacific hotelの前で素敵だったパジャマを思い出す。
3日前に降ったという雪が残っています。 -
町家のゲストハウスのれんに顔が緩む。
-
お隣の名は対になって、“KURO”
-
雨あしが強くなりだし、軒下で雨宿り。お向かいを眺めて楽しむひとときに。
桜の頃の見事さを想像する。 -
雨が止み始め、眺めていた向かいに移り、雨宿りをさせてもらったお家の写真を撮る。真ん中に、私が腰掛けさせてもらった石台。
-
兼六園へは遠すぎる。美術館も今日は休館。お城公園を横切って、重くなった市場食材をHOTELロッカーに入れることにしましょう。尾山神社の裏手からもう一度。
朝、ここまで私は入っていなかった。金色の蛙達が蓮で遊んでいる。 -
身軽になった。まだ訪れていなかった堅町の向こうまで歩こう。ビルの前の小さな植え込みにも雪吊。
金澤は凄いねと言い合う。 -
金澤の美がここにも。
-
公園に出合った。柿の木がまだ実を付けて一本。
看板で通りの名を知り、「柿」の字が付いていた。 -
通りの終わりに都合よくこのお店。
休みましょう。 -
スプーンを2本添えてくれていました。
二人で。
お隣のテーブルはスペイン人グループで大賑わいでした。 -
犀川沿いに戻るため、バス通りの向こうの住宅地に入った。
-
このお家にはとりわけうっとり。1階の黒い部分だけは以前の建具を残しての改築。どなたもおられないのが幸い。私達は心ゆくまで眺めさせてもらった。おそらくブロック塀だったのだろう。壊された欠片を足元に見る。小さな灯籠は取り除かずに倒されている。左手の角は厠と呼びたい窓の竹格子。黒縄が粋。完成は春。私は観たい。
-
何かのお師匠さんのお家ねえ。
-
” 鰯組 ” にさよならをして、
-
犀川を渡り、“ 寺喜 ” の場所を寂しく懐かしく眺め、寺町まで歩くことにした。
-
相方が「美しいね」と言ったので立ち止まった。
-
私はようやく気づく。
-
お寺エリアを奥まで進まず引き返し、バス通りを渡る。
目的だった西お茶屋街。
西検番事務所
大正時代の建築 -
西町資料館。
元茶屋 “吉米楼” を再現して建てられ、1階は作家島田清次郎の資料館。
2階は、お座敷。階段を上がると、まずお茶室。 -
右手お座敷の客に舞を披露するところ。
-
ベンガラ壁が今まで見たことのない色なので尋ねてみた。
♂「色がかわりますからね。30年になるのですよ。」
写真のこの色なら納得。実際はピンク系の赤で驚いたのです。 -
ボランティアさんが「街灯はガスなんですよ。」と、教えてくださった。
次々に入館する観光客に丁寧な三人のご案内。私たちも気持ちよく後にした。 -
辺りを払うかのごとき、新年のお迎え。
-
休憩所も品よく。
-
侘助かしらと近づくが。
我が家を出た時は蕾だった椿も赤い花で迎えてくれるだろう。 -
帰りはバスでさっと戻るが、HOTEL近くで、「あの眼鏡やさんに行こう」となった。昨夜のお出かけ、今風小粋な通りで見つけていた。
やはりお休みだった。ぐるり廻ってHOTELに戻るつもりがこの階段。
「お店に続くんじゃない。」上から若い人達がつらつら降りてくる。お店は閉まっているはず。passageの小さな文字を見た。「こう書いているから」と上がった。
金沢は美しいものが次々と現れる。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- ちゅう。さん 2026/01/05 22:47:43
- 雨が似合う金沢
- mon Kさん、あけましておめでとうございます。
mon Kさんの手にかかると、金沢の美しさも倍増です。
濡れそぼる早朝の石畳、靴音が聞こえてきそうです。
金沢は数回行ったことがありますが、何を見てきたのだろう‥
今年もmon Kさんの余韻まで楽しめる旅行記、楽しみにしております。
本年もよろしくお願い致します。
ちゅう。
- mom Kさん からの返信 2026/01/06 08:01:45
- 旅が磨かれていく
- あけましておめでとうございます、ちゅう。さん。
いつもエールをいただき、ありがとうございます。
あのときの気持ちを忘れたくなくての旅日記。なのに、それへのお顔も知らない人たちからの”いいね”は、私を励まし、支えてくださっています。喜びです。
少し前に、「旅って育つものなんだなあ。」と気づいたことがあります。それと、最近はやたら過去のシーンが旅の最中に蘇るのです。それも旅に出る楽しみになりました。その場にいるのですから、一層リアルなんです。
今回も、学生時代の旅、金沢駅を思い出しました。あのときYHは、全て満室。途方に暮れていた私たちが周りを見渡すと、同じような連中で構内はいっぱい。尋ねたら、ここ(駅)で過ごすというのです。それからの出来事と連帯感は、忘れられません。金沢の街については一切覚えていないのに。
翌朝、友は東京へ。私は大学の地へと別れたこと。一夜仲間の最初の旅立ち、能登への一番列車を見送ったことなど。年々輝きを増す思い出です。
これからは、どんな自分に出合えるかを楽しみに旅に出ます。
ちゅう。さん、こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いします。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
金沢(石川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
51